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Seillans セイヤン のホテル
          
24 Mar.2012 経験談追加
26 Jun.2016 リンク再調査

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Hotel des Deux Rocs ★★★
1, Place Font d'Amont 83440 Seillance
http://www.hoteldeuxrocs.com/
(泊数) = 1泊

(部屋のカテゴリ) = ダブル・スーペリアのシングルユース

(部屋の階&立地) = フランス式2階の角部屋。 部屋の名前はCoquelicot(コクリコ)。

(部屋について(雰囲気など)) = 一人には十分の広さ。二人でも、ゆったりできる広さに感じた。

壁紙、カーテン等の模様は統一されていて、色は少し紫がかった落ちついた赤。
柄は中国の絵がモチーフ。

一番目立つアンティーク調の家具のデザインも、古い中国の絵が描かれたものだったが、全体的に見ると中国風の部屋という印象は受けなかった。色調からか、プロヴァンスの古い家屋の雰囲気に溶け込んでいた。違和感はなかった。

古く落ちついた感じで趣もあったが、重厚さとは遠く、南仏らしい軽快さも感じさせる雰囲気。取り立てて綺麗な部屋との印象はないが、清掃は行き届いていた。

大きな二つの窓からは、ホテルの前の通り、その先にホテル名の由来にもなっている大きな二つの岩、プラタナスに囲まれた泉のある広場、古い城門を見ることができた。

夜は、それらがオレンジ色の街灯とともにライトアップもされ、南仏らしさを感じられる趣のある眺めだった。

窓から、昼間は多くの日が射し込み、部屋内は明るかった。

(部屋の家具・備品) = ダブルベッド、ナイトテーブル1、サムスン製薄型液晶TV、電話、書き物机、椅子1、本棚、クローゼット、木製チェスト2、オイルヒーター、籐製のゴミ箱。

照明は4。夜間全部点灯して、やや暗め。

(バスルーム) = バスタブあり。ベッドルームの広さと比べると、やや狭めに感じた。
特に、仕切りのないトイレ周りは、横のスペースにゆとりがなく、窮屈感があった。

ベッドルームの、古さを生かした造りに対して、こちらは清潔感を打ち出した、明るく綺麗な雰囲気。床のタイルの一部に黒が使われていたが、ほぼ全てが白。清掃が行き届き、とても清潔だった。

フラゴナールのシャンプー兼ボディジェルと石鹸、シャワーキャップ、ガラス製のコップ。
ドライヤーは無く、レセプションで借りた。

猫足のバスタブは深さ、幅はあったが、長さが短め。湯温、湯量、湯の出具合は申し分なかったが、排水がやや遅かった。

シャワーカーテンは2つに分かれ、両サイドから引っ張るタイプで、丸くすっぽりと、バスタブの周囲を覆うことができた。

照明はダウンライトを含め全部で6。とても明るかった。

窓は1。横の通りに面していたが、窓の外の木々が目隠しとなって、景色は見えず。

ベッドルームからバスルームに入る際の、仕切りのドアは、米国のトイレ個室のドアのような、扉の部分が小さく、足元と上部が外から見える形だった。入浴時に熱が逃げてしまうなど、やや使いづらさを感じた。

(冷蔵庫) = なし。

(エアコン、クーラー) = なし。クローゼットの中に扇風機が入っていた。

(部屋について、その他) = ホテルは1970年に開業したとのこと。

17世紀建造の建物を、なるべく古い雰囲気を生かして使用しているとのことで、階段などすり減って傾いていたり、部屋の中も床が傾斜している部分もあったが、調度品を含め、石造りの建物の古さを生かした内装は、良い味が出ていて趣があった。

全14室。各部屋は、数字での号室表示がなく、香水に関する花の名前が付けられていた。

(パブリックエリア) = レセプションの隣の部屋が、レストランへと通ずるサロンになっていた。

レセプション共々、アンティーク調の多数の調度品に囲まれ、個人の部屋を訪れたような趣になっていて、落ちつける雰囲気だった。

(リフト) = なし。

(レセプション) = オーナー夫妻が交代で担当。どちらも笑みがあり、感じの良い対応だった。

英語可。オーナーの男性は、かなり昔それも短期間だったが、日本のホテルで働いていたことがあるとのことで、「どういたしまして」とか片言の日本語を話していた。

レセプションにはいつも「ビスコット」という名前のビーグルがいた。毎回、部屋の脇にある大きな籠の中でじっとしていて、最初は居るのが分からなかったほど、躾のいい大人しい犬だった。

(館内施設) = ミシュランやゴー・ミヨー等、多くのフランスのグルメガイド本に掲載されているレストランを併設。南仏の地方料理をベースに、洗練された手法で供される一皿一皿は、素晴らしい出来だった。

(スタッフ) = 朝夕食時担当のレストランのサービス係の若い男性、ルームメイク担当の若い女性など、笑顔のある温かい応対ぶりは気持ちが良かった。

(宿泊料) = 100ユーロ/泊。

チェックアウト時に、デポジット分を差し引いた70ユーロ、前日のディナーの代金、朝食代金13ユーロを支払い。

(予約方法) = 個人で

(予約方法、ホテル側の対応) = クレジットカードのサービスデスクを利用。

探した限りでは、予約サイトからの予約手段がなく、且つ、1月から2月にかけて同ホテルは、冬期休業に入ってしまう。速やかで確実な予約のため、カード会社のサービスデスクに手配を依頼した。

その際リクエストしたのは、バスタブ付き、シングルベッドではなくダブルベッドのある広い部屋ということ。

予約完了後にデポジットとして、宿泊料の30%をクレジットカードから引き落とし。予約金のキャンセル時の返金は不可とのことだった。

(アクセス) = カンヌの、駅前の方のバスターミナルから、Varlib運行3002番のSeillans行のバス。Seillans Ecoleバス停下車。所要1時間15分、料金3ユーロ。
このバスはカンヌの街中の、港に近い方のバスターミナルは通過も停車「も」しない。

下車バス停はdu 8 Mai広場にあり、ここからセイヤン村の集落の入口までは徒歩で3、4分。 緩やかな坂道を上って行く。村に入ったら、中心部に向かうのとは逆の、右方向へ進み、急坂をさらに2、3分上る。すると、右側にホテルが見えてくる。

Varlib運行の路線バスでは、他にグラースとの間に3001番のバスや、サン・ラファエル発でフレジュスを経由する3601番のバスなどもあり。

(周辺の雰囲気) = ホテルは集落の端にあり、村のなかでも最も標高の高い部分に位置していた。

小さい村なので端と言っても、観光案内所、2軒のレストランのある中心部のThouron広場までは、歩いて5分もかからずに着いた。


中央に泉のある、プラタナスの木々に覆われたThouron広場は、たぶん誰もがイメージするであろうプロヴァンスの田舎の景色の典型で、ライトアップされた夜の姿を含め、とても雰囲気の良い美しい眺めだった。

田舎の小さい村は、夜の散策中、たまに出会う住人が見知らぬ外国人に対しても挨拶を交わし、治安に対する不安は感じなかった。

(ホテルの選択基準) = 村を散策するのに便利な立地。

前年の旅行中、南仏在住の友人から、以前この村を車で訪れ、同レストランを利用した体験を聞き、とても興味があったため。

(よかったこと) = 夕食と散策を終えた後、一人旅のせいもあり、少々時間を持て余してしまった。サロンに置かれていたフォトアルバムを眺めていたら、ちょうど通りかかった宿 のオーナーが、その写真は自分の子供たちなんだ、と言ったことをきっかけに、色々と話を聞かせてくれた。

写真の家族のこと、ホテル名の由来、ホテル前の変わった形の二つの岩の歴史、
建物の歴史、レストランの食材や料理について、昔働いていたという札幌のホテルのこと、日本での生活の思い出等々。

また翌朝は、隣室を補修作業中のオーナーと会い挨拶を交わした時、その一部屋だけのつもりで中を見たいと頼むと、自ら、それぞれに違う各部屋のコンセプトを説明しながら、計4室も見学させてくれた。

そんな姿を見ていると、オーナーのこのホテルや仕事に対する愛情が、少しうかがえた気持ちになり、貴重な時間を体験できたなと感じた。

復活祭や、この地方の春のバカンス休暇の直前だったためか、宿泊客、食事客とも少なく、オーナーやスタッフに余裕があったこともあり、より良い対応を受けられた。この時期に訪れて良かったと思った。

(困ったこと) = オーナーが口にしていたが、建物がかなり古い建造物の上、地盤等諸々の要因があり、補修に手がかかるとのこと。確かに、客室の天井など、ひび割れが目立つところもあった。

(朝食) = 前日のディナー時と同じ場所にて。

温かい飲み物の選択、生オレンジ・ジュース、バゲット、小さいサイズのクロワッサンとパン・オ・ショコラ、エシレの無塩バター。

その他、別のテーブルに用意されていて自分で取るのが、パン・ド・カンパーニュ、ブリオッシュ、3種類の自家製コンフィチュール、ハチミツ、ヨーグルト、シリアル2種、牛乳、コンテチーズ、ハム、フルーツサラダ、フルーツ(ブドウ、キウイ、洋ナシ、オレンジ、リンゴ)。

ガトーショコラ、リ・オ・レ、自家製ポ・ド・クレーム3種(キャラメル、ショコラ、バニラ)。

種類、量ともに充実していた。味はいくつかのものを除いては、特別素晴らしいというほどでもなかったが、
コストパフォーマンスは高いと感じた。

印象に残ったのはヴィエノワズリー。きちんとバターの香りが立っていて、ハラハラサクサクした自分好みのタイプのものだった。他にはコンテ、ハム、ハチミツが良かった。

(宿泊客の客層) = レストランでは、フランス語で会話をしているカップル客が多かった。
他には、フランクフルトから来て10日間このホテルに滞在中だ、と言っていたドイツ人夫妻がいた。

(支払い方法) = クレジットカード可。

(車椅子等の対応は?) = 地上階に客室がなく、リフトも無いため難しいように思う。
レストランのみの利用ならば、大きな段差はなく、特に問題はないように感じた。

(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う

(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆

(他の方へのアドバイス) = フランスの美しい村協会に認定されている村を、
散策する途中に寄るにも、最適な場所にあったと思う。
宿泊せずとも、村を日帰りで訪れて、レストランのみ利用しても良いかと。

レストランには8才までの子供用メニューがあり、子供用の椅子もあった。

他、Seillansについて。日本の書籍にはセーヤン、セイヤンの両方の地名表記を半々ぐらいの割合で見かけたが、現地ではセイヤンと発音していた。

(2011年4月中旬 ユンヌフルートガナ 様 )

 
    

 

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