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ストラスブール Strasbourg
Buerehiesel ビュールイゼール(ビュルイーゼル)
 


三つ星レストランに行くのは、これが初めて。かなり緊張して入店しましたが、そこは接客のプロ。やわらかく、かつ手慣れた様子で、テーブルまで案内し、リラックスしていいよという雰囲気をつくってくれます。

メインの給仕係は、片言の日本語が話せます。それも、観光地の商売用の日本語ではない。

献立表には120ユーロくらいから定食もありますが、なんやかやと多くの皿が出てきます。おそらく腹に全部入らないだろうということで、前菜、主菜、デザートをアラカルトで頼みました。前菜、主菜とも50ユーロ前後ですから、全部で120ユーロくらい。

最初にアミューズが4品、一つの皿に盛られて出てきます。コンソメスープをカプチーノ風に泡立てたもの。貝のマリネと野菜を刻み、パンの上に乗せたもの。鶏のパイ包みにしょっぱい緑のソースをかけたもの。あと、日本でいえばしめサバにトーストを添えたもの。食べてみると、パッテラの味がします。どれも一口サイズで、おいしいものの、物足りなくもあり、前菜に期待をもたせる仕掛けでしょうか。

前菜は、家内がリードボーとセップ茸のサラダ。私がカエルの足。リードボーとセップ茸のサラダと書いてありますが、リードボーの唐揚げに、ロケット菜とセップ茸を添えたようなものです。片言の日本語を話せる給仕係が目の前で盛りつけて、ドレッシングをかけてくれます。さすが一流レストランと思わせる心憎い演出なのですが、上手の手からも水がこぼれる。リードボーをひとかけら落っことしてしまいました。彼は「ごめんね。あとでもって来る
からね」と謝りましたが、そのあと、ほぼ食べ終わったとき、「もう要らないよね」と聞いてきます。このあたり、アルザスもラテンなのかと思う瞬間です。

カエルのほうは、小さな肉がたくさんあり、ラビオリ添え。クリームソースとの相性は、まずまずといったところ。リードボーもカエルも、上品でソツのない味。量もそんなに多くなく、これなら主菜は楽勝で入るとそのときは思った。

主菜は、豚肉の焼いたのを2人で分ける。ワゴンに乗せられ、恭しく豚肉が登場しますが、その量にまずびっくり。ヒレとロースの大きな塊が鎮座していて、これを2人で食べ尽くさなければならないと思うと、ちょっと気が重くなります。給仕係が食べやすい大きさに切り分けて、皿に盛りつけてくれ、これにジロール茸などキノコが二種つきます。

豚肉の主菜は、前菜と一転して野趣溢れる風味。キノコの香りが食欲をそそり、豚肉の皮がパリッとしていて、これまた唾液を分泌させてくれます。「うまいや、うまい」と、とんかつ定食の名店で食べているような勢いで、肉
が片づいていきます。もちろん、とんかつ屋ほどに庶民的ではなく、どこかに上品さを忍びこませた野趣がそこにあります。そして、あと4分の1くらいになったところで、給仕がワゴンとともに現れた。なんと、お替わり用の肉がワゴンで温めてあったのです

これを2人に盛りつけてくれたのはいいのですが、さすがにここからは四苦八苦でした。食えども食えども、なかなか終わらない。加えて、キノコ類がさめてきます。温かいキノコはすばらしいのですが、冷えてくると、おかしな食感になってきます。肉もキノコも喉に通りにくくなる。

赤ワインと水の助けを借りてなんとか平らげたが、家内は途中でギブアップ。私のほうも、不作法な助太刀などできる余力はありませんでした。

デザートは、家内がリンゴのタタン。私がシャーベットの盛り合わせ。盛り合わせの中身は、バニラ、コーヒ、栗、マルメロ、グレープフルーツなどだったと思います。ちょっとくどい気がしましたが、フランス人にはいいのかも。

ちなみに、アペリティフのシャンパンは14ユーロ。そのあと、白ワインのおすすめをソムリエに聞くと、ジョスメイヤーのピノグリ、97年(67ユーロ)が出てきました。ドイツでもそうなのですが、白ワインと肉の相性も捨てたものではありません。じつに、うまい白いワインでした。
 

赤ワインはルイ・ジャドのミュジニーが130ユーロ。日本人の感覚すると、ずいぶんお買い得のような気がします。じつのところ、これが飲めただけで、もう大満足です。

たしかに、三つ星レストランはすばらしいです。一度は行ってみる価値があると思うのですが、二度となるとむずかしいところがあります。味でもっと感動させてくれると思っていたら、それほどでもなかったというのが、正直な感想。ちょっと求めすぎでしょうか。

クロコダイルとの比較ですが、私はこってり感を少し残したクロコダイルのほうが好みです。逆に、家内は上品かつシャープなこちら。好みの問題かもしれません。

(店内の様子・客層) = 三つ星レストランですから、満席を予想していました。ところが、この日は4分の1も埋まりませんでした。ビジネスマン風2人組に、男だけの若者3人、カップルと当方を入れて2組のみです。

内装はシックでエレガントかつ機能性を少し意識したもの。私見では、お昼に来たほうがよさそうです。おそらくは、ストラスブール郊外の自然の風景を楽しめるのでは?

(スタッフのようすや対応) = 三つ星レストランのスタッフに文句のつけようがありましょうか。みな優雅であり、品を落とさない範囲で、気さくです。

(日本語・英語対応) = 英語はかなり通じると思います。メニューには、英語も添えられています。

(予約方法) = ホームページから。すぐに返事がきました。

(10点満点で何点?) = 6.5点。うまかったのですが、何かが物足りなかった

(アクセス) = ストラスブール中心からタクシーで15分から20分。ストラスブールは道が狭いこともあって、7時ころはけっこうクルマが混みます。

(支払い方法) = クレジットカードは使えます。

(葦原のしこお様  2004年11月上旬)

ストラスブールに10:30到着予定のフライトがキャンセルになり、代りのフライトが到着するのは1:30になってしまった。空港から電話で、ランチから急遽ディナーへ変更。果たして土曜の3ツ星レストランでのディナーを当日予約できるものなのか不安だったが、無事テーブルを確保することができ、ひとまず安心。

ホテルからタクシーに乗って約10分、10ユーロでレストランのある公園へ。
 
レストラン前には食前酒を楽しめるテラスがあるのだが、20時に着いた時にはテーブルを片付けていた。昼や夏の明るい夜なら、公園の中というロケーションなので、きっと素敵なことでしょう。

店内に入ると、20時を過ぎているからか、それとも元々そういう仕組みなのか、でよくある「先にラウンジで食前酒を飲みながらメニューを決めて、テーブルに移動する形式」ではなく、そのままマダムがテーブルに案内してくれる。

公園から見て建物の右上の、テーブルが5つだけのこじんまりした部屋。掛かってる絵はあまり好みじゃないけど、くつろげる雰囲気。

食前酒を相談、勧められたミュスカをオーダー。マスカットのフルーツそのものの味、グレープフルーツの苦味とすっきりした味をミックスしたような実に爽やかな味で、とてもおいしい。12euro

B4サイズのあまり趣味の良くないイラストが書いてある、薄っぺらいメニューを開くと、印刷した本日のメニューが両面に張りつけてある。このクラスでは女性には値段が表示してないメニューを渡すこともあるが、このメニューには値段が表示されている。

メニューそのものは、事前にネットで調べておいたものと同じだし、英語表記なのでわかりやすい。アラカルトの他にデギュスタシオンメニューが148euroまたは126euro。

迷ったが、デギュスタシオンメニューは6コースと量が多いので、アラカルトで注文することにした。

連れはアルザス名物・がちょうのフォアグラ
Foie gras d’Oie frais de Landes truffe en cruite fait maison   58euro

私はさっぱりした前菜を探したものの、チョイスがなく、付け合わせが一番さっぱりしてそうな

鳩の胸肉の薄切りサラダ

ソテーした鴨のフォアグラ・ロケットサラダとアーティチョーク添え
Aiguillettes de Pigion en salade, foie de Canard poele au Citron, Roquette et Artichaut cru  52euro
を注文。

メインは、羊の背肉・カツレツ・腿盛り合わせ、鴨、そして二人以上で注文しなくてはならない豚の背肉の3種類で迷ったが、普段フレンチで豚がメニューに載ってるのは少ないため食べる機会が少ないし、逆に羊や鴨はいつでも食べるチャンスがあることから、豚に決定。
Dos de Cochon roti aux Noisettes et Amandes, Blettes, Girolles, lard grille et gnocchis au fromage blanc
二人で102euro

注文したあとに、再びメートルが戻ってきて「メニューには付け合わせがジロールと書いてありますが、今日はジロールか旬のセップからお選びいただけます」といわれ、「わーもうセップが食べられるんだぁ」と即座にセップを注文。

デザートも最初に頼んで欲しいといわれたが、「食べ終わった様子で決めたいんだけど」と言うと、とあっさりOKしてくれた。

同レストランで食事をした人の話によれば、食前にデザートをオーダーしない場合、食後に注文できるデザートとしてアイスクリームかシャーベット、またはワゴンサービスのケーキ類と聞いていたが、聞くと、今はデザートのワゴンサービスはやってないとのこと。残念。

食事の注文が終わるとワインリストが渡される。そのあとすぐにアミューズが登場。おいしそう!大きな皿に4つの小皿が乗っている。

 
・グリーンピースのスープ 
最初、上澄みだけを飲んでたのだけど、次に下までスプーンを入れるとわらび餅のようなぷるんとしたものが浮いてきた。何かと思ったらコンソメのジュレ。これがすごくおいしい。
グリーンピースのスープと一緒に飲むとさらにおいしい。もっと欲しい〜。
 

・一口大のサバの切り身をソテーしたもの カレー風味で細かく切って炒めたたまねぎとにんじんが下にしいてある。カレー風味が食欲を刺激。

・ナスのフリッター フリッターの衣部分に白身魚のすり身が加えてあるようなふんわり、アメリカンドッグ風。油っぽくなくさっくり。

・うずらの卵の半熟 バターの上澄みとベリー類かレッドカラント、赤ワインソース このソースが実においしい。
 


いきなり4品とも手がかかっていて、上品な味で、感激。今度の料理にも大いなる期待!
 
 

パンは若いウエイターが持ってきて、小さな長細いバゲットをもらう。バタ?は1種類のみ。おいしいけど、おなかが一杯になってしまうので、我慢する。

さて、その間太った貫禄のあるソムリエとワインの相談。「アルザスワインから選びたい。メインはポークで、ピノグリが合うとは思うけど、ヴィンテージの古いリースリングで合うのはない?」と聞くと「NON! これは絶対にピノグリ、しかもこれ」とJOSMEYERの97年TOKAY PINO GRIS TRADITIONを勧める。アドバイスに従う。67euros

また「前菜のフォアグラ、サラダに入ってる鴨のフォアグラに合わせるグラスワインを頼みたいけど、Vendange Tardive(遅摘みワイン)やSelection de Grains Nobles(貴腐ワイン)で合うのはない?」と聞くと、再び NON! NON! そのままトケイピノグリかゲビュルツトラミネール」と言われ、ゲビュルツを注文する。そのゲビュルツはライチ、バラ、はちみつの香りでほのかに甘味を感じて、おいしいのなんの…!12euro
 

前菜の登場。一目見てぶっとんだ。
前菜のサラダはサラダではなく肉の盛り合わせだったから。スライスしたレアに近い鳩の胸肉が8切れくらい、
下にロケットとアーティチョークが敷いてある。その上部左右に小さな骨付き腿肉2つ、真中に鴨のフォアグラ、そしてアーティチョークのかたまり2つ。すごいボリュームでこれってメインですか?って感じ。

ところが一口胸肉とロケットを食べたら、おいし〜。
というのもドレッシングが酸味の利いたバルサミコ酢とレモンをベースとした好みのさっぱり味。腿肉は表面にカレー味がまぶしてあって、ゲビュルツにぴったり合う。ソテーしたフォアグラはとろりとした食感、とにかく全体的に味付けがよくて、全くボリュームを感じさせず、またロケットと合わせて食べるとさくさく進んでしまい、思いがけずぺろりと完食。

思い出すだけでよだれがでちゃうほど、また食べたいと思う印象深い1品だった。

連れのフォアグラは周りをパイで包み、真中にトリュフが入っていて、胡桃のジュレがまわりに3つ固めて置いてある。おいしいけど、驚きはない。

前菜が終わって、ピノグリ。
「今からメインと一緒に1本飲めるかな」と言った発言は後ほど笑い話になるほどで、あまりにおいしくてぺろっと飲んでしまい、あとハーフボトルを追加したいくらいだった。はちみつ、黄桃の香りがして、口の中で溶けて行く感覚。ボリューム感があり、ドライなのに甘味を感じる。

飲み始めから時間が経つにつれ、どんどんボリューム感が強くなって行く。濃縮リンゴ果汁のような甘味は当然豚にぴったり。絶対JOSMEYERに行ったら買わなくちゃ!と心に決める。ソムリエに感謝。

メインのポーク
ワゴンにて。ガラガラと運ばれてきた豚は、2種類。骨付きの厚い脂がついた背肉(12x5x5くらいと巨大)と
真白で脂?と思ったらフィレ肉。それを目の前で切り分けてくれる。さすがに量が多そうで、私は少なめにお願いし、背肉は4分の1、フィレを3枚、連れは背肉の2分の1、フィレを4枚。
 

皿に盛った後、目の前で下から皿をバーナーで加熱するパフォーマンス?つき。部屋のほかの客も注目。つけあわせは半分に切った3センチほどのセップが6切れずつ、バターと肉汁で炒めたたまねぎとほうれん草。メニューではホワイトチーズのニョッキと書かれていた付け合せはジャガイモとコーン、ベーコン味のコロッケに
変わっていた。

さて、一口背肉を口にいれるとうまい!!!胡桃とアーモンドを細かくした物が衣のようにまぶしてあって、カリカリして香ばしい。フィレはさっぱり、これって豚?って感じ。ただ付け合わせは全部味が濃くて全く食べられず。なんとか肉を食べきったところで、メートルが「お代りはいかがですか?」

さっき切り分けてくれた時に全部二人のお皿に盛らず、背肉4分の1とフィレが3切れ残してある。体調のよい時なら、がんばってもう1‐2切れもらうところだけど、風邪がなおりきってない怪しい。ここで無理に食べたら、この後の旅行に響く?と涙を飲んで、遠慮する。

しかし、後になって何度もこの味を思い出し「やっぱり食べればよかった〜。持って帰りたかった〜。いますぐ食べたい〜」 

ちなみに他のテーブルでカップルがメインにあんこうを頼んだら、そこにもワゴンとバーナーが来ていた。一体なんの意味があるのかわからないけど、(皿を温めている??)ちょっと誇らしげなパフォーマンス。
 
 

他の2組はデギュスタシオン。難なく全部食べていた。恐るべし胃袋!

さすがにお腹も一杯だし、体調も不安だし、いつも食べきれないプチフールを楽しむために、デザートはパス。
プチフールは、卵の殻に入ったホワイトチョコ味のブリュレみたいなもの、いちご、ラズベリー、レッドカラントのマリネ、パイン、桃、パッションフルーツのマリネ、ガラスの容器に入ったいちぢくのピューレとコーヒービーンズとミルクが3層になったものの4種類。どれもおいしい。

そのあとコーヒーと一緒に、チョコ3種類2個ずつ(トリュフ、プラリネ、アーモンドのチョコかけ)、パリパリしたチュイール・シナモン味、オレンジピール、ナッツ入りトフィー、ごまクッキー、いちごのゼリー、チェリーが乗ったタルトが登場。

デザートを頼まなかった分結構食べたけど、最後に残したものをお持ち帰りにしたいと頼んだら、割れるからか
クッキーとチュイール、タルトは入ってなかったものの、チョコ、ピール、トフィーを増量してそれぞれ別々に小さなビニール袋に入れてくれた。

会計は合計345euro +チップ20euro
(水ハーフボトル 6euro、コーヒー6euroを含む)。

帰り際にシェフがラウンジにいたので「おいしかったです」と一言お礼を言って、呼んでもらったタクシーへ。

残念だったのは、食べ終わった後雨がかなり降っていて傘を持っていなかったから、2階にある店の出入り口からタクシーが待ってる場所へ行くまでの間に結構濡れてしまった。

(距離は短いのだけど)タクシーまで傘を貸してくれる心遣いがあっていいかな、と。

味は最高、ソムリエが選んだワインと料理のマリアージュは過去で一番、サービスはスタッフが少ないせいか、サロンが3箇所に分かれてるせいかわからないけど、多少待たされる部分もあったし、傘の件といい、残念ながら最高とは言えない。

点をつけるとしたら90点。しかし、鳩と豚のために今すぐまた戻りたいと思う私…いや、ほんと、今まで行った星つきレストランの中でもかなりの高レベルだし、ここまで料理の印象が強いのはめずらしい。おすすめのレストラン。

(店内の様子・客層) = 客層は上品そうな夫婦やカップル、家族や友人のグループなど。

(スタッフのようすや対応) = 人数は多くないけど、3星ならではのしっかりとしたサービスを提供。

(日本語・英語対応) = フランス語と英語併記のメニュー。スタッフは仏、独、英語を話す。

(予約方法) = インターネット

(10点満点で何点?) = 10点

(アクセス) = ストラスブールのホテルからタクシーで10分。オランジュリー(公園)の中。タクシー代は行きは10ユーロ。帰りはレストランに呼んでもらったので、13ユーロ。

(支払い方法) = クレジットカード可

(その他) = 各種ガイドブックに載ってる営業日と全く違っていて、開いてるのはランチは週末2日のみ、ディナーは水・日は休み

(ロンドンのスノーマン様 2004年8月)


 
 
ストラスブールはEUの議会が設置されているが、ヨーロッパの十字路とも言われ世界遺産の街でもあるだけに、たった25ほどしか存在しないミシュランの三ツ星レストラン

以前は、"Au Crocodile"も三ツ星だったというが、今ではこの"Buerehiesel"しかストラスブール市内に三ツ星が存在しないそうだ。それぐらい三ツ星の評価を維持するのは厳しいのだが、緑が多いオランジェリー公園内にあるこのレストランはほとんどすべての意味で三ツ星の名に値するものだと感じた。
 
 

付き出しの皿は、新作の京懐石のように繊細で夏らしい品が数品載っていましたが、詳細は忘れました(精算書には記載されていません。サービスでしょう) 料理の会席のようにこざっぱりとしていて、冷製トマトスープも含め相当凝っ
たものであった。

前菜は、面白みは少ないのですが、フォアグラの産地アルザスに来たからには、やはりそれが一番、とばかり三人とも Foie gras d'ie としました。上品な味付けと癖のないまとめ方は、さすが三ツ星と思いました。これからチャレンジする方にもお薦めです。一人分45ユーロ。
 
同行の2人はメインディッシュに St Pierre roti a la sauge (マトヤ鯛の料理:二人前から)を注文。テーブルの傍で火を付けてしっかり温めてからプレートを食卓においてくれましたが、隣の席のフランス人カップルは凝ったサービスに羨ましげでした。二人前で106ユーロですが、野菜や香草などの味が滲みこんだ絶品で、お薦め
 
私は Troncons de Sole et Asperges Vertes を食べましたが、これはごく普通のレベル。52ユーロ。

メインに頼んだタラか何かの蒸し焼きも、一緒に調理された野菜や香草等々のスープが絶妙に滲みこんだ上物だった。そして、デザートが食卓に並ぶ頃には、もう普通の日本人にはお腹一杯でとても食べきれないほど量的にも大満足!

ごく普通に選べるデザート (Chariot de desserts) が、一人18ユーロ。フルーツ、ショコラ、ケーキ類、クッキー、ポンチと何でも選べて18ユーロですから、決して高くありません。ただ、お腹がついていけず、希望の半分も食べ切れないのがネック。もっとも、ほとんどの日本人は西欧人ほど胃袋が大きくないので、これまでも同じ無念さを味わってきたことでしょう。
 
なお、同行二人は結婚うん(?)十周年記念でしたが、そのことを伝えておいたらデザートの皿の周囲にチョコで Heureux Anniversaire de Marriage と書き込んでくれてあった。二人は感激してました。当然、記念の写真も撮りましたが、そうした心遣いができる素晴らしいレストランです。

アペリティフのシャンペンが、3人で39ユーロ、0.5の水2本で10ユーロ、1杯5ユーロのビール、ソムリエお薦めのリースリングワイン(地元のコルマール近郊産)55ユーロも合わせ、3人分の総額がサービス料込みで締めて456ユーロでした。
 
最高級レストランのディナーで料理も十分堪能し、満足できるサービスと素晴らしい環境の中でのこの値段はリーズナブルです。同じような内容を例えば東京の高級フランス料理店で食べたら、その1.5倍は取られると思うのですがーーー。
 

【hard】 もともとインターネットで予約してあったが、雰囲気の良い森の中のレストランに着くと女性が入り口で名前をチェック。早速、窓際の公園に接した、奥の席に通された。

20時頃だとまだテーブルは、3つか4つほどしかうまってなかったが、21時前にはほぼ満席に。いずれの客も高級レストランで食べるにふさわしいきちんとした服装で、そこいらのカフェで飲むようなラフな感じの人は居なかった。ただし、男性でも全員がネクタイをしているわけではなく、きちんとした身なりなら、ネクタイやスーツは必ずしも必要なさそうな雰囲気だった。
 
【soft】 スタッフは平均して親切。入り口で最初に応対をする女性。そして、英語で注文を取りに来るギャルソン、ソムリエ、ワインを注ぎに来る女性、料理を運ぶギャルソン、マダム、そしてコースが終わる頃には1卓1卓丁寧にシェフが挨拶に回るなど、サービスは濃厚。
 
我々の食卓だけでもサービスに来たり、顔を出したスタッフは、全部で6、7人ぐらい)だった。フランス料理では、スタッフの対応も評価の基準になるようだが、悪い評判が立たないよう一生懸命なんだなあ、と思わせられた。逆に言うと、それぐらい三ツ星を維持するのは大変なんだとも感じた。比較的クソ丁寧な日本の高級レストランや高級料亭でも、未だにそれだけ大勢のスタッフ(レセプションからギャルソン、ソムリエ、マダム、シェフに至るまで)が接してくれた覚えが無い。
 

【language】 日本語は通用しないが、メニューも注文も英語でオーケーでした。
フランス語が百パーセントできなくても、ある程度英語が話せれば、たぶんオーケーです。でも、アルザスを代表する一流レストランですから、挨拶と簡単な感想、勘定ぐらいはフランス語でやるのが、エチケットかとも思いました。
 
【reservation】 インターネットで予約しましたが、確約の返事がきちんとこちらのアドレスに送られてきます。
 
【point】 10点

(Mr.Fudarin様 2003年7月)

ディナー。 
 
レストランはオランジェリー公園の中の移築してきた’田舎風の家’。 レストランの名前もそういう意味だそうです。発音が難しいので、 タクシーに乗る前に、ホテルのレストランのお姉様と練習しました (^^;;; 
 
外は確かに田舎風ですが、中はやはり三ツ星、きらっとした雰囲気です。 窓際の、テラスから公園の木々がよく見える席に案内されました。 

何しろ私は、いろいろ食べたい、でもたくさん食べられない たくさん飲みたい、でもほとんど飲めない(これは夫も同じ) という人なので、楽しみな反面、どうオーダーしようか、結構迷っておりました。ホームページで、一応アラカルトにどんなものがあるか、 当たりはつけて行ったのですが、メニューには英語の説明もついていました。食べたかった、ざりがにの前菜が、今日はムニュにも入っています。 

メートル氏に、私はたくさん食べられないのだけれど、とにかく、 ざりがには食べたいので、あとはどうしたらいいと思う? と聞くと、ムニュでもいいが、アラカルトで2品で良いのでは? メインがお肉なら、クリームを使っていない、子羊の焼いたのはどう? デザートは軽いのはアプリコットのタルト。とのことで、その通り注文しました。 

夫は、前菜はアルザス名物フォアグラ、メインは子羊で同じ、 デザートはチョコレートのミルフィーユをたのみました。

ソムリエさんにも、私たちは飲めないのだけれど、アルザスの もので軽いものを少しだけ試してみたい、と説明し、リースリングの ハーフボトルを注文しました。 

アミューズ4品あと、前菜。中央にしゃきしゃきした野菜の山 があり、まわりに、ざりがにと黒いジェリー。それにたっぷりのオレンジ色のざりがにのスープがかかった、冷たい前菜です。 あっさりしているようで、でもしっかりしていて、おいしい。

夫のフォアグラは、くるみとジェリーが一緒になったもの?と しっかり焼いたパンドカンパーニュを全部口に入れると、ほんとにおいしい、と言っておりましたが、何せ、人の皿に手を出す雰囲気ではありません。
 
子羊は、割に普通で、結構しっかりローストしてありました。 つけあわせの、じゃがいも・オリーブ・ドライトマトをかためて焼いたようなものが、気に入りました。

軽い、と言われても、 いかんせん量が多い。何とか数切れ夫の皿に移動し、食べ終えて、さて、デザート!と思ったところへ、なぜか、またまた小羊が。

これ、注文してません!と言ったところ、これは二皿でサーブする料理です、との答え。で、サラダと一緒になった、さきほどよりかなりレアの子羊をまた食べる。(さっぱりおいしいので、 全部食べる。) 

デザートは、確かにアプリコットタルトなのですが、大きいのと、 上にローズマリーがかかっているのとで、半分しか食べられませんでした。別皿のアプリコットアイスクリームを食べたあと、 プチフール7品を何とか味見。コーヒーをたのんだのですが、 チョコレート2種類と、オレンジピールがついてきて、これも この際、味だけでも、と1個ずつ。 

夫は、チョコレートのミルフィーユはがんばったものの、別皿のいろいろなベリーがシロップにつかったのと、ベリーのソルベには、 手がついていませんでした。(私が食べたいー。。。)あんなにチョコレート好きなのに、プチフールには、ひとつも手が出ませんでした。

19時半から3時間ほど経ち、この頃には、公園もすっかり暗くなっていた。隣の’デギュスタシオン’(デザート2品の前に、 6皿あったはず)をたのんだ方は、まだ、メインをもくもくと食べていました。(若いカップルです。)

初めての三ツ星レストラン。雰囲気も、料理も、満足だったのですが、 あれもこれも、もっと食べたい!と思うばかりで、おなかがついてこないのは苦しかった。(って、結構食べましたね)
 (よりこ様)
  

タクシーで。 行き先を告げると、働き者という感じのタクシーの運転手さんが 「お前らが、あの店いくの?!」というような感じでビックリしました。
 
確かに、不釣合いといえば不釣合いなんだろうなあ、と思わないでもない。いや、不釣合いなんでしょう。うん。分不相応なんでしょう。うん。いや、でもね。ココに行きたくて1年貯金したのよ〜。許して〜〜〜思いつつ(も、言えず)。 
 
イロイロ話している途中で、突然、「ひょっとして、君達ハネムーン?」 ときかれました。「そう。結婚したばっかりなの!!」とニッコリ答えると(ま、実際、職場には「新婚旅行だ!」といって長めの休みをもらったし)、「そーかそーか。いい思い出つくるんだよ〜」と許して(?)くれました。  #コレは次回も使える手だな.......と思ったのは言うまでもなく.... 

 
パリの★★★より、オトク感があると思います。 なんていうのかなあ、「実質的にうまい」感じです。 いいとか悪いとかではなくて、 パリの★★★だと、土地代食べてるな〜〜〜っていう 感じがどうしてもしまして... それから比較すると「旨いもん食ってるなあ」という実感がしました。
(かなぞう様)
 

総合的な評価は「無難に美味しいものを食べさせてくれる」という感じでした。 正直、特別に無茶苦茶感動したということはなかったのですが、 どの皿も、万遍なく美味しく食べることができました。 

一番印象に残っているのは、ちょっと変わってますがアペリティフ。 

キールロワイヤルを頼んだのですが、少量のキールの入ったグラスがテーブルに置かれ、 目の前でモエ・エ・シャンドンを注いでくれました。 (あまり詳しくないので詳細はわかりませんが、ダークグリーン?のラベルでした) 

食事に私が選んだのは、前菜にフォアグラ、主菜がホタテです。 フォアグラは1枚ですが、その分厚さと柔らかさが、その辺のブラッスリーで食べた フォアグラとの違いを主張してました。 

メインは比較的軽そうなホタテにしたのですが、それでも前菜が終わってからメインが 出てくるまでの時間に、かなり満腹神経がやられてしまい、やばいなぁと思ったのですが、 ホタテの付け合わせにポワロネギのソテーが出てきて、これをホタテと一緒に食べると 旨味とさっぱり感が一緒になる感じで、全部平らげることができました。 
 
私は大きいネギが苦手なので(子供みたいですが。。。)、一瞬食べられるかどうかと不安に 感じたのですが、大きいネギを美味しく食べられたのは人生で初の経験でした。 
 (ちょっとネギの種類は違いますが) 

ちなみに、夫は前菜がポワロネギとホタテのテリーヌ。主菜が小鹿のソテーでした。 こちらも、そつなく美味しく食べられたそうです。 

でも、ちょっと失敗だったのはデザートです。一応、食べたいデザートは心に決めていたのですが、メインを食べ終わった後の胃袋の 状態に自信がなかったため、オーダーは後にすることをお願いしました。 

で、結局、メインの後はデザートで締めたいと思い、メニューを見せてくれるようお願いしたのですが、  ムニュのために用意されているワゴンのデザートから選ぶことしかできませんでした。 こちらも美味しそうなデザートが並んでおり「お好きなものをお好きなだけ」状態でしたが、 そこまで胃袋に余力もなく、最初からお目当てのデザートを頼んでおかなかったことを後悔しました。 

メインの後でデザートのオーダーを受け付けてくれなかったのは、作る時間が必要だからでしょうか?     それとも、ほとんど英語の通じない状態で、英単語や仏単語を並べながらの意志の疎通には、無理があったということなのでしょうか? ちょっぴり心残りです。

(az様 2001年12月)
 

 

帰る前にどうしても行っておかなければ、と思い、前日に語学学校から予約を入れていきました。(笑) 私はランチで伺ったので、バスで。 

前菜にフォアグラのポワレ(ポワレにしては生っぽいんですけど)をとり、メインに子羊のローストを食べました。つけ合わせはジャガイモで、一緒に小さい器で羊のカスレみたいなのがついていました。 
 
デザートはワゴンの中から5つくらいチョイス。ベリーのスープ仕立てみたいなものやチョコレートのムース、プルーンのタルトにババ、ババロアを食べました。そのあとのプティフールも全て美味しく頂きました。 

その日のうちにパリに行くことになっていたので、すぐにFOYERに戻り、荷物をとって電車にのりこみましたが、3時間も経たないうちに、 ネゲルで買ったクグロフを一個平らげていたので、自分の胃袋に驚かされます。
(ぺこ様 2000年)

 
 
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