(アクセス方法) = 地下鉄リヨン駅から徒歩2分
(感想) = 1910年の洪水。
12区、リヨン駅前、この辺りはブラッスリーやホテルや薬局などが入った建物が建ち並んでいてパリの駅前らしい活気のある界隈ですがココから北のほうへすこし行くとと、またちょっと違った雰囲気の通りが。
現在は歩行者専用となっているせいもあるのか、人通りも少なく、落ち着いた雰囲気。しかも両側の建物がすべて3から4階建ての長屋住居。このため上部は空が広がっていて開放感もあります。
もともとは職人(労働者)のため19世紀に建てられた庶民の家並らしい。一軒一軒玄関周りも手入れがされ、簡素ですがすっきりしていい感じです。
おそらく1所帯が1階から3階までを所有しているのだと思いますが、どういう内部の造りになっているのか、とても興味があります。
この中に一軒ホテルがあるので泊まってみたいとも思いますが、星があるかないかのカテゴリーのホテルのようなので、今ひとつ勇気がありません。
また、古い外灯と敷石の歩道も雰囲気に一役買っています。夜になると、この外灯が淡く町並みを映し出します。
シャンゼリゼやオペラのような明るい活気のある通りと比較すると大変地味ですが、パリには他にもこのような庶民の生活を垣間見ることができる、長屋通りがまだまだ残っています。
散歩しながらそういう通りを見つけると、大都市パリの持つ違う面を見ることができます。
8番地の玄関ドアのすぐ左手に注意してください。そして、小さな陶器製のはめ込み板を見つけてください。ここには、「1910年の1月の洪水の時の水面の高さがココマデ」という記録が残さ
れています。小さな文字をよく読むと、その高さなんと1m75cm!
高さにも驚きますが、「1月の洪水」というのもヨーロッパならでは。
(車椅子・高齢者対応) = 車は入れません。
(子供向け?) = わからない
(所要時間) = 通りの端から端まで歩いても1分。
(印象的だったもの) = 外灯。歩道。洪水の跡の記録陶板。
(飲食店&ショップ情報) = リヨン駅近辺なので、この通りにはないが、周りにはレストラン、カフェ多数。
(その他) = 名所でも何でもありません。リヨン駅近くで時間が少しあったり、この近辺のレストランとかに来ることがあれば
ちょっと覗いてみては。
(2005年11月 ハナクロにゃんち様) |