朝食後、4駆に乗せてもらうべく、待ち合わせの近くのフィヨルスという村まで車で出掛ける。待ち合わせにちょっと遅れて現れたのは、年季の入ったランドローバー。
ほかには地元の親子連れ(母と息子)のみ、運転手と計5人でいざ出発。
昨日の夕方、地震があったとかで(私たちは感じず)、地震大国から来た私たちは他人事に思えず、しばし地震談義。運転手、日本人を乗せるのは初めてなのだとか。
それよりもビックリしたのが、親子連れの息子さんが日本語を勉強していると聞いたこと。ただ、シャイだったのか、お母さんの方がお喋り好きなのとは好対照、あまり話が出来なかったのが残念。
途中、見晴らしのいいスポットで休憩して、どんどん山道を上って行く。一つ間違えれば、真っ逆さまに何百メートルも落ちるのみ、かなりの迫力。道はガタガタ、腰が痛くなりそう。コールタレ山荘に近づくと、放牧地帯で、牛がのんびり草を食む様子はいい眺め。出発から約1時間、さぁ、到着。
山荘でお手洗いを借りて、まず赤白の目印を辿って、松林を抜け、湖の横を通り、彼方に万年雪を眺め、ジョッフル山を目指す。遥か低くには、テ川、プラドの町が見え、見晴らし抜群。そう、今日も快晴。
ヤマウズラの泉で、今度は黄色の目印を追って行く。ハリエニシダやシャクナゲの低木(6から7月上旬が見頃)に別れを告げ、石ころ道に。ジョッフル山を後にし、カニグーの頂上を見上げつつ、ガレ場を時にはよじ登りつつ、高度を上げていきます。眺めは最高。風が少しずつ、強く、冷たくなって来る。
山頂!
高2784メートル(2000年にヘリコプターでセメントを運んで造ったというオリエンテーション・テーブルが高さ1メートルなので、カニグー山の正確な標高は2785メートル?)のカタロニアの聖なる山。
毎年6月24日のサン・ジャンの日には松明を燃やして祈りを捧げる十字架と写真を撮り、昨日ヴィルフランシュ・コンフランの町で調達したパンで昼食。
カルリ山やアネト山(ピレネー最高峰)、カタリ派のケリビュスの城、地中海まで、360度のパノラマ。山頂で、ガイドさん?知り合い?のムシュウと登って来たらしい日本人女性と出会う。そのガイドさんに「カニグーに登った最初の日本人は貴女じゃなかったみたいだね」と言われている。たしかに日本は遥か彼方だけど、きっと誰かが登ってるでしょう・・・。
名残を惜しむように、景色を堪能しながら下山。下山中、昨日、カランサ渓谷で私たちを見かけたというmオランダ人カップルに声を掛けられる(B&Bに同宿したカップルとは別)。これも縁?
往復3時間の道程でした。山荘の横手の泉で手を洗うと、冷たくて気持ちいい!夫は洗顔。この水は飲用可。
山荘のバーで飲み物を注文し、しばし休憩した後、車で下山。この山道は時間帯によって交通規制され(午前は上り、午後は下りオンリー)、運転手にとっては一日仕事。これじゃ、お客が2人じゃ、キャンセルだよね・・・。
フィヨルスの村に戻って、教会の隣りのカフェで車代1人24ユーロを払って、解散。これが今回の旅行のメインイベント。来て良かった。
(ainhoa様 2004年9月/10月)