バスティーユ
メトロに乗ろうとして改札にカルネのチケットを入れた。いつもは使わない、バーをカッコンと廻すタイプ。となりの扉タイプがベビーカー連れのの家族がトラブって塞がっていたため。
この前に、ウエストポーチからカルネを出していた所で たぶん目を付けられていたと思う。
チケットは出ているのにバーが回転しない。あれ?と思う隙もなく、後ろから英語で「プッシュ、プッシュ」と言いながら押して来た、白人中年男性がいた。
さんざんスリの手口を読んでいたので すぐにおかしいと気づき、ウエストポーチを見ると、案の定、男性の手がポーチの蓋の下に。
その下のジッパーをリング(輪)で固定していたので被害は無かった。
手で払いのけるも まだくっついてくる。肘鉄を一発入れた。相手が下がると、バーは簡単に廻った。どうやら彼がバーを押さえていたようである。振り返ると、いい場所にヒットしたらしく、うずくまっていた。仲間が居たりすると大変なので さっさとホーム方向へ去った。その後はどうなったやら
分からない。
ちなみにフランスで何処ら辺までが正当防衛になるんだろう? もし、スリの肋骨とか折れていたら過剰防衛なのかしら?
帰国後、近所のフランス人に聞いてみたが「分からないけど、フランスの警察は外国人に厳しいから、くれぐれも捕まらない様に」と笑われた。
(B様) |