もどる |
|
ケース1 子供集団型 |
傾向
乗ったときに いきなり自分の周りを取り囲む。あるいは駆け込み乗車して、自分を押し、同じ車両や戸口にわいわいとのりこんでくる。 犯人像 身なりがよい犯人も多い。子供や、若い女の子の集団。(法令で罰則がゆるいため)フランスでは子供だけで メトロなどに乗ることは あまりありえないため、ほぼ 100%スリと決めても失礼でない。 |
対策 準備
・自分:
あなたは基本的に財産死守する担当。すぐ盗られるような入れ方・持ち方をしない。 バッグ類はチャックに リング、安全ピン などを付ける。すぐ開かないようにする。 (カッターで切るケースもあるが、そこまででない急ぎでスリをするケースなら、これで防御できることがある) 基本は 荷物はギュット前に抱える。手をいれられたり探られても、一発でとれないようにする。 財布やスマホ・カメラは、布絞り袋にいれ、紐をバッグのどこかに結び付けておくとよい。 どうしても手をいれやすい箇所(鞄のポケット、服のポケット)は、警戒しなくてよいよう、大事なものを入れない。 ティッシュ、 煎餅、おかき、えびせんのミニ袋、程度。(パリパリ音がする)。 手を入れられても 「実害がない」ようにすれば、防御しなくてよい。 ある意味、ポケットのほうに誘導する。(お菓子やティッシュとわかると、持っていかない) ・同行者: いちおう 乗り物や駅、街路に モンスタ・・・じゃなく スリが待ち構えていること・トラップがすごいことは伝える。 パターンを2,3教えておく。同時に、経験者でもかなり未遂とはいえやられている、ので100%防御が難しい、と伝えておく。(日本の初詣での雑踏スリみたいなもの) かなしいかな、敵さんは毎日 頑張っているプロである。 平和ボケした日本の鴨(=同行者)の被害を止めることは難しい。これは認識しておく。 だいたいの場合、親や旦那、よくわかっていない友人は、平和観が強く、認識が遅い。ほぼ被害に遭ってしまい、ぼやぼやしている数秒で、やられる。 シニアの荷物ファスナーに、少し動かすだけでよく鳴る、ややうるさめの鈴を付けておくもいい。鈴をおさえられたら鳴らないので、気休めではあるが。 あとで同行者を責めなくて済むよう、たいしたものは持たさないのが鉄則だと思う。 ・作戦1: ダミー作戦 鴨さん(ぼけぼけ同行者)をダミーにして 自分が金品を守る 失礼ながら、自分と鴨さんを両方 守ることは・・・捨てたほうがよい。警戒心の薄い人、また反応がトロい人(親、旦那など)には、ダミーとして泳がせる。 ダミー(鴨さん)には 重要アイテムを持たせない。ティッシュとかお菓子、タオル、地図だの大したことない土産、 現金は盗まれても警察いかなくていいか、というぐらいの小銭程度を持たせる。(鴨の荷物やポケット探られても、葱しょってないと鴨は放免される) もちろん 「自分がやられたら 部隊全滅、一貫のおわり」 にならないよう、貴重品分散、予備保管なども検討する。 ・作戦2: 戦場回避 自分たちが狙われるケース(カモ)であるときは、メトロに乗らない 判断もしてほしい。 警戒は気づかれする、怖い、たぶん自分は防げない、事後のごたごたがいや、親にいやな気分になってほしくない、夕方などくたびれていて警戒感が薄れそう・・・というときは、最初からバスやタクシーを使おう。 子連れ、荷物がある、ウェストポーチや盗ってください、という格好をしている。警戒心の薄いあるいは対応のできない人を連れている。いま盗られると帰国に響く、というときも無理しないほうがいい。 現地で ・乗る前に、やりそうな軍団 (子供・若い女性だけの軍団など)を探す。
いたら、基本的に乗らない。彼らが誰かほかをねらって乗り込むのを待つ。あるいは相当車両を離して乗る。 (基本的に射程内に入ると、かなりの確率でやられる。気づかないケースもある) ・混雑しているときは乗らない。親がいるなら、タクシーでもよい。年配の親連れの場合、 あるいは 気を付けるものが多い家族連れは、 このようjな路線には乗らない。バスやタクシーを使う。 ・きた電車にあわてて乗らない。 ・車両の奥にいく。 ・バッグは前でぎゅっと抱える。囲まれたら、高く持ちあげるか、荷物ふりまわして、空いてを蹴る。大きい絞り袋やスカーフなどで、くるんでしまうのもいい。(相手は、貴重品があると思って 手をつっこんでくるから) ・携帯、カメラも警戒。 ・持ち物や服装、時計などを示したり触って 何かいってきたら、ほぼ スリなので、注意。周囲から一斉にやられる。 ・二人以上の旅行者を引き離して、鴨からヤるパターンが多い。また話しかけて気をそらせてくる。 遭ってしまったら ・だいたい気づいたときには遅い・・・ 死守すべき場所だけを守る。
・寄ってこられたり、押されたり、触られたら むこうずねを蹴飛ばしてよい。ピックポケット!と叫ぶ。日本語で よってくんな! さわんな! みたいな 声を出す。 相手に気付かれていると知らせる。知らせても強行されるケースがある。 ただこの状態になると、ほぼヤラれているので、もう遅い。バッグを振 り回してもよい。 ・複数人で取り囲んでくる。一斉に手を出してくると、もう手がつけられない。 ・最後に何か話しかけてくる子、財布が落ちてるよ、とか言ってくる子がいたら、たいがい犯人。(当人でないと、持ち主がわかるはずがないから) 腕をつかむのもよい。一人つかまえて責め立てると、ボスの子が戻ってきて、財布を返すケースが まれにあったそうだ。 ・被害にあった同行者を責めない。 「やっぱりいるね」 「〜で済んでよかったね」 「みな遭うから 洗礼やよ」 「判ってたから少額だけ お布施がわりに 少額だけ そっちに もらってたんよ」 「命にくらべれば!」 で済ます。 また被害にあった人はかなりのショックなので、気持ちが安らいで、あがるように心がける。そのあと 安心できる自ホテルのラウンジなどで ゆっくりさせてあげる。気持ちのリカバリーフォローを忘れずに。 |
10号線、12号線 セーヴル・バビロン駅
(左岸) 自分達を狙ったと思われる少女集団と遭遇。
電車が到着する頃には、自分達に接近していたので、念のために車両口を変えて乗車。すると、4人組も急いで自分達の後に纏まって乗り込んで来た。同行者と「絶対スリだ、注意ね!」と声を掛け合って、私が壁を背にし、ハンドバックの口を確認し、脇で挟み、睨みを効かした。 荷物の多い同行者を囲み出した。私も、同行者の鞄に手をかけたり、お互い大き目の声で注意しあったり、睨んで、スリにアピールしていたら、4人組も諦めたのか、互いに何やら話し合った上で、隣の駅で同じ車両の先の車両口に、移動して行った。 乗る前は気合いを入れ、周囲に注意した上で、姿勢良く早歩きで、隙を見せないように心掛ける。買い物をする際には黒い大き目な袋を準備し、購入した品とバッグを入れてブランド名が見えない様にした。また自分の鞄も常に脇に抱え、た。
友達が若い4人の女の子に囲まれたらしい。私は気付かず。友達が「早く電車に乗って!」 ドアが閉まって窓の外を見ると、私たちに向かって舌を出していた。日本語でずっと喋っていたせいであろう。 友達曰く 「こんなところにも進出してきたことと、服装が今っぽく小奇麗なので驚いた。今までなら本当に観光客の多い場所、ロングスカートでロマっぽい格好の子供と相場が決まっていたのに油断ならない」だそうだ。
|
9号線 3号線 アーヴル・コーマルタン。
中学生風のグループ。気付くのに遅れた。3人ほどに囲まれて、一人がウォッチ、ウォッチと、指で腕を指しながら話しかけてきた。自分の時計に注意を向けている間に、ウエストポーチから財布を抜いた。 直ぐに腕を下ろしたので、スリが財布を床に落とし、床に落ちていることをスリが教えた。
スリが次の駅で降りてからスリと気がついたので、礼を言ってしまった。子供が話しかけてきたらスリと思うこと。 (2010年5月 香西の風来坊 様)
9号線 イエナ 子供たちに取り巻かれた。にやにやしながら近寄ってくるので「あっち行きなさい!」と日本語で怒鳴りながら手で追い払った。
実害は無し、その後は緊張して行動したため、特に危ない目にはあわずにすんだ。身なりの良い子供たちだった。
(martin BK様 2002年12月)
9号線 アルマ・マルソー〜F・Dルーズベルト
降車して歩いていると、外国人がスリにあったらしく、犯人グループらしい人達と騒いでいた。スリグループ?が10代半ばの女の子達だったのに驚いた。
(2005年8月 ペタペタペンギンと子ペンギンズ 様) |
6号線 トロカデロ パリから帰国時、ロマの少女スリ2人組にカモにされた。 スーツケースとショルダーバッグと斜めがけを持って、トロカデロから乗り込んだ。やけに乗る人が多いとは感じつつ、入り口付近に追いやられた。と同時に、12歳ぐらいの身なりの普通の(顔はロマ)女の子が「このメトロ、シャトレいく?」と聞く。 相手は子供だと思い、出口付近にもう一人にガードされ姿が隠れていた夫に「これシャトレ行かないよね」というと、私も夫も地下鉄路線図を見上げた。 夫が乗り換え方法を親切にも教えてあげたのに、何故か次の駅で「畜生!」という顔して降りて行った。 不思議にと思ったら夫の横にいたフランス人女性らしき夫人が「バッグあいてるわよ!」と教えてくれた。ハッとしてみると、用心のために付けていたカラビナがこじ開けられ、財布が入っていたジッパーが空いていていた、仰天。 財布は鈴とチェーンが付いていて無事。中身のカードも現金も無事でした。どうやらトロカデロで財布を出して切符を購入する所を見ていて場所を確認して付いてきた模様。 荷物を持った帰りも危険だと再認識した。 5月にチェコで、夫が神業のごとき チョルダーのさらに内ポケットに入れておいた財布をすられ、それにホテルに戻るまで全く気がつかないマジシャン並みの手口に東欧は要注意と肝に命じてい た。今度は、パリでカモにされた。厳重に注意しても狙われることから、さらなる対応策を考えねばと思った次第。 カラビナや安全ピンぐらい開けるのは1秒仕事。移民も流れ込んでいろんな面で前より治安は悪化しているように感じた。 (2015年10月 とらじ 様) |
7号線 9号線 ショセ・ダンタン・ラファイエット。
被害はなかった。外見はロマでもなく、普通の女の子だった。乗車するときに我々の前に横入りし、配偶者に自分のカバンを押しつけながら、ジャケットの内ポケットを探っていた。すぐに気がついて手をつかんだら、振り切って急いで降りていった。
今までスリにあったことはなかったが、ジャケットなんか着こんでいたためかもしれない。油断大敵。 (2009年8月 Rocky 2002 様) |
BSのフランス2のニュースで子供のスリについて出ていた。
フランスでは13才以下の子どもの犯罪を取り締まる法律がないので メトロで起こる子どものスリにたいして、有効な取締り手段がないそうです。たいていは親や親分が 一日あたりの稼ぎを決めているので、それに達するまでスリをはたらいているそうです。 親や親分は 子どもなら罰せられないのを承知の上で、彼らにスリをさせています。取り締まる方も 見つけたらメトロの構内から追い出すのが精一杯で、いたちごっこ状態だそうです。 顔にはモザイクがかけられていたが、服装はごくふつうで みるからに・・という格好ではありませんでした。 子どもといえど 相手はプロ。自分の立場(刑罰がない)を利用しています。必要以上に体を寄せてきたら スリに要注意。
|
メトロに乗ったら5、6人の少女に囲まれた。すぐにスリだとわかったので、バッグにかぶせてきた布のような物を振り払い、その場から離れて事なきを得た。 (2009年11月/12月 マハリクまはーる 様) |
5、7号 北駅
パリの北駅で、スリの少女集団。地下鉄に乗り込む時に、母の荷物を狙って、少女がするすると手を伸ばしてきた。 母親が大声で叫んで電車から降りた。何がなんだかわからず私も一緒に降りたところ、その少女の一人が、私のスネを蹴り飛ばしてきた。電車が走り去る際、彼女達は中指を立てながらニヤニヤ笑っていた。 金目のものがまったく入っていない紙袋の方が狙われたので、まだ良かったが、やはり荷物は分散させない方が良い。
|
車で子供のスリに、母親が狙われた。幸い被害なし。
小ぶりのトートバック(チャックつき)を肩から掛け、寒かったので肩からショールを掛け、地下鉄に乗っていた。 小学校低学年くらいの女の子3人組が、母親の前と後ろから、腰のあたりに「抱きついて」きた。今風の服で、きれいな身なりをした子供たちだったので、スリだと全然思わなかったが、どうやらショールでカバンが隠れていたので、目をつけられたみたい。 たまたま別の用件で、遠くから「お母さん」とちょっと大きめの声で呼んだら、気づかれたと思ったらしく、ドアから飛び降りた。おかしいと思ってカバンを見ると、さっき閉めたのを確認したはずのチャックが、開いていた。 とりあえず追いかけてみたが、あまり必死に逃げる様子が無かった。たぶん大丈夫と思いながら確認したところ、 財布はチャックつきの内ポケットに入れてあったので、無事。安全腹巻を復活させ、その中にお金やパスポートをいれて、ボロイ財布に、現金数千円と予備カード1枚入れていただけ。 いつもは たすきがけのカバンを持っていっているのに、今回初めてトートバッグを持っていったところ早速狙われた。上にショールが被さっていてカバンが隠れていたのも、狙われた原因だと思う。
|
ふらつーでも勉強していたし、友達からもスリは気をつけろと言われていた。
到着してまだ明るかったので、嬉さのあまりメトロで出かけたら、革バッグを持っていたところ、黒人の少年たちに完全に「カモ」としてロックオンされた。 スキあらば奪おうという空気が漂っていて、かばんを前に持って、警戒心を表した。男性の連れがいたので事なきを得たが、とても怖い思いをした。21時を過ぎていた。やっぱり夜のメトロは怖かった。 それ以降、21時を過ぎたときはタクシーを使うようにした。タクシーは比較的安心。
|
蚤の市に行くのに早起きして地下鉄の駅で乗換図を見ていたら、黒人の10歳くらいの男の子2人にぴたりと後ろに張り付かれた。
少し前にすれ違ったばかりで、その時からもう目線が違った。ちろっ、ちろっ、と周囲にすばやく走らせているその目線が、他人のバッグや腰元あたりに向いている様子。 一見して「あ、スリか、かっぱらいだな」とわかったので、だん!と一回足を踏み鳴らしてから、くるりと振り向き、ぎっ!と睨んだら、にやっとして、すぐ去った。 ( 2005年4月/5月 つつきと一緒 様) |
中高校生くらいの男の子二人のスリを見た。
ホームで待っているときから怪しいなと思って見ていたら、地元の男性の尻ポケットに入っている財布を狙っていた。乗る直前に後ろから近づいて一人が盗ろうとしていたが、私が「スリだ」と言ったのを知ってか知らずか、やめて、同じ電車に乗っていた。次の駅で降りていったが、少し怖かった。
|
到着するやいなや、”スリが多発しているから気をつけろ”と、現地の方に言われまくった。
帰りの飛行機で隣に座った女性が、夜ほろ酔いでメトロにのっていたら、3人組の中学生くらいの子に羽交い締めにされてバッグをとられたらしい。 ひとりは、おもちゃを持っていて、ここを押せってくり返し言ってきて、別の人は、今何時だってくりかえし言ってきたらしい。バッグは、乗客のひとが取り返してくれたそう。ただ、バッグはぼろぼろで使えなくなったそう。油断禁物。どこでも。
|
メトロに乗ったら5、6人の少女に囲まれた。すぐにスリだとわかったので、バッグにかぶせてきた布のような物を振り払い、その場から離れて事なきを得た。
(2009年11月/12月 マハリクまはーる 様) |
メトロで、カバンのチャックを開けられかけた。 我々は女性3人連れ。 1人はエルベシャプリエのトートを、私と妹は無印良品のポシェットのようなのを右肩から斜め掛けしていた。 子供がなんかくっついてくるなぁと思って何気なく下を見たら、外側のチャックが開いていくではないか。びっくりして「No!」と言ったら、何事もなかったかのように離れていった。 子供が3,4人のグループで、そのまま次の駅で降りて、別の韓国系のグループの後をつけていった。 パスポートなどは内ポケット(チャック付き)に入れていたし、外側のポケットにはティッシュくらいしか入っていなかったのでホッとしたが、怒った後「ナイフとかを持っていたらどうしよう」とヒヤリとした。 (Piroling様) |
ドアが閉まる直前に 乗ったら、僕のあとに、3人の子供(男の子2人、女の子1人) が急いで乗ってきた。車内は大変混雑していた。 僕は左手を財布の入っているズボンの左前ポケットの上に あてていたら、男の子が僕の左手の時計を触り、今何時かと 聞くしぐさをしてきた。初めは無視していたが あまりにもしつこく時計に触るのでうでをのばして時計を 見せた。この時はすりとは思わずしつこい子供 だなと感じていた。 一緒に乗っていた僕の友人は変に 思い、僕の真横に来てくれ、他の子供をしっかり見ていたので何もなし。 電車が次の駅に着くなり子供 たちは降り走った。
この時、時間を聞く振りをして、すりを働くグループの事を
思い出した。
|
La Motte-Piquet-Grenelle
|