トップ > 他国 > Lerma レルマ のホテル
  

パリから行くヨーロッパ 
Lerma レルマのホテル
            
updated on 25 Aug.2007 経験談追加
 
Parador de Lerma
http://www.parador.es/
(宿泊時期) = 2005年1月

(泊数) = 1泊

(部屋) = スタンダードダブルム スペイン式3階

夜間の照明は欧州ではごく普通の明るさ。日中は大きな窓から自然光がさし込み、明るい。結構広い。
ちょっとしたベランダがあり、マヨール広場が真正面に見下ろせた。

黒光りがするような、渋みがある木の窓枠。カーテンやベッドカバーは 白地に大ぶりな植物紋様の地織、
椅子やソファ、荷物を置く台は 白地にブルーグレーの植物紋様の布張り。床はテラコッタタイル。シンプルな白い壁や天井。かご風のデザインの、金属の枠のシャンデリア。絵画の額縁のような枠の鏡。大きな静物画。
ベッドヘッドやクローゼットなどは、渋みのある色つやの木材。ベッドヘッドには、花弁紋様の彫刻が施してある。

落ちついた雰囲気で、派手さはないが、シックで高級感もある。木などの質感を活かした内装で、ほのかなぬくもりも感じられ、居心地がよかった。遠い親戚のお金持ちの、田舎の別荘に招かれたような気分。そんな親戚、いないけど。

(部屋の家具・備品) =セイフティーボックス、テレビ、ガラスのテレビ台、電話、サイドテーブル、クローゼット、
ガラスのデスク、椅子、荷物を置く台、ガラスの丸テーブル、ソファ、
すっきりと落ちついた感じのデザインのスタンドやランプ。

(バスルーム) =結構広い。バスタブ、可動式シャワーヘッド、トイレ、ビデ、フェイスタオル、バスタオル、ヘアドライヤー、拡大鏡、スツール、ガラスコップ。トイレとビデは、バスルームの奥の方に仕切ってある。
近年開業したばかりということもあり、新しくて きれい。お湯の出、排水とも問題なし。

白いタイルと、大理石(本物かも?)を併用。白地に青い植物紋様のタイルを、ボーダー状に一部に使ってある。額縁のような枠の、大きな鏡。ランプもクラシック調。バスルームも、ちょっとシックな雰囲気。

アメニティーグッズは、オンダリビアのパラドールと全く同じ物。石鹸、バスジェル、保湿ローション、オードトワレ、靴を磨くスポンジ、シャワーキャップ、くし、ティッシュ。(シャンプーやリンスはなかった)歯ブラシや爪ヤスリなどがもし必要ならば、レセプションにお申し付けください、と書かれたカードが添えてあった。

(冷蔵庫) = あり。水やソフトドリンク、アルコールなど。

(エアコン、クーラー) = あり。

(パブリックエリア) =このパラドールの顔である、円柱に囲まれた吹き抜けは、カフェテリアとして使われている。
歴史的・伝統的というより、どちらかというと、近現代的な雰囲気。

上階の廊下は、その吹き抜け部分をぐるりと取り囲んでいる。
随所にアンティークな家具やオブジェが飾られており、感じがよい。
廊下の電気はセンサー式。

(リフト) = あり。6人乗りと表示されていた。

(レセプション) =どこかの企業の重役秘書のような雰囲気の、きびきびてきぱきとした若い女性や、
ベテランらしい渋い男性、フレンドリーな感じの中年の女性など、人によって違うが、総体的にはごく普通。
遅いとか、手際が悪いという意味ではないが、マイペース。
話が妙に長い客にも、気長に泰然と向き合っているうえに、更に電話がかかってきたりもしたため、
チェックイン、チェックアウト時とも、結構待たされた。
対応してもらうのを諦めて、レセプションから去っていく人も、ちらほらいた。
スペインでは、一般の商店などでもよく見かける光景だが、話が妙に長い客が、結構多い気がする。

(レセプション以外の館内施設) =レストラン、サウナ、ジム、プール、駐車場など。

(スタッフ) =レセプションは英語可。
館内のレストランではスペイン語で話したため、レストランでも英語が通じるのかどうかは不明。
スペイン語と英語が併記されたメニューあり。

レストランのスタッフの対応も、ごく普通。遅いという意味ではなく、泰然としていてマイペース。
レストランやカフェテリアのスタッフは、民族衣装のようなコスチューム。

(宿泊料) =133.75euro (125euro+税金(7%)8.75euro)、ラックレート。

(予約方法) = 個人で。
メールで予約。対応が非常に早い。

現地の一般的なビジネスアワー中にメールを送ると、大体毎回、1、2時間のうちに返事がきた。
メールの文面は簡潔で、極めて事務的。予約番号も発行された。

予約前に、内装のタイプやビューについても尋ねたが、「どの部屋も同じです」という素っ気ない回答。webやパラドールの紹介本によると、上位カテゴリの部屋や眺めのよい部屋もあるようだが、このパラドールは町の高台に建っているので、確かに、どの部屋でも眺望は、それなりによいようにも思えた(あくまで推測)。

それに絶景というほどの眺めでもなさそうなので、それ以上追求せず、スタンダード室を7ヶ月前に予約。

一旦予約確認メールも送られてきたが、当時は2005年の料金が、まだ決まっていなかった。2005年料金確定後、改めて予約確認書(PDFファイル)が送られてきた。泊まる2週間くらい前に、予約の再確認を依頼。その際に、もし可能ならば、眺めのよい部屋にしていただけけると、大変うれしく思いますと、ダメもとで書き添えたところ、「確約は出来ないが、努力します」という回答が返ってきた。期待せずに出向いたが、本当に眺めのよい部屋へ通された。

(アクセス) =ブルゴスの南約40km。ブルゴスまで、マドリッド等から電車やバスの便あり。webによると、マドリッドやブルゴスから、バスの便があるらしい。利用していないため、詳細は不明。
http://www.ayuntamientodelerma.com/paginas/paginas1/aytolerma.html
の「horarios autobuses」の項目参照。

(周辺の雰囲気) =冬でも観光客はまあまあ多いが、とてものんびりとした雰囲気の、小さな田舎町。
普通に注意していれば、気を張らなくても、治安面に特に問題はなさそうに思えた。

(の選択基準) =一般的なシティーホテル等ではなく、伝統的な建物を改装したタイプの宿であること。

(よかったこと) =かつての公爵邸を改装してあり、趣がある。パラドールは、過去にも何軒か泊まったことがあるが、伝統的な建物を改装したタイプのところは、やはり、一般的なシティーホテル等からみると、一味違う滞在が楽しめると思った。

とりわけこのパラドールは、宿泊料金の割に、高級感があり、木や石の質感を活かした内装で、居心地もよく、コストパフォーマンスもよい。特に客室の内装や雰囲気に限っては、今まで泊まったことがあるパラドール
(グラナダ、サモラ、サンティリャーナ・デル・マル、オンダリビア)の中では、ここが格段によかった。

事前にリクエストしていたのが功を奏したようで、マヨール広場が見下ろせる、眺めのよい部屋へ通された。
マヨール広場が見える部屋は他にもあるけれど、この部屋からは真正面に見下ろせた。夕方から朝にかけて、刻々と表情を変えていく、広場や空、周囲の景観の変化を、部屋でくつろぎつつ、申し分ないアングルで、眺めることができた。絶景というほどではないけれど、部屋からの眺めがよいのは、やはりうれしい。

(困ったこと) =たまたまだろうが、シャワーヘッドを掛ける台がガタついており、シャワーヘッドが掛けられなかった。洗髪時に両手が使えず、少し困った。チェックイン後すぐにバスルームもチェックしたが、その時はそこまで気がつかなかった。今後は、この点も必ずチェックしたい。

(宿泊客の客層) =中高年の夫婦連れや、小さな子供もいる3世代の家族連れ、30代くらいの男性2人組など。たまたまだろうが、日本人を含め、東洋人は見かけなかった。

(支払い方法) = クレジットカード可。T/Cについては不明。

(車椅子等の対応は?) =入口に数段の階段がある。スロープの有無は覚えていない。
手助けがあれば大丈夫かも。館内には特に目立った段差はなかったと思う。廊下は広い。

(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う

(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆◆

(2005年1月 arco de medio punto 様)

 
 
トップ > 他国 > Lerma レルマのホテル