| (アクセス方法) = 車で。アンジー・ル・デュックの村のメインストリート(D10)を道なりにまっすぐ進んでいくと、沿道に教会が建っている。
(入場料) = 無料
(内部の雰囲気や感想) = 思いの外大きく、天井も高い。
大アーケード部の柱頭彫刻が圧巻。柱頭の数も多いし、モチーフが豊富。なんとなくヴェズレーの柱頭彫刻に似ているような、繊細で高度な表現。これぞブルゴーニュ・ロマネスクの醍醐味だと思った。
植物紋様とか、アクロバットの場面の蛇のくねくねとした表現とか、ケンタウロスとか、柱の角に 人物のひげが川のように表現されている柱頭が、特に印象に残っている。ケンタウロスの柱頭彫刻は、ケンタウロスがあたかも疾走しているかのようだった。その上に乗っている人物の体の動き、特に脚の表現にも、勢いが感じられた。
柱身に彩色が施されている柱があった。ロマネスク期の彩色ではないかもしれないが、興味深かった。
クリプト(地下礼拝堂)は、とても古典的。むきだしの粗い石で、柱頭彫刻はほどんどなくシンプルで、朝顔型の低いヴォールト。北イタリアのアオスタのクリプトに似ていると思った。
(車椅子・高齢者対応) = 入口や内部に多少の段差あり、リフトやスロープはなし
(子供向け?) = 子供にはむかないかも
(所要時間) = さっとみて10分、じっくりみて1時間
(印象的だったもの) = 教会正面のたたずまい。並木道のアプローチから、きれいな形の八角形の塔とファサードが見え、なんとも写真栄えがする。
教会内部の柱頭彫刻。外部側面、軒下の人頭彫刻等もモチーフや表現が面白かった。
正面扉口の彫刻「キリストの昇天・再臨」。全体的に、線刻のような軽いタッチで、細やかな表現がなされている。アーチ部分の上部の植物紋様は、オータンのカテドラルの柱頭彫刻のそれに似ていると思った。
生き生きとしている。
キリストや使徒の、衣の襞の表現が印象的だった。ヴェズレーのような放射線状ではなく、水平。折り重なった衣の裾の重量感が、サン・ジル・デュ・ガールのファサードの人物像の衣の襞に似ている気がした。
(その他) = 「芸術新潮」 2002年8月号の12ページに、教会正面の写真。
(2006年12月 arco de medio punto 様) |