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ブルゴーニュ地方
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Pernand-Vergelesse ペルナン・ヴェルジュレス
       3 Jan./ 3 Dec.2008 / 17 Jul.2014 経験談追加

P・デュブルイユ・フォンテーヌ Dubreuil Fontaine 
コート・ド・ボーヌの名門ドメーヌ。
カーヴに案内され足を踏み入れると、樽の並んだ室内はカビ臭いむうっとした空気。奥にマリア像が飾られている前の棚で、ここのドメーヌについて説明を受ける。

案内をしてくれた女性はとても親切で、ブルゴーニュワインの等級や、どの地域に畑を持っているか、など丁寧に説明してくれる。4つある等級の下から味見開始。香りもいいけど、色もなんともいえないベリー系の色をしていてきれい。

味はそれぞれに異なることはわかるけど、ワインにくわしくない私には、それ以上はわからず(-_-)。夫がグラン・クリュが飲みたいというと、順々に飲んでいかないと味がわからないとたしなめられる。

けっこう量多く注いでくれるのでもったいない。二人でそう云うと気にせず、捨てて、と太っ腹だ。味を見ておいしかった白のプルミエ・クリュと赤のグラン・クリュを購入した。

(2003年6月/7月 tomyuki ce様) 


 
 

レストラン
 

Restaurant Le Charelmagne ル・シャルルマーニュ
http://www.lecharlemagne.fr/
Route de Vergelesses 21420 Pernand-Vergelesses
ドメーヌ訪問のツアーで。

ランチ。目の前のコルトン・シャルルマーニュの畑を眺めながら食事ができた。ガイドが窓側席を予約してくれたので、大きな窓から新緑のワイン畑を満喫した。

ランチコース  前菜+主菜、チーズ又はデザート)32ユーロ、
ミネラル・ウォーター 6ユーロ、グラス・ワイン 12ユーロ、 コーヒー 4ユーロ、
二人で〆て102ユーロ。

店主は日本に影響を受けているらしい。内もどことなく和風だったり、パンもなぜかおでんのように竹串に刺さった状態でサーブされたり、外国人が考える日本風フレンチといった感じ。
日本を好いてくれているようで悪い気はしなかった。

楽しいし、なかなか美味しかった。

(店内の様子・客層) = 畑のど真ん中の店なので、ほとんどがドメーヌ巡りの観光客と思われる。日本人は私達だけだった。

夏場はテラス利用も可。この日は風があり、室内となった。予約時に指定する必要があるようだ。

(スタッフのようすや対応) = 普通に感じが良かった。

(日本語・英語対応) = 英語可。スタッフによるが。

(予約方法) = プライベート・ガイドに予約依頼。特にこの店の指定はしていないが、なかなかにユニークな選択だった。

(10点満点で何点?) = 9点。楽しいし、ワイン畑を眺めながらの食事はリラックスできた。
馬が畑を耕していたり、のどか。

(アクセス) = ガイドの車で。周辺はワイン畑なので車が無いと厳しいと思う。

(支払い方法) = クレジットカード可。

(その他) = (2014年6月上旬 koufukuパン)
村落入口付近にあるミシュラン1つ星レストラン。味はともかくも、独創性という意味では凄いレストランだと思う。

昼食。レストランの横にはコルトンの丘が聳えていて、けっこう迫力がある。レストラン入口には日本の石灯籠や鹿威しが置かれていて、和風。

半2階の中にはいれば、完全に洋風。11時半すぎには着いたので、しばらくサロンで待つことに。サロンはソファ8つ、カウンターに席が6つ。サロンには液晶テレビがあり、何が映されているかといえば,レストランの厨房。忙しそうに働くスタッフの姿を見える。

サロンに座ると、すぐにエビ入りのポップコーンが来る。シャンパン12euroとキール7euroを楽しんでいると、5品のつきだしが登場。アーティチョークの飲み物。香草入りの餃子。魚のから揚げ。鴨のソーセージ。下にビーツをしいたチーーズのムースはミニスプーンに。

この店の特徴を表そうと、頭を使いまくったという感じがする。とくに、中華の餃子を取り込んだところに意欲が。鴨のソーセージはズシンとくる味で、これがこのレストランの本来の姿、本質かと思う。

平日には20euro台の定食もあるが、この日は日曜日。夜の定食と同じものが登場。前菜・主菜・チーズ・デザートで43euro。前菜・魚・肉・チーズ・デザートなら51euroだが、一番安い43euroの定食に。それぞれ2品から選べる。
席に案内されると、簡単なお通し。ニンニクを塗ったパンの下に、トマトを細かく刻んだようなもの。チーズがちらしてある。これは、普通。
 

お通しを食べ終わるころ、パンが登場するが、この出方がこの店名物というか、独創的。木製の台の上に竹串を刺し、この串にパンが3つ通して ある。給仕が「おでんとよく言われます」と言っていたが、そのとおり。木製の台には、オリープオイルとバルサミコ酢入りのガラス管も差し込んであり、これ をつけて食べる。パン3種類はじつに美味しい。配偶者によれば、あとになるほど美味しくなるようで、彼女は全部平らげた。
 

私の前菜は、大エビ。キュウリなどいろいろな野菜のムースがかかっていて、下にトマト。妻の前菜は、エスカルゴをラビオリに封じ込めたも の。ニンニク入りのムースがかかっている。いずれも見た目に美しく、シャープな感じで、食欲をそそる。量はさほどでもなく、主菜への肩ならし。

主菜では、レストランの独創性が全開状態となる。私はホロホロ鳥を選択したが、ホロホロ鳥はガツンとした肉の形では出てこない。ホロホロ 鳥をミキサーか何かで細かく砕き、細長い立方体にまとめた。見た目は、豆腐田楽。豆腐田楽状になったホロホロ鳥の上には、軽く焼いたホタルイカがいくつか 載っている。その横には、レストランのいうところの「ノリマキ」。ウナギの白焼きをサフランライスで巻いて、海苔の代わりにズッキーニで巻いて3つに切っ たという海苔巻き仕立て。

アイデアとしては、よくもこんなこもの思いついた、と絶賛。見た目も斬新、かつ美しい。どんなに美味しいかと思って食べると、期待ほどではない。美味しいには美味しいのだが、全体に柔らかすぎて、ガツンとしたところがない。

肉を噛み切るという幸せ感が得られない。トロや霜降りのしゃぶしゃぶ好きの日本の老人なら、食べやすくていいかもしれないが、まだ老けていないと自認している私にはそこらへんが不満。

配偶者の主菜は、スズキを43度で長時間熱したもの。これは、素晴らしい。ソースとして細かく刻んだタクアンとキャビアがちらされているの だが、タクアンがアイデア倒れになっていない。しっかりスズキと合っている。スズキの横には、豚ブラ肉の煮込み。淡白なスズキの味をより引き立てている。 ガツンとしたところを残しながら、流麗に決めた皿。
 

プレデセール。キャラメル味のクリームの下にショコラ風のパンナコッタ。私のデザートは、丸く薄く切ったニンジン味の菓子の間にブラマンジ マェを挟み、何層かに積み上げたもの。主菜ほどではないが、独創を感じる。家内のデザートは、チョコのピラミッドにバニラアイスを添えたもの。このあと小 菓子が3品つき、べつにお土産用にビニールに包んだクッキーのようなものをくれた。

新しいレストランで、2005年に晴れて1つ星をとったと駐車場のプレートに出ていたが、地元の人の話では、少しまえまでは古典的な皿を 出していたという。それが、いまは和や中華を取り入れた独創的、実験やり放題の店になっている。フランス料理に限界がないことを見せつけてくれるレストラ ンで、日本の和食にも頑張ってほしくなる。

とくに主菜は、独創的。他の人が食べているものを見ても、「あれは何、これはなんだろ」状態。肉料理に「マック・シャルルマーニュ」とい う皿があったが、これは子羊肉を、マクドナルドのハンバーガーのようにはさんで食べる皿。野卑な皿かと思っていたら、じつに品よく小ぶりに供されている。 一皿一皿の量は少ないから、魚と肉の両方をオーダーできる51ユーロの定食を頼んだほうが賢明でより楽しくなると感じた。
 

ただ、いまのところ、実験が先走りしすぎて、空回りということも。何か本質からずれている、と感じる瞬間もあるが、もし試行錯誤ののち、目指すピントがはっきり合ってきたら、凄いレストランになると思う。ミシュランの星なら、まだ上がとれる気がする。

ワインリストはぶ厚いが、値付けはボーヌのレストランと比べ、やや高め。コート・ドボーヌご当地周辺のワインがとくに充実。ご当地に敬意を 表して、ワインはブリューノ・クレールのサヴィニィ・ラ・ドミノード2001で81euro。赤ワイン1杯が8euro。水が6euro。コーヒーが 4euro。

(店内の様子・客層) = 日曜日の昼だが、満席状態。駐車場も一杯状態。レストランではみながワインを飲んでいるから、当然、飲酒運転ということになるが、それは異国の話。中学生くらいの少年を連れた家族連れが多く、老年夫婦も。みなが楽しそう。

レストランの窓からは、緩やかな斜面にブドウ畑が一面に広がっていく光景が見え、ボーヌの町も遠くに見える。ボーヌから歩いてきた配偶者は、こんな遠くまで歩いてきたかと思って、気分がげんなり。

(スタッフのようすや対応) = スタッフの動きは、及第点程度。日本の田舎の温泉旅館がサービスを都市の一流レベルに合わせてようとしながら、人的資源に欠き、思ったレベルに達しないのと同じようなものを感じないでもない。

ペルナン・ヴェルジュレス村もまた、日本の田舎の小さな温泉郷を思わせるような場所。歩いてきたせいか、なんとなく秘境に到達した気にさえなった。

(日本語・英語対応) = フランス語メニューしかないが、この日はなんと日本人スタッフが相手をしてくれた。

ソムリエ志望で、ここではまだ数カ月しか働いていないというが、周囲からは「今日の日本人らはおまえが責任をもってもてなせ」といわれたようで、あれこれ世話をしてくれた。おかげで何も考えず、気持ちよく酔っぱらえた。彼には感謝。

実際、彼はスタッフの中でももっともよく動き、それぞれのグループにメニューをあれこれ説明していた。

(予約方法) = レストランのホームページから。すぐに返信が来た。

(10点満点で何点?) = 8点。もっと化けるような予感

(アクセス) = ペルナン・ヴェルジュレス村の村落入口にあり、ボーヌから約7キロ。ピクニックがてら歩いていけないこともないが、タクシーが無難。帰りのタクシーが、 ボーヌからの呼び寄せで15euro。およそ5分。往復なら30euroだが、それを加えても安いレストランではないかとは思う。

歩いていくなら、ボーヌから国道74号線をディジョン方面へ北上。途中、聖ニコラ協会のところで、左の道にはいり、これをブドウ畑方向に 向かって道なりに歩く。ほぼ直線状態だが、やはり詳しい地図を用意したほうがいい。途中、高速道路をまたぐ橋をわたるが、これは高所恐怖症には足の竦みそ うな難所。車が途絶えたのを確認して、車道の中央を渡ったほうがいい。(地元の人もそうしていた)。

ルートの半分はブドウ畑の間につくられた道を歩き、交通量は少ない。ただし、制限時間70キロをオーパーしているのではないかと思うくらい、みな飛ばすから、それなりに注意。

(支払い方法) = VISA

(2008年4月上旬 葦原のしこお 様)


 
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