クルーズにて寄港。 ロードスに行きたいがためにこのクルーズに乗ったようなもの。旧市街をじっくり歩き、騎士団長の館や騎士団の病院をゆっくり見学。城壁の上を歩くツアーに は、あいにく日が合わず参加できなかったが、城壁の間を歩き巨大な城壁に感嘆・驚愕。ロードス騎士団とトルコ軍との戦いに思いを馳せた。長年の塩野七生 ファンとしてはとうとう念願を果たせた。 とにかくロードスに楽しく楽に行けたのが良かった。船から眺める入港の風景は、 500年前の帆船でもきっと同じような景色だったのだろう、と思って感慨無量だった。 ロードスでは滞在時間が長かった(8:00-18:00) 旧市街の気になるところは、ほぼくまなく見て回れた。 ロードス以外のギリシャには正直あまり興味がなく、クルーズに含まれていなければ 訪れることもなかったと思うが、現地に行って見れば美しい景色(サントリーニ)や 巨大な遺跡(オリンピア)など圧倒されるものがあり、行けて良かった。 ギリシャでは、当時暴動やストが報道されていて若干心配だったが、寄港地に関しては 何ら問題が無かった。「港湾設備のストで入港できなくても、景色を眺めて船上でのんびりしていればいいか」と思っていたが、杞憂。 ただ、また聞きでは、アテネは大変な状況だったらしい。アテネに寄港するクルーズではもしかしたら問題があったかもしれないと思うと、「このクルーズで良かった」と思えた。 初クルーズを体験して、楽しめた。カジュアル船だったので肩が凝らなかったのも良い。クルーズって、個人旅行とパッケージツアーのいいとこどりができるのだな、と聞いてはいたものの、実感した。 船はロードス島の北側から回り込んで港に接岸するので、右舷側客室であれば 部屋から島に近付くところが見えるはず。 自分たちは逆の左舷船室だったので「この島影はシミ島かも」などと言いつつ、 入港はデッキから見学した。 滞在時間が長かった(8:00-18:00くらい)。昼くらいで観光を切り上げ、 船に戻って部屋から街と海を眺めていた乗客もいたようだ。 船のデッキからは、旧市街が一望できる。街の中の展望台に上がるよりも、距離は遠いが 街全体を一望することができた。 船は旧商港(旧市街に近い側)の港に接岸。テンダーボートは使用しないので、 整理券をもらうこともなく、ツアーで並ぶこともなく、さっさと上陸できた。 船のツアーで利用するらしいプチトランが、船の前に停車していた。ただし、旧市街散策中にはプチトランを見かけることは無く、どのようなルートを走ったのかは、不明。 旧市街では騎士団通り、グランドマスターの宮殿、考古学博物館をじっくり、 本当にじっくりと見学。宮殿は、入った時には殆ど人がいなかったが、 一通りの内部見学を終えて中庭に出てみると、コスタのツアーがたくさん来ていた。 コスタのスタッフを捕まえて写真を撮ってもらった。 2階の床には、シミ島から持ってきたモザイクが数多く使用されている。 考古学博物館は、ロードス騎士団の時代には騎士団の病院として使われていた建物。 見学する人は少なく、静かにゆっくり見られた。 城壁の上を歩くツアーはグランドマスターの宮殿から出発するが、火曜・土曜のみ。 今回は寄港スケジュールが合わず残念ながら参加できなかった。 その代わり、城壁の間(堀の部分)は自由に歩けた。 トルコ軍との攻防に思いを馳せながら 1/4くらいを見学したところであまりの暑さに降参。 時計塔の上からは市街が良く見えるが、クルーズ船が港にどどん!と停泊しており、 クルーズ船のあまりの大きさに、あらためてびっくりした。 (2010年5月下旬/6月上旬 Martin BK 様) |