Hotel El Peregrino http://www.hotelelperegrino.com/ 右下のSkip Introをクリック ルレ・エ・シャトー加盟
(宿泊時期) = 2004年12月(泊数) = 1泊
(部屋) = スタンダード・ダブル 地階
夜間の照明は欧州ではごく普通の明るさ。日中は窓から自然光がさし込み明るい。
広い。窓からはホテルの中庭の一部がちらっと見える。眺望はあまり開けていない。窓枠は木で、ゴシック風の尖頭アーチ形。天井は木、床はテラコッタタイル。ソファの周辺には カーペットが敷いてある。
部屋の入口周辺は、塗装されていない。石のごつごつした質感をそのまま活かしてある。
入口とバスルームのドアは 木製。重厚で、味がある。バスルームと居室部分の間に、木枠にガラスをはめた 観音開きの扉がある。その木枠はバロック様式風の曲線を描いている。優雅でセンスのよさが感じられるなかにも 木や石の質感を活かした内装で、ぬくもりがあり、実に居心地がよかった。
カーテンは白に近い淡いグレー。ベッドカバーは生成り色のキルト。
クッションやブランケットは赤地のチェック柄や、赤と白のアーガイル柄。
チェストの上に、落ちついた赤色のキルトがかけてある。デスクの上方に、表情やしぐさがひょうきんな、天使の飾りがかかっていたり、現代の作家のモダンな作品も、さりげなくとけ込んでいたり、一部にカントリー風なファブリックが使われていたり、アンティークな家具が配されていて、シックでセンシティブな中にも、可愛らしい面もあり、感じがよかった。
色々な要素が、うまい具合に すっきりまとまっている。ガラスのテーブルの上にキャンドルが灯してあり、雰囲気があった。暖房器具にも、レリーフ風の植物紋様が施してあり、部屋にとけ込んでいる。
直営hpなどwebで見かける画像より、実際の方が格段によかった。
(部屋の家具・備品) =テレビ、電話、セイフティーボックス、荷物を置く台、大きな木製クローゼット、
木製サイドチェスト、アンティーク風のデスクやチェスト、木枠の椅子、丸テーブル、ガラスの長テーブル、
深紅のシックな布張りのソファ、額縁のような金縁の鏡、ガラスのシャンデリア、ランプやスタンド、
現代の作家の作品(レリーフ、オブジェ、絵画)。(バスルーム) =結構広い。まだ新しそうで、きれい。
バスタブ、固定式シャワーヘッド、トイレ、ビデ、ヘアドライヤー、ガラスコップ、フェイスタオル、
バスタオル、バスローブ、洗面ボウルは2つ。
暖かいお湯が出てくるまで、結構時間がかかった。排水はスムーズ。バスルームの内装も洒落ている。照明の仕方が面白い。蛍光灯が天井の四辺に、はわしてある。
梁や洗面ボウル周辺などは木。シャワーヘッドや蛇口、洗面ボウル、ガラスコップなどは、モダンなデザイン。アメニティーグッズは石鹸、バスジェル、シャンプー、シャワーキャップ、くし、ティッシュ、歯ブラシ、爪ヤスリ。
(冷蔵庫) = あり。水やソフトドリンク、アルコールなど。
(エアコン、クーラー) = あり。
(パブリックエリア) =優雅でセンスのよさが感じられ、また、木や石の質感を活かした内装にぬくもりがある。
アンティークな家具や、農機具、調理器具、雑貨や天使の像などが随所に配されており、
シックでセンシティブな中にも、可愛らしい面もあり、感じがよかった。(リフト) = 不明。
(レセプション) =ごく普通。まだ若そうな女性陣。制服はダークカラーの、かっこいいパンツスーツ。
深夜から朝にかけては、二十歳前後の学生風の男性が担当していた。(館内施設) = レストラン、プール、駐車場など。
(スタッフ) =全員ではないかもしれないが、英語可。レストランのスタッフの対応も、ごく普通。
夕食の際とチェックアウトの際に、オーナーかマネージャーらしき男性が、挨拶しにやってきた。(宿泊料) =160.50euro (150euro+税金(7%)10.50euro)、ラックレート。
別途 朝食16.05euro (15euro+税金(7%)1.05euro)/人。
駐車料金は無料。(予約方法) = 個人で。
ルレ・エ・シャトーの直営hpからオンライン予約。
http://www.relaischateaux.com/オンライン予約完了後、自動送信システムによる予約確認メールの送付あり。
ルレ・エ・シャトーから予約番号も交付される。館内のレストランの予約や、ホテル周辺の地図の送付依頼等は、ホテルへ直接、メールで。
ホテルからの返信の文面は簡潔で、定型の挨拶文などは一切なし。過不足がない印象。(アクセス) =パンプローナの南西約20km。パンプローナまで、マドリッドやバルセロナ方面等から電車等の便あり。
(周辺の雰囲気) =プエンテ・ラ・レイナの旧市街まで、車でほんの1、2分。プエンテ・ラ・レイナはサンティアゴ巡礼路にある、小さな宿場町。冬場は観光客も少なく、巡礼者も見あたらず、とてものんびりとした雰囲気。
普通に注意していれば、気を張らなくても、治安面に特に問題はなさそうに思えた。(選択基準) = 一般的なシティーホテルではなく、趣のある建物を利用したタイプの宿であること。
(よかったこと) =内装が素敵で、ぬくもりも感じられ、実に居心地がよかった。いかに地方とはいえ、僻地でもないのに、160.50euro(税込)でこれほどの雰囲気とは、驚き。
コストパフォーマンスの面でも、かなり秀逸。館内のレストランの内装や料理も、なかなかよかった。
料理は味付けや盛りつけが こじゃれており、たまにはこういうのもよいかな、と思った
(どちらかというと、素朴な料理の方が好みだが)。
ライトアップされた素敵な中庭を眺めつつ、優雅な時間をゆったりと過ごせた。朝食もおいしかった。(困ったこと) =特に困ったわけではないが、駐車場から部屋まで、砂地や、ごろごろした石が敷き詰めてある
床が続いており、スーツケースのキャスターがスムーズに転がらなかった。押さずに提げた方が早かった。
スタッフの人も苦労して運んでいた。なんだか申し訳なかった。それに、こういうタイプの宿に、ハードタイプのスーツケースを携行するのは、優雅ではないなぁと思った。(朝食) =コーヒー、紅茶、ココアの中から選択。
トースト、クロワッサン、菓子パン、バター、ジャム、オレンジジュース、ヨーグルト、みかん。女性のシェフが、全て運んできてくれた。パンやジャム、ヨーグルトは手作りなのかもしれない。自然な風味で、繊細な優しい味。
オレンジジュースも自然で上品な風味。思わずうなってしまったほど おいしかった。夕食と同じレストランで。イタリア風の中庭やプールが見渡せる。
(宿泊客の客層) =中高年の夫婦連れや、家族連れ(30代くらいの子供とその両親)、30歳前後のカップルなど。たまたまだろうが、日本人を含め 東洋人は見かけなかった。
(支払い方法) = クレジットカード可。T/Cについては不明。
(車椅子等の対応は?) =車椅子の人を実際に見かけた。館内の随所に階段や小さな段差があるが、手助けがあれば大丈夫なのかも。
(子供連れでも場をこわさないか?) = わからない
(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆◆
(他の方へのアドバイス) =直営hpにも登場しているように、このホテルには犬がいます。きちんとしつけられた、おとなしい犬。
(2004年12月 arco de medio punto 様)