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パリからいくヨーロッパ

Capri カプリ島
 

 3 Feb.2008 / 13 Jan.2013経験談追加

 

(アクセス方法) = ナポリ港より高速船でマリーナグランデへ
マリーナグランデからケーブルカー(フニコローレ)でカプリの街に入る

(入場料) = 高速船船賃・ 大人17ユーロ
ケーブルカー・大人 1.6ユーロ

(内部の雰囲気や感想) = 島の上の方の街なので、眺望がすてき。見下ろした地中海が本当に真っ青に見える。建物の白と空や海の青野コントラストがきれいで、写真写りがいい。 

かわいい店がいっぱい所狭しと並んでいるので、観て歩くだけで楽しい。

(車椅子・高齢者対応) = まず、ケーブルカーに乗り降りするのに階段がある。車椅子は不可。
ケーブルカーを使わずにタクシーでも行けるという情報もあったが、未確認。

降りたカプリの街も急な坂や階段だらけなので、車椅子は不可。高齢者も非常に大変。

街の道路は非常に狭くて、普通の乗用車は入れない。荷物の配達などにオートバイを改造したような3輪車を見かけた。客を乗せられる車はなさそう。

連れは高齢者の母(杖を使用)だったので、30分ほどうろうろしただけで、ギブアップ。
トイレに行ってから帰ろうという話になったが、有料トイレ(0.5ユーロ)に入るにも階段が20段位あったので非常に苦労して使った。手すりなどがほとんどない。

島のもう一つの街アナカプリの方が高低差が少ないと後で聞いた(未確認)、そちらの方がよさそう。

あとは、マリーナグランデ港の周辺を散策するとか。

(子供向け?) = 子供にはむかないかも

(所要時間) = 少なくても2時間は遊べるところだという印象があった。

(飲食店&ショップ情報) = かわいいカフェや店がたくさんあった。店は、小物屋から高級ブランドまで様々。
お金持ちの避暑地だという話は聞いていたが、本当にお金持ちらしい老婦人が近所に買い物に行くようなスタイルで、真夏の日盛りの中をブランドショップで悠々と毛皮のコートの品定めをしているのをみて、よく分かった。

(その他) = ケーブルカーを降りたところに観光案内所がある。
日本語の地図(1ユーロ)を売っているが、道路が書いてあるだけで、ショッピングや街の散策には役に立たなかった。島を車で移動する人にはいいかもしれないが。

(2011年8月 茶々丸のシッポ 様)
ナポリから

(アクセス方法) = 
6:45 ローマ・テルミニ発 ユーロスター → 8:30 ナポリ着
タクシーで Beverello港
9:10発 ジェットフェリー(16ユーロ) →カプリ島マリーナグランデ着

(雰囲気や感想) = 
青の洞窟をどうしても見たかった。洞窟の入り口が狭く波があると入場できないとの情報でその入場確度が高く太陽光線の強い夏場に日程を決め、しかも2日挑戦できるよう周到に計画した。

初日は朝早くローマを発ち、カプリに10時頃到着。ナポリで朝から燦々と降り注いでいた日光が消え、厚い雲が上空に。太陽光線が反射してきれいな青になるので、困ったと思いながらも青の洞窟への船乗り場(防波堤の中央の桟橋)に行く。
「潮が高く本日は入場できません」と非情な看板。仕方なく島を約1時間かけて一周するボートクルーズに変更。

程なく雲は過ぎて灼熱の太陽に。断崖絶壁、奇岩、エメラルドグリーンの海底の入り江、青の海底の入り江などの見所を立ち寄りながら、猛スピードで飛ばすので、結構スリルがあり、子供も大人も皆楽しんでいた。
「青の洞窟」の前を通ったが結構、波が打ちつけていて確かに入れそうもないのは納得。早々にナポリに引き上げ観光。

翌2日目、朝にカプリ島入りし、青の洞窟への船乗り場へいったが今日もダメと。仕方なくケーブルカーで広場や教会、高級ホテルやショップの立ち並ぶこじんまりっした街を散策。南欧のリゾートの雰囲気を満喫。

帰りは、バスでマリーナ・グランデへ戻る。車中からの景色がよいので、バスもお薦め。マリーナ・グランデの湾は港と反対側がちょっとした海水浴場になっていて良い感じ。海岸の砂利も大理石。

「青の洞窟」の入場率は、7月は70%位のようだ。2日挑戦すればほぼ大丈夫だろうと思っていたが残念。ただ一周クルーズでもそれに近い体験ができたので訪れた甲斐はあったか。

(子供向け?) = 子供でも楽しめそう

(その他) = ナポリ中央駅からBeverello港まではタクシー料金は10euro程度のようだ。私は2倍吹っ掛けられた。予防策は乗車前に大体の料金を念押しするのがよいかと。

 (2009年7月上旬 湘南浜男 様)

アマルフィから

船で、カプリ島に行くことにする。 8時20分ごろ、船着場へ。25分発のフェリーと、55分発の高速船がある。高速船のほうがちょっと値段が高いけれど、早いみたい。 

係の女性は2人。そこにみんながぐちゃりと並んで切符を買おうとする。旅行会社の人なのか、一人で20人分くらい買っている人なんかもいて、25分発のフェリーの客たちが焦りだした。 

私たちの直前の人から、窓口の女性に「高速船ならこっちに寄って待ってて! 先に、フェリーの人こっちきて!」といわれてしまった。しょうがないので横にどいて、フェリーの人を先に通す。 

25分。列はまだ残っている。しかし、肝心の船がまだ来ていない。 

35分ごろ、無事にフェリーの分を販売終了。ついでに割り込まれそうになっているのを肘でよけながら、高速船チームも新しい列を作って切符を買う。 

帰りの17時15分発の切符も買っておこう。片道17ユーロ。 
  

40分 フェリー無事到着。船に乗り込むのも近くにいた人から適当になだれ込んでいく。ぎゅうぎゅうに乗り込んで、出発! 

われらが高速船は何分頃に来るんだろうねといっていたのだけれど、案外すぐやってきて、9時5分頃には出航できた。 
  

やっぱり、景色を見たいということで、2階に席を見つけて座る。海から見るアマルフィ海岸も、また格別。船の上は庶民的な家族や、ドイツ人観光客など。 

1階にあるバーのバイト君が、お盆にジュースやビールなどを載せて船内販売にやってくる。揺れもそれほどではなく、風は冷たいくらいで、隣のカップルは彼女が寒がって、1階に移っていった。 
  

小1時間ほどでカプリ島に到着。 
 
 

カプリ島のマリーナ・グランデには、ソレントからの船やナポリからの船、個人のクルーザー、ボート、ヨットなどいろいろ泊まっている。桟橋 には青の洞窟への船などの切符売り場もある。今日は青の洞窟への船はストップしているみたい。近くのアイランド・ホッピングの船はやっている。  

それにしても、タクシーが全部オープンカーだなんて! 団体の日本人ツアー客もちらほら見受けられる。 

フニコラーレの乗り場に行ってみると、切符売り場はここではないみ。前の人があっちと指差されているのを見て、後に着いていく。 

売り場の案内を見ていると、一回券の他に、60分券とか1日券とかがあるポスターなどを貼ってアピールしているのは「Unico- Capri」という券。デポジットが1euroで、と書いてあるのだけれど、イマイチよくわからないので、とりあえず1回券 1.4Euroを買ってフニ コラーレに。
 

フニコラーレは列を作るとか、順番に改札を通るとか、そういうことはあんまり考えないみたい。それに一番近い乗り口から乗り込んでいくので、手前の車両だけぎゅうぎゅう詰めで、奥の車両は楽々乗り込める。 
急な坂をぐんぐん上って、頂上に到着。おお、絶景!フニコラーレに乗っている間に張ってあったポスターなど、で学習。 

「Unico-Capri」は ICチップの入っている券で、フニコラーレ、バスが乗り放題らしい。使い終わったら窓口に持っていって1euro返してもらうらしい。1回券、1時間券、1日券があるらしい。 
 

このカプリ地区ともうひとつの名所が、アナカプリ地区。この2ヶ所をまわって、マリーナグランデに帰ることを考えて、フニコラーレの窓口でUnico-Capri1日券(6.7euro+デポジット1euro)を買っておく。 
  
さて、カプリ地区散策。どっちに行ったら何があるのかわからないのだけれど、とにかくすごい人。夕方の地下町か!というほどたくさんの人がうろうろ歩いている。 

並んでいる店はとにかく高級店が多い。でかい宝石だったり、シャレたドレスだったりと、「高級リゾート」ということを押してくる。

バス乗り場のすぐ横のカフェには、ここを訪れたセレブたちの写真が飾ってある。オーナーと肩を組んでいるマライア・キャリーの写真発見。そ ういえば、マライアは下着をカプリ製のものでそろえていて、そのクロゼットだけで90平米あると聞いたことがある。そのクラスのセレブが来るところなの ね。 
  
 

観光案内所。1euroで日本語の地図をゲット。 

頭の中ではカプリ島といえば、2代皇帝ティベリウスが晩年引きこもっていたところという「ローマ人の物語」で得た知識のみ。皇帝の別荘跡地 を地図で探したけれど、コレはちょっとたどり着けそうにない。ちゃんとトレッキングの用意をしていかないといけないところみたい。それじゃぁアウグストゥ ス庭園と書いてあるところに。 

みんな観光客だから、安心して歩ける。きれいなリゾートホテルやブランドショップなんかを眺めながら人の波に乗って歩いていく。 微妙に思っている経路と違うんだけど、みんなこっちに歩いてきているからいいのか?  

途中、レモンのシャーベットを売っている屋台なんかもある。個人のヴィラもあって、お金持ちになったらこんなところに別荘を持ちたいよねー、とかいいながら、写真を撮りつつ歩く。 

突き当たった広場は、チャーチルも来たことがあるというホテルの前。ちょうど展望台のようになっていて、絶景が見える。 青い海にはヨットやボートが浮かび、いくつもある洞窟を見に行っているようだ。ブーゲンビリアの花が咲き乱れ、かもめが飛ぶ青い空。周りの人たちもカメラを構えたり身を乗り出したりして、景色を楽しんでいる。目的地と違ったけど、ここもまたいい感じ。
 

庭園。やっと現在位置がわかったので迷わず歩いていける。途中のサンジャコモ修道院ものぞきつつ、庭園に向かう。 
カプリ島の香水ブランドの店を発見。レモンや花の香りの香水や石鹸を売っている。お土産にいいかも、と思いつつも、まずは庭園。 

うむ、絶景かな絶景かな。大きな木の陰でひんやりした空気に包まれて青い海を眺める。本当に太陽に愛されている島だなと思えるところ。 

街の中心部に戻ろう。ご飯、どうしようかね。こっちで食べるか、アナカプリに移動してから食べるか。 

バス乗り場に移動するとオーガンジーのひらひらしたフラワープリントのドレスをきて白い大きなつばの帽子をかぶった花嫁さんと、胸に花を飾った花婿が歩いてきた。 

ぐっとカジュアルな服装の観光客が多い中、スーツをきた親戚一同の人たちも、後ろから歩いてくる。いいなぁ、こんなところで結婚式。周りの人たちもみんなニコニコして見ている。 
  

アナカプリ方面へのバスの列に並ぶ。小さな小さなバスなので、20人乗れるかどうか。見ていると、2台目くらいじゃないと乗れそうにないな。 

日本のラッシュを思わせる混雑ぶりで、ミニバス発車。細い道をくねくね登っていく。途中、渋い赤のクラシックカーのタクシーとすれ違った。 街を走っているのはほとんど白いタクシーなので、この赤いタクシーすれ違ったら、すぐわかる。カプリでタクシーに乗るならこの赤いタクシーがいいな。  
  

アナカプリの中心、ヴィットリア広場到着。カプリに比べるとぐっと静かだ。人は結構いるのだけれど、どこかのんびりしている。店やホテルよりも民家が多いからかもしれない。 

ただいま14時。もうそろそろどこかでご飯にしないと、街のお昼寝タイムに突入してしまうのではないかと心配になったので、適当なカフェに入る。 
  
近くにあるらしいサン・ミケーレ教会に。2euro。マヨルカ焼のタイルで、教会の床一面に、楽園追放が描かれている。1階から近くで見て、2階に上がり全体像を見る。象や羊など動物たちがかわいい。 
  
青の洞窟にはアナカプリからも行けるらしいのだけれど、マルタ島で同じような洞窟も見ているから、パスすることにして、広場に戻る。 
 
 

山のほうにスキーのリフトのようなものが見える。ナミヘーが「あれ、乗りたい!」と主張するので、乗り場を探す。 
ソラーロ山頂へ行くリフト。それもものすっごく、ちゃっちぃ。なのに、この山頂まで結構な距離があるではないですか! これ、Unicoカード使 えないよ? 6euroもするよ? 地味に抗議してみたのだけれど、残念、ナミヘーの意思は固かった。仕方なくリフトに乗る。 
  

リフトに乗るのも20年ぶりくらいなのに、このリフトときたら仕様が40年前くらいの感じ。右手に絶景が見えているんだけれど、かばんからカメラを出す余裕も、ましてや、手すりから手を離して両手でカメラを構える余裕もない! 

足元はところどころ、イチジクの木やブドウを植えた畑もあるのだけれど、草が茂っている中に、ヒヤシンスやポピーやタンポポなんかがあっち こっちに咲いている。赤や黄色が緑の中にぽつんぽつんとゆれていて、とてもかわいい。ボッティチェリのプリマヴェーラの足元のよう。それでもところどころ に白い岩が見えていて、この島の土の薄さを感じる。 

15分くらい乗って、無事、山頂到着。カプリの街やアナカプリの街、遠くにうっすら見えるのはヴェスヴィオの山。山頂には、ちゃっかりカフェもある。写真を撮りまくって、今度はくだりのリフトへ。 
  

下の乗り場の人はそんな感じじゃなかったのに、山頂でリフトの補助をしている人たちはちょっと商売っ気を出してチップをもらおうと、それら しいことを言ってくる。くだりのリフトではちょっと余裕。写真も撮れるようになった。アマルフィでは東洋人の観光客はあまり見かけなかったけれど、カプリ では、日本人も韓国人も中国人もたくさん観光している。 

さて、アナカプリからマリーナグランデまでのバスもあるみたいなのだけれど、よくわからないので一度カプリまででて、フニコラーレでマリーナ・グランデに戻る。1日券買ってあるしね。
 

マリーナ・グランデに到着。

この島、日本並みにヴィトンやプラダのバッグを持っている人がいる。パリやローマではここまでみんな持って歩いていないよと思うのだけれど、やっぱり優雅にリゾートしているお金持ちが多いのか。 
  
埠頭の建物横にどの船が何時にどこに着くのか表示されているので、見てみる。アマルフィにつくのは3番ね。見てみるともう船が来ている。行きがかなり込んでいたので、早めに乗り込むことにする。夕方は寒いから1階席で。  
18時ごろ、アマルフィ到着。 
 

(2008年5月 ぽち@やる気なーし様) 

 
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