昼のコース、前菜・メイン・デザートで 38ユーロ。
他、一品のみの日替りランチ 15ユーロ〜 など。
Pate en croute de Mon Vieil Ami, salade a l'huile de noix
前菜のフォラグラパテ当店風
パテの真ん中にフォアグラがたっぷり、頭の部分にかぶさったコンソメゼリー層ごとをパイで包んである。これが予想より重く感じなくて驚いた。もちろんボリュームはあるし、軽い味わいなはずはないが、これ以上重いと食べる方も気合いがいる、と感じるぎりぎりのラインだった。
コンソメは、パテとフォアグラの強さに負けていないのに、主張しすぎず、ちょうどよい上品な味だったし、それにパイ包みのパイを、途中でダレずに残さず食べてしまえたのは、初めて。まだ前菜なのに、何だかもったいなくて、ゆっくりゆっくり味わって食べてしまった。
カイザーの田舎パンとも相性ぴったりで、パテ好きならお薦めの一品。
付合わせのサラダは箸休めにちょうどよく。黄色くてクリーミー、かつ酸味が勝った方と、赤くてさっぱり、うっすらと甘い方と、味も姿も2種類の取り合わせで、見た目にもきれい。
Endives braisees aux noix et au citron vert, jus legerement creme et
coquilles Saint-Jacques poelees
ホタテの火加減が絶妙、クルミとエンダイヴ入りソースも美味
スープに近いような軽いクリームソースは、アンディーヴの苦味が生きた大人の味。レモンの積極的な印象はないが、後味がどことなく爽やかに感じたのは、やはりそのせいなのだろう。クルミの香ばしさや野菜の苦味だけでは、こうはいかないと思う。先ほどのパテに続き、好みのツボにはまる料理が続いてラッキー。
何より、ほどよく焼き色がついたホタテの、火通りの巧みさに心底うなってしまった。シロートがやみくもに挑戦しても再現はムリだ。
Pommes de terre, poireaux et oignons confits comme un Baeckeoffe, blanc
de poulette poche et roti
アルザス料理ベッコフと、若鶏ムネ肉のポシェ&ロティ
きれいに盛りつけられたアルザス郷土料理。素朴なほっとする味。こちらは連れの皿で、味見程度に食べただけだが、比較的薄味で、ほくほくに蒸されたジャガイモや野菜、柔らかい若鶏が、お疲れぎみの胃にも優しそう。肉のロースト具合も、こんがりとちょうど良い感じ。いろんな素材の味と食感が楽しめて飽きない。
Salade de fruits frais et exotiques aux epices
シナモンやナツメグや、各種スパイスがシロップに溶け込んだひねりのある味で、私は好きだが、苦手な人もいそう。さっぱりと口直しが希望で、スパイスに違和感がなければお薦め。
Riz au lait, compotee de poires et sorbes
これは個人的にちょっと外してしまった。クープグラスにたんまりと盛られた、もったりとしたミルクがゆをひたすら減らすことに神経を注いでしまい、他の記憶がいまいち薄い。
なお、他のデザートは「ピーチメルバ」「タルト・オ・ショコラ」「ババ・オ・ラム」。
飲み物
・ミネラルウォーター大ボトル
・アペリティフ:おすすめを頼むと、オレンジとアプリコットが混ざったような
フルーツジュースのカクテル(名前は失念)が出された。複数のスパイスが効いた面白い味。
お酒に弱い連れいわく、「アルコール度数はちょい高め」。
・アルザスの白(たぶんリースリング)をグラスで1杯ずつ。グラスで供されるのは白、赤とも1種類だったと思う。赤は何だったか覚えていない。アルザス以外のワインもあり。
(店内の様子・客層) = 基本的に、気軽なごはんどころ。気の置けない人と日常の楽しいテーブルを囲むのに向いていると思う。内装はすっきりとシンプルだが冷たい感じはしない。テーブル間はかなり狭く、好みがわかれるところかも。私たちが行った時は、地元客が多い感じだった。ターブルドットのような、多人数がつけるテーブルがひとつあって、職場の同僚風のグループが談笑しながらランチを楽しんでいた。
(スタッフのようすや対応) = 気さくかつ、つかず離れずで、特に問題なし。
(日本語・英語対応) = 見るからにベタな観光客の私たちに、何の問いかけもなくすっと仏語メニューが出てきた。そのまま英語メニューの有無は聞かなかった。
(予約方法) = 前日の午後に、ホテルのレセプションに電話予約してもらった。あっさり取れたので、平日だから空いているのかと思いきや、当日はテーブルがほぼ埋まり、予約なしの客が次々やって来ては断られていた。行かれるなら予約を強くおすすめ。日曜は開いている。
(10点満点で何点?) = 9点。あのパテとホタテをもう1度!
(アクセス) = メトロ7号線 Pont Marieから歩ける。
私たちは、午前中はシテ島を観光していて、そのままサンルイ島まで徒歩で。店を出た後はサンルイ島で買い物、その後島の端まで行き、87番バスに乗って左岸へ出た。
rue St Louis en l'Ile の 69番地は、確かにメインストリート沿いだが、この番地だけちょっと飛び地?になっており、一瞬わかりにくい。店の表も、一見してレストランかどうか判別しづらい。ここは何?と、足を止めている人もけっこう見かけた。
(支払い方法) = VISA利用
(とりcacao様 2004年12月) |