パリからいくヨーロッパ
Bologna ボローニャ (イタリア)
![]() 交通 > BLQ 参照 |
![]() (会社) = トレニタリア (FS イタリア国鉄) (クラス) = 2等 (出発駅) = トリノ・ポルタ・ヌォーヴァ Torino Porta Nuova 駅 (出発駅の様子) = (乗り継ぎ駅) = ミラノ中央 Milano Centrale 駅 (到着駅) = ボローニャ中央 Bologna Centrale 駅 (到着駅の様子) = ボローニャ中央駅には地下ホームが誕生していた。まるで東京駅を思わせ、深度も深い。高速列車は地下ホームを利用するようで、この列車もそうだった。 地下から出ると、地上で思わぬ所に出てしまい、居場所がわからず戸惑った。ただ、ボローニャの駅舎自体は、あいかわらずこぢんまりとしたもの。地上ホームも、昔のまま。 (車両) = 配列: 2-2 車内には、液晶による案内表示がある。行き先や停車駅、イタリア各地の気温などが図示されていて、日本の新幹線の電光掲示板より便利。また、トイレに近くには、液晶による簡単な時刻表があり、高速列車の運行がわかる。 2区間ともに、「フレッチャロッサ Frecciarossa」と呼ばれる高速列車。 トレニタリアの中では、最新型車両。「エウロスター」という呼称は廃止され、「フレッチャロッサ(赤い矢)」になっているようだ。 トリノ-ミラノ間は、途中トリノの西郊ポルタ・スーザ Porta Suza 駅に停車するだけで、1時間少し。 トリノ発ミラノ経由ローマ行きの列車は、途中ボローニャやフィレンツェに停まることなく、ミラノ-ローマ間をノンストップ走行するようだ。 ミラノ・ボローニャ間の列車も、この間をノンストップで1時間少々。 (食事・飲み物) = 車内販売は回ってこなかったが、係員が簡単なメニューを配っていた。 たとえば、コーヒー、ジュース、ビスケット、クロワッサンの朝食セットが4ユーロ、 チーズ、サンドイッチ、ドルチェ、水の食事セットが9ユーロ、 コーヒーの単品は、1.5ユーロ。 (座席) = 十分にくつろげる。各席に電源がある。 (トラブル) = 2区間とも、車掌の巡回がなかった。 その前に乗った鈍行列車でも、検札は回ってこなかった。 (切符の入手方法と時期) = トレニタリアのwebから直接購入、自宅印刷。 事前に座席指定できる。 (価格) = 2人で56ユーロ。事前割引。 (2014年10月中旬 葦原のしこお 様) |
(FS)ボローニャ-フェラーラ (会社) = FS (Trenitalia) イタリア国鉄 (クラス) = 2等 (出発駅) = ボローニャ Bologna 中央駅 (出発駅の様子) = 正面玄関から想像出来ない位、奥行き有り。 トイレは利用せず。バールやジェラート売り場があった。 (乗り継ぎ駅) = ラヴェンナ Ravenna 駅 (乗り継ぎ駅の様子) = あまり大きくなかった。 2時間位観光してフェラーラ行きの列車に乗った。 (到着駅) = フェラーラ Ferrara 駅 (到着駅の様子) = タバッキで市バスの切符を買った。 (車両) = 2階があった。4人がけの席が多かった。 (座席) = 2階の4人席。 (トラブル) = 特になし。検札があった。乗車前忘れず刻印して良かった。 (切符の入手方法と時期) = ボローニャ中央駅のタバッキで前日に購入。 復路も同時に買った。 (価格) = 片道7.10ユーロ (2014年9月中旬 明石海苔スカヤ 様) |
ボローニャからフィレンツェに遊びに行こうと、朝のこのこ駅に行き、切符をとろうとしたら、満席。前日にはあったのに。油断していた。しかたなく、次の日にまわしたが、前日のせいか、あるいは大晦日のせいか、8ユーロほど上がっていた。 (2009年12月/2010年1月 黒こげチーズケーキ 様) |
![]() (2006年7月 Fudarou 55 様) ボローニャのホテルの駐車場に入るのに、名物ポルティコの、非常に間隔の狭い柱の間を入った。車体をこすってしまった。 (2011年3月 toramiketama 様) レンタカー返却場所をボローニャの市内中心部に頼んだつもりだったが、ハーツが指定した営業所は、実際には市内から20キロも離れた所だった。返却間際になってわかった。実際には、市の中心部にあるのは駅前の営業所だけだった。相当焦った。 |
![]() タクシーで、インディペンデンツァ通りのホテル〜ボローニャ空港 15分。約20ユーロ。 (2011年4月下旬/5月上旬 ぽち@やる気なーし 様) |
![]() 中央駅のロータリーから乗り、約10分 (2014年9月 明石海苔スカヤ 様) 目抜き通りのインディペンデンツァ通りに泊。ボローニャ駅からスーツケースを持ったとして徒歩15分、中心のマッジョーレ広場まで徒歩15分。 ボローニャ空港への空港バスの乗り場も近く、 約6.5ユーロ。 タクシーで空港まで15分。約20ユーロ。 (2011年4月下旬/5月上旬 ぽち@やる気なーし 様) |
Basilica di San Domenico サン・ドメニコ教会 サン・ドメニコ聖堂 白を基調とした教会内は素敵。教会の一角にあるサンドメニコの墓は、たくさんの彫刻で装飾されている。その中にミケランジェロが19か20歳の時にほったという彫刻もあって、なかなか見ごたえ。 (2004年7月 megmm21 様) |
Teatro Comunale di Bologna テアトロ・コムナーレ・デ・ボローニャ ボローニャ歌劇場 ボローニャ市立歌劇場 (アクセス方法) = ボローニャ大学や絵画館の近く。ヨーロッパのオペラ座の多くは王宮近く、あるいは街のど真ん中にあるものだが、ボローニャは勝手がちょっと違うよう。まあ、ボローニャ大学も街の顔のようなものだが。 駅前ホテルから歩いても、20分かからないだろう。ただ、大きな通りに面しているわけではなく、小路でゴチャゴチャした中にある。近くに大学があるからか、周辺の雰囲気は若い。 (入場料) = 平土間後方の隅 75ユーロ。小さな会場だから、十分見える。 (内部の雰囲気や感想) = ボローニャのオペラ座。日本では「ボローニャ歌劇場」とも「ボローニャ市立歌劇場」とも訳され、ときおり来日公演する。 イタリアでは、この20年くらい、ミラノ・スカラ座に次ぐ実力オペラハウスと見なされていて、「ミニ・スカラ座」とも呼ばれるよう。 建物の外観は地味で、中は典型的な馬蹄形。こぢんまりとしたオペラハウスで、収容数は1000人程度だから、イタリア中都市の歌劇場と比べても小さい。その分、響きはよく伝わり、アットホームな歌劇場ともいえそう。 当日は、ロッシーニの「ギョーム・テル」を見物。英語なら「ウィリアム・テル」で有名。イタリア語なら「グリエルモ・テル」なのだが、イタリア人・ロッシーニがフランスで書いたからフランス語の「ギョーム」となってしまう。 実はロッシーニ、ボローニャの住人時代がある。そのボローニャで革命騒動に巻き込まれ、穏健なロッシーニはボローニャを半ば追い出される形で、パリに向 かった経緯がある。その歴史を知ると、ボローニャでの「ギョーム・テル」には意味があると勝手に考えている。また、「ギョーム・テル」、名前とその序曲は じつに有名だが、全体はあまり演奏されないというオペラ。要は、長すぎるからのよう。 もとは、ペーザロ音楽祭での演出のよう。開演まえ、すでに特製の幕が下りていて、幕には赤で拳が描かれている。「えっ、21世紀になって、まだ左翼民衆革 命の話をやるのかよ」とゲンナリしそうになったが、じつは微妙に違った。長丁場を飽きさせず、聴き応え、見応えのある時間がつづいた。 一つは、演出の勝利。たしかに背景はスイスであり、為政者のシンポルにオーストリア・パプスブルク家の双頭の鷲の紋章が登場するが、舞台は20世紀のどこ か。民衆を苛める悪代官様に、だんだんと気の弱い民衆が歯向かい、最後は勝利する話。要は、勧善懲悪のプロレス的な胸のすくファンタジー。そのへんをダン スというかバレエでうまく演出している。民衆側の若い男女は、コミカルに踊ったかと思うと、シクシク泣くポーズで踊り、ペーソスを醸す。悪代官側は、民衆 側の男女をセクハラダンス、パワハラダンスに引き込み、彼らクルクル回し、痛ぶる。また、村長への集団リンチ・シーンの演出は「ここまでやるか」というほ どエグい。悪代官側がいやらしさたっぷりのヒールに徹しているので、善玉となった民衆側を応援したくなる。そこを音楽が盛り上げるか ★文字化け 歌手でとくに目立ったのは、テルの息子役。女性歌手が歌う、いわゆるズホン役なのだが、その声が高音でよく伸び、合唱を盛り上げる。じつのところ、第1幕 のフィナーレの合唱を気持ちよく聞けるかどうかは、彼女の高音しだい。これでこのオペラでの出来が決まると思っているくらいなのだが、この日はじつに気持 ちを昂らせてくれた。 と好意的に見ていると、じつはこの演出での真の主役は、テルやその同志ではなく、テルの息子であると気づかされる。第4幕の勝利のフィナーレでは、テルの 息子は一人階段を昇っていく。このシーンにより、この物語は少年が高みへと成長するのを支援する大人たちの話でもあったかと感嘆してしまう。 指揮は、日本にも来るミケーレ・マリオッティ。まだ30代の首席指揮者だが、オーケストラを気持ちよく鳴らし、聴衆から圧倒的な支持を受けているのには驚いた。 「ギョーム・テル」を見物するのは、パリ・バスティーユ以来、二度目。 パリのほうが金はかかっていたように思うが、ボローニャでのほうがずっと熱く、興奮させてくれた。かつてボローニャの歌劇場ではワーグナーの「ローエング リン」を見物したことがある。当時の音楽監督ダニエレ・ガッティの音楽、さらにはクールな演出とも、ワーグナーの本場・ドイツを凌ぐような出来だったが、 今回の経験で、ボローニャ歌劇場のレベルの高さを再確認した次第。 チケットは、イタリア版ぴあのような chartaから入手。ポローニャ歌劇場のサイトから入れる。 インターネット販売の前に、地元の応援者に多くを売っているようで、残席はそうないが、すぐに売り切れるわけでもない。 バーコードの付いた領収書を印刷、当日、チケットボックスでチケットを入手。チケットボックスは、オペラ座の正面ではなく、横にあるが、ややわかりにくい。チケットボックス前には、当日割引目当ての客が並んでいる。 客の服装は、きちんとした人が多いが、それほどおしゃれ度が高いわけでもない。ミラノ・スカラ座よりもラフな感じ。とはいえ、パリほどくだけてはいない。 (子供向け?) = 子供でも楽しめそう (所要時間) = 19時開演。途中25分の休憩を2回、5分のミニ休憩を1回。すべてが終わったのは、23時50分ころ。ざっと5時間、ここちよい疲労が残った。 (飲食店&ショップ情報) = 地上階に、飲食コーナーがあるが、あまり広くない。最初にチケットを買うバール方式。カンパリ・ソーダが 3.5ユーロ。これは、西欧のオペラハウスの中ではかなり安いほう。食べ物は、ちょっとだけある。 (その他) = 幕間に、隣に座っていた中高年の紳士から「どこから来たのか」と声をかけられる。そこからちょっと会話がつづいたが、彼はドイツから来たという。わざわざ 「ギョーム・テル」を見物に来たようだ。日本人もほんの少しいて、この歌劇場には世界からも客が来ているようだ。 (2014年10月中旬 葦原のしこお 様) |
歌劇場前広場 べつに観光地でも何でもない、オペラ座前の小さな広場。日中からしてざわついているが、オペラが終わって広場に出た24時まえ、唖然というか、「なんだ、これは」という情景を見た。 大学生とおぼしき学生らのグループいくつも、広場を埋めつくし、酒盛りをやっている。その騒々しいこと。足元にはワインやビールの空きビンが転がっている。彼らは地べたに座り、トグロを巻いている。彼らの宴はたけなわ、いったいいつまで飲み、しゃべるのだろう。 オペラ座はボローニャ大学のすぐ近く。学生がオペラ座前で酒盛りしていても不思議ではない。 似たような光景をどこかで見たと思ったら、京都の鴨川べり。あそこはアペック主体と見るむきもあるが、若く平和な脱力感のある活気は共通。オペラ座前から メイン通りであるインデンペンデンツア通りに向かう小路にも、若者がゾロゾロ。若者向けの店はまだ営業している。週末ではなく、まだ木曜日。ホローニャの 宵っ張りぶりと活気を見た。 (子供向け?) = 子供でも楽しめそう (所要時間) = ボローニャ歌劇場前広場 (2014年10月中旬 葦原のしこお 様) |
どの店を覗いても、魅力的な食材だらけ、美味しいものが多かった。 気分が盛り上がって、ついつい買いすぎた。瓶をずいぶん購入した。まだまだ欲しいものが多くあった。 最終の宿泊地はボローニャにすべきだった、と後悔。 傾塔に上った。 木の階段は塔の壁の内側に沿って四角い回り階段になっている。下から金属で補強をしているものの、まるで宙に浮いているような、恐ろしい階段だった。 ボローニャで購入したホワイトトリュフ入りパスタソースは、梅田の百貨店で3倍以上の価格だった。 (2014年4月/5月 こじこじキャンディ 様) |
三度目のボローニャだけれど、まだまだ行ってないところがあるものだなと。 劇的においしいナッツ系のジェラートをだす店を発見。 (2014年4月 ぽち@やる気なーし 様) |
古い教会群の中の売店。 どうやらイタリアの修道院製品らしきものがざくざくあり、石鹸、アロマオイル、ジャムなど、買い込んだ。当番の神父さんが売り子になっていて、とても親切で楽しかった。イタリア語がわからない私に、一生懸命説明をしてくれた。 (2009年12月/2010年1月 黒こげチーズケーキ 様) |
(アクセス方法) = ラヴェンナから高速道路を車で1時間ぐらい。A14の高速道路(スーパーストラーダ)はインターチェンジの間隔が長く、ラヴェンナ方面から来ると通り過ぎやすいので要注意。街の手前の
Bologna-S.Lazzaro から降りるのが正解。
(雰囲気や感想) = この街は教会を拝観したりするのではなく、一番はまず街の雰囲気を味わうべき。11世紀に創立された世界最古のボローニャ大学はじめ、古典的な建造物が残る街並みはすごく旅情を誘う。 旧市街中心部のマジョーレ広場周辺には建物の軒を彩る柱廊(ポルティコ)があちこちにあり、まるで屋根付きの芸術的歩道のよう。おまけに幾 何学的なアーチ型の構造と場所によって微妙に変る橙、赤茶色、ベージュ色のポルティコは街全体に風情を感じさせた。ちょっと他の街では味わえない雰囲気。 (車椅子・高齢者対応) = ポルティコが途切れる建物の端と端の間(横切る道路がある)には段差があるところも多かった。 (子供向け?) = 子供でも楽しめそう (所要時間) = さっとみて1時間半。じっくりみて3時間。 (印象的だったもの) = ボローニャの斜塔と旧ボローニャ大学。なお、旧大学はアルキジンナージオ宮と呼ばれており、入口は見つけにくく、地元の人でさえよく知らない。しかし、実際にはサン・ペトロニオ聖堂南端の道路を挟んだ向い側にあるようだ。 (その他) = 有難いことに、ボローニャ中央駅の西口には「荷物預かり」がある。深夜0時まで営業で、スーツケースなどを預けるのに便利。預ける際はパスポート呈示。 (2006年7月 Fudarou 55 様) |
ボローニャで、宿泊が4回目だったこともあるのか、B&Bの女性が、DOZZAという近郊の町(村?)まで車でつれていってくれた。
ここはガイドブックにも載っていない場所で、検索エンジンでもあまり情報がヒットしなかった所なので 実際に見てこられてよかった。家の壁に絵が描かれていて、日本人の作品もあった。 (2006年4月/5月 megmm21 様) |
ボローニャで泊まったB&Bで、奥さんに料理を習った。5時間煮込むボロネーゼ(ミートソース)はとてもおいしく、感激もの。作ったもの
を、夕食の時に隣人の方たちを交えながら食べた後、折り紙交流をして楽しかった。結構、イタリアの若者もいろんな折り紙を知っていた。
(2004年7月 megmm21 様)
|
(主催会社名) = Sol Levante Tour (ツアー名、商品名) = 組み合わせ自由!モデナ近郊ツアー (出発空港&コース) = 9時 ボローニャ駅またはホテルにて待ち合わせ、バルサミコ酢工場へ 10時頃 バルサミコ酢工場見学、試食 10時45分頃 工場を出発、パルマへ 12時頃 生ハム工場見学後、BARにて昼食 ※昼食代は料金には含まれていませんので、現地にてお支払いください 13時30分頃 BARを出発、モデナへ 14時30分頃 モデナ旧市街を散策(1時間) 15時30分頃 モデナを出発、ボローニャへ 16時30分頃 ボローニャ駅またはホテルにて解散 (出発日) = 2014年9月中旬 (価格) = 160ユーロ/人 (申し込んだ窓口/代理店、方法) = webから http://www.sollevantetour.net/ (どうしてその商品に?) = 日本語ガイドが最大の決め手。 同様のツアーは他社でも多数あったが、家族経営でアットホームな感じが伝わりこのツアーを選んだ。正解だった。 (出発前のトラブル) = 特になし。 (出発前に知っておきたかったこと) = パルマの生ハム工場見学を組み込んだのだが、同行者の1人が動物の蹄が大の苦手だと知らなかった。何百と吊るされた蹄付きの黒豚生ハムを目の当たりにして フラフラになり、その後の生ハムランチは地獄だったらしい。私は最高のワインのアテにしか見えなかったのだが。 (そのツアーにしてよかったことは?) = 行きたかったポイントを全て網羅出来て大満足。 可能ならパルミジャーノとランブルスコも行きたかったが、一日で回ると忙しいかも。 車は安全運転で快適だった。車内でwiーfi使えるとの事でパスワードをもらった。 車窓に釘付けで使わなかったが。 イタリア在住の日本人女性がガイド。とてもわかりやすい説明で良かった。誠実な会社だなと感じた。 念願のバルサミコ工房見学は感激だった。あの樽の香りを嗅ぐためにもう一度行きたいくらいだ。 (現地にいってがっかり) = なし (ツアー選びのアドバイス) = 同行者の興味を引くものは理解しているつもりだったが、苦手なものも調べておけばよかった。 (コストパフォーマンス) = ★★★★★ (2014年9月中旬 明石海苔スカヤ 様) |
Trattoria dal Biassanot トラットリア・ダル・ビアサーノ 昼飯に。パスタ類が10ユーロ前後、肉類が11〜15ユーロ程度の中級店。ナプキンに描かれた鶏の絵が印象的。看板には猫の絵があり、動物好きの店かも。 まずは、テーブルにドンとパンの籠が置かれる。2種類のパンには、それぞれ塩味がついていて、酒の肴になる。 つづいて、パスタが登場。澄んだコンソメ風スープにタリアテッレを入れた料理は、最初、薄味と感じるが、タリアテッレにはいっていた肉類を味わうと、ほど よい塩加減となり、うまみが倍増する。スープを全部平らげたとき、そのうまみ感は頂点に達する。まるで、日本料理の上等のお椀を飲み終えたときと同じとい うと、かなりほめすぎか。スープの清澄さから、喜多方ラーメンを味わっているような気分にもなる。もう一つは、日本では見かけない巨大マカロニ。牛挽き肉 とポルチーニ茸、トリュフで味付けされ、塩加減はじつにいい。(塩分好きの人間の発言は、アテにならないが) 肉類は、牛肉の薄切りをバルサミコ酢で調理したもの13ユーロ。これに香草が添えられている。薄切りといっても、日本人の感覚からすればステーキの厚さ。 酸味がほどよく、いくらでも食える。子羊を白ワインで調理した奴11ユーロも、悪くない。内臓肉も混じっている。ともに量はまあまああるが、十分平らげら れる。 付け合わせには、焼き野菜 4ユーロ と 生野菜 3ユーロ。焼野菜は、茄子、ズッキーニ、トマト、青菜、ネギ、ピーマンなど。野菜によってはチーズとからめたり、油とからめたりしてある。塩加減はここち よく、これで酒の肴になるくらい。生野菜はニンジン、レタス、赤キャベツなど。 ワインはイタリアワイン、それもボローニャ周辺の特産地のワインを多数揃えている。価格は10ユーロ後半から20ユーロ台が中心。たしかサンジョベーゼ 16ユーロを飲んだが、食中酒としては十分。日本のイタリア料理屋でも、この価格でこのレベルのワインを、いや日本酒でもいいから出してほしいと思う。 330mlのビール3.5ユーロ。スプマンテを1杯飲んだが、勘定に付け忘れている。水2ユーロ。コーヒー1.5ユーロ。 最後に、小さなケーキのようなものがつく。コペルト1人3ユーロ。 無茶苦茶うまいといわないが、安定感があり、また行きたいと思わせるレストラン。値段の手頃感もいい。 (店内の様子・客層) = じつに繁盛している。2つのフロアがあり、開放しているのは一つのフロアのみだったが、一つのテーブルが2回転以上しているのではないか。13時に入店したとき、第一陣が帰っていったが、その後、第二陣が続々入店、すぐに満席となった。 客のほとんどは、地元の人だちだろう。皆、くつろぎながらも、ガツガツ食うといった感じ。フィレンツェ風の巨大ステーキを食う夫婦もいる。さすがに妻のほうは半分残していたが、旦那がそれを全部食べきっていた。そのあとドルチェとくるから、健啖である。見ていて、楽しい。 (スタッフのようすや対応) = 中年女性が主体でやっている。ぞんざいに見えて、そうでもない。適度に客を放置しながらも、要所は外さず、押さえてくる。皿出しのタイミングは、わりに早い。 (日本語・英語対応) = 英語メニューがある。 (予約方法) = 日本のカード会社経由。万全を期すれば、予約がいいような。 (10点満点で何点?) = 8点 (アクセス) = 8月8日広場の南。ピエラ通り沿い。猫のイラストの看板が目印。 (支払い方法) = VISA (その他) = 名物にうまいものなしというが、個人的には食の都にうまい店少なしと思う。たとえば、個人的にはリヨン、ブリュッセル、大阪がそう。 ボローニャもまた食の都扱いされているが、例外的に、多くの店がうまい。たしかに、ミシュランで星をとるような超美食の店はない。その一方、中級店の充実っぷりが、すばらしいと思う。ボローニャでそう食ったわけではないが、中級店にはハズレが少ない。 (2014年10月中旬 葦原のしこお 様) |
Ristorante I Carracci リストランテ・イ・カラッチ ボローニャを代表する高級レストランだと思う。そのわりには、無茶苦茶高くないリストランテ。このレストランのあるホテルに宿泊した記念というか、ついでに夕食。 バスタ類は15〜20ユーロ。肉類は30ユーロ前後。付け合わせの生野菜サラダが、10ユーロ。ソルベが9ユーロ。 味はというと、たしかに高級そうな気がするのだが、日本のイタリア料理とどう違うかわからないレベル。絶品というには、ほど遠い。どちらかというと、レストラン内の雰囲気を「食べている」ような気がする。量は多めではなく、日本人でも2皿はいけると思う。 ワインの品揃えは、豊富。ご当地イタリアものから、フランスものまである。イタリアワインなら安く、ハーフで赤白とも10ユーロ台である。調子に乗って、 仏・ブルゴーニュのヴォーヌ・ロマネ・ボーモン1990に。安定した造り手ジョセフ・ドルーアンのもので、90ユーロ。これは、相対的に安いと思う。この レストランが、長年こつこつとワインを買いつけてきている証拠か。 荘重な空間の中、寛がせてくれるというか、いい意味でも悪い意味でもおもしろがらせてくれるのは、給仕たち。 肉類のついでに、「ミックスサラダを食うか」と勧めてきた。ワゴンで材料が出てくきた。給仕がまずはオリーブオイルやら塩やらでドレッシングをつくり、これを野菜に注ぎ、かきまぜはじめる。給仕本人が納得したところで、取り分けてる。ちょっとしたショーだ。 ただ、ワインとなると、こすっからさが出てくる。安いイタリアワインについては普通に注いでいたが、高い仏のヴォーヌ・ロマネとなると、デカンタージュを はじめる。デカンタージュ用の瓶に、全体の5分の4程度を注いだところで手を止めて、残りのボトルはテーブルに置く。ここで、「澱は飲めないから」という ようなことを言って、ボトル を下げてしまう。 このあとデカンタージュ瓶からワインを注いでもらうのだが、あと5分の4くらいになったところで、「澱は飲めないから」と、デカンタージュ瓶までも下げてしまう。つまり、ボトルの4分の1程度は飲まずに、さげられたことになる。 たしかに澱のまずいボルドーワインの場合、デカンタージュし、一部を残すが、ブルゴーニュワインのデカンタージュは滅多にない。それも、年物のワインに関 してのデカンタージュはない。澱があったとしても、ブルゴーニュの澱は飲める。それくらいのことは、イタリアの給仕とて承知のことと思う。つまりは、「澱 は飲めないから」を口実に、ブルゴーニュの名酒を裏のほうでちゃっかりお相伴しているということではないかと推測する。 実情はわからないが、そんな想像がつく。 (店内の様子・客層) = 天井には、フレスコ画とおぼしき絵が描かれ、荘重にして暗い。そんなに広くはないが、歴史と高級感を感じさせてくれる。客は観光客と思われる。この日は、スカスカ。 (スタッフのようすや対応) = 愛想はいいが、やり手でもある。 (日本語・英語対応) = 英語メニューあり。 (予約方法) = とびこみ (10点満点で何点?) = 7点 (アクセス) = ボローニャ屈指の名門ホテル・グランド・ホテル・バリオーニの0階にある。まずはロビーを抜けて、下に降りていく。 (支払い方法) = VISA (2002年11月 葦原のしこお 様) |