Hotel Palazzo Krataiis http://www.krataiis.it/
(泊数) = 2泊(部屋のカテゴリ) = ダブル
(部屋の階&立地) = イタリア式1階
(部屋について(雰囲気など)) = 大きな窓があるので明るい。広さはかなり広い。部屋からの眺めはホテル自体は海岸沿いではないが、通りをちょっと入っただけなので目の前に、砂浜と海と西の空が見えた。
イタリアらしい、古い館風の建物で床はテラコッタのタイル。部屋の鍵の開け方にコツがいる。慣れるまで大変だった。
(部屋の家具・備品) = 書き物机、椅子2、木製クローゼット、エキストラベッドになると思われるソファ
(バスルーム) = 洗面台とバスタブ、トイレが一緒だが、広々としていて、コーナーごとに分かれていたので狭くは感じなかった。白で統一された内装は清潔感があった。年を経て古びた感じはあるものの、くたびれた感じや寂れた感はない。
ジャグジー付。お湯の出もばっちり。
(冷蔵庫) = 冷蔵庫あり。水やワインなど
(エアコン、クーラー) = エアコンは不明
(部屋について、その他) = 小さなテラスがあり、窓辺に赤いベコニアが咲いていた。テラス用の椅子に座りながら、夜の街を飽きずに眺めた。
エキストラベッドがソファのように部屋の端においてあった。荷物を広げるのに便利だった。
(パブリックエリア) =
年を経た、ちょっと古ぼけた内装だったが、きれいに掃除してあって
悪くはない。(リフト) = なし。
(レセプション) = 家族経営らしく、日中はアルバイトらしき若い女性が窓口にいた。
奥にはオーナーの男性がかならず居た。付近の見所やおいしいレストランを聞いたら、とても丁寧に教えてくれた。
(館内施設) = リストランテ。利用せず。
(スタッフ) = 英語可、日本語は不可
(宿泊料) = 110ユーロ/泊 朝食込み
(予約方法) = 代理店から手配
(代理店の対応や手続き) =
クレジットカード会社デスクから。
いつも的確な対応でリコンファームも確実。ありがたい。(ホテルへのアクセス) = レンタカー利用。シッラの駅から近いが、歩くとかなりの距離がある。
(ホテル周辺の雰囲気) = シッラは段々状の構造をした町。一番上の部分に高速道路が走り、そのインターチェンジを出て、シッラの町へ向かうと下って、新市街に入る。そのまま下ると、昔の石でできた城砦があり、国道が走っている。そのままぐるぐると下ると線路があり、線路を越すと海岸線にでる。
砦の下に掘ってあるトンネルをくぐると、古くからの小さな漁港と崖に張り付く旧街の迷路のような路地が、くねくねと続く。新市街側は国道も通っているのでざわざわした感じだが、海岸寄りの
旧市街はのんびりとして、不穏な空気は一切なし。(ホテルの選択基準) =
カラブリアの海辺の町でにぎやかなところは、と探していたところ、最初に候補にあがったのが、この町から5キロほど北の、赤玉葱の産地トロペア。トロペアの海の見えそうなホテルを探すもののピンとくるホテルがなかなかなくて、近隣に目をむけたら、シッラのこのホテルが手ごろでよさそうだったので。(よかったこと) = 海辺で見た夕景が印象的だった。今回の旅行ではいまひとつぱっとしない天気が続き、ちょっとテンションが上がらなかったが、シッラの2日目の夕方、海辺のバールでのんびりしていたところ、西の方角にリパリ島やストロンボリ島が黒いシルエットで見えて、噴煙を上げているのが見えた。
左手には、シチリア島のメッシーナの町の明かりも。そのうち、空がオレンジ色に変わって、水平線近くまで垂れ込めていた雲の下から、燃えるようなオレンジ色の夕日が出てきた。つかの間、あたり一面、建物も人も樹木も真っ赤に染め、そのまま、水平線の彼方に沈んでいった。
遠くに見えるストロンボリ島(富士山型の円錐形の山がある島)が異様で、見ごたえがあった。
(朝食) = イタリアらしい簡素なパン、甘いクッキー、ジュース、コーヒー、ヨーグルトなど。レセプションから半階上がった踊場のような広いスペースが、朝食室。オーナーの男性がサーブした。
(宿泊客の客層) = 観光客風なカップルやオーストリアから来たと思われるバイクでの一人旅の男性など。
(支払い方法) = クレジットカードで
(車椅子等の対応は?) = リフトなしで階段なので、かなり難しいと思われる
(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う
(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆
(他の方へのアドバイス) = シッラはメッシーナ海峡のカジキマグロ漁の基地らしく、カジキマグロ用の漁船が係留されていた。
たまにテレビなどでイタリアのシチリア島周辺で行われるカジキマグロ漁の様子を見ていたが、実物のカジキマグロ漁船を見るのは初めて。かなり船自体は小型なのに、舳先や見張り台が船本体の長さの倍以上あることにびっくりした。迫力があった。
シチリアに比べ、対岸にあたるカラブリアにはなかなか足を運ばないと思う。でも、シチリアとも違う、雰囲気(割とギリシャの影響を色濃く残している)なのでぜひ、イタリア好きな人ならば、ここにも足を運んで欲しい。この町自体も見所が多く、散歩するのが楽しい。
車で30分ほどのレッジョ・カラブリアやシチリアへのフェリーが出ているサン・ジョバンニの町への足がかりにもなる町だ。
(2010年5月上旬 うちゃぎ@Lapin 様)