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Varades ヴァラドのホテル
 
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B&B chambre d'hote  民宿

Palais Briau パレ・ブリオー

アンジェとナントの間の、ロワール川沿いの小さな町
http://www.palais-briau.com/
Photo by nyanchi

【date】 2003年9月中旬

【nights】 1泊

【room】 ダブル

【floor】 日本式2階 北西の角部屋。 ”CHAMBRE VICTORIA ” ヴィクトリアの部屋

【space】 約20畳。フランス窓が北と西にあって、明るい。南側にサン・フロラン・ル・ヴェイユの町の教会が見えるが、この部屋は北向きなので見えない。広い芝の庭に面している。暖炉の鏡の前にはバラの花が飾られ、とても良い香りだった。

【furniture】 ナポレオン三世時代のオリジナル家具

壁紙は白にバラの花天蓋(からカーテンのようなものが下がっている)付きのダブルベッド机、椅子、大きなクローゼット、チェスト、ドレッシングチェスト、肘付き椅子などなど。

電気湯沸し、ミネラルウオーター1リットル、コーヒーカップ、ワイングラス,インスタントコーヒー、紅茶ティーバッグ
 

【bathroom】 大きな浴槽。一部グリーン系のモザイクっぽい模様のタイル貼り。シャワーも取り外し可能。カーテン、仕切りはなし。設備はモダン。バスルームは約6畳。清潔で明るい。お湯も問題なし。
 

【minibar】 なし

【air-conditioner】 なし

【others】 壁紙は白地にバラの花模様。ベッドカバーやカーテンはモスグリーンと濃いピンクの組み合わせだが、
これだけ大きい部屋だと、イヤミなく受け入れられる。
 

【public area】 1854年(ナポレオン三世時代)に建てられたお屋敷で(パレとついているので 一応邸宅か)イタリアのヴィラが設計のコンセプト。

フランソワ・ブリオーという当時のエンジニアが、ナントとトゥール間、イタリアのボローニャとアンコーヌ(Ancone)間の鉄道などを敷設して財をなしイタリア旅行の思い出をもとにイタリア風の屋敷を建てさせた。

当時はヴァラドの駅とこの宮殿を結ぶ専用の橋までかかっていたが、1910年の洪水で流されて今はない。

広い公園のような敷地内の建物で、この敷地内を散歩して一周すると約1時間かかる。田舎のど真ん中で、周りは何もない。

シャンブル・ドットとして一般に提供されているのは4部屋。それ以外に、ルイ16世様式の大サロンや、男性用の喫煙室(ナポレオン三世様式)女性用の談話室(壁紙は当時の布製)、図書室、大食堂、ビリヤードの部屋などが見もの。家具や内装は、全部当時のオリジナル。

特に大食堂の、カーヴした壁にあわせて作られた食器を飾るための食器棚は、ルーヴル美術館のナポレオン三世の台所の部屋にある物の同年代の唯一の複製。ナポレオン三世とも親交があったために、複製を製作できたらしい。
 
 

またこの部屋のシャンデリアは 動力が、電気、ろうそく、油 と3種を利用した面白いもの。大サロンのシャンデリアのろうそくは60本。
 
 

現在の持ち主は、8年前にこの家(と広大な敷地)を買ったそうで、まだ敷地内に、補修しなければならない建物や昔の狩猟犬用の大きな小屋などがある。とにかく博物館がそのまま一軒の家として残っていて、自由に見ることができる感じ。

【lift】 なし

【rates】 110euro

【reservation】 個人で
ネットでHPを探してそこから直接予約。

ネットで何度かやり取りをしたが、とても親切で、駅からのアクセス方法を聞いたら列車のナント発の時刻やヴァラド着の時刻を教えてくれて、「決まったらメールをちょうだい、迎えに行きますよ」とオファーがあった。で
その通り駅まで迎えに来てもらった。(ヴァラド駅は無人駅だった...)
 

【access】 ナントからSNCFの地方線アンジェ行きでvaradesまで、そこからはマダムが車で迎えにきてくれた。

【around】 まわりは畑。民家はあるが、varadesの町の中心までは徒歩で20分くらい。田舎そのもの。敷地の塀の外を歩いても誰にも会わない。周囲には店もレストランもなし。
 

【policy】 マリークレール・メゾン(仏語版・#381)で偶然見つけて。上記の食器飾り棚と、そこに飾られた古いお皿の写真をみて、あぁここに行きたい、見てみたい、ということで。どうせサントンジュ地方からパリに戻るんだったら、ロワール地方で一泊してのんびりして帰ろうと思った。

ナポレオンやナポレオン三世時代の建物、家具、内装というのにも興味があった。
 
 

【yokatta】 とにかく働き者のマダムが優しく、親切で全く気取っていない、美しい方でした。お嬢さんも明るくて、屋敷内のガイドもしていただいて楽しかった。

敷地内の庭も公園のようで、説明つきの案内図に書かれた番号をたどって散歩するのも気持ちがいい。この説明を日本語で吹き込んだカセットテープ(とデッキも)も貸してもらえます。
 
 

【komatta】 困ったことは特になし。
ただ、レストランが近くにないので、車がないと外出は難しいでしょう。いい意味でビックリしたのは、19世紀の歴史的建造物(に指定されている)で実際に宿泊出来るということ。ルーヴルやヴェルサイユのように豪華絢爛ではありませんが、今でも生きている(人が生活をしている)建物で歴史を実感できるのはすばらしいと思う。

【breakfast】 宿泊客専用の大きな食堂で。パンがとても美味しかった。特にバゲット。varadesの町のパン屋さんの古いレシピで作ったものだそう。そのパン屋まで歩いて行って、そこの売りの「ブリオッシュ」を買ったが、これも美味しかった。

バターが今までで一番塩気が強かった。
おそらくゲランドが近いので、この辺りでは有塩バターが一般的なのか、と推測。グレープフルーツの半カットも供されたが、まえもって果肉と皮のあいだにナイフが通されていて、スプーンで簡単に食べられるようにしてあった。

【otherguest】 この日は私だけだったようで、誰にも会わず。

【payment】 クレジットカード

【disability】 部屋、廊下共に広いので、その点は問題ないが、階段がネックになると思う。

【children】 どちらともいえない

【point】 個人評価は◆◆◆◆◆
 
 

 【advice】 ロワール川を挟んだ向いにあるのは、サン・フロラン・ル・ヴィエイユという町でフランス革命後の ヴァンデの戦いでアンジェ地方の王党軍が決起したところ。この町の教会にはボンシャン(といっても私はよく知らない)の墓もある。

またこのパレ・ブリオーの敷地内にも地下の部屋があったらしく、王党軍の兵士たちがロワールを渡る際に何日か過ごしたらしい。私はちゃんと見なかったが、実際に地下室に通じるような道があるらしい(先には進めないが)。

私は歴史にあまり詳しくないが、興味がある人には楽しめる地方だと思う。車があったほうがもっと便利でしょうね。

ただ、歴史などに興味が無い人や、有名観光地を巡りたい、賑やかなところがいい、買物をしたいロイヤルのお城を見たい、という人には向きません。なにしろ、周りにはなーんにもない田舎ですから。
 
実際、「ここには何もなさすぎて面白くない」と言われた日本人がいらっしゃったそう。私はのんびりして、散歩をして町歩きをして,結構楽しみました。

(ハナクロにゃんち様 2003年9月中旬)


 
 
 



上左・ 入口。建物北側。馬車から濡れずに入れるように、「マルキーズ」というガラスの丸屋根。手前の植え込みはラヴェンダー
 


上左・階段脇の壁に描かれた壁画。女神が電気のシンボルをもっている。電気や蒸気の利用で鉄道を敷設したブリオー氏の富の象徴画
上右・手の上にあるのも鉄道の象徴、機関車
 

上右・グランド・サロン  ルイ16世様式 シャンデリア







 
 

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