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街路で  〜ニセ職質型〜

             
 17 Aug.2011 / 8 Jan.2012 経験談追加
5 Jul.2014 経験談追加
一夜漬けな予習

□ 各国にニセ警官という犯罪パターンがある。

□ 日本人はハマりやすいので注意

□ 財布は見せない(札をすったり カードを偽とすりかえる手口がある)、パスポートはホテルにあるという。

□ 周囲の人や店の人を巻き込むほうがよい。


 
 

職務質問(ニセ警官、偽警官)  

◇予習  財布を出せ バッグを見せろ、というのは偽者 (まれに本物もいるがIDを見せろという)

◇傾向  「偽職質」が始まると、日本人としては、抜け出すのは難しい。

相手は、財布やバッグを確認、といって、上手くスっていく。相手に対応している間に、貴重品・荷物の監視を怠らないこと。ただし、手品と同じで、素人がじっと見ていてもスられたのがわからない事が多い。

◇対策  選択肢 (状況をよく判断して 安全第一に、使ってください)


・準備  バッグにしろ財布にしろ、すぐ見てわかるようなところに、さっと持っていかれるようにモノを入れない。また大金や貴重品をまとめない。分散する(被害を少なくする)


・最もよい方法は、「偽職質が始まり、提示する前」 に わからないフリをして、断って逃げ出す。


・パスポートや財布・バッグ内提示を要求されても、提示まで、できるだけ 引き延ばす。
ダミー用財布(常用の小銭をいれてあるものなど)を見せる、パスポートはコピーを見せる、本物はホテルにあるからそこで見せる、探すふりをして、底に仕舞う、全然貴重品のない 無難なポーチを見せる、など  
(ただし、本来、フランスでは外国人はID携帯義務がある)


相手のシナリオ、ペースに巻き込まれない。最初に自分からそれが目的で行動を起こしたのでなければ、途中から展開が変わっても、のせられないこと。(それがシナリオなので)


・しつこい場合、「近くの署 ポリス スティション は、どこだ」と言う。ただし、どこかに引きずり込まれそうになったり、車に乗せられるというリスクがある。注意。


・ケース判断に弱い 「同行者」に すぐ啓発・警告を出す。 日本語ですぐ 「偽警官だ」 「○○するな」と べからず だけ単純に伝える。被害拡大しやすいので、相手には「母には触るな!」 など 多少きつく言う手もある。同行者にひあ、手をつかんででも自分の後ろに追いやる。 

(我が家では、同行者と アヤシイ人・注意!を意味する ”暗号” を 決めている)


大きな声を出す。周りを巻き込む。言葉がわからないフリをして通りがかりの人を巻き込む手もある。ただ、グルになっている”一般人役”もいるので、注意。


・基本的によほど流暢でこういった対応・海外での経験慣れがある人でない限り、あまり 相手のシナリオにのって 交渉や会話をしない。巻き込まれて逃げるタイミングを失う。

できれば、言葉が判らないふりをする。色々日本語でまくしたてて、去れるようなら、立ち去ってみる。(これで終息する人が多い。かなり有効か)


・自分が言語・力量的に、対抗する手段をもたないなら、「相手を刺激するようなことは言わない」 (おまえたちは偽警官だ、わかっている、など)。




 

サン・ルイ島
ニセ偽警官に遭遇。
ブラジル人と称する人が、「道が分からなくて」「日本とブラジルはフレンドリーだから、助けて」とついてきた。その後、もう一人が現れ「警官だがパスポートを見せろ」と言う。
(2010年8月 カルロスクアルト 様)





サン・トゥシュタッシュ教会の近くで「ニセ警官」に遭遇。
途中から怪しいと思ったが、どうしていいのか、判らなかった。母連れなので走り出すこともできず、大声をだしていいのかもわからなかった。元々教会に行くつもりで、現金をほとんど持っていなかったのが幸いか。

ニセ警官はパスポートを見せろといってカバンの中身を見た。が、何も盗らなかった。日本円にも手を出さず。
(2010年11月 塞翁が牛 様)




サンマルタン運河付近。

ガイドブックの地図を広げ、私、いかにも観光客、という様子で歩いていた。

イタリア人と称する長身の男性が、「レピュブリク広場はどう行ったら良いのか」と英語で聞いてきた。私は「分からない」と英語で答えた。

すると、「おまえはどこへ行きたいのか」と訪ねてきた。サンマルタン運河だと答えると、それなら付いてこい、と。断る理由も見つからず、まんまと、ワツァヒはついて行ってしまった。

すると、歩いて行った先に、偽警官が居た 「ポリスだ」
写真入りの手帳のよなものを差し出し、「パスポート!」と言う。

「あ、これか」 と妙な感動を覚えながら、手を振り「ノー!ノー!バイバ〜イ」と 訳の分からないふりをして、歩いて立ち去った。追いかけても来ない。

そのまま目的の店を探した。行きたい方向を教えてくれたし、珍しい経験もできた。被害もなく、程よい緊張感も与えてくれた。
(?年?月  inajun 様)



遭遇。途中から怪しいと思ったが、どうしていいのか、判らなかった。母連れなので走り出すこともできず、大声をだしていいのかもわからなかった。

もともと教会に行くつもりだったので、現金をほとんどもっていなかったのが幸いか。
ニセ警官はパスポートを見せろといってカバンの中身を見た。が、何も取らなかった。日本円にも手を出さず。

(2010年11月 塞翁が牛 様)


パレ・ロワイヤルからピラミッドに向かうオペラ通り。
 偽警察官らしい2人組。 17時頃。明るかった。

ブラジル人と称する1人が、地図を見せて「今、ここはどこか。どこにいるかわからない」と最初はフランス語、黙っていると「英語はわかるか。日本のサッカーはすばらしい」。 

その後、もう一人が突然現れて、身分手帳らしきものを開いて「警官だがパスポートを見せろ」と言う。

すぐ、その場を離れた。追いかけてはこなかった。雨降りでホテルのロゴを入った傘をもっていたのがいけなかったか。
(2010年8月 AXBXCX1053 様)





薄暗い朝のオペラ通りを、パレ・ロワイヤルに向かっていた。

地図を広げた私が、馬鹿だった。ラテン系男性が「英語話せますか? ○○通りはどこだ?」と、いきなり話しかけてきた。これは怪しい・・・と思ったが、メ モに「○○通り」と書いて見せてきたのを見て、「ああ、本当に迷ってるんだ」と思った私は地図を見せた。
すると彼は私からその地図を奪い、その辺の車のボンネットに広げて勝手に見ている。

すぐ「ポリスだ」と言う男たちが、2人登場。

ホッとした私だが、パスポートを見せろ、財布を見せろ(コ カインは入っていないかどうか)など、財布の札をなでるそぶりをする。

怪しいと思ったので、じりじりと後ずさりした。それに気づいた一人が引き止めるように「これからどこに行くんだ?」と聞いてきた。 「パレ・ロワイヤル に行きたい」と聞くと、「パレ・ロワイヤルか・・・えーと…」と即答しない。警官なのに。

私服であることに今頃気づいた私は、彼らの乗ってきたらしい車を確認すると、自家用車。これがニセ警官詐欺と気づいた。

離れたところにいる同行男性に日本 語で、このひとたち警察じゃないよ!」と大きな声で叫んだ。彼も偽警官に何か言われていた。「クレジットカードの暗証番号教えろって言ってる。変だよ ね?」と言う。

「絶対違う!警察じゃない! 警察じゃなーーーい!!!」と大声で喚いた。すると偽警官らはあたふたしだした。「セニョール、セニョール」となぜかスペイ ン語でなだめられる。「早くこっちへ来て!」と同行者を呼び寄せ、早足 で逃げた。偽警官らは追ってはこなかった。

日本語でいいから大きな声を出すのが大事だ。そしてさっと離れること。日本人に道を聞く人はいないとわかってても、ほかに人がいないからかな、とか考えて しまった。日本人の性なのか。

離れてすぐ現金を確認した。といっても、念のため取り出しやすい財布には、15ユーロしか入れていなかった。特に被害は無いが、翌日どこを探してもカルネ 8枚が無かった。盗られたかもしれない。
(2011年3月 カリメロスナフキン 様)


自由行動の日、ルーヴル近くで兄が  「麻薬取締官だ荷物を見せろ」と二人組にいわれて、リュッ クを取り上げられそうになる。 たまたま、同じツアーにいたおじ様二人組が、なんと、警察官僚で「そんな捜査はない!」と助けてくれた。
(ぽち様)

カデ駅付近

到着後、近いと思ってバルベスロシュアールの駅からアパルトマンまで歩いたら、朝8時前は真っ暗で、土地カンもないし、荷物もあるし、ちょっと怖かった。 少し明るくなるまで(8時半くらいか?)北駅の中で待ったほうがよかったかも。

Cadeの駅を降りるとき、フランス語と英語で 「私服警官です。身分証明書とか出して」と言われた。 とっさに出しそうになったけど、友達に制されて、事なきを得た。

いろいろ話には聞いていても、とっさだと思わず正直に出しそうになる。反省。

( 2006年1月 leventdemai 様)
ロンドンで

ニセ警官に遭遇。
ありゃ〜と思っているうちに、連れはどんどんパスポートやら財布やらを出してしまい、焦った。

が、とにかくあまりに私が警戒して、相手の手元を凝視し続けたからか、高額紙幣を持ち歩いておらず、抜き取って盗む意味も感じられなかったのか、結局被害はなし。

連れは、「(抵抗して)いやだと言ってナイフを出されたら危険だから、素直に出した」と言っていた。まあ、そう言われればなぁ。しかし、二人とも久々のショックだった。
(2011年8月 黒こげチーズケーキ 様)

 


 


 
 

職務質問(ホンモノ)  ニセ警官もいますが、当然ホンモノも居はり ます・・・

20時ごろ、ノートルダム寺院近くセーヌ川(階段を下りたところ)で。夫婦2人でタバコを吸っていたら、上から警官3人が下りてきた。 もしかしたら声を掛けられるか、と思ったら案の定,、声を掛けられた。

まずパスポート提示を求められた。以前、知人から、パスポートのコピーではなく原本を持っておかないとダメと聞いていた。なぜ声を掛け られたのかは不明だが、それだけでも初めての経験だったためドキドキした。
(2010年1月 ぺるちゃんキュー 様)
 
 

※管理人補記
外国人旅行者は身分証明(日本人旅行者の場合はパスポート)を 常に携帯する義務があります。
 


 

 
 
 
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