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 Saint Bertrand de Comminges
サン・ベルトラン・ド・コマンジュ
            
updated on 18 Dec.2006 経験談追加
サント・マリー大聖堂 Cathedrale Ste-Marie
http://www.cathedrale-saint-bertrand.org/
トゥールーズ(Toulouse)の南西約100km

(アクセス方法) = コマンジュの町の最寄の公共交通機関の駅は、国鉄バス停 ポン・ド・ラブロケ
ール(pont de Labroquere)。

ポー(Pau)から国鉄でモンレジョ(Montrejeau)まで行き、駅前のバス停からリュション(Luchon)行きの国鉄バスに乗り換えてポン・ド・ラブロケールで降りるのが公共交通機関のみを利用する場合の一番アクセス方法。

ただし、このバス停からコマンジュの町までは、約2km強あるかなり車の多い田舎道を延々歩かねばならない。しかも、コマンジュの大聖堂は小高い丘の上にあるので、最後に坂道を登ることになる。

バス停から歩く場合は、すぐ傍にある橋を渡って(ガロンヌ川)右折し、とにかくまっすぐ歩けばよい。(橋とは逆方向に小さなパン屋がある。)

この田舎道は途中で小さなヴァルカブレール(Valcabrere)という村を通る。ちなみにこの村の中心部から左折する道を選べば、遠回りにはなるが、ロマネスクの美しいサン・ジュスト教会(Basilique St-Just)経由でコマンジュの町まで行ける。(約4km)

実際は、当日バスの想定外の運休に遭遇したため、国鉄無人駅ルール・バルバザン(Loures-Barbazan)でタクシーを拾う羽目になった。コマンジュまでは約7euroだった。

健脚で、歩くの大好きな人には、上記の公共交通機関のみでのアクセスも、天気が良ければ、緑は目にやさしーの、放牧された牛や羊の首につけた鐘のゴロンガランという牧歌的な音色や、農家の庭にいるロバや猫たちに心が和みーの、で、ハイキング気分で楽しいと思う。

ただ、歩くのが苦手な人は、モンレジョゥの駅でタクシーに乗って、帰りも時間を指定して迎えにきてもらうことをお奨め。片道約10分。13euroだった。

ただ、駅前にタクシースタンドがあったかどうかは不明。コロンジュの街中にはタクシー乗り場はない。
 
 

(入場料) = 聖堂内だけを見る場合は無料。

右側に付設している回廊、聖堂内の聖職者席(ミサ中は不可)と宝物室を見るには聖堂前の右側にある建物でチケットを購入しなければならない。トイレは回廊に入る途中にあるが、回廊に入らずにトイレのみであれば無料。
 

(内部の雰囲気や感想) = コマンジュの大聖堂は、正面と回廊のみがロマネスク様式(11〜12世紀)。聖堂の奥のほうはゴシック様式。


入り口正面のタンパン(半円形壁面)には、東方の三博士の礼拝を受ける聖母
マリアとキリストが彫られて、その右側にはこの聖堂の名前の由来でもある聖ベルトランの姿が見られる。

またこの下の回廊も入ってすぐ右側の列柱の彫刻もロマネスク様式で、フクロウや植物や福音書家などの彫刻が散見される。
 
 

また、回廊はいたって静かで、壁に開いた窓から見える山端や谷の緑がとても美しい。遠くには放し飼いの牛につけられているのであろう鐘の音がゴロン・ガロンと耳に心地よい。
 

回廊から聖堂内部に入り、彫刻がすばらしい聖職者席なども見学できるがちょうどミサ中だったので中には入れず。その後、階段を上り、二階の宝物室に行く。聖堂で使われていた刺繍の聖衣装や靴などが飾られていた。この2階からは内陣の聖職者席がチラッと見えたが、彫刻が豪華だった。オルガンも大きくて立派。

外国のおじいさん、おばあさん達の団体ツアー一行がすでにいたが、案内役のおじさんの説明声が大きく芝居っぽくてちょっと煩かった。団体には受けていたが。それに聖堂内でもミサがあっているのにもかかわらず、フラッシュでバチバチ写真撮りまくりで、案内のおじさんも全然注意しないのに驚いた。さすがに説明は小声でされていたが、雰囲気がざわざわして落ち着かなかった。

(車椅子・高齢者対応) = 聖堂なので入り口も狭く、難しい。

(子供向け?) = わからない

(所要時間) = 聖堂自体は1時間あればじっくり見られると思う。ただ2km離れたサン・ジュスト教会まで行くのであれば、往復徒歩1時間、教会見学20分くらいは余分にみたほうがよい。
 
 
 


 

(印象的だったもの) = 回廊から臨む谷の絶景。タンパンや回廊の素朴だけど力強いロマネスク彫刻。内
陣の聖職者席の彫刻。コマンジュ大聖堂から約2kmのところにある、サン・ジュスト教会まで歩くと手前にサン・ジュスト、奥にコマンジュ大聖堂といういかにも、の絵葉書アングルでの写真が撮れる。

(飲食店&ショップ情報) = 入り口付近に ホテルレストラン一軒。土産物屋数軒。クレープ屋一軒。
聖堂入り口左側に観光案内所がある。受付の人は親切だった。無料の地図がもらえる。
 
 

(その他) = 子供にも向くかどうかだが、親が教会建築や歴史に興味があって、子供にもいろいろ説明したりすれば楽しめるだろうが、興味がなければ単なる古びた教会、でつまらないだろう。現地では、フランス人の親がガイドブックを見ながら子供に説明し、子供も興味深げに聞いているのが微笑ましかった。

コマンジュの町はBC72年、ローマのポンペイウスにより造られたといわれている。小高い丘の麓には今でも当時の浴場跡や、城壁跡などの遺跡が残っていて、ローマって本当に広かったのねぇ、、こんなとこにまで領土拡大していたのねぇ、、、今から2000年以上も前にこんな所でどういう人々が暮らしていたんだろう?
共同浴場とかあって、露天だったら気持ち良かっただろうなぁ、、などと歴史を生で感じることができた。

また毎年夏には 国際音楽フェスティバルが催されることでも有名。2006年 7月10日から8月26日まで、オルガンコンサートや、聖歌コンサートなどが行われるようだ。

詳細は(仏語)
http://www.festival-du-comminges.com/
 

(2006年5月 ハナクロにゃんち様)


手前がサン・ジュスト教会。奥がコマンジュ大聖堂。

 
 
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