広大な英国式庭園は有料
ウィーン郊外の小さな街、日本の観光客は殆どいない。まだ木々は芽吹き始めたばかりだが、暖かな陽気に誘われて訪れた人のお目当ては、欧州で最も美しいとされる広大な庭園。14世紀からハプスブルグ家の狩り場であった。
入口の案内図に散策コースが例示されていたが、一番短いものでも歩けば1時間。緑の芝生(生えているのはあの芝ではなく野草ですが)にマロニエなど木々がアトランダムに立ち並ぶ、自然の風景。鳥の声が聞こえる。(巣箱やえさ箱がある)木々が葉を付けたらさぞや素晴らしいだろう。
フィルム博物館は、多分狩りの時の休憩所?1時間コースの途中までしか行かなかったが、アスレチックや小川があった。
奥には池の中の島に立つ、フランツェンスブルグというメルヘンチックな城があるそうだ。これが目玉である。休日は園内バスがある。
公園のそばにはブラウアー・ホーフがある。ミュージカル「エリザベート」のラクセンブルク宮殿はここである。トルコ軍に破壊された後、マリア・テレジアが再建したもので、当然マリアテレジアイエローである。ハプスブルグ家の夏の離宮だったそうだ。中にはエリザベートの寝室もある。
現在はIIASAが使用しているため、内部見学はできない。
宮殿の前には教会、レストランやお土産屋さんもある街はイエロー一色で美しい。冬場は閉店しているアイスクリームやさんが店開き。老若男女、でかいアイスクリームをなめながら歩いている。お味は、濃密な味のジェラート、だから最後まで食べられる。
ここへ来ると知らず、何の予備知識もなく訪れた街だが、統一された美しい街並みと広々とした庭園に大満足。
(車椅子・高齢者対応) = 公園を車いすで行くのはいいと思う。
(子供向け?) = 子供でも楽しめそう
(所要時間) = 街だけなら休憩込みで1時間。庭園となると、さぁ・・・。
(印象的だったもの) = 公園を含む調和のある街全体
(飲食店&ショップ情報) =
街のアイスクリーム屋、公園出入口からまっすぐだからすぐわかる。20種以上のフレーバーがある。中でパフェのようなものも食べられる。たいていの人はコーンに乗せて食べながら歩く。(普通サイズでサーティワンのダブルくらいはしっかりある)
(その他) = ラクセンブルクやIIASAのHPで情報を入手できますが、英語やドイツ語です。
(satole-pi.noir様 2005年3月) |