| 目当てにしていた店が、残念ながら休み。
しかたなく周囲を捜したものの、その日が日曜の夜だったせいか、さっきまで開けていた店も目の前で続々と店じまいしていく。
どこか開いていないかと捜したところ、この店を発見。フランスのパスタ料理はあまり評判がよろしくないようだし…とあまり気乗りしなかったが、とにかく入ってみることに。
窓際の二人がけテーブル2卓には、それぞれ近所の人かなという雰囲気の男性ふたりがコーヒーをのんびり飲んでいて、空いている3、4卓には食事をしている客はなし。
店に出ていたのは若い女性ひとりで、もの静かでとても感じのいい人だった。
オーダーは、私がリングイネ・メランザーネとミネラルウォーター、連れがカルボナーラとハーフボトルの白ワイン(イタリア産)。オーダー後、パンのかわりにバジリコのピッツァが出てきた。
ワインを持ってきてくれたとき、店の女性が私にもグラスを渡して「テイスティングしてください」。
ワインをオーダーした当人は男性だし、何で私に?年上にでも見えたかなぁと照れながら、一口飲んでテイスティングごっこを楽しんだ。
カルボナーラは、味付けはともかく、やはり茹ですぎだった。リングイネは、麺がしっかりしているせいかぷりんとしていて、味付けも濃すぎず私好みだった。
量は、日本の基準で言えば盛りがいい方だが、びっくりするほどでもなし。食べ始めてやや経った頃、奥から若いシェフが現れて私たちのテーブルへ来てくれたが、その手には小さな塩の瓶が。
フランス語でおいしいか、と聞きながら、塩を使わないか、といっているよう。もしかして入れ忘れたのかしらんと思いつつ、でも私にはちょうどいい塩加減だったのでトレ・ボンだからノン・メルシーだと答えると、また厨房に戻っていった。
食べているうちにコーヒーの客もいなくなり、店内は私たちだけに。日曜の夜だし、営業時間をチェックしないで入ったけれどもしかして閉店時間じゃないのかな、と心配になってきた。
食べ終えてからデザートを聞かれた際に腕時計を指差しながらまだOK?と聞くと、うちは22時までだから大丈夫、とのこと。お腹一杯だったので、コーヒーだけ頼んでおしまいにした。ほかに客がいなかったからかもしれないが、よく気を配ってくれて、おいしい?とかボナペティ、とかにっこり一言添えてくれる。
気持ちよく食事を楽しめてよかった。
(店内の様子・客層) = あまり装飾のない、ややがらんとした内装。テーブル同士の間はけっこう広く取
ってある。お店で居合わせたのは、普段着の男性がふたりとピッツァのテイクアウトを待っていた女性(日本人?)ほかに食事の客がいなかったのであくまでも印象だが、カジュアルな服装でふらっと入っても良さそう。
(スタッフのようすや対応) = とても親切で行き届いていた。
(日本語・英語対応) = 英語は通じるが、メニューはフランス語のみ。とはいえ、品名はほとんどイタリア語。そのまま発音すれば大体見当がつくので意外とわかりやすかった。
(予約方法) = なし。飛込みで。
(10点満点で何点?) = 8点。サービスは良かったし、値段も高くはないけれど、柔らかすぎるパスタは
やはり点が下がる。
サン・ペレグリーノ 3ユーロ
ハーフワイン 8.9ユーロ
カルボナーラ 10ユーロ
リングイネ・メランザーネ 10ユーロ
コーヒー(1杯) 2ユーロ
(アクセス) = メトロ8号線 バラール駅から徒歩2、3分。メトロ出口からRue
Balardに入って4、5軒目だったような。むかって左隣は果物屋。
(支払い方法) = 現金で支払い。クレジットカードは未確認。
(2007年9月中旬 のんびりボート様) |