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男性旅行者の 被害類例ダイジェスト

3 Jun.2013 経験談追加

 
 
 
 

俺は大丈夫と思っていて、あっさり被害に遭いやすい男性の傾向・・・

□ 昔から 海外旅行は多少のリスクはあると「知って」はいる。現実のレベルを知らない。知ろうとしない。そして、その知識情報が古い。

□  聞く耳をもたない。調べない。自分の過去の経験値・知識レベルだけで判断しようとする。

□  ヨメやハハなど 女の言う注意を聞かない。忠告する人らを、ビビりだと思っている。

□ 男と女は違う、と思っている。

□ 被害経験談なんて、数探せばそりゃあるに決まってるだろう、と鼻で笑う。大丈夫なやつもいるやんけ、と思っている。その”大丈夫なやつ”は、それなりに準備と予習をしていることを 知らない。

□ 日本であまり怖い目に遭ったことがない。周りに日頃 防犯注意を払った経験がない。

□ 俺は関係ない、俺は遭わない、俺は大丈夫、と思っている。

□ 財布とか盗られる奴は アホや、スキがあるだけや、と古典的・昭和40年代チックな思いを持っている。被害にあった奴は、たまたま運が悪かったンやろ、と思っている。

 尻ポケットから財布盗られたらすぐわかるって! といまだに信じている。
プロの華麗な手口と 自分の5秒はかかる鈍感さに 気付いていない

□ スリや詐欺の手管は見破ればすぐ押さえて勝てると 思っている。

□ 財布の持ち方を、尻ポケット あるいは ウェストポーチしか思いつかない。

□ 荷物は少なく身軽派。あるいは1つのバッグ類にすべてを入れる。

□ 財布にカードや現金を全部いれる。なんでも一か所集中主義。

□ 人生は経験してなんぼ、だと思っている。経験していないことが 自分の身に降りかかった際の想像ができない。シミュレーションをしない。落ちなくていい穴と 落ちて経験したほうがいい穴、の見極めがつかない。

□ 万一の被害をゼロにしたい、被害を押さえたい、という意識があまりない。なったら困るなぁ、という気持ちがない。


陥りがちな哀しい現実

□  一般の女性(若〜年配)が簡単に避けられるリスクを避けられないで ハマる。

□  正直なところ それって いわゆる アンタがアホなだけちゃうん・・・ とみなが 内心思う(が言わない)パターンで盗られることが往々にして多い。また、知らないうちに、職場・親戚で ア ホな例として語り継がれ、数年後、いわなきゃよかった・・・と思うことも多い。

□  防御策を練っていないため、ホームランを打たれる確率が高い。 (つまり 狙われると、やられる率が高い) 

□ 被害額が異様に大きい。クレジットカード4枚とキャッシュ全部、等。

□ 帰国後 みんなに けっこう「大変やった〜〜〜」 と言いまくる傾向がある。が、実際 周りは内心かなり呆れていることが多い。

1年ぐらいたつと、飲み会で 「あいつアホやねんで、尻に財布いれとって とられてんて」 「うわ、めっちゃ あほちゃうん〜〜」 と馬鹿にされることになり、段々、しくった・・・言わなきゃよかった、と気づくことになるが、その時にはもう遅い。5年ぐらいたっても職場で後輩に例として挙げられ、「ええ加減やめてくれ ><」 と思うことがある。

□ けっこう いまどき珍しいほど イタイ被害に遭う。メインカードをなくすなどし、あとで家計等に影響がでるが言わないで伏せていたりする。帰国後 数か月して、カミサンにばれたとき、バックスクリーン三連打の強襲を受けることになる。(隠すとよくないので被害に遭った際に、影響は一括で申告するこ と)

□ 自分の株価はかなり下がる。その後の人生、とくに旅行人生において、ハハやカミサンから 強烈な圧政を受ける。旅行の続行に影響を受ける被害が多く、さらにカミサンは20年か30年は 例に挙げることが多い。

□ このネタをもとに、親とヨメが仲よくなるという副作用がまれにある。ただし重奏を受け、けちょんけちょんにはされる。これに叔母や伯父、祖父母が加わると四重奏なので、親戚宴会の直前には、この失敗談のネタトークは今日はやめてくれ、と、ヨメに頼むべきか。

□ 現場では、被害リカバリのために何をしていいかわからず、非常に同行者に迷惑をかける。(カード番号覚えてない、どこのカードがよくわからん、等)
このせいでパリでヨメの買い物ができなかった、と認定されると、始球式か選手宣誓を失敗したかのようなイタイ人生になる。帰国後 日本のヴィトンにてイタイ補填をすることになる。

□ 本人は、人生で、こっそり 凹む。

対策 1.ケースにあった予防  2.やられたときのリカバリ準備
□ 尻ポケットは使わない。いれても ポケットティッシュまで。(バリバリいわないソフトタイプがよかろう・・・)

□ どうしても持ちたかったら 1000円分ぐらいだけいれる。ただし鴨として囲まれて余計な被害を生むことがある。

□ 同行者がいるなら、迷惑をかけないよう、言うことをきく。自分ひとりならスキにしてよし。

□ 




下記は、防犯に気を配った方々の経験談です。

複数に目を通すと、浮かび上がってくるものがあると思います。



 
なめている・防犯意識の低い男性は、かなりの確率で狙われる。
開けられて当然、として対策をとっておくこと。

女性に比べ防御意識が低い、持ち方の工夫が乏しいのが原因と思われる。


 
1号線、フランクラン・ルーズヴェルト駅

車両内でスリ被害にあったと思われる白人男性を目撃.
 

ルーズヴェルト駅停車時に前方車両より男性数人がどやどやと移動してきた。不思議に思っていると、 最後に移動してきた白人男性は、先に移動してきた男性数人組を追いかけていた模様で。数人組はドアが閉まる直前に下車。


被害男性は咄嗟にドア脇の緊急レバーを引き、ドアを開放し、車両から飛び出して大声を挙げて追いかけて行った。

その後は、見えなかったが、ホームで一悶着あった様子であり、メトロも5分間弱停止。体格の良い白人男性も狙われるのだから、と自分達も気を引き締め直す。

(2010年7月 ケムート・パンセ 様)
 

パリ訪問歴のある友人が、混雑したメトロで、スリに財布をスられた。詳しくはわからないが、ズボンの前ポケットに入れていたらしい
(2010年6月 くろ○○ * 様)

私は2度目のパリ、夫は初めてのパリ。彼は北欧に何度も出張に出かけているし、また私達は海外在住。

財布は前ポケットに入れてあるから大丈夫だよ。ロスでもニューヨークでも、俺は前ポケットに財布を入れておいたから大丈夫だったんだよ。

気をつけていればスリになんか遭うわけがない、スリに遭うのはスキがあるからだよ」と豪語していた。

パスポートと私の財布を分散してセーフティーボックスに預けると、 「財布は預けなくてもいいだろう!」とまで言われた。

私は娘を連れて前にパリに行ったことがあり、メトロで一本を見過ごそうと思っていたら、乗り込んだはずの人が発車直前になって出てきたので 「この人はスリだ!」と直感したことがある。

だから、夫には地下鉄に乗るときには気をつけて!と口をすっぱくして言っていたが、女の子の集団に財布を盗まれてしまった。手口は全く同じ、私達と一緒に乗り込んで発車と同時に降りるというもの。

私が夫に 「スリかもしれないから気をつけて!」と列車に乗り込んだときに言ったけど、女の子達は列車から飛び降り、本人がポケットを確認したときには、もうスられた後だった。

私は、娘の手を引き、バッグを南京錠をかけていたので、無事だったあっという間の出来事。

財布の中身は、厳禁200ユーロ、アメリカのクレジットカード2枚、アメリカの運転免許証、会社の社員証が入っていた。

このアメリカのクレジットカードが曲者で、夫婦で同じアカウントなので(つまり家族会員)、夫のカードをストップさせると私の持っているす られなかったクレジットカードも使えなくなった。私が予備の日本のクレジットカードを持っていたので、それで残りの日を過ごすことができた。

夫は、完全にパリをなめきっていたと反省しきり。バッグに南京錠をかけていた私をけっこう馬鹿にしていて「早く!」と急き立てられたりしたが、その後は嫌な顔をすることなく、待つようになった。彼にとっては良い薬になった。

(2008年 park  minmin 様)

彼とメトロに乗り移動したが毎日の様にスリに遭った。狙われるのは、決まって彼

今思うとドア付近にいたのが狙われる原因だったのかも。覚えているのは、スリがメトロを降りる寸前に彼の靴下?靴?辺りをモソモソ。靴下に何も入れてないので被害なし。いまどき靴下にお金を入れている人っているのか。
 

気が付いたら彼が、男数人に囲まれていた。(このパターンはプラハやブタペストでも遭遇)ドア付近での出来事。そして気が付くと体をモソモソ触りだしたよう。私たちはお金は簡単にとられないようにしてあったので
被害はなし。
 

隣の車両にいた日本人家族(父母中学生くらいの子供2人)は、母親がかばんに財布を入れていたみたいで、小学校高学年くらいの女の子がその母親の財布をスッて逃げる途中、地元の紳士が財布を取り上げて未遂に終わっていた。

そのスリの女の子は私たちの目の前を通って次の駅で下車して逃げたが、なんとも慣れた風で衝撃的だった。
(2008年 あかね ichigo 様)


 

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