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パリからいくヨーロッパ
Amalfi アマルフィ (イタリア)

        3 Feb./ 3 Nov.2008 / 4 Jan.2013 経験談追加

 
アマルフィに行く道路は、1車線なのに駐車車両もあり、ヘヤピンカーブばかり。
片側は、崖の下が海。片側は、壁。
個人で行って家族に運転させようと思っていたが、多分無理だと判った。

ツアーで行ったら、朝早い観光のため、店が閉まっていた。NHKで街を散策していたほど自由時間がなく、あまり歩きまわれなくて残念だった。

(2010年5月 えいとま 様)
アマルフィの街の入り口、フラヴィア・ジョイア広場。ここがSITAバスの基点になるし、船の乗り場もあるところ。街で一番低い場所がここ。ここから街の中心部に向かうのも、隣街へ向かうのも全部上り坂。
 

バスもたくさん停まっているのだけれど、船着場のところに小さな小屋が4軒ほど建っている。見に行ってみると、カプリ島へのフェリーの切符売り場、 エメラルドの洞窟への切符売り場、プライベートボートの申し込み、ナポリへのフェリーで調べてきたメトロ・デル・マーレの切符売り場だった。

8時25分発のカプリ島への切符売り場に、行列ができている。なるほど、ナポリ経由じゃなくても、ここからカプリへ行けるね。

バスには行き先が出ていたり、出ていなかったり。運転手が外に立っておしゃべりしているので「ソレント?」とか聞いて乗り込んでいく人たちがいる。

ここはバス停というよりもバス操車場のようなんだけど、これでいいのかな。時刻表なんてものはここにはない。広場に面したカフェのひとつがSITA社の切符を売っていて、この店の前に大きな時刻表が貼ってある。


Photo by pochi
(2008年5月 ぽち@やる気なーし様)

ドゥオーモ前の広場には噴水があって、広場を囲むように店が並び、カフェが開店準備をしている。

目抜き通りである一本道は、車が1台通るのがやっとだろうな、という幅。これがまたゆるゆると上り坂で、だんだん細くなっていく。開店準備をしてい る店なんかを見ていると、八百屋とか食料品店が案外少ない。これは目抜き通りだからなのかな。ブティックやおみやげ物、雑貨屋なんかが多い。

横道というよりも階段を上ってみると、ちいさな広場に面して食料品店があったりする。けれど、生活感があんまりないような気がする。本当になんだかジオラマっぽい。

あっというまに街が終わって、道はどんどん急な上り坂になり住宅街へと入って行く。あっれー?こんなモノなのかしら。

フラヴィア・ジョイア広場に戻る。見ていると、真っ赤な車体のオープントップのバスがある。ソレントとかポジターノとか書いてある。これ、乗ってみるか。

黒パンツに白シャツ、車体と同じ柄のネクタイを締めた若い女性がパンフレットを配っている。見てみると、SITA社の運営で山頂の街ラヴェッロに向かうコース、ビーチ沿いのミノーリ・マイオーリに向かうコースの2つのコース。

4回乗り降りできる切符が10ユーロ。バスには英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語のイヤホンガイドがついているらしい。

ポジターノへ行くコース、ソレント半島を周遊するコースなんかもあるらしいけど、ちょうど出発時間だったのでラヴェッロ行きのバスに乗り込むことにする。

(2008年5月 ぽち@やる気なーし様)

迷路のような階段を上ったり降りたりしながら、街を散策。

目抜き通りから看板が見えるソルベ屋の前にはたくさんの人がベンチに座って食べている。よし、行ってみよう。

レモンソルベ、レモングラニータ、レモンクレーマ、ヨーグルトソルベの4本立てに、トッピング用のシロップ漬けイチゴの角切り、チョコレートチップ、ナッツの砕いたのがあるだけの店。

レモンクレーマを小さいほうのカップで頼む。5euroなり。

「うちの庭のレモンで作ってるんだ。ジャパニーズ?オイシイカキゴーリ!」と、陽気な若者が二人、次々入ってくるお客さんに対応している。

さっぱりして、おいしい。食べた後お水が飲みたくならないくらい、さっぱり。いいわ、これ。次に来たときにはソルベを試してみよう。

食料品店をのぞいてみる。とにかく、リモンチェッロで押してくるなぁ。大きな瓶、小さな瓶、変わった形のもの、絵が描いてあるものなどホントにいろんな種類の瓶に詰められたリモンチェッロが並んでいる。

あとは、レモンの飴やレモンのチョコレート。

たくさんある陶器屋では明るい色調のヘタウマ系素朴な絵付けの皿やタイルなど。大きな皿からワインのコルク栓などが売られている。

(2008年5月 ぽち@やる気なーし様)

アマルフィ海岸でみた、天と海のとけあう、朝ぼらけの海。向こうにまで 本当に「果てがない」蒼の空間にひさびさに言葉を失った。背筋が寒くなるような吸い込まれるような不思議な海だった。でも、エズでも朝にちょっとみたかもな、と今になって思う。
(2007年7月 Chun3)

 
ドゥオーモ

ドゥオーモは階段の上に聳え立っている。金色のモザイクで飾られたファサード。えっちらおっちら階段を上がり、中を見る。

意外にシンプル。豪華絢爛系ではなかったようだ。ドゥオーモの横に「天国の回廊」という小さな庭があり、資料館へと続いているのだけれど、ここは有料5euro也。

入場券をもらって回廊に行く。写真で見ていたときはモン・サン・ミッシェルの回廊部分くらいあるのかと思っていたら、もっとずっと小さいところ。正直「あれっ?」と思ってしまったけれど、気を取り直して資料館へ。

資料館も小さくて、半分くらいは司祭の衣装や杖などだった。「海洋国家アマルフィ」の資料ということなのか、中世の船の模型やイタリア海軍の潜水艦の模型(それもプラモデル)なんかが並んでいた。あれれ。

(2008年5月 ぽち@やる気なーし様)


 
 
 
エメラルドの洞窟 グロッタ・ディ・ズメラルド Grotta di Smeraldo
カプリ島の「青の洞窟」とアマルフィとポジターノの間にある「エメラルドの洞窟」、両方に行ってきました。(別に洞窟フリークなわけではありません)

でも、夫は、青の洞窟に行くことに、えらく否定的だったんです。夏で混んでいるし、きっと、噂ほど大したことないだろうから、行っても時間のムダ!って。

私自身、何が何でも行きたかったわけではないのですが、一応、どんなものか見ておきたいと思い、とりあえず、比較的空いていそうなエメラルドの洞窟へ行くことにしました。

洞窟への入場料は、5ユーロ/人。

青の洞窟とは異なり、徒歩で洞窟内に入ります。そこで、20人乗りくらいの小船に乗り、船頭さんが洞窟の奥へとボートを進めます。ちょうど入口からは死角になったところに、水面がエメラルド色に光っている部分がありました。

正直な感想としては、「え、あんなに小さいの?」。もう少し、エメラルドが広がっているかなぁと期待していたので。。。

エメラルドを見た後も、ボートは洞窟内を回ります。

船頭は、何やら岩の説明を始めて(伊語のみ)「ニッポン、ナカタ?」などと言い出し、他のお客さんからも笑いを買っていました。どうも有名人(英雄?)にたとえているようでした。

その後、もう一度エメラルドの近くに戻り、辺りの水面をオールでバシャバシャと波立たせました。すると、エメラルド色が広がり、水面がキラキラ光り始めました。船頭は最高潮に盛り上げようと「ミ〜ラコ〜ル!!」と叫び始めます。

続いて「ニッポンハ、キ〜セキ〜、ウツクシ〜」。いやはや、わざわざ私達のためにありがとね、という感じです。最後は、ボートの乗船口付近で、海底に沈められたマリア像(?)を見せてくれます。で、おしまい。

夫は、呆れ半分で「まー、やっぱ、青には行く価値なしだな」と逆効果。

でも、私は「カプリまで行って青に行かないなんて」 「批判するなら実物を見てからにしたら」等々言い続けたため、結局、夫が根負けしました。
 

 

青の洞窟へは、各地からの船が到着するマリーナグランデからボートで行きました。往復7ユーロ/人です。
更に、洞窟の入口で小船に乗り換え。ここでは、8.3ユーロ/人。

洞窟自体は青の方が小さいそうですが、青色部分は、エメラルドよりもずっと広がって見えました。私達が乗った船の船頭さんは、他の船が出口へ向かってもまだ、しばらく洞窟内に残ってくれて、静かな状態の青を見ることもできました。

船頭さんへのチップは、2人で7ユーロ払いました。それほど悪徳船頭ではなかったようで、金額までは要求されませんでした。

夫の青に対する感想は、エメラルドがよっぽどイマイチだったのか、意外にも、
「思ったよりは、まぁ、よかった」でした。


私としては、エメラルドの最後のキラキラは奇麗だったなと思うのと、青は、夢見るようにカンドウしたわけではないですが、予想以上に大きく奇麗に見えたので、夫の反対にくじけずに見に行ってよかったと思いました。

ただし、デジカメを持たない夫婦なので、写真の出来は。。。(無言) これはまぁ、仕方ありませんね。
普通のカメラにしては頑張った方かなって自分を慰めています。

これは、私達が行った時の比較体験ですので、必ずしも、いつでもそうではないと思います。

(azumi@az 様)


 
 
 
紙の博物館

確か、紙の資料館があったはず、と目抜き通りをぐんぐん上る。ほとんど店がなくなって不安になってきたころ案内板があり、それにしたがってさらに上る。ようやく見つけた資料館はこじんまりしている。5euroだったかな?

若い男性がイタリア語と英語で、どうやって紙を作っていたのかを解説しながら案内してくれる。何人かに実際に紙を漉くところをやらしてくれたり。

街を歩いているときには川が流れているわけでもなかったのに、ここではドウドウと音を立てて水が流れている。街の地下を流れて、海に注ぎ込んでいるのかなぁ。

どうも日本人ほど「薄く丈夫な紙を漉こう」という方向に進化しなかったようなアマルフィの紙だけれど、なんとなく趣のある、ふっくら、ほっこりとした紙。街のおみやげ物屋でもたくさん売っていた。

(2008年5月 ぽち@やる気なーし様)
 


 
 
 
 
Lido Azzurro リド・アッズーロ
フラヴィオ・ジョイア広場から海沿いに歩くと、何軒か海に面したレストランがある。この中のひとつが、ネットで見たお勧めレストランに上げられていた。あとで見返すと雑誌「旅」にも載っていた。このあたりで夕食にしようかな。

レストランのオープンは18時45分から。

ガラスの扉を開けて、女性に合図すると、入れ入れとジェスチャーで示してくれた。テラス席に座る。風がやっぱり冷たくなってきてジャケットがないと我慢できないくらい、涼しい。

メニューを見る。当然、シーフードがほとんど。肉のメニューはお義理程度にあるだけ。
 

ガス入りの水、グラスワインを頼み、アンティパストに「鰯のチーズ挟みフライ」 プリモに「レモンのタリアテッレ」 セコンドに「本日の魚」を選ぶ。

全部シェアさせてもらおうとしたのだけれど、うまく通じなかった。

まずはアンティパスト。一皿に4匹載ってきて、取り皿を2枚持ってきてくれた。よし、ここは通じているぞ。素朴においしいフライ。これはヒット。

さて、このあと。プリモとセコンドが一緒に出てきてしまい、どうも「アンティパスト1皿をシェアして、パスタを食べる人と、メインを食べる人」になってしまったみたい。ま、いいや。

私がレモンのパスタを貰う。ゆでたパスタにオリーブオイルを絡めたところへ大急ぎでレモンを絞って混ぜただけという、単純ながらも絶妙な塩梅のパスタ。

ダンナが貰ったのはちゃんと骨をはずして持ってきてくれた白身魚のグリル。当然レモンを絞っていただく。あっさりとした味で軽い。だけど、皮からウロコをとっていないので、うっかり皮ごと口に入れたら口の中でウロコが大暴れ。気をつけないと。

塩味にレモンを絞るという軽い味付けばかりだったので、胃もたれしなくていいかもしれない。年配の人でも食べやすいと思う。でもちょっとおしょうゆをかけたら最高だと思う。

ダンナのワインがまだ残っていたのでデザートにチョコレートケーキを食べちゃおう。ナッツがたくさん入っている。チョコレート自体は濃厚だけど、切れのある甘さというかやっぱりしつこくない。全部で60euroくらい。
 

(2008年5月 ぽち@やる気なーし様)


 
 
 
 
 
Ristorante Eolo
何よりもアマルフィの中心部や地中海に面したビーチが臨める絶好の立地。自分が絵葉書の中に納まっているような感覚。窓のないオープンテラスになっており、景色と雰囲気だけで凄いご馳走。今回泊った
 Hotel Marina Riviera に隣接した(同じ経営者)レストラン。

付き出し
白身魚のすり身> をペースト状にして揚げてちょっとスパイスや香草を忍ばせたものが、銀のスプーンに載せられて可愛く出てきた。

アンティパスト
カプレーゼとトマトの蒸しムース(?)を頼んだが、前者はモツァレラとトマトのコンビネーションが抜群、後者もコーヒーカップよりもちょっと大き めの黒い器に凄く手の込んだトマトムース様(西洋茶碗蒸しのような)の料理。どこかのインターネットのページにも「洗練イタリアン」と銘打たれていたが、 景色だけではなく料理もなかなかのもの。

海岸のリストランテなので漁師風リゾットを頼んだところ、ム ール貝やウニ、アサリなどが炊き込まれた美味しい柔らかな味のプレートが供された。

デザートは冷製レモンケーキ、さすがレモンの産地らしくフレッシュなレモンのエッセンスが感じられた。

料金はワインを1本頼んで 120 から 160 Euro ぐらい

 (店内の様子・客層) = ちょっと贅沢なディナーを食べたいカップルや観光客、何か特別な日を祝う地元の人などで埋まっていた。ちょっとお洒落してでかけたい。

 (スタッフのようすや対応) = 親切・丁寧。

 (日本語・英語対応) = 英語は可。日本語はメニューも含めて駄目。

 (予約方法) = 同系列のホテルに泊ったので、宿泊のやりとりのついでにメールで予約。無理言って海側のテラス席にしてもらった(同ホテルに泊れば強気で頼んでもよさそう)が、もう気分は最高! 因みに、海沿いの席は3卓ほどしかない。

 (10点満点で何点?) = 10点。料理だけだと8、9点ぐらい、絶景はそれを補っても余りあるほどに素晴らしい。

 (アクセス) = サレルノの方から海岸通を行くとアマルフィ中心部のやや手前右側。

(支払い方法) = クレジットカードは使える。

 (その他) =料理が出されるスピードがやや遅く、時間の余裕をみておく必要あり。

(2006年7月 Fudarou 55様)


 
 
 
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