イビサ島のホテルを
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la Torre del Canon http://www.latorredelcanonigo.com/ booking.comで 探す・予約する
(泊数) = 4泊(部屋のカテゴリ) = ジュニアスィート 6号室
(部屋の階&立地) = スペイン式2階、イビサ港側
(部屋について(雰囲気など)) = 部屋に入るとリビング。大きなクローゼットが壁2面にあり、奥にはバスルームがある。
リビングから階段を2段上がったところに寝室。リビングと寝室の間に仕切りはなく、スキップフロアになっている。寝室からは広めのテラスに出られる。
リビングには窓がないが、寝室は窓が大きく、日中は照明なしでも明るい。また、ベッドの頭の背後にも小さな窓が付いている。
HPの写真の通りで、壁は黄色で床は茶色のテラコッタタイル。照明器具にはアイアンやデザインガラスが使われており、古い建物としての雰囲気が残されている。
夜は、ストレスを感じない程度には明るい。
大きなテラスにはデッキチェア2、丸テーブル、椅子2。更に、モザイクタイル貼りの大きなジャグジーバスと、
防水マットのベンチが壁2面に設置されている。テラスの約半分を覆う、可動式の日除けテントが付いている。テラスに立てばイビサ港が見下ろせるが、手すりが高めに設置されているためデッキチェアに寝ると景色は全く見えない。そのことを意識してか、丸テーブルと椅子2が置いてある部分は床が高くなっており、椅子に座って景色を楽しむことができるようになっている。
ジャグジーバスも床が高い部分にあるが、奥の壁側に設置されているので、バスに浸かると空と遠くの山しか見えない。このジャグジーが手すり側に設置されていなかったことが残念だった。
(部屋の家具・備品) = リビングには、大きなテーブルと椅子1。壁際にベンチもある。
クローゼットは2人分の4泊分の着替えには十分な大きさだが、カウンターや引き出しの四隅に細かいゴミが残っていたので、ちょっと注意しながら使用した。クローゼットの中にセイフティボックスあり。
寝室は、そのほとんどをベッドが占めている。ベッドはドレープカーテンで覆われており、お姫様に憧れる小さな少女だったら大喜びしそう。
(バスルーム) = テラスにジャグジーバスがあるためか、バスルーム内にはバスタブなし。
シャワーブース、トイレ、ビデも同室だが、比較的広めの造りなので不便は感じなかった。
洗面台は1つ。内装は、壁の黒いタイルが渋さを出している。アメニティグッズの入っている籠に細かいゴミがたまっており、
残念ながら、隅々まで清掃がいきわたっているというわけではなさそう。あまり深く考えずに、新しいアメニティを足してるだけのよう。でも、普通に目につくところ、手に触れるところは綺麗にしてある。古い建物だが、水周り設備もきちんとしていた。シャワーブースは4種類の水流が楽しめる機能的なもの。
欲を言うと、洗面台が2つあるとよかった。(冷蔵庫) = あり。冷凍庫も付いていたので、手持ちのペットボトルを凍らせてビーチに持って行くことができた。
(エアコン、クーラー) = 日本のメーカーの家庭用クーラーが1台あり。
(部屋について、その他) = 鍵は昔ながらの鍵穴方式であり、重い真鍮の飾りが付いている。部屋内部からも鍵を回して鍵をかける必要がある。
ホテル内で、部屋にあるのとは異なる色のバスタオルを見かけた。ビーチに持って行きたいといえば貸してくれそうな雰囲気だったが、手持ちのビーチタオルがあったので頼まなかった。
(パブリックエリア) = 昔は、大聖堂の大司教の住まいだったということで、
真っ黒に塗られた入口ドアから重厚そのものの雰囲気。ロビーや階段は壁が赤く、アイアンや古い置き家具などがずっしり。
外観はそれほど重厚な感じではなく、町並みに溶け込んでいるのだが、内部は中世の館をそのまま残したという感じ。
(リフト) = なかったと思われる。
(レセプション) = 20、30代の、比較的若く見えるスタッフが多かった。
ホテル入口を入るとすぐに小さなテーブルがあり、そこがレセプションデスクになっている。背後は、部屋へ向かう階段ホールがガラス壁で仕切られているだけで、デスクの上のPCは誰でも覗けるし、かなりオープン。
各部屋の鍵もデスク横の壁にかかっており、スタッフがいないことも多かったので、その気になれば勝手に鍵を持って行くこともできてしまう。
また、宿泊客のパスポートがデスクの上に置かれたままでスタッフがいない、
というシーンもよく見かけた。それも、目の前の入口ドアが開いている時でも。レンタカーのキーも、灰皿のような大きなトレイに置かれていたりする。
宿泊者に関するメモは、この館の雰囲気に合ったお洒落なノートや分厚いファイルに入っている。
こういう雰囲気に囲まれての仕事は面白いかもしれないな、と思った。(館内施設) = レストランはなく朝食室のみ。
屋上には、宿泊者なら誰でも使える絶景テラスあり。
壁がないので360度周囲の景色が見える。(スタッフ) = 英語はほぼ、どのスタッフも普通に話していたように思う。「英語は外国語だから苦手」と言いながらも、もっと苦手な私たちから見れば、十分上手な英語だった。
皆、笑顔だし、ちゃんと話を聞くし、リクエストはきちんとこなしているし、良いスタッフがそろっていたと思う。
予約を依頼したレストランのリコンファームなども、こちらから頼む前にきちんと済ませてくれていた。初日、空港に迎えに来たスタッフは、道すがら、簡単な観光案内などをしてくれた。
(宿泊料) = 540ユーロ
(予約方法) = 個人で
(予約方法、ホテル側の対応) = HPの予約フォームから空室確認の問い合わせをしたところ、1時間と経たずに回答が返って来た。いつも、メールの返答は早いので安心する。
空港送迎、レストランの予約、レンタカーの手配など、全てそつなくこなしていた。
(ホテルへのアクセス) = ダルト・ヴィラの頂上にある大聖堂から歩いて数十秒。観光バスは通っているようだが、公共交通機関はないと思われる。
ダルト・ヴィラ内のレストランやショップが立ち並ぶ小さな広場から階段や坂道を上って徒歩約10分。一日に何度も往復したい坂道ではない。
車は許可証がないとダルト・ヴィラ内には入れない。私たちはホテルでレンタカーを手配したた め、許可証も合わせて準備されていた。駐車場は路上駐車か、または、頂上の大聖堂前に10台分程度の無料駐車エリアあり。ただし、日曜日は朝から夕方まで 大聖堂でミサがあるため、前夜の内に大聖堂前からは車を移動しておくように言われた。隙間なく縦列駐車が並んでいる中で、駐車エリアを探すのはけっこう大 変だった。
また、ダルト・ヴィラ内の道は大変狭い。ホテルに小型車を借りるように勧められ、実際、かな り小さいシボレーが準備されたのだが、それでも、ホテルに戻る時は毎度毎度スリリングな気分を味わった。小型車だからパワーがないので上り坂は苦労が倍に なるし、時間によっては、大量の観光客が歩いている。一番狭いところでは、壁の両脇に車がこすったと思われる跡がいくつもあった。
ダルト・ヴィラ内は、それなりに運転経験のある人にしかお勧めしない。しかし、島のビーチめぐりにはレンタカーは必須だと思う。
空港送迎は、ホテルロゴ入りの大きな四駆で。夜も朝も、ホテル〜空港間は30分とかからなかった。スタッフの運転技術は見事の一言。あんな大きい車で、あんな狭い道を、どうしてあんなスピードで走れるのか。
(ホテル周辺の雰囲気) = 静かで治安もよい。
夜はひっそりしている日もあれば、深夜まで観光客が歩いている日もあった。大聖堂横にテラスがあり、そこからの港の眺めは絶景だと思う。部屋から見る眺めと方角は同じ だが、部屋からよりも視界が広かった。日曜日の夜12時には港で花火大会が始まり、深夜にも関わらず、テラスには花火を楽しむ人がたくさんいた。花火が終 わると、下界の町から歓声があがったり、遠くから車のクラクションが聞えてきたり。眺めだけでなく、音の通りがいいこともびっくり。
(ホテルの選択基準) = 部屋からの見晴らしが良い。部屋のテラスにジャグジーがある。空港送迎がある(有料18から20ユーロ)。部屋数が少ない。世界遺産の中で寝泊りできる。観光時間が少なくても、毎日、その中にいることができる。評判が良い。
(よかったこと) = 部屋のテラスからの眺めがよかった。ビーチ中心のスケジューリングだと観光時間が少なくなってしまうので、ふとした時にイビサタウンや港の様子が見下ろせるというのは嬉しかった。
(困ったこと) = 無人のレセプションデスクに放置された部屋の鍵と宿泊客のパスポート。それだけ治安がいいということだろうか。
(朝食) = コンチネンタルは宿泊料に込み。追加料金で、スペインの生ハムサンドや玉子料理なども付けられる。イベリコ豚の生ハムサンドはさすがに美味しかった。
朝食室には見晴らしのよい小さなテラスがあり、涼しいし居心地も良い。
いちばんの特色は、朝食が14時まで食べられるということ。朝までクラブで遊んだ人が、ひと寝入りした後でも食べられる時間設定になっている。
この島ならでは。(宿泊客の客層) = 様々な世代のカップルを数組見かけた。
(支払い方法) = クレジットカード可。
(車椅子等の対応は?) = リフトがない上、段差や階段はあちこちにあるので
難しいかもしれない。(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う
(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆
(2010年8月 azumi@az 様)