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Anzy le Duc アンジー・ル・デュック
         updated on 3 Jan.2008 経験談追加
 

 

旧聖クロア聖マリー修道院 Ancien Prieure Ste-Croix et Ste Marie
ロマネスク様式の教会
http://www.art-roman.net/anzy/anzy.htm
(アクセス方法) = 車で。アンジー・ル・デュックの村のメインストリート(D10)を道なりにまっすぐ進んでいくと、沿道に教会が建っている。

(入場料) = 無料

(内部の雰囲気や感想) = 思いの外大きく、天井も高い。

大アーケード部の柱頭彫刻が圧巻。柱頭の数も多いし、モチーフが豊富。なんとなくヴェズレーの柱頭彫刻に似ているような、繊細で高度な表現。これぞブルゴーニュ・ロマネスクの醍醐味だと思った。

植物紋様とか、アクロバットの場面の蛇のくねくねとした表現とか、ケンタウロスとか、柱の角に 人物のひげが川のように表現されている柱頭が、特に印象に残っている。ケンタウロスの柱頭彫刻は、ケンタウロスがあたかも疾走しているかのようだった。その上に乗っている人物の体の動き、特に脚の表現にも、勢いが感じられた。

柱身に彩色が施されている柱があった。ロマネスク期の彩色ではないかもしれないが、興味深かった。

クリプト(地下礼拝堂)は、とても古典的。むきだしの粗い石で、柱頭彫刻はほどんどなくシンプルで、朝顔型の低いヴォールト。北イタリアのアオスタのクリプトに似ていると思った。

(車椅子・高齢者対応) = 入口や内部に多少の段差あり、リフトやスロープはなし

(子供向け?) = 子供にはむかないかも

(所要時間) = さっとみて10分、じっくりみて1時間

(印象的だったもの) = 教会正面のたたずまい。並木道のアプローチから、きれいな形の八角形の塔とファサードが見え、なんとも写真栄えがする。

教会内部の柱頭彫刻。外部側面、軒下の人頭彫刻等もモチーフや表現が面白かった。

正面扉口の彫刻「キリストの昇天・再臨」。全体的に、線刻のような軽いタッチで、細やかな表現がなされている。アーチ部分の上部の植物紋様は、オータンのカテドラルの柱頭彫刻のそれに似ていると思った。
生き生きとしている。

キリストや使徒の、衣の襞の表現が印象的だった。ヴェズレーのような放射線状ではなく、水平。折り重なった衣の裾の重量感が、サン・ジル・デュ・ガールのファサードの人物像の衣の襞に似ている気がした。

(その他) = 「芸術新潮」 2002年8月号の12ページに、教会正面の写真。

(2006年12月 arco de medio punto 様)


 
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