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ケース6 満員電車型。 |
傾向
通勤・帰宅ラッシュ時の満員電車で。あらかじめ改札・券売機あたりから、めぼしをつけ、財布や貴重品、鞄のあけかたも見ているらしい。 |
対策
□ 基本的にスラれないよう、相当、荷物の入れ方を工夫。当たり前だがポケットにはいれない。バッグは前に抱えこむ。手をいれて簡単に盗れないようにする(大きなエコバッグでバッグを全部くるんでしまうのもよい。 |
1号線 コンコルド〜凱旋門 (混雑+かぶせ型)
15時。車内は満員。同乗した娘がつかまる所が無かったので、転ぶといけないと思って、私は右手でポールをつかみ、左手で娘の手を握っていた。肩からななめ掛けしていたバッグの口を、押さえていなかった。
隣に、上半身黒のポンチョを着た、金髪の白人女性が立った。バッグが女性のポンチョの下に入り、バッグを引っ張られる感じがした。ポンチョの下で彼女の手とバッグは見えず。車内混雑のためと思ったが、違和感が有った。娘の手を離してバックを引っ張ると、バッグの口が開き、財布のチェーンが外れていた。 幸い、チェーン付きのままバッグ内に財布が有った。女性は私が鞄の中で財布を探し始めたら、その駅で下車した。 本来バッグの口にも鍵を付けていたが、バッグから本を出し、あわてて鍵をかけずにチャックを閉めただけだったのもいけなかった。 こちらのHPを観て鞄に鍵を付ける、財布をチェーンで止めるなど、こころがけ、防犯準備をして行ったのに、メトロの乗り方に気を取られて防犯意識が薄くなっていた。 それ以降は家族も鞄の上に手を置いて行動するようになり、犯罪には遭遇しなかった。 (2010年1月 さぁらは27年ぶり 様) |
レ・アール〜シテ
子供のスリ集団。乗り込んだ後に、同じような小奇麗なパーカーを着た今時な小学生くらいの女子2人、学?高校男子1人がぎゅうぎゅうに押し込んでくる。もともと混んでいたので場所を開けてあげたが、やはりスリのようで、女子は母と私に猛烈にすりよってくる。私が肘鉄で押し返すと母に2人がかりで詰め寄る。 前回経験済の母は、急に臨戦体制(ひそかにシミュレーション訓練をしていたらしい)、やる気満々で大声をあげ、私もその女の子の髪を後ろからひっぱったが、それでもひるまない。 母は小さい子を突き飛ばして、小さかった女の子は吹っ飛んだ。そこで女の子2人がぎゃーぎゃー文句を言い、周りが非難の目。泥棒のくせに、と日英語で非難すると、近くの同じパーカーの男性を見て助けを求めた。 「どうしたの?」と男の子が英語で声をかけてきたので、「泥棒の肩をもつのか?同じパーカー着てるしお前も仲間か?」と言うと、到着した次の駅でそそくさと降りて行った。ほかの扉からも同じようなパーカーを着た女子が2人おりた。 すごい、素人っぽいというか、駆け出しっぽいが、男もいたので、怖い気がした。 何も盗られていないが、一瞬の出来事だったので、やはり心構え・冷静さが必要だと改めて実感。とっさにはフランス語は出ず、英語で通じたからよいものの、驚くと脳細胞がやはり停止。めげず日本語で叫ぶ母は立派。声もだせない状態になるのが一番危ない。 母にまけず、フランス語のシミュレーションを重ねておく・・・ (2010年11月 パンすきー游子 様) |