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パリから行くヨーロッパ 
Santo Stefano Belbo サント・ステファノ・ベルボのホテル
            
updated on  10 Dec.2006
 
Relais San Maurizio 
http://www.relaissanmaurizio.it/
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(泊数) = 2泊

(部屋) = スタンダードダブル イタリア式0階 日本式1階
眺望のよい庭に面している。
窓を開けると部屋には陽が入り明るい。照明もほどよく。広さは申し分なし。広すぎもせず、狭すぎでもなく。

イタリアらしいテラコッタの床で、古い館を改装した感じ。家具もアンティーク。天井が漆喰のドーム状になっていて、細かい装飾が描かれている。天井も一見の価値あり。

しかし新しいホテルなので、設備は新しい。

眺めは庭越しに、下のサント・ステファノ・ベルボの町が見える。
周囲はブドウ畑に囲まれていて、のんびりとした田園風景。

(部屋の家具・備品) =隠し扉の中にTV、ミニバー。飾り棚にはポプリなど。クローゼットの中にセーフティボックス。一人掛けのソファ2つとサイドテーブル。ライティングテーブルとイスが1脚。

(バスルーム) =ほどよい広さ。バスタブの仕切りはガラスだが、特に面倒はなかった。清潔感あり。灰色大理石風な色で統一。トイレとビデも一緒。イス。お湯の出も問題なし。

アメニティは、ヘアケア、フェイスケア、石鹸などが、付属しているスパの「コーダリー」のミニチューブなどで。バスローブと、使い捨てスリッパもあり。ソーイングキットなどはオリジナル。

(冷蔵庫) =ミニバーあり。中身もいろいろ。

(エアコン、クーラー) =エアコンあり。
温度は入り口にある設定パネルで調整できる。他に暖房機が窓辺にあった。

(部屋について、その他) =部屋には、両観音開きの窓と、ガラスの扉があって、外の庭に直接出られるようになっている。無用心といえば無用心だが、エリア内は、一応、柵が張り巡ら せてあるのと、かなりの田舎なので、よほどのことがないと心配はない。夜には鎧戸を閉めておけば寒くないし、無用心でもない。

キーホルダーが、部屋全体の電源のキーに、部屋に入ると、キーを差し込んで、電源を入れる仕組みになっている。

(パブリックエリア) =昔の館なので、くねくねと広い。入り口は西の端にあって、私たちの泊まった部屋へ行くには、中をかなり奥まで行って、その突き当たりという感じ。

レセプションはこじんまりとして小さい。

備品はアンティークがさりげなくある。

フランスによくあるシャトーホテルとも違い、昔の領主の館風な建物、内装も

(リフト) =私たちの部屋のある棟は2階建てで、地下もあるので、リフトあり。

(レセプション) =てきぱきとして、明快。中日に別の町へ行くルートを聞いたら、周辺マップを取り出してきて、マーカーでチェックしながら説明してくれた。

(館内施設) =レセプションから奥へ進むと、ガラス張りの屋根のバーコーナー、そこの真ん中が廊下になっている。そのまま曲がって奥へ進むと、廊下兼サロンが2部屋あ り、次の間は朝食室、ここも廊下を兼ねていて、通り過ぎると、リストランテへ下りる階段がある。(他にも途中にリストランテへの入り口がある)。また別棟 に入ると、部屋がある。

レセプション横の廊下にも部屋はあった。個人の館に泊まっている雰囲気。さらに、私たちの泊まった部屋と、背中合わせになる別棟は、この館に昔からある礼拝堂。

地下にはリストランテとコーダリーのスパ。
リストランテ内には大きなワインセラーも。

コーダリーのスパの、プールとサウナ利用は宿泊料に含まれている。個室のマッサージルームが 多数あり。プールとジム、ジャグジーとミストサウナ(ハマム)と、休憩するための寝椅子。ここで休んでいると、冷たいレモン水と熱いハーブティを、ポット で持ってきてくれる。他にもソフトドリンクは別途有料で注文可。ここでは水着は有料で販売していた。(ちょっとサイズが大きそう)

(スタッフ) =とても明快で親切。若い男女のスタッフがきびきびと応対してくれる。基本的に英語可。

(宿泊料) = 260euro。1部屋朝食込み、スパの基本利用込み。

(予約方法) = 代理店から手配。
UCカードのゴールドデスク経由。スパのメニューなどを、事前に取り寄せをお願いしたら、すぐにFAXで送ってくれた。
 

(アクセス) =レンタカーなので、車だと、アルバからちょっとした山道経由で、40分くらい。ただ、ここに実際泊まっていた日本人女性2人連れに、アクセスを聞いたと ころ、ミラノからアスティまで電車で来て、アスティからローカル線に乗り換えて、サント・ステファノ・ベルボまで、1時間に1本とかなので、ちょっと不便 ですよ、とのこと。

その駅から、ホテルの送迎を頼んだらしいが、予約時間になかなか迎えが来なくて困ったとのこと。
駅には公衆電話がなく、駅となりのワイン工場で電話を借りてホテルに連絡してから、タクシーが迎えに来たそうだ。

サント・ステファノ・ベルボからは、かなり丘の上にあがったところにホテルがあるので、歩いて行くのは難しい。眼下に町が見えるのだが。

ホテルのHPなどによれば、アスティやアルバからタクシー、というようなアクセスが書いてある。

(周辺の雰囲気) =ひとつの丘全てがホテルの敷地。四方八方に眺めよし。なので徒歩10分ほどの周りには、畑と、ときおり民家があるのみ。サント・ステファノ・ベルボの町は、ちょっと大きいが、とりたてて何があるという町ではない。

(選択基準) =ピエモンテで美食にありつけて、スパがあってゆっくりできる宿。
夏終わりごろまで、ピエモンテの宿を決めかねていたが、たまたま、フィガロの世界のスパ特集に載っていたので、興味を持ち、調べて決めた。

リストランテもミシュランの1つ星付き。

(よかったこと) =やはり美食と美容という醍醐味を満喫できたこと。リ ストランテのメニューではワインの産地らしく、お勧めのコースの、それぞれの皿に合うワインをグラスでつけたコースがあり(1杯ずつではなく、途中でなく なると継ぎ足してくれる)これはいろんなピエモンテのワインと料理が出ておいしく、うれしかった。この時期の白トリュフも。

スパは居心地がよく、プールも泳ぎやすくのんびりできた。フェイシャルマッサージもとてもリラックスできて、旅の疲れがとれてよかった。

(困ったこと) =強いて言えば、火曜日の夜のリストランテが定休日で、夕食が簡単な料理になったこと。(このホテルはホテルとリストランテ、スパが別経営になっている。 リストランテが休業している日は、ホテルの朝食堂で、簡単な前菜やパスタ、メインなどの料理を出してくれる)

しかし、前日もおいしい料理をたくさん食べ、次の日も別のリストランテに行く予定だったので、
シンプルなパスタなどでよかった。

(朝食) =簡単といえば簡単だが、イタリアらしい朝食メニュー。パンが3、4種(甘いパンも)とシリアル、甘いケーキ類、くだもの、ヨーグルト、ハムとチーズ。飲み物はジュース類。カフェや紅茶もセルフサービス。

天井の高い古い館の一室。両側に窓が大きくあるので、明るく気持ちよい。

(宿泊客の客層) =カップル中心だが、前述の日本人女性二人連れや、英語をしゃべる女性二人連れなど。女性二人連れは20代から30代で、ほかのカップルは30〜60代くらいまで幅広く。

(支払い方法) = クレジットカードで。

(車椅子等の対応は?) =リフトはあるので大丈夫かもしれないが、館内がかなりくねくねとなっているので、できれば、手前のレセプションに近い部屋にしてもらえるといいかも。

(子供連れでも場をこわさないか?) = 子供は場違いだと思う

(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆◆

(他の方へのアドバイス) =最低2泊はして、スパと美食を楽しんで欲しい。周囲にはワインの産地があるので、車で行って、ドライブするといいかも。周囲の町の規模も小さく、車の運転も、ゆるやかな山道さえ苦でなければ、しやすい場所だし、ミラノからも近く、行きやすい。

レセプションの人から、日本の方に宣伝してくださいね、とのこと。
ピエモンテは、トスカーナに比べるとまだまだマイナーなので、もっと来て欲しいということでした。

なお、冬季トリノオリンピックで、このあたりの道路整備も急ピッチで始まっていて、道路標識などが、かなり見やすくなっています。道路もかなりきれいだし、標識も見やすく、治安もよく、トスカーナよりは、ホテルの値段も手ごろで、美食も多い。
 
 

( 2004年11月中旬 うちゃぎ@Lapin 様)


 
 
 
  

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