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Beuvron-en-Augeのホテル
 21 Jul.2012 経験談追加
 
le Pave d'Hotes (民宿 シャンブル・ドット)
Le Bourg 14430 Beuvron en Auge
http://www.pavedauge.com/
http://www.chambresdhotesdecharme.com/
(泊数) = 1泊

(部屋のカテゴリ) = ダブルのシングルユース

(部屋の階&立地) = フランス式1階、4号室。

(部屋について(雰囲気など)) = 木組みの美しい伝統的なノルマンディー様式の建物を利用し、内部を綺麗に改装。

白色が基調の内装は、その白さが際立ち、明るく新しく、
清掃が行き届き清潔感に溢れていた。

一人には十分な広さ。二人でほどよい広さではないか。

ただ、とんがり屋根を持つ建物の屋根裏部屋のため、
天井は高いものの両端が傾斜しているので、
部屋の端の方では、少し窮屈感を感じるかも。

天井の一部には、木の梁が使われ、木の温もりも感じられ、趣があった。

窓は二つ。一方からは、オーナー宅、コロンバージュ様式の大きな邸宅が点在する、
村外れの住宅地が望めた。

もう一方からは、宿の芝生の庭の先に広がる、長閑な田舎の田園風景が望めた。

(部屋の家具・備品) = ダブルベッド、ナイトテーブル2、シャープ製薄型液晶TV、
デジタル時計付きラジオチュ−ナー、電話、書き物机、椅子1、鏡1、クローゼット、
セーフティ・ボックス、一人掛けソファ1、小型の木製多段チェスト、パネル式ヒーター、
ゴミ箱。

すべてスタンドでの照明で、モダンなアート系の形状のもの2つを含み、計4つ。
夜間、すべて点灯すると明るかった。

(バスルーム) = バスタブあり。
長さ以外は幅、深さともゆったり大きめサイズ。
湯温、湯量、排水はすべて良好。

バスタブの長さ半分弱はガラス製のカバーで覆われていた。
シャワーフックは高い位置にもあり。

寝室の広さと比べると少々狭め。

白をベースに、一部赤のタイルを合わせたコントラストの効いたモダンな内装は、
とても新しく綺麗。

清掃も行きとどいていて清潔感も十分にあった。

石鹸、シャンプー、ボディジェル、ティッシュペーパー、ドライヤー、パネルヒーター、
ゴミ箱、ガラス製のグラス。

(冷蔵庫) = あり。クローゼットの中に小型の冷蔵庫。
上にガラス製のグラス2。

中身は、ガス入りとガスなしのミネラルウォーターのペットボトルが各1本。
どちらも、無料で自由に飲んでとのことだった。

(エアコン、クーラー) = なし

(部屋について、その他) = ルームキーと、もう一つ外階段から1階内に入る、ドアのキーを渡された。

客室内にいる限りでは、雰囲気や設備等から、民宿に泊まっているという感覚はなかった。装飾品少なめのシンプルな内装もあって、民宿というより普通にホテルに滞在している、くらいの感覚だった。

(パブリックエリア) = 客室は地上階に3室、1階に2室の全5室。建物は19世紀建造のものらしく、民宿の開業は2007年7月との話だった。

オーナーの住居は、ゲストの宿泊棟とは別で、しかも広い道を挟み約60、70m離れた、
隣の敷地にあるので、基本的にオーナーとは、チェクイン・アウト時と朝食時ぐらいしか、顔を合わすことはない。

オーナーに用事がある時は電話をするか、もしくは宿泊棟の外、地上階から1階に上がる階段下の柱に取り付けてある、呼び鈴のボタンを押すと、オーナーがすぐにやって来る。敷地内の宿泊棟の目の前に、駐車スペースあり。

(リフト) = なし。

(レセプション) = 表通りに面した入口の門をくぐり、約30、40m敷地を進む、左側に一棟だけある宿泊棟が見えてくる。その一番左端に、朝食スペースやレセプションの設けられた一室があった。

レセプションには人が常駐していないため、その部屋の入口のドアには、常にカギが掛けられていた。

そのため、そのドアの所にはチェクイン時の案内の貼り紙がしてあり、オーナーを呼ぶ際の電話番号や、呼び鈴の位置が仏語と英語で書かれていた。到着時、携帯電話は持っていなかったため、呼び鈴を押したが、少し離れた隣の家から、オーナーの女性が駆け足で現れた。

(レセプション以外の館内施設) = 民宿は、同村にある、ミシュラン一つ星のガストロノミック・レストラン「Le Pave d'Auge」が経営している。

レストランは村の中心部に位置し、村のランドマーク的存在で、広場の中央にとても目立つ形で建っている。

茅葺のとんがり屋根が立派なコロンバージュ様式の建物は、17〜18世紀のスタイルを、当時の材料を用い忠実に復元したものとのこと。

白壁に木組みが映える内装もとても趣があり、暖炉が赤々と燃えさかる室内は、食事抜きで見学だけでもしたい、と思わせるほど、良い雰囲気を醸していた。

また、ここでの夕食は料理、サービス共とても素晴らしいものだった。レストランは、酪農の盛んなノルマンディの、その中でもとくに牛乳チーズの名産地に囲まれ、シードル街道の途中にある。

海にも近いという土地柄を生かし、良質で新鮮、豊かな食材を用い、この地方伝統の手法に洗練さも加えた料理は、満席に埋まった客が醸し出す雰囲気との相乗効果もあり、非常に印象に残った。

(スタッフ) = 民宿の運営代表者は、Sophie という女性。Le Pave d'Augeのオーナーシェフの配偶者で、滞在中会ったのはその女性のみ。オーナーの女性は感じが良く、笑顔でやさしく上品に話しながら、バイタリティの強さも感じさせ、とても魅力的な人だった。

翌日の移動のためのタクシーの手配など、いくつかリクエストをしたが、すべて迅速に対応していた。

英語可。

(宿泊料) = 88ユーロ/泊。滞在税、朝食込。同室を二名で利用の場合は、95ユーロ。
宿泊した土曜日のみ、他の曜日より高い料金設定になっていた。

(予約方法) = 個人で

(予約方法、ホテル側の対応) = クレジットカードのサービスデスクを利用。

バスタブ付きで、且つダブルのベッドの部屋との希望を伝え、手配を依頼。
宿泊予約と一緒に、Le Pave d'Augeでのディナーの席も予約してもらった。

(アクセス) = 民宿はブヴロン・アン・ノージュ村の北の外れに位置している。レストラン「Le Pave d'Auge」他、多くの店の集まる広場からだと徒歩約3、4分。

Rue Michel d'Ornanoに面した入口の門の両脇には、民宿名を記した茶色の看板が立っていて、
さらに村の北側入り口の村名看板の近くにも、同一カラー、ロゴでの、「民宿le Pave d'Hotes、150m先、右側」と書かれた看板があり、徒歩や直接車でのアクセス客にも、見つけやすくなっていた。

SNCFの最寄駅は、Trouville Deauville-Dives Cabourg線のDives Cabourg駅、
もしくはParis-Caen線のMezidon駅。他、同線のLisieux駅やCaen駅からも30km以内。

村には路線バスが通っていないため、アクセスにはタクシーを利用。

前泊のTrouvilleからは、Bus Verts運行のCaen行きのバスに乗り、Cabourg Pasteurバス停で下車。バス停近くのカブールの観光案内所前から、前々日に電話予約し て待ち合わせをしていたタクシーに乗り、ブヴロン・アン・ノージュの観光案内所の前で降車。

タクシー乗車距離約16km、所要時間18分、料金25ユーロ。平日昼間の運賃適用、カブールに一社だけあるタクシー会社利用、迎車料金なし。

翌日は次の目的地がバイユーだったので、その方面へ向かう中で一番近かった、
パリ・カーン線のメズィドン駅へ。

距離約18km、所要時間23分、料金70ユーロ。日曜利用のため、休日運賃適用、ブヴロン・アン・ノージュにはタクシー会社がないので、別の村からやって来たタクシー利用。迎車料金20ユーロを含む。

(周辺の雰囲気) = ブヴロン・アン・ノージュは、南北を端から端まで歩いても、約10分で行けてしまうとても小さい村。

人口にしても約220人だが、その少ない人口の割に、食品関連や雑貨店、飲食店等の
店舗数が多い。村の真ん中をD49という幹線道路が横切り、日中は車で訪れる観光客が多く、なかなかの賑わいぶりを見せていた。

ただ村内にはほんの数軒の民宿のみで、ホテルが1軒もないため、泊り客は少なく、
日暮れとともに観光客が去った後、村は静寂になる。

美しい木組みの家々が連なり、花壇や軒先の花々にも囲まれ整った美しさを見せる広場周辺や、村の外に広がる林檎の木々を始め、のどかな風景を眺めながらの散策は、とても落ち着けるものだった。深夜、早朝と村を歩いたが、治安面での不安は感じなかった。

唯一気になったのが、村の中央を走るD49の交通量。日中はけっこう通り抜ける車両が多いので、建物に見とれてばかりいると危険な個所も。

(選択基準) = レストランに興味があったので。

多くのブヴロン村を紹介する本の記事を見ていると、そのほとんどにここのレストラン「Le Pave d'Auge」での食事や建物の紹介写真が載っていて、目にするたび、次にノルマンディを訪れる機会があれば行ってみようと思っていた。

ただその頃は、フランスの最も美しい村に選ばれてもいるこの村に、日帰りでランチを楽しめたら、ぐらいの気持ちだったが、その後、日本の雑誌に同レストランが民宿の経営も始めたとの情報を見つけ、これは是非とも泊りで行かなきゃ、と思った。

(よかったこと) = 美味しいものを大いに食べ、飲んだ後、街灯に美しく照らされた静寂の村を歩いて帰り、大満足のままベッドに潜り込めたこと。

ミシュランのレッドガイド最新版には、とても静かな宿マーク付きで掲載されていたが、
その通りだったこと。

オーナーの女性のユーモアを湛えた温かみのある笑顔、呼び鈴を押すと一生懸命に走って向かってくる姿に、心が和まされた。

(困ったこと) = シャンブル・ドットに泊まった感が薄かったこと。

(朝食) = 温かい飲み物の選択、リンゴ・ジュース、オレンジ・ジュース、バゲット、ミニのクロワッサン、パン・オ・ショコラ、エスカルゴ・レザン、カトル・カール、バター、ルバーブとリンゴの2種のコンフィチュール、ヨーグルト、オレンジ。

無塩バターとコンフィチュールは美味しかった。

ヴィエノワズリーもバターの香りは乏しかったものの、サクサクで美味しかったので、
併営レストランで仕込んだ自家製なのか訊ねたら、専門業者から仕入れた冷凍生地を使っているとのこと。

朝食時は、オーナーとゆっくり会話ができるチャンスとあって、滞在客が皆、長話をしていた。

木組みの内装が美しい朝食室の他、季節によっては庭のテラスでも朝食が楽しめるとのこと。

(宿泊客の客層) = 仏語で会話をしていた8人組のグループ客、英語で会話をしていた若いカップル客を、朝食時に見かけた。

(支払い方法) = 現金で支払った。クレジットカードも可。

(車椅子等の対応は?) = 地上階の客室であれば、利用できる可能性はあると思う。
部屋内を確認していないので絶対とは言えないが、外に関しては、ドアの前までは大きな段差は見当たらなかった。

朝食についても、地上階の客室のみは、ルームサービスも可とのことだった。

(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う

(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆◆

(他の方へのアドバイス) = 滞在中オーナーと顔を合わせる機会がとても少ないため
シャンブル・ドットならではの、オーナーやその家族との交流、会話が楽しみ、という人には、少々不向き。

その代りシャンブル・ドットでありがちな、オーナーとの相性の悪さを心配したり、
会話が煩わしいのでホテルの方がいい、と考えている人にも向いていると思う。


(2012年3月下旬 ユンヌフルートガナ 様)
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