過去旅でスリや盗難やトラブルには縁がないと思っていたが、気が緩んでいたせいかトラブルがたえない旅行に。
貴重品のうち、パスポートと航空券は巾着に入れ、たすき掛けバック(チャック3つ付き)の一番自分の体に近い側しまって保管。真ん中のチャックには財布、一番外側にはガイドブックと辞書。
12月のパリは初めてで、クリスマスのイルミネーションや雰囲気にハイテンション。パリから2.3日田舎へ電車の旅をしたり、フランスに馴染んで来た頃、友人とパリの街を散歩しまくった日がありました本当に冬のパリはきれいで楽しくて、私のテンションも最高潮でした。その日、ホテルへは夜遅く到着し、遊びつかれて、すぐベットに倒れこんでしまいました。
朝起きて何となく、明日バルセロナに行く、フライトの時間を確かめようと、バッグをあけてみたら、
航空券とパスポートが巾着ごと無い。
前の日、途中途中でバックを確かめていたのですが、後半は遊びに夢中で確かめる事を忘れていました…
自分の荷物すべてひっくり返してみたけど、その2つは姿も形も無く…スリなんて考えても、それらしい出来事(怪しい人)など見当もつかな
く、メトロには乗っていないし、人にぶつかられたり、変な人に囲まれたりなどなく、現地の知り合いと3人で行動していたので、一体何処で??と自分の行動
を良く考えました。
前日の行動を振りかえってみて、1つ気なるのはカフェで休憩したとき。カバンの中の物を整理した。その時に巾着の確認をついでにしたものの、話に夢中になった。そこに、忘れたのでは??!! しかもその日はハンカチも落としていたので、これは自分の不注意に違いないと、確信した。
※基本的に外で荷物整理はしないほうがいいです。悪い人もみていますし、どこにしまったかも見られています。忘れ物もあります。。。
しかし盗難か自分の不注意か、いずれにせよ、パスポートと航空券は無いことは確か。ホテルのレセプションへ相談すると、電話帳で『大使館、日本大使館…』と呟きながら、探してくれた。『これだ!!』と言って電話番号を指したので『電話かけて下さい』と頼みました。
※基本的に、緊急連絡先は2箇所に控えておく事
大使館との電話で日程を詳しく聞かれた後、以下の指示。
・まず、警察へ行き、盗難届、紛失届を出す。
・航空会社に電話。(エールフランスの日本語直通ダイヤルを案内された)
・警察で盗難・紛失証明書を発行してもらったら大使館へいく(パスポート用の証明写真2枚用意)
エールフランスとのやり取りは
・なくした旨と、名前、旅程、発券した旅行会社の名前・担当者の名前を伝える。
・明日出発でバルセロナへ旅があるが、自分の航空券は日程変更は不可の券だったので、旅行会社へ発行証明の確認が取れ、パスポートの再発券が出発に間に合ったら、航空券の再発券可能といわれた。発券代60euro。大使館へ行った後に連絡くださいといわれた。
警察へ
・届はすごく簡単。すぐ証明書を貰う。
写真
・その足でメトロのスピード写真マシーンで撮影後、大使館へ!!
・証明書を提出、他いろんな書類を書き、提出、
・運転免許証書、保険証などが必要。私は旅行には必要ないと思い、持参していなかった。(本籍地を記入)
・本人確認が出来しだい、再発券可能で、再発券代、日本円で15000円分用意して、明日の午後来てください、といわれた。
翌日バルセロナへ行かなくてはならないので、パスポート再発券次第で航空券の再発行が可能だということ、フライト予定(ロワシーを13:
00発)の変更は出来ないので、どうか明日午前にパスポートがほしい、と依頼すると。では明日朝8時45分に電話で問い合わせるよう、ただし約束は出来ま
せんといわれた。
すぐにエールフランスへTEL
・大使館でパスポート再発券の事を説明。
・回答は、パスポートを受け取った時点で、エアーの再発券をかけます。一か八かで、明日の午前にパスポートを再発券されたら、すぐに連絡するよう。その時に再発券ナンバーを伝えるので、直接ロワシーのサービスカウンターで航空券を再発券するとの指示。
大使館の人も航空会社の人もとても親切。そのやさしい言葉をかみ締みつつ、再発券の手続き作業は一段落しました。これは朝8時半〜午後14:00の間の出来事でした。
パスポート再発行
・翌朝、大使館へ8時45分丁度に電話。「取り合えず来て下さい。」と言われ、旅の続きの準備をして大使館に出向く。
大使館へ到着は9時半。結果は本籍地の記入が違ったものの、パスポートが出来ていた! 再発券115euro程?を払った。
エールフランスへTEL
・再発行番号を教えてもらった。
空港へ
・この様にして旅券と航空券を無くしながらも、旅を日程通りに終わらせる事が出来た。お金の出費は痛かったけど、この様な稀な体験が出来て凄く勉強にもなり。気持ちも引き締まったた。
航空会社や大使館の対応は、本当に心の支えになりました。
(モコモロッコン様 2002年12月)