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Le Thoronet ル・トロネ
            27 Mar.2005
11 Feb.2006 / 1 Apr.2012経験談追加
ル・トロネの修道院
プロヴァンスの3姉妹といわれるロマネスク建築。

どれかロマネスクの建築でひとつ絞れ、といわれたら、これをおす人が多い。本の表紙になっていることも多い。

当代の建築家に影響をあたえ、これをヒントにした後世の建築物も多いそうだ。

素人がみてもわかりにくいので、あらかじめ建築の雑誌や本で、構造の妙など知っておいたほうがいいかもしれない。
 
 

 


Photo  by arcodemediopunto 

 
プロヴァンス3姉妹の長女と言われるシトー会の修道院。ここの回廊は、ずっと佇んでいたくなるような素晴しい空間だった。団体客のツアーガイドを行っていた。聖堂内でその音響の素晴しさを体験する時間を自分も体験できた。

窓からの暖かい明かりと宇宙を感じる音に心が癒された。それにしても、本当に人里離れた場所に建てたのだなぁ、と実感できる場所。
(2011年6月/7月 おおつきブルゴーニュ 様)
(アクセス方法) = レンタカー。高速A8とA57のインターチェンジから30分ぐらいで着く。私たちの持ってた地図ではここで降りれるのかどうか分からなかったので、A8の35番で降りて行ったら道が細くて大変だった。
 

(内部の雰囲気や感想) = フェルナン・プイヨンの小説”粗い石”を読んでから、ずっと行ってみたかった所。小説の題名とおり、表面を磨かず削り出したままの石を組んである。その表面のゴツゴツのひとつひとつに、石を刻んだ人の敬虔な思いが感じられる。

内部は簡素そのもので、ロマネスク教会には必ずある彫刻はもとより、目を楽しませるようなものは何もない。がらんどうといった方が近い。

しかし、建物全体が一種の緊張感を放射している。全世界の建築家がこぞって巡礼するのもうなずける。修道院の周りは気持ちのよい森になっている。小説によると、修道院をここに立地したのは泉がそばにあるからで、実際入り口には小川を渡って行く。

(車椅子・高齢者対応) = 階段多し。

(子供向け?) = 子供にはむかないかも

(所要時間) = じっくりみて1時間

(飲食店&ショップ情報) = 売店あり、カフェなどはありません。とんでもない田舎なので行く人は食事をどうするか考えておいた方がよい。シーズン中にはサンドイッチ屋が駐車場で営業するみたい。

(2006年1月 シャアのママ様)
 

雑誌や本を読んで行ったので、興味深く見ることができた。

ふらつー本誌にも書いてあるが、何も知らないと石造りのシンプルな教会にしか見えない。

訪れる観光客が多かったこともあり、夏の照りつける太陽の下で見る修道院は、明るいイメージ。実は、人里はなれた山奥にあるとは思えなかった。

(2005年8月 azumi@az 様)

朝からル・トロネ修道院(Abbaye du Thoronet)へ向かう。

高速道路A8を下り、山道を上っていくと、沿道に案内板と駐車場が現れた。車を停め、林の中を少し歩いていくと、修道院の入場券売場兼売店に出た。

この修道院の売店も、ロマネスク関係の本が結構充実していた。入口にあった案内板によると、午前中の見学時間は12時までのようだ。見学を終える頃には、レジがすでに閉まっていて買えないかもしれないので、見て回る前に本を買っておく。

入場料は6.10euro。フランス語やドイツ語、英語、日本語など、色々な言語のパンフレットがあった。

教会、寝室、集会室、面会室、回廊を見て回る。どこも装飾的要素は非常に少なく、シンプルだ。
シンプルであるがゆえに、建築構成の妙が、より一層感じられる。

回廊では、とりわけ石の存在感に圧倒された。分厚い開口部から差し込む光が、石の上に光と影の深遠な世界を創り出している。

開口部の二つのアーチを、大きな一つのアーチの中に入れ子にしてあり、その二連アーチの一つ一つの中に、あたかも小さな宇宙があるかのよう に感じられた。この影、この曲線、この石の質感、、この修道院が建てられた様子を描いた、プイヨンの小説『粗い石』の一節が、時折頭の中をよぎった。

(arco de medio punto様 2003年12月/2004年1月)


 
 
 
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