Parador de Hondarribia http://www.parador/
(宿泊時期) = 2005年1月(泊数) = 1泊
(部屋のカテゴリ) =スペシャルダブル スペイン式1階
夜間の照明は、欧州ではごく普通の明るさ。日中は窓から自然光がさし込み、明るい。
非常に広い。バスルームなどに ものを取りに行ったり、荷づくりするのに、かなり歩き回ったという印象。
椅子やソファもたくさんあり、全部に座ってみるのが大変だった。壁の厚みが3メートル前後と分厚い。そのため、窓と手前の壁との間が、ちょっとしたスペースになっており、
そこにベンチやテーブルや椅子が置いてある(出窓ではない)。窓辺の構造自体が、雰囲気がある。眺めもよく、アルマ広場や海が見渡せた(ビューを指定して予約)。壁は一部塗装せず、石がむき出しのまま残してある。飴色の木の床。壁には船などの絵が何枚か掛けてある。ファブリック類はふりふりではなく、すっきりめ。さわやかなストライブ柄や、大ぶりな花鳥紋様や、
中近東っぽい紋様の敷物などとの組み合わせが、しっくりまとまっていた。
ベッドはミニ天蓋つき(予約時に指定)。(部屋の家具・備品) =テレビ、電話、セイフティーボックス、クローゼット、デスク、椅子、ソファ、丸テーブル、
ベンチ、荷物を置く台、サイドテーブル。家具類は基本的に木製。(バスルーム) =若干広め。
トイレ、ビデ、拡大鏡、スツール、コップ、洗面ボウルは2つ、バスタブ、可動式シャワーヘッド、フェイスタオル、バスタオル、ボディータオル、ヘアドライヤー。
水周りは あまり新しくないが、不潔ではない。お湯の出や排水などにも、何の問題もなかった。
トイレとビデは、バスルームの奥に仕切ってあった。アメニティーグッズは、レルマのパラドールと全く同じ物。石鹸、バスジェル、保湿ローション、オードトワレ、靴を磨くスポンジ、シャワーキャップ、くし、ティッシュ。
(シャンプーやリンスはなかった)歯ブラシや爪ヤスリなどがもし必要ならば、レセプションにお申し付けください、と書かれたカードが添えてあった。(冷蔵庫) =あり。小瓶入りの水や、ソフトドリンク、アルコールなど。すき間はあまりない。
(エアコン、クーラー) = 不明。暖房装置はあり、暖かかった。
(パブリックエリア) =城塞を改造した 石造りの重厚な建物。木の梁や、石造りの階段やゴシック風の尖頭アーチがあり、紋章が描かれたタペストリーや旗がかかっている。ゴージャスというのではないが、渋みがあり、中世のロマンも、ほのかに感じられる。時節柄、シックなクリスマスの飾りが、館内のあちこちに施されていた。
狭いながら中庭あり。ごろごろした石の壁面の質感を、うまく活かしてある。しばらく、じっとたたずんでいたくなるような雰囲気。
レセプションから奥へは、宿泊客以外は入れないシステム。ガラス扉で仕切ってあり、ルームキーがなければ、その扉が開かない。
(リフト) = あり。6人乗りと表示されていた。
(レセプション) =ひょうひょうとした感じの男性や、笑顔や話し方があたたかい女性、いぶし銀な雰囲気が漂う渋い男性など、人によって違う。総体的には、まぁ普通。
(館内施設) = 朝食堂、バー、テラス、駐車場など。
(スタッフ) =レセプションは英語可。
朝食担当の女性はスペイン語での対応。(宿泊料) =257.87euro (241euro + 税金(7%)16.87euro)、朝食込、ラックレート。
別途駐車料金10.7euro (10euro+税金(7%)0.7euro)
2005年の新料金が適用され、予約時(2004年)から税込で22.57euro高くなっていた。(予約方法) = 個人で。
メールで。直接予約。対応は早い。予約番号も交付された。現地の一般的なビジネスアワー中にメールを送ると、大体毎回、1日以内に返事がきた。メールの文面は簡潔で、過不足ない内容。ホテル周辺の地図と予約確認書(PDFファイル)が、メールに添付されてきた。(アクセス) =最寄空港:San Sebastian 空港から車でほんの数分。最寄駅:隣町イルンの国鉄Irun駅。マドリッド、バルセロナ、フランス方面などから、鉄道の便あり。
40kmほど西の、サン・セバスティアン市内などから、オンダリビア市内まで、バスの便もあり。
(周辺の雰囲気) =オンダリビアは、フランスとの国境に近い、海辺の小さな町。パラドールは路地が入り組んだ旧市街の一画に建っている。夏場はリゾート客でにぎわうらしいが、冬はのんびりとした雰囲気。
普通に注意していれば、気を張らなくても、治安面に特に問題はなさそうに思えた。(選択基準) =建物自体は石造りでも、客室の壁は、べったり塗装してある宿が多いため、壁が塗装されておらず、石の表面がむきだしになっている客室があるところに、泊まりたかった。
(よかったこと) =部屋からの眺めがよかったし、部屋の窓辺の構造自体も、雰囲気があった。
城塞を改造しただけあって、館内になんともいえない渋みや趣があり、
一般的なシティーホテルやリゾートホテルとは、ひと味違う滞在が楽しめた。(困ったこと) =パラドールの駐車場から入口まで、少し離れているうえに、途中に20段くらいの狭い階段があり、荷物を運ぶのが大変だった。パラドールの前の広場周辺は進入禁止になっており、パラドールの近くに車をつけられなかった。パラドールにはドアマンやベルボーイはいなかった。
前もって頼んでおけば、誰かが運んでくれるのかもしれないが、チェックアウトの時は帰国日で、飛行機の時間が気になっていたため、時間がかかるのを恐れ、自分たちで運んだ。
自分たちの車のすぐ前に、他の車が停めてあり、車が出せない状態だった(部屋の窓から見え た)。その車の鍵を預かっているレセプションの男性と、車を動かすために、駐車場へ一緒に行った。その際、私たちは荷物を引きずって行ったが、レセプショ ンの男性は、荷物を運んでくれなかった。まぁ、担当が違うからかもしれないし、腹が立ったわけではないが、少し意外だった。チェックインの時は、レセプ ションから部屋までは、レセプションの女性が運んでくれたので。
(朝食) =簡単なビュッフェ形式。
目玉焼き、ゆで卵、ハム、ベーコン、チョリソ(ソーセージ)、チーズ、
パン、菓子パン、タルト、ヨーグルト、シリアル、オレンジジュースなど。
コーヒーか紅茶かココアか、注文を聞かれる。
タルトはしっとりとしていて、甘さ控えめで、シナモンなどの風味が豊か。それ以外はごく普通の味。朝食堂はあまり広くなく、明るい色の木の壁や家具。朝食堂から中庭が見えた。
(宿泊客の客層) =中高年の夫婦連れなど。日本人を含め、東洋人は見かけなかった。
(支払い方法) = クレジットカード可。T/Cについては不明。
(車椅子等の対応は?) =手助けがあれば大丈夫かもしれないが、あちこちに階段や段差があり、大変かも。
パラドールの周辺も アップダウンが激しい 狭い石畳の路地で、足腰にけっこうこたえた。(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う
(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆◆
オンダリビアのは城砦を改装してあり、独特の趣がある。
パラドールは、過去にも何軒か泊まったことがあるが、伝統的な建物を改装したタイプのところは、やはり、一般的なシティーホテル等からみると、一味違う滞在が楽しめると思った。
(2005年1月 arco de medio punto 様)
Hotel Rio Bidasoa http://www.hotelriobidasoa.com/docs/e.htm
(宿泊時期) = 2004年12月(泊数) = 1泊
(部屋) = ジャーマンツイン スペイン式3階
夜間の照明は欧州ではごく普通の明るさ。日中は窓から自然光がさし込み、明るめ。
あまり広くはないが、狭苦しくはない。スーツケースも3つくらいは楽々広げられる。
窓からは周囲の建物が見えた。とりたててよい眺めではない。ごく普通の町外れの風景。内装はシンプル。よく掃除されており、清潔。明るい色の木の床で、ほのかなぬくもりも感じられる。
結構新しそうで、真っ白できれいな壁。静物画が2枚掛けてある。
ベッドの上方に、天使のレリーフが掛けてある。カーテンはサーモンピンクの地に、赤い線の斜め格子柄。
ベッドカバーは、シャーベットオレンジの地に、赤い線の幾何学的な花柄。
クローゼットの前面全てが鏡になっており、部屋が広くみえる。(部屋の家具・備品) = テレビ、電話、クローゼット、木製デスク、木製の椅子、サイドテーブル、ソファ、
荷物を置く台。(バスルーム) =あまり広くはないが、ごく一般的な広さ。
まだ新しそうで、清潔。お湯の出、排水とも問題がなく、使い易かった。
トイレ、ビデ、バスタブ、可動式シャワーヘッド、ガラスコップ、フェイスタオル、バスタオル、ヘアドライヤー、
石鹸、バスジェル、くし、ティッシュ。(シャンプー類はなかった)(冷蔵庫) = おそらくあったと思う。
(エアコン、クーラー) = あり。
(パブリックエリア) =シンプルだし、決しておしゃれではないが、若干モダンな雰囲気がただよう。
床や柱などが木で、シンプルな中にも 有機的なうるおいが感じられる。(リフト) = あり。大人2人とスーツケース2つでほぼいっぱいの大きさ。
(レセプション) =表面的には事務的であっさりしているが、
こちらから尋ねれば、結構親切に対応してくれ、根はあたたかいという印象。(レセプション以外の館内施設) = レストラン、カフェテリア、プール、庭、駐車場など。
(スタッフ) = 英語可。たまたまだろうが、レセプション以外のスタッフは見かけなかった。
(宿泊料) =88.81euro (83euro+税金(7%)5.81euro)、ラックレート。
駐車料金は無料。(予約方法) = 個人で。
メールで。直接予約。対応が非常に早い。
現地の一般的なビジネスアワー中に、メールを送ると、大体毎回、数時間のうちに返事がきた。メールの文面は簡潔だが、質問等にも適切な回答が得られ、よい印象を抱いた。(アクセス) =最寄空港:San Sebastian 空港から車でほんの2,3分。最寄駅:隣町イルンの国鉄Irun駅。マドリッド、バルセロナ、フランス方面などから、鉄道の便あり。40kmほど西の、サ ン・セバスティアン市内などから、オンダリビア市内まで、バスの便もあり。
(周辺の雰囲気) =オンダリビアは、フランスとの国境に近い、海辺の小さな町。このホテルは旧市街のすぐ外側に建っている。周囲にレストランや公園がある。ホテルから旧市街まで、徒歩で5分ほど。
夏場はリゾート客でにぎわうらしいが、冬はのんびりとした雰囲気。普通に注意していれば、気を張らなくても、治安面に特に問題はなさそうに思えた。
(選択基準) =フライトの都合により、ホテルに着くのが24時過ぎと遅いため、レセプションが24時間対応可であること。予約管理等がきちんとしていそうなこと。
バスルームが比較的新しそうで、レバーや蛇口が壊れている確率が低そうで、お湯がちゃんと出そうなこと。
深夜24時頃、暗い中、自分たちで車を運転していくため、路地があまり入り組んでおらず、見つけやすそうな場所にあること。駐車場がホテルの敷地内か すぐ近くにあること。翌日歩いて散策するため、旧市街まで1km以内であること。(よかったこと) =「ホテルの選択基準」の項目に書いた、狙い通りの宿だった。場所よし、清潔、安心、快適。
日本から新幹線や特急電車、飛行機を乗り継いでの、長時間の移動の後、力を抜いて ぐだっとくつろげた。(宿泊客の客層) = 深夜や早朝にも、車が数台停まっていたので、宿泊客は他にもいたと思うが、
だれも見かけなかった。(支払い方法) = クレジットカード可。T/Cについては不明。
(車椅子等の対応は?) =おそらく可能。入口に数段の階段があるが、スロープもついていた。
ただし、スロープの幅はあまり広くないため、通りにくいかもしれない。館内には 特に目立った段差はなかったと思う。廊下はとりたてて広くも狭くもない。ホテルと旧市街の間には急な坂がある。旧市街の中は、アップダウンの激しい、狭い石畳の路地が入り組んでいる。もし旧市街の観光が目的で、新市街にある店やバルや港へは行かないのならば、旧市街の中に宿をとった方が、多少は楽かもしれない。
(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う
(コストパフォーマンス) = ◆◆◆
( 2004年12月 arco de medio punto 様)