パリからいくヨーロッパ
ドイツ Wernigerode ヴェルニゲローデ
調査さぽーたー:Special thanks to Kamako sama!
Photo by kamako
![]() 同じハルツ地方のゴスラー(Goslar)は旧西ドイツにあり、そこそこ拓けた鉱山の街ですが、ヴェルニゲローデは旧東ドイツにありました。しかも西と東の間にあったブロッケン山(ブロッケン現象でお馴染ですね)には旧ソ連の軍事施設や秘密警察のレーダー基地等があり、戦後は一般の人は立入禁止になっていました。 「壁」が無くなってから、ようやく一般の人も、ゲーテの「ファウスト」にも登場したこの魔の山を楽しむことができるようになりました。 長い間観光地としてのスポットが当たらなかったのが幸いしてか、素朴で可愛らしい街並がそっくり残っています。ちょっと不便ですが、都会に疲れたらこういう所で時を止めるのもいいかもしれません。 http://www.wernigerode.de ヴェルニゲローデのHP(ドイツ語)
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アクセス:
ハノーファーから旧市街: 駅から少し離れていて、駅前に出たらそのまま直進、何本もの道が交差するところに来たら右折、そのままずっと直進すると、市庁舎のある街の中心。 |
観光局:
市庁舎前から伸びるブライテ通り(Breitestr. ブライテシュトラッセ)沿いにあるニコライ広場(Nikolaiplatzニコライプラッツ)の近く。 |
見どころ
市庁舎(Rathausラートハウス): 街の中心にある。オモチャのようで可愛い。トンガリ屋根が2本突き出て、童話のお姫様がひょっこり顔を出しそうな、ホントに役所か?という建物。
http://www.schloss-wernigerode.de ヴェルニゲローデ城のHP |
Photo by kamako ![]() SL ハルツ狭軌鉄道(Herzer Schmalspurbahnenハルツァー シュマールシュプールバーネン):
右のボタン、上から2つ目をクリックすると、時期・方面別に時刻表が出ます。 街中で一番小さい家(Kleinste Hausクラインステ・ハウス)、傾いた家(Schiefes Haus シーフェス・ハウス)、一番古い家(Alteste Haus アルテステ・ハウス)など、木組みの可愛い家の中でも特に名所になっている場所があります。探しがてら街をぷらぷら散歩するのもいいものです。 ハルツ地方は4月の末〜5月にかけて、盛大に「ヴァルプルギスの夜(Walpurgis
Nachtヴァルプルギス・ナハト 魔女の集会の夜の意味)」という魔女のお祭りが行われます。この日は街の人が魔女の扮装をして盛り上がるそうなので、GWに休みを取れる人は、この祭りを狙うのもいい。
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名物:
街のシンボルはやはり魔女、日本人的にはあまりかわいくない、リアルな形相の魔女が街のあちこちに見られます。お土産にこのかわいくない魔女人形を買って、小さい子供に泣かれても責任は持てません。。。 街の西側、SLのWestentor駅近くにバウムクーヘンの工場&ショップ&カフェ。
戦後から長い間東ドイツ(社会主義国家=旧ソ連の影響大)にあったせいか、「英語通じる度」は他の観光地に比べかなり低い。 |