Fattoria Sant'Apollinare 52036 Pieve Santo Stefano (AR)
http://www.fattoriasantapollinare.com/
【nights】 1泊
【room】 敷地内に点在する石造りの農家に宿泊。一棟まるごと自由に使える。
寝室は2階の広いツインルーム。角部屋。窓がたくさんあり、光があふれている。 テラコッタの床は清掃が行き届き、家具の手入れもいい。リネン類はホテルと遜色なし。 トイレ・シャワー付。インテリアは、可愛いすぎないカントリースタイル。
【rates】 70,000リラ/人 1泊2食 約4,200円
【access】 サンセポルクロから車で約20分。うっそうとした山あいの農場。
はっきり言って、トスカーナ(っていうか外国)にいる感じがしない。【hard】 おなじ棟内にもう1部屋ゲストルームがあり、そこのお客と他のスペースを共有する。居間は全部で 3室。 メインルームはどっしりした大きな木のテーブルとアンティークの食器棚が、落ち着いた雰囲気。
【soft】 ここはおそらく、本物の農家が本業のかたわら宿を営む、正統派アグリツーリズモなのだろう。ファミリーはみんな忙しく働いていた。
トイレの電球が切れたときも、勘定のときも、あちこち捜しまわって手があいてそうな人をつかまえる。
こちらのリクエストには丁寧に応えてくれるが、よけいな愛想はふりまかないし、素っ気ないくらいだ。なのに不思議とすがすがしい印象がのこった。【breakfast】イタリア人率 100%。トスカーナもここまでくるとドイツ人はいない?
コンチネンタル朝食で、飲み物はセルフサービス。
自家製ジャムが約 10種類、いろいろ味見できて楽しい。【reservation】 個人で、FAX
【policy】 料理(フィガロの記事にひとめ惚れ)・プールがない【yokatta】
日が暮れると、牛舎に帰る牛達のカウベルが静かに響く。なかなか戻ってこない仔がいて、おかあさん牛の怒りのコールがおかしかった。自家製のジャムや野菜のオイル漬あり。 結構いい値段なので躊躇したが、よそには出していない ということで。きのこだけでも何種類もあって迷う。図鑑を見せてもらったり、一瓶試食させてもらって、フンギ・サングイーニ(血茸)と、青いトマトを購入。
【komatta】
“メディアに登場した宿”は、なるべく避けるようにしていたのだが、「フィガロ」の料理ページに目がくらんだ。“
イラクサのリゾット”に“薔薇のケーキ”。 圧巻は"いろんな野草やチーズを詰めた鶏の丸焼き"である。それに野の花を美しく散らしてあるのだ。さて当日のメニューは、ハムと乾燥ポルチーニのペンネ(ホワイトソース)、ボイルした牛スネ肉の薄切り、トマト丸ごと1個にクッキー。 一泊なので何とも言えない。
このアグリがほんとうに料理に力を入れていることは、トスカーナ州のアグリ検索サイト の自己紹介からもうかがえる。
たまたま運が悪い日に泊まり合わせただけなのだ、と思う。【point】 個人評価は★★★★
(2001年10月、神無月様)