(泊数) = 4泊
(部屋のカテゴリ) = Relaxing Sea View
(部屋の階&立地) = イタリア式3階。海側。
(部屋について(雰囲気など)) = 床も壁も真っ白で、窓も大きいので日中からとても明るい。
特に、午後は西日が差し込むので明るすぎるくらいで、
部屋にいる時はテラスのテントを降ろして過ごしていた。
部屋はモダンな雰囲気。HPの写真を見ると白すぎないか?と思ったが、
実物は、もうちょっと落ち着いていた。
窓の外にはテラスと海、遠くにポジターノの街並みとカプリ島のファラリョーニの岩が見える。
テラスの手すりが壁なので、部屋の中で座ったり寝たりすると、海が見えなくなるのがちょっと残念。
HPによると、部屋の広さは26平方m、テラスの広さは10平方m。
特別に広くはないが、スーツケースを広げたり等、不便を感じる狭さではなかった。
(部屋の家具・備品) = 入ってすぐに真っ直ぐと廊下が伸び、突き当りにはオープンなクローゼット、左手にはバスルーム。
つきあたりを曲がると書き物机があり、そこから寝室が始まる。
クローゼットは、夫婦2人の4泊分の衣類は納められる大きさ。
書き物机の上にはウェルカムシャンパンとフルーツ。
ノートPCも置いてあったが、OSがイタリア語なのでほとんど使わなかった。
自分のPCでも無料WiFiが利用できる。簡単に繋がった。
ベッドには、両脇からアーム式の読書灯が伸びているのが面白い。
一体ここに何人寝かせる気だ?というくらい、枕がたくさんあった。
ネスプレッソマシン、無料のコーヒーカプセルあり。
テラスには椅子とテーブル2、デッキチェア2。
(バスルーム) = 細長いバスタブあり。
4分の1ほど壁に隠れているので、そのエリアに可動式シャワーと天井固定のレインシャワーが設置されていた。
よって、シャワーブースはなし。
洗面台1。
小さな棚に、ロクシタンのアメニティ類や歯ブラシ、コップが並べられており、
私物を置くスペースを確保するのに苦労した。
他に、トイレ、ビデ、タオルウォーマーが設置されている。
バスローブ、スリッパ完備。
(冷蔵庫) = あり。ソフトドリンク、アルコール類いろいろ。
私物ドリンクはペットボトル数本程度なら入る。
(エアコン、クーラー) = あり。
テラスに出る窓と連動しており、窓が完全に閉められていないとエアコンは動かない。
夜は涼しいのでクーラーなしで寝た。
(パブリックエリア) = ホテルは、海に面した崖に張り付くように建っている。
館内への入口は、一般道から私有地内に入り、狭い坂道を下ったところにある。
坂道は一度では曲がりきれないヘアピンカーブの連続で、何度か切り返しをしながら上り下りする必要があった。
入口はガラス張りのドアで、中に入るとすぐにレセプションがあるため、車で到着すればすぐにスタッフが出迎えに来る。
レセプションの背後には大きな窓があり、海が見えるので開放感たっぷり。
白い壁とカラフルなガラスアートが、モダンでお洒落な雰囲気を作り出している。
ガラスアートは館内のあちこちに置いてあり、「あんなところにもある」と見つけるのが面白かった。
レセプションは地上階で、同じフロアには広いラウンジやバー、プールがある。
部屋はレセプションよりも上の階にあり、最上階の4階は広いレストラン。
徒歩でプライアーノの町に出る場合は、いったん部屋からレセプションのある階まで降りないと階段が通じていない。
この手の岩場に作られたホテルでは、レセプションが最上階になっているところが多いが、その方が階段や坂道の上り下りが少なくなって利用者には嬉しい。
ビーチは、リフトで1階まで下った後、さらに250段の階段があるし、とにかく階段の上り下りが多いホテルだった。
(リフト) = あり。大人4人でいっぱい。
ガラス張りで海が見える。リフトが動くと、途中にガラスアートが置かれていたりして面白い。
(レセプション) = 到着後間もなく、車まで出迎えに来たし、チェックイン中に飲み物を勧められたりと、カジュアルな雰囲気の中にもホスピタリティがある。
その後、部屋に行く前に館内の案内をしてもらったので、ホテル内の構造が頭に入ってよかった。
(レセプション以外の館内施設) = 最上階にあるレストランは、土曜日夜に利用した時は、ほぼ満席。
予約が遅かったが、海が見えるテラスのテーブルが用意されていた。
料理はホテルの雰囲気にあったモダンな盛り付けで、味もまずまず美味しい。
ただ、「Tasting menu」という名前の付いたコース料理は、「これがTasting?」というくらいに一皿の量が多かった。
このレストランは、朝食にも昼食にも使われる。
朝食時には、テラスの手すりがガラス張りになっている特等席に座ることができて、とても気分がよかった。
このレストランのある階から更に階段を上ると、ルーフトップに出られ、そこにも椅子やテーブルが置いてある。
屋根がないのでパラソルがないと大変だが、ホテルの中で一番見晴らしがよかった。
ビーチは「La Gavitella」という有料ビーチが無料で利用できる。
レセプションでチケットを貰い、1階までリフトで降りた後は、250段の階段を下って崖下へ。
そこにはオレンジ色のパラソルが並べられており、ビーチレストランも併設されている。
ビーチスタッフにチケットを渡すと、海際の最前列のデッキチェアに案内され、タオルも貸し出しされる。
ホテル客以外もたくさんいたが、最前列は優先的にホテル客のために空けられていた。
テーブルには有料メニューが置いてあり、その中からソフトドリンク、カクテル、フルーツなど、いろいろ頼んだが支払いもサインも求められず、
チェックアウト時にも請求されなかった。
本当によかったんだろうかとも思うが、確かに、ビーチにいた他の宿泊客も、特にサインをしている様子はなかった。
ビーチのスタッフとはお互いに名前で自己紹介したりして、フレンドリーな感じがよかった。
翌日も、年配の男性スタッフが私の顔と名前を覚えており、寝ていると水をかけてくれたりして気分がよかった。
ビーチレストランは屋内席が中心だが、窓が並んでいるので明るい雰囲気。
パスタや魚料理など、ディナーとしてもしっかり食べられるメニュー構成。
ランチで利用したが、味がはっきりしていて美味しかった。
レストランだけは、ホテルとは別経営とのことで、料金を部屋にチャージすることはできず、その場で支払った。
外部から船でアクセスする客もいるらしいが、ホテルや町までの階段を考えれば、それが一番いいと思う。
利用はしなかったが、ホテル所有のボートがあり、4時間550ユーロ、8時間850ユーロで好きなところへ連れて行ってもらえる。
もっと手頃なカプリ・スペシャルというボートツアーに参加した時は、小型ボートでポジターノ沖まで送迎してもらえた。
プールはホテルの敷地内にあるが、インフィニティタイプではないので利用しなかった。
この他、屋内のジム施設もあったようだが利用しなかった。
また、ポジターノへの無料のシャトルサービスもある。
車は7人乗せられるワゴン車か黒のアウディ。人数によって車を替えていた。
1時間に1往復なので事前の予約が必要なのだが、たまに、それと知らずに予約なしで乗り込んでしまう客もおり、
そういう場合でも2台体制にするなどして、可能な限り対応していた。
他にも専用車でのツアーや、クラシックカーの貸し出し、夜のボートツアーなど、とにかくいろいろプランがあるので、長期滞在しても飽きないと思う。
(スタッフ) = 英語可。
皆、総じて感じがいい。
欲を言うと、チェックイン時に、依頼していた予約を全て再確認してくれるとよかった。
それがなかったので、前日もしくは当日に、こちらから確認して動くようにしていた。
尋ねれば完璧に手配してあるので何の問題もないのだが、そういう先回りのないところが、あともう一歩という感じ。
(宿泊料) = 690ユーロ/泊
スモール・ラグジュアリー・ホテルズ会員向け料金で、2人分の朝食付き。駐車場は無料。
(予約方法) = 個人で
(予約方法、ホテル側の対応) = スモール・ラグジュアリー・ホテルズのHPから。
レストラン、ビーチ、ボートツアーなどは、ホテルに直接メールして予約。
返信は数時間後から2日後くらい。
返信は的確で、すべての予約が完璧になされていた。
レストランについての相談に対しては、周辺の町のお勧めリストが送られてきた。
予算別、簡単なコメント付きだったので選び易かった。
予約するつもりのなかった、チェターラのレストラン選びにも役に立った。
(ホテルへのアクセス) = 徒歩で階段を上がって約5分で、プライアーノの町外れに出る。
町外れと言っても、数分歩けば教会広場に到着する。
レンタカーで行ったが、滞在中は車を使わない日もあったし、駐車事情の悪いポジターノへは無料シャトルも出ているし、車はなくても困らないかもと思った。
ナポリまでの送迎を付けて、ポジターノ以外に行く場合は有料ボートを利用したり、1日だけ車を借りるなどすればいい。
車種によっては、レンタカーを1週間確保しておくより、料金は安くつきそう。
次回、この辺のホテルに泊ることがあったら、そういう移動手段も検討しようと思った。
(ホテル周辺の雰囲気) = ポジターノやアマルフィほど栄えてもおらず、治安の悪さとは無縁だと思う。
(ホテルの選択基準) = プライベートビーチがある。
新しいホテルで、写真で見る部屋の雰囲気が嫌いでなかったこと。
レストランの感じがよさそう、ポジターノに近く、無料シャトルが出ていること。
駐車場がある。
(よかったこと) = リゾートを満喫できた。これに尽きる。
宿泊料金は決して安くはないが、ホテルの用意しているサービスを使いこなせば、じゅうぶん納得できる。
(困ったこと) = 駐車エリアが狭く、高級車や大型車は小さな駐車場に停められていたが、小型車は坂道の途中に並べられていた。
坂道なのに隙間のないくらい縦列駐車をしていて、スタッフは、当たり前のように後ろの車にあてて車を出していた。
我々の借りたLanciaもその洗礼を受けたのだが、保険はフルカバーにしてあったので、小さな傷が付くくらいは大丈夫だろうと思いつつも、
ちょっとドキドキしてしまった。
(朝食) = ヨーロッパのモダンなホテルにありがちな、お洒落なビュッフェ朝食。
イタリアのホテルとしては、かなり充実していると思う。
通常のビュッフェ朝食にありがちなメニューの他、たくさんのペイストリーやカラフルなフルーツタルトが目を引いた。
フレッシュなモッツァレラチーズや、グラスに入ったパスタのサラダなども美味しかった。
玉子料理は有料メニュー(10ユーロ前後)として置いてあったが、我々の予約プランでは無料だった。
(宿泊客の客層) = 英語、フランス語を話す客がいた。
落ち着いた年代のカップルが多かったように思う。
ビーチの利用に年齢制限があるからか、家族連れは見かけなかった。
(支払い方法) = クレジットカード可。
(車椅子等の対応は?) = 海へのアクセスが大変なので向かないと思う。
(子供連れでも場をこわさないか?) = 子供は場違いだと思う
(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆◆
(2012年8月中旬 azumi@az 様) |
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