辺りはやっと明るくなったころ。

友人とパリで地下鉄に乗るためにメトロの階段を下りたときに、先にメトロに入っていった男がなぜか改札を通らずにＵターンしてきた。友人のスカートの中に手を入れ、お尻を触ってきた。

私は前を歩いていたので、友人の悲鳴で何が起きたのかを知った。

急いで改札を抜けてメトロに乗った。追いかけてくることはなかったが、非常に怖かった。確かに短めのスカートをはいていたし、Ｕターンしてきた事に違和感を感じたが気の毒でならなかった。

後日、現地のフランス人にこの話をしたところ、「土・日の朝は多い」とのことだった。

スリに関する情報はよく耳にするので危険予測はできたが、痴漢に関しては全く無防備だった。気をつけて。
（H様）

最終日、どうしてもエッフェル塔の点滅が見たくて、モンパスナスのタワーに上った。帰りに95番バスから地下鉄に乗り継いだのだが、ちょうどラッシュアワーにぶつかった。

乗り込んですぐ、後ろの誰かにお尻を触わられた。

びっくりして飛び退いたら、ちょうど入り口の扉付近だったので、私が外へ落ちると思ったのか、すぐ横にいた男性があわてて引っ張ってくれた。

扉が閉まって出発。と、位置が変わった関係で同行の家族もさっきの同じヤツに腰に手をあてられたらしい（あとで聞いた）様子が変なので、あ わててこちらへ引っ張った。さっき私を引っ張ってくれた男性がフランス語でなにやら言った。（雰囲気的に「大丈夫か？何かされたのか？」みたいな。）

怪しいヤツを見て、こっそり指さしたら、怪しいヤツは次の駅で下車。

席を背に、2人で扉付近にずっと立っていたが、軽いパニック。他にもずっとこっちをじろじろ見ている男性がいて、にらみ返してたけれど、向こうは降りるまでちらちら見たり、私の持っている荷物を見たりしていた。（大した物は持っていなかったのだが嫌な気分だった。）

対策として、18時前後のラッシュの時間をはずす、できるだけ早くに乗って席に座る、ことが必要。夜は危険、と聞いていたので、できるだけ 早く帰ろうとしたわけだが、ラッシュでかえって裏目に出てしまった。デパートなどで時間を調整して19時過ぎまで待っていても良かったかも。

また、地下鉄はオペラから乗ったのだが、ルーヴル・リヴォリで乗り換えることも可能だったわけで、おそらくそうしていれば、席に座れていたのではないかと思う。スリにはかなり気をつけていたが、痴漢は想定外だった
（2006年1月　プチ鶏そぼろ　様）

女性2人だったのでものすごく気をつけていたが、地上にでる寸前のところで後ろからおしりをさわられた。

ふりむいたら30代くらいの金髪・白人・小太りの男性がニヤニヤ笑って立っていた。頭にきたので日本語で罵声をあびせて抗議たが、男は悪びれるわけでもなく、周りに人けがなかったのでこれ以上何かされても困ると思って走って逃げた。

メトロの改札を出た時は周囲に人がいないことを確認していたが、その1、2分後の出来事。
（2008年　めろん姫　様）

かなり警戒していたので逃げ切れたが、危険だと思った。メトロが便利なのはいいけど、汚いし臭いし、早朝と夜は危険で使えない。特に乗り継ぎのときは、人けがなくて怖かった。
（2004年9月 LAMF kai 様）