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Duilhac-sous-Peyrepertuse デュイヤック・ス・ペイルペルテューズ

4 Jun.2013 経験談追加




ペルピニャンのバス発着場は少々わかりにくい。

鉄道のペルピニャン駅から20分くらい歩かなければならないし、案内所とバス乗り場が離れ、スクールバスなどマイナーなバスの発着所もあって乗り場の数が多く、番線は地面に書いてあるだけである。

行先によってはかなり小型のバスになっていたりして、発着所でなら間違いなく乗れるが、これを途中の停留所で待っていたら、それがバスであると認識できずにやり過ごしてしまいそうである。

案内所の男性は愛想はないが、行先を告げるとさっと該当するバス路線の時刻表をくれる。デュイヤックはバス駅はないが、一番近いバス駅としてモーリを教えてくれ、15番線だと時刻表に書いてくれた。
 

16:10 ペルピニャン発。
16:50 モーリ Maury 着。モーリの郵便局の前で降ろされた。

郵便局の脇に具合よく電話ボックスがあったので、タクシー会社に電話をかける。しかし、日本で調べていったこの周辺のタクシー会社Ballade Cathareは、ペルピニャンを出る前に一度かけた時と同じ留守番電話のままだった。

「今、車は全部出払っています。都合がつき次第参りますので、そちらの電話番号とメッセージを残してください。」というようなメッセージが流れた。こちらは携帯などもっていないので、仕方なく、「モーリに来てもらえませんか? デュイヤックまで行きたいんです。また後で電話します。」とメッセージを残して切る。

このとき、郵便局の壁に貼ってあるモーリの町の案内図の隅に、この町のタクシーの電話番号があるのに気が付き、そちらにかけてみることにした。

すると、応対の人が出て、モーリからデュイヤックに行きたいと告げると、「ちょっと見てみるから待ってて。そちらの電話番号を教えてください、折り返し電話します」という。

「私、携帯もっていないんです。旅行者です。」と返事をすると、「今、どこから電話してるんですか?」という。

「電話ボックスです。モーリの郵便局の前の。」

「それなら、電話ボックスの電話番号あるでしょ、それを言ってください。」

「電話ボックスの電話番号? どこにあるんですか?」

「電話の上の方にあるでしょ。」

「ん? あー、わかりました、えーと、04〜〜〜〜〜」

「はい、じゃあすぐかけ直しますから、待っててくださいよ。」

待つこと数分、私ちゃんと間違えずに電話番号の数字読めたかな、と不安になっていると、果た して電話がかかってきて、「今すぐ行きます。郵便局の前ですね。二人ですね」という返事だった。その後、さっき留守電を入れたタクシー会社に断りのメッ セージを入れて電話ボックスを出る。

まもなくタクシーが来る。

モーリの町をでると、前方に山が広がり、山の尾根のてっぺんに小さな城がみえる。

「あんな高いところに何か立ってるよ。」と連れがいう。

それがケリビュスの城だった。
 
 

ケリビュスの立つ山のふもとの峠道を越えると、別の山の中腹に小さな風車のある集落が見えてくる。

「あれがキュキュニャンですか?」と聞くと、寡黙な運転手は、「そうです、あれがキュキュニャンです。」と答える。

15分ほどでデュイヤックの「中心広場」に着く。道で合った人に聞いて、マリクリスティーヌ・シガラの民宿を探し当てる。
 
 

日本から電話で予約したとき、「デュイヤックに着いてからどこにあるかわかるでしょうか?」と聞くと、「マリクリスティーヌの家って言えばだれでも知ってるわ、デュイヤックはすごく狭いのよ。」という返事だった。

民宿は村のはずれの新しい造りの家で、一階に泊り客用として二人部屋・と食堂があり、二階にマリクリスティーヌとご主人が住んでいる。

こちらの予定を伝え、デュイヤックのレストランの場所を聞く。
 
 

大変親切な小柄な人で、明日ペイルペルテューズ城の後に余裕があればキュキュニャンやケリビュス城に行きたいというと、いつでも声をかけてくれれば行きたいところまで車で連れて行ってくれる、と言ってくれた。

また、通学バスがないことがわかると、帰りの朝のタクシーを10時半以降で予約してくれるという。なぜ10時半以降なのかよくわからなかったが、村の中央広場にあった公衆電話は見たところ使えなさそうだったので(カードや硬貨を入れる口がない)、お願いした。

夕方、ぶらぶらとデュイヤックの水場 (ここの水は遠くから汲みに来る人がいるくらいおいしいのよ、というので、翌日からは水道の水をペットボトルに入れた)などを散歩して、マリクリスティー ヌが値段も手ごろでちゃんとした伝統的な料理を出すというレストラン Auberge de Batteuseに行った。

というか、まともなレストランはそこ一軒しかない。しかし、19時から開くはずなのに、19 時15分になっても開く気配がない。仕方がないので宿に帰り、そういえば食べていなかった手持ちの食料品が結構あったので、バゲット、ビスケット、マル シェで買ったオリーブ、すもも、干しイチジク、ジュースなどを片づけて夕食とする。

連れの期待に反してテレビはなし、浴槽なしのシャワーだけで、バスルームは広いが、シャワーのお湯があまり熱くならないのが不満だった。

ツイン朝食込一泊48ユーロ。
 
 

朝8時に食堂にいくと朝食が用意してあり、オレンジ・ジュースとコーヒー、紅茶、バゲットの他にシリアル、スポンジケーキ、ヨーグルトがある。

蜂蜜と手作りのジャムが2種類あり、一つはアンズ、一つはメロンのジャムだった。この辺でとれるメロンで生では硬すぎて食べられないからジャムにするのだという。

マリクリスティーヌに昨日はレストランが開いてなかったというと、あら、あそこはせいぜい開くのは 19時半よ。もう少し待っていればよかったのに、という返事だった。
 

帰りは、荷物を整えて朝食後、小さな郵便局に切手を買いに行って村を一周して戻ってくると、宿の前に頼んでいたタクシーが来ていた。6人くらい乗れそうなバンだった。

少々荒っぽい女性運転手で無事にモーリに着いたが、料金はメーターを指さして「42ユーロ、40でいいわ。」といわれた。行きの2倍の料金でびっくりした。料金2倍は大型車だからか、あるいはモーリとの往復分をとられたかどちらかだったのだろう。

でも12kmで40ユーロはちょっとひどいなあ。何で高いのか、聞くだけ聞けばよかった。やっぱり、行きに使ったタクシー会社に自分で頼めばよかったかもしれない。
(2007年9月  カンタベリー大司教 様)


19時半をすぎてから、昨日閉まっていたレストランAuberge de Batteuseに行くと、中に明かりが点いていて、まだ誰もいなかったが入ることができた。

連れはアントルコト、私はこの地方の名物という肉団子のシチューBoles de Picoulat (Picolatとも言うらしい) を頼んだ。

後から、観光客らしい客が三々五々やってきて、レストランは割とはやっている様子。Batteuseの名の通り、古い脱穀機が内部に置いてあり、壁には鍬がかけてある。私の後ろに座った3組の夫婦のうち少なくとも3人は、メインディッシュに 「ぼくはピコラ」 「私もピコラ」 「じゃあ、私もピコラ」と頼んでいるのが聞こえた。

右側に肉団子とソーセージとセップ茸をドゥミグラスソースで煮たシチュー、左側に白インゲン豆の煮込みがあり、中央のお皿で適当に自分でよそって食べる形式だった。味が濃すぎずとてもおいしかった。

(2007年9月  カンタベリー大司教 様)

ペイルペルテューズ城 
http://www.chateau-peyrepertuse.com/

デュイヤック Duilhac を出発。

最初は教えてもらった林の小道を行くがまもなく車道にでる。
蛇行する車道をひたすら上って、10:30分にペイルペルテューズの切符売り場に着く。5ユーロ(と思う)。

ここで日本語のない各国語のオーディオガイドにお金を払い、クレジットカードを保証に置いたが、実際は必要なかった。大変聞きづらくて中身が薄いし、各部分の説明はもらった紙のパンフレットを読めば書いてあるからだ。

ここはまだ山の東側なので、尾根を越えて入口のある反対側の西面に行くのにさらに20分かかる。

城の入口についたのは、10:50。城内にあまり人はいなくて、広い敷地にせいぜい20人くらいだっただろうか。その後増えてきたが。北側の古い方の城を見たあと、カタリ派がルイ9世に城を明け渡した後、ルイ9世がスペイン人に対する城塞として建てた南側の城に上る。

北の城内は石の壁で周囲をぐるりと囲まれているので全然怖くないが、南側の城に至るルイ9世の階段は、見晴らしがよすぎてかなり怖い。晴れた日の上りはまだいいが、悪天候の下りでは、大理石がつるつる滑るので注意が必要である。

城の一番上の礼拝室跡から見る眺めは最高に素晴らしかった。北側の城の全貌とそれが立つ険しい尾根が、周囲の山や谷と共に一望される。

11:50城を出発し、12:00切符売り場にもどる。眼下にデュイヤックがみえる。切符売り場には飲み物の自動販売機とトイレあり。

13:00にデュイヤックの宿にもどる。
(2007年9月  カンタベリー大司教 様)
 


  

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