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Malbuisson マルビュイソン のホテル
2 May 2009 経験談追加

 
 
Hotel Les Tannieres Malbuisson
湖のほとりにあるマルビュイソンという村は、スイス・ローザンヌの北、約40キロの所にある。集落みたいなところを想像していたのだが、意外と広く、パン屋2軒、スーパー、土産物屋にホテルも数軒と、リゾート客中心に夏場は忙しいのだろう。ホテルはまさに「湖畔の宿」だ。

この時期、昼は20度くらいまであがるが、朝晩は3度くらいで寒暖の差が大きく、また必ず朝霧に包まれるようだ。

こちらの店は、 2000年の新一つ星レストラン。翌日行った、ボン・ナキーユと共に、昇格した。小さな村での、2軒も同時昇格とは珍しいので、予約してみた。店の雰囲気は、地元御用達だ。

内装は、少し古めのレストランで、木の暖かさを感じた。派手さもくだけたところもない、家族経営のよさがした。今回、トラディション・メニューを選択。ワインは、地元アルボワの赤を選んだ。

料理は、伝統料理がその通りにでてきた。

エスカルゴ、鮭の重ね焼き、子羊のロティー、デザート二皿でワインとあう、濃い味。フランス人からみれば、懐かしい味わいと思われる。
 


もし、この村に行かれる人がいたら、注意することがある。湖の鳥類は、やたら人に慣れている。 うっかりパンをやったら、3、40羽も寄ってきて、危うくヒッチコックの映画の世界になりそうだった。ガアー・ガアーと鳴き声をあげながら、白鳥達がそろりそろりと近寄る様に、覚悟をきめた。

彼女はというと、僕を見捨てて一目散に逃げていました。普段とろいのに、こんなときだけなぜ速いのか。 ・・・・2人の将来に不安を覚えた、一時だった・・
(ちむ夫記す)
 

言っておくが、そういうダンナもパンをほうり投げて、逃げてた!湖中から集まってくるんだから、恐怖を超えている。
(2000年10月 ちむ様)

 
Hotel Restaurant  Bon Accueil
http://www.le-bon-accueil.fr/
Rue de la source, Lac Saint Point  25160 Malbuisson 

昼食  カルト
 
 
先の J-M Tannieresより150mほど離れて店がある。内装も外観もこちらの方が、現代的センスを感じた。こちらも家族経営で、マダムが先頭に立ってサービスにあたり、わからないことを聞くと、細かく教えてくれた。(英語)  

メニューを見ると、大好きなジビエがウサギ・鹿・鴨とあり、うれしくなって、カルト(一品料理)を選択。 

ワインは、クレマン・ド・ジュラ(発泡酒)とアルボワの赤を。料理は、何年か先に、二つ星になるのではないかという気がする、非凡なセンスを皿から発していた。時と共に、さらなる完成度を生むと思われる。
 


アミューズ
きのこのカプチーノ仕立て
 

香りがぐっときた。あわ一粒一粒に土地のきのこの香りがつまり、土地の産物の豊かさを、おもわずにいられない。

前菜


 
 

きのこのソテ。焼き汁にバターとクリームでソースを作り、それと共にほおばるとまずかろうはずがnai 。単に、いためただけでなく作り手の技術によって、モリーユ・セップ・トランペット茸が、はっきりとした違いのわかる、味わいになっていた。特に、モリーユを口に含んだときに、ゆっくりとつぶれてソースと共に香ったときなど、しばし沈黙だった。

 

メイン 野鴨のロティー・サルミ仕立て
 

野鴨は血の香りとおもっている自分には、好みの皿。

火入れにも焼放しでない、技を感じた。ミディアムの火入れで、ソースと共に食べると、いかにもフランス料理的味わい。食材とソースの融合だ。 腿肉の締まった筋肉質の味わい、胸肉のにじみ出てくる鉄分、ささみの部分からは、かぼそい繊維質を感じた。

今までに行った、一つ星の店では、あまり感じることのなかった皿だった。

デザート

まずアヴァンデセールとして、gentiane(りんどう)のアイス・マカロン添え。作り手の意図を感じる、ほろ苦さである。この地方のリキュールだそうだ。マカロンが、ゆるやかにつぶれて甘味を放ち、苦味との対称があった。 

グラン・デセールを選んだため、3皿でてきた。 

ピスタチオのスフレグラス(空気を含ませ膨らせたアイス)に、口の中でさくっとこわれて、冷ややかさと香りが立つのは、温度が適切なあかし。 スポンジにショコラアイスを乗せた皿は、溶ける温度が高めになるように、計算されていた。

きめこまかいスポンジが香り、アイスが苦味と甘さを強調していた。

そして、フルーツスープのマジョラム入り。 ハーブ使いもどんなもんだと、言いたいのか。りんご・パイン・パッションフルーツ等、香草とのからみ具合は、新たな発見だった。

(ちむ夫記す)


この店は、量も半端ではありません。野鴨のロティーは日本なら2人前が、それぞれの前にド〜ン! 隣の家族連れの魚は、3人前はあろうかという魚、まるまる一匹がそれぞれの前に置かれ、見てた私達より本人達がビックリしていた。それでも食べきれるフランス人、信じられん。

 (2000年10月 ちむ様)


 
 
  

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