パリからいくヨーロッパ
San Marino サン・マリノ(サン・マリノ共和国)
イタリアの国土の中にサンマリノ共和国をみつけ、どうやって行くんだろうと興味がでた。行き方は意外とすぐにわかったが、列車予約でつまずいた。ミラノ- リミニ間は普通列車で4時間20分。最短の特急で2時間20分。ミラノ-ボローニャ-リミニの予約がとれなかった。が、現地に行けばなんとかなるか、と 思った。結論としては普通列車でいくことに。 ホテルにチェックイン後、ミラノ中央駅へ切符を買いに行った。自動券売機では、画面では販売中止になっていた。ホテルのコンシェルジェに聞いたところ、リ ミニはイタリアのリゾート地で、週末は特に混むそうだ。PCで見ても列車にあきはないから普通列車を使うしかない、といわれた。 夜、チェックすると、朝6時の便に空席があった。翌朝 早起きをして再度確認することにした。翌朝、起きてみたら、また販売中止になっていた。しかたがないので、ホテルを7時前に出て、有人窓口で空席を調べてもらうことにした。 結果、窓口で、すべて販売停止になっており、7:15発の普通列車を勧められた。普通列車だと4時間20分。特急をとれなかったイタリア人たちが老いも若きも普通列車に次から次へと乗り込んできた。合い席があたりまえ、クーラーもない列車に乗り込んだ。 リミニに到着。1時間に1本しかないだろうサンマリノ行きのバス停を探した。バーガーキングの前あたり、という情報をもとに、それらしきバス停をみつけ た。バス停のそばに屋台みたいなものがあった。サンマリノ行きとかいてあった。11時台のバスがちょうどあり、屋台にバス発車10分前に切符売りの女性が やってきた。往復10ユーロの切符を買った。 サンマリノまでとても大変な思いをし、もうあの乗車4時間半は勘弁、と思った。サンマリノを早めに後にし、16時半頃にはリミニに戻った。 リミニで、すぐに特急券を買いに行った。が、一番早い空席は18:20発、ミラノ着21:20だという。1等車を買えたのでほっとした。 列車まで2時間あり、どうしようかと思ったが、へたに出歩いて乗り遅れるのはいやだったし、疲れたので駅のベンチでずっと本を読んでいた。やっと列車の時 刻になり、特急に乗車してほっとした。 冷房があって、空間もありくつろげた。ミラノまで眠り込んでしまったが、幸い置き引き等にはたまたま遭わなかっ た。サンマリノでテンションが高かった分、帰りは疲れた。 (現地にいってよかったことは?) = サンマリノ行きのバスは観光客でいっぱいになったが、このバスは普通の路線バスで、いろんな人が乗り降りしていた。内陸に向かって走っていくと、遠くの山に城のような塔がみえてきた。あればサンマリノなんだ〜と思ってわくわくした。 バスは徐々に岩山をのぼっていき、先ほどまで走っていた平野が眼下にみえた。 小さい頃から写真ではみていたサンマリノ共和国についた、と喜びがわいた。 サンマリノ共和国の頂上に城塞があり、第一の城塞、第二の城塞へと向かうのに観光トロッコ列車に乗った。狭い道路を4両のトロッコ列車。雲一つない晴天、緑に囲まれた城塞からの地上の眺めは素晴らしかったし、遠くにアドリア海がうっすらと見えた。 アドリア海を眺めるのは初めてだった。 その後下るように小路を歩き、小さな店や免税店、ピッツァの店などを覗いた。ロープウェイの頂上駅(サンマリノの中腹)そばにサンマリノ観光局があった。 そこで公式な入国スタンプをパスポートに押してもらった。5ユーロ払い、サンマリノ発行の切手(5ユーロ)がはられて、そこに観光局の割り印がおされた。ここにこないと入手できない入国スタンプに大満足。 +++++ (アクセス方法) = イタリアのミラノ中央駅からボローニャ経由 リミニへ。 リミニ駅前からはバスでサンマリノ共和国へ リミニ Rimini はイタリアではアドリア海に面したリゾート地なので夏などは混みあう。 ミラノから乗車する若者グループはたいていリミニの海辺リゾートに向かう。 リミニ駅はこぢんまりとしていてホームは4本。 駅出口は1か所(内陸側)なので迷うことなく駅前のバス・タクシー乗り場へ出られる。 サンマリノ共和国行きバス停は駅前のバーガーキングの側にあり、駅を背に バーガーキングをみて右手側に並んでいるバス停(数か所ある)の中のひとつ。 バス停には屋根付の椅子はなく、かわりに何かを売る屋台がある。バスがくる10分ほど前に切符売りの女性がやってきた。彼女から往復切符(5ユーロを2枚)を購入した。 途中、普通のバス停にも停車した。 岩山上のサンマリノへ上がっていく。途中停まるところはロープウェイ乗り場。 最後まで乗るとサンマリノの中腹にある広場。そこが終点となる。 さらに上にいくには観光トロッコ列車があるのでそれに乗車。3ユーロ 帰りのリミニ行きのバスは、最後に降りたところなどがある。通りの見えないところにバス停のマークがあったりするから、見つからない場合は、人に聞くとよい。 リミニ駅からミラノ駅に戻るにも、特に予約不要の普通列車もあるが、特急をおさえておいたほうがいい。 ボローニャに滞在して、ボローニャ=リミニ(1時間ほど)、そこからサンマリノに 向かったほうがいいかもしれない。 (車椅子・高齢者対応) = 城塞の中まで行かなければそこそこ楽しめる。 岩山にはゆるい坂の通りがある。車椅子をおしてもらえればOK。 (子供向け?) = 子供でも楽しめそう (所要時間) =3時間あればOK. (印象的だったもの) = 写真でみていたサンマリノは岩山にあると説明が書かれていたのでそこのみかと思っていたが、実際は東京23区ほどの広さがあるらしい。 実際はその象徴的な岩山+まわりの平野。 バスでその平野部を走っているとき、ここからはサンマリノと示すためにスカイブルーの サンマリノ共和国の国旗が掲げられている。陸続きで国境のない日本人にとってはなんだか不思議な感覚。しかも、サンマリノはイタリアの中にぽつんとある。 サンマリノ(岩山)の住居はこぎれいだった。 昔からある建物も比較的に古いけれども くずれがかっているようではなく、たぶん修復されたのだと思える。 特に特徴があるわけではなかった。 ただ、Prima Torre(第一の塔)からの周辺の眺めは素晴らしかった。第一の塔からSeconda Torre(第二の塔)を眺めると絵になった。誰でも名カメラマンになれる。 (飲食店&ショップ情報) = 岩山内のレストラン、カフェはピッツァが主流だが、普通にイタリアンを楽しめる。 食事のあと、レストランでトイレを借りようとしたが、公衆トイレを使うように言われた。 サンマリノの頂上に近い公衆トイレは50セント払って中にはいるが、便座はない。 お金をとられてそんな状況だと、ちびっこの日本人ではたちうちできないと思う。 (その他) = 第一の塔からバス乗り場のほうへ下っていくのだが、車がはいれる道が少ない。のんびりと小路を散歩するように歩ける。時々大きな広場にでるが、そこからの眺めは最高。(2016年7月上旬 造船なでしこ 様) |
観光案内所で入国スタンプをもらえた。 パスポートに綺麗な切手を貼って、その上にスタンプを押してくれた。 有料、5ユーロ。 googleナビはイタリア対応だと調べていたが、サンマリノは対応外だった。 (2014年4月/5月 こじこじキャンディ 様) |
トスカーナからの途中に サンマリノに寄られるといいのでは。 3つの崖上にそびえる塔が美しい個性的な国。 旧市内に宿泊されると車でかなり上まであがれる。 宿泊しない場合、麓に駐車場があって、ロープウェイで上がるようになっていたと思う。 この町ではずっと前のフィガロ誌に載っていたリストランテへ行って前菜3種と灰色トリュフでしたがおいしいパスタを2種、メインとサラダをたらふく食べてワインもついて一人2,000円くらいだった。 車で行ったことがあったが、国境に特に検問所っぽいところもなく通過しただけだった。 今回はスペイン側からアンドラへ入って、昼食を食べてから町を散歩してまたスペイン側へ戻ったが、無人だが検問所的なところがあった。 (?年 うちゃぎ@Lapin 様) |
サッカーのユニフォームのレプリカ。イタリアでは露店でもクラブの公認ユニフォームを売っているのでどこでも買える。ただ、サンマリノの土産物屋が最も安く(2割安)種類も多かった。 (2004年8月 mino@goteborg 様) |