Penta Hotel Rostock http://www.pentahotels.com/de/rostock/
裏にあったらしいコートヤード・バイ・マリオットを吸収したか、
あるいはコートヤードをそのまま買収したからしい。
いまだに一部Web、地図(google)ではコートヤード・バイになっている注意。(宿泊時期) = 2010年8月上旬
(泊数) = 2泊
(部屋のカテゴリ) = ペンタ キングルーム 水1本つき
(部屋の階&立地) = ドイツ式4階
(部屋について(雰囲気など)) =
ロの字を2棟つないであり、8の字の建物。どうやら新しいほうの棟、以前は
構造から、Courtyard By Marriott Rostock だった建物かと推察。コートヤード・バイ・・のコンセプトどおり、大変広い。30平方mぐらい。多少デザインホテル的ではあるが、無駄なものを排除している。
インテリアは、すこしイケアのような、北欧風のようなシックかつカラフルなもの。臙脂や紫紺に、オレンジやキミドリのパーツなどが配されている。写真どおり。カラフルで花柄もあり、写真では派手にみえるが、分量の調整がうまく、また色みはどこか日本の和にある紫苑色や臙脂色だったので、案外しっくりきた。カラフルなアイテムというのは気持ちが明るくなるので、よいものだな、と思った。
(部屋の家具・備品) = 棚とハンガーかけ(扉がない)
机(モジュラーなどきれいに完備)、椅子、スタンド。おしゃれな椅子1、台ふうの椅子1。
キングサイズベッド(ただしどうやらツインをくっつけたハリウッドタイプだった)電話、TV、鏡、ゴミ箱。水1本(無料)
大型壁掛け液晶。つけると基本画面が熱帯魚水槽になっていて、水槽好きの同行者は大変気に入っていた。
(バスルーム) = 6畳ぐらいある。大変むだに広い。
ドイツだけあってか、また元・コートヤード・バイの特徴ゆえか、とにかく長いバスタブ。170cmぐらいの人では槽に沈む。
シャワーは天井にあるが、手動取り付けも可能。よく出た。シャワーカーテンあり。
シャワーにする水栓調整は少し旧式で、円柱を上にぐっとひっぱる、なつかしいタイプ。壁2面が全面の鏡。日本の主要駅や百貨店の最近の女性トイレと似ており、手前はどこにでもものを置けるカウンターになっている。洗面ボウルは小さめだが、不自由はない。
プラスチックコップ、ややくたびれかけたバスタオル2、ハンドタオル2。温泉旅館にあるような小ぶりのドライヤー。二段階調整。
アメニティは、シャンプーなど3ボトルとボディ用とかかれた緑の石鹸、などが安いペロペロのビニルポーチに入っている。英語のもの。なんというか、アメリカのスーパーにありそうなもの。肌にあうか心配なので、石鹸以外使わなかった。ほか凝ったアメニティはなし。
トイレットペーパーはいちおうロールと、日本のような紙カッター。
(冷蔵庫) = なし。
ロストックで上位3軒ぐらいの高級ホテルなので意外だが、元コートヤード・バイ・マリオットのコンセプト上か、また部屋数もあるせいか、そのまま設置しなかったと見た。
エレベーターのところに、水・ジュースのペットボトル自販機あり、不便はない。
また、地上階に簡単なカフェ・レストラン機能あり。夜だけは、食事をふくめてドリンクもルームサービス可で、不自由はない。
建物下部がショッピングセンターにもなっており、中心部なのでそう部屋でがっつり飲み食いはしないのだろう。
(エアコン、クーラー) = あり。静かによく効いていた。
(パブリックエリア) = ロビーあり。ただしあとからもう1軒吸収したためか、部屋数の割に狭いことになっている。玉突き、簡易書斎ふう、ソファなどあり。飲食もオーダーできる。
(リフト) =8の字建物の両端に2基ずつ。合計4基。2基は、レセプションに、 2基はショッピングセンターと地下駐車場に繋がっている。
(レセプション) = いわゆるあっさりとした対応。
バーのカウンターのようなところがレセプションで、このクラスのホテルにしては貧弱にみえるが本来数泊以上の長期滞在が多いようだ。2名がてんてこまいで働いている。軽食・喫茶のオーダーカウンターもかねているようで、忙しい。
若い女性2名が、とにかく、ぱっぱとこなしていた。丁重さとかいうものは一切ないが、格段失礼はないし
尋ねると教えてくれる。ちゃんと大型チェーンホテルらしく、請求書や、チェックインの宿帳(打ち出した紙に住所名前を記入する)は
ちゃんとしたものだった。(レセプション以外の館内施設) = 地上階 ラウンジ部分で軽食や喫茶機能あり。玄関テラスの席もある。
ルームサービスも可。コートヤード・バイ時代の名残で、ランドリー室あり。贅沢ではないが、ある程度 数日滞在する人がゆっくり勝手にできるような空気。
会議室あり。(スタッフ) = 英語可。
掃除の人は挨拶程度。自分から声をかけてくるタイプではないしこちらから挨拶すると怪訝そう。日本人が珍しかったのだと思う。なお、2泊目のシーツ交換はなかった。
(宿泊料) = 円建て 21,174円/泊 税サ741円/泊 朝食別15ユーロ
(予約方法) = 個人で
(予約方法、ホテル側の対応) = エクスペディアから円建て
事前決済。予約後数日で決済にデータがまわった。2週間前にホテルに質問をかねて、確認メールをした。1日程度で返事がきた。祭りのことも問い合わせたが、簡潔にでも在る程度好意的に返事をくれた。
ただ部屋数が多いせいでいそがしいらしく、その後はメールは来なかったしあまりくだくだ相手をしてくれる雰囲気ではなかった。
(ホテルへのアクセス) = ドイツ国鉄(DB)ロストック中央駅から徒歩20分。田舎で駅前はあまり何もない。目印はなく、分かりづらい。ホテルのすすめもあり、往復タクシーを使った。5分ほどで10ユーロときいていたが
実際5〜6ユーロ程度。ただし10%のなんとかをとる、とのことで両方の運転手ともきちんと説明してくれた。たしかにその程度きりあげて5ユーロなら5.5ユーロになるかたちで、返金してきた。(ボラれたのではないとわかる程度)
往路の青年は、小銭がないといってお互い手持ちの小銭をいろいろだしあい適当な金額で折り合いをつけた。純朴で、いわゆるちょっとでも獲ってやろうというような雰囲気はなく必死であちこちから小銭を掻き集めてくれていたのが判った。
うちの相方は、タクシーはおつりぐらい用意しておくべき、という日本男性に多い考え方なので、おつりがないというのに、大変びっくりしていた。いい勉強だったと思う。
旧市街の外側に、小さいがきれいなバラと噴水の公園もあったし地図をもっていて、バッグパックの人なら時候のよい季節ならのんきに歩いてもよいだろう。
(ホテル周辺の雰囲気) = 中心部。旧市街。ロストック大学と広場のところ。噴水のある広場に面している。
広場側と裏側に入り口がある。タクシーなどは、裏側につく。Webでよくあるガラスばりの写真がそれ。表広場側はベルギーやドイツによくあるかわいらしい町並みのそれ。両方の外観があまりに違うので、みておくほうがいい。
実はホテルの建物数フロアが最新のショッピングセンターになっていた。雰囲気は東京のコレド日本橋のようで、30代にはむいている。清潔で、スーパーからアイス、老舗の菓子屋(リューベックが本舗)、女性の洋服、ミスターミニットなどあり。
屋内型カフェテラスは気候によって使い勝手がよい。いつも満席だった。ショッピングセンターの吹き抜けにあるエレベーター2基はどこにも表記がないがホテルに繋がっており、
ルームキーをいれて(引き抜いて)2階(日本式3)以上のホテル階層ボタンを押せる。ただ、ホテルに入るのに、再度扉があり、ルームーキーを入れて丸いボタンを押す。30秒ほどして、ジー・・・という音がしているあいだにドアを押せる。アメリカなどのアパートメントでよくあるインタホン。
なんどか失敗するとレセプションからカメラで見ているらしくて、「なに?」とか「入れるわよー」みたいなことを インタフォンから言われた。ちなみに、掃除のスタッフが近くいるが、開けてはくれない。(防犯のためか)
このリフトは早道で人も少なく便利なので、よく使った。ショッピングセンター直結にしてはどこにも表記も案内もないので満室なのに、ホテルの宿泊者で使っている人はいなかった。我々は探検して見つけた。もともとショッピングセンター大好きな相方は、このホテルをたいへん喜んでおり、
一人で買物や探検にでかけたりしていた。
(ホテルの選択基準) =立地。ロストック中心部で探した。空室。100万人がくる祭なので、ホテルが軒並みうまっていた。3ヶ月前であきがあるのは限られていた。
ほか2軒、もう少し安いところを申し込んだが、hotelclub、booking.comでは、空室ありもしくは一旦リクエスト、とでていながら一度は自動処理メールがきたあと24時間以内に、だめでした、とアウトのメールがきた。間違った決済などはされていない。
ただhotelclubのほうは、その後もずっと空室ありのように表記されていた。推測だが、ホテル側がキャンセル客を想定して数室を提供しており、申し込みがあるたびにホテルがしらべて、満室ならハネているのかもしれない。(そういう遣り方があると以前ホテルマンに聞いた)
2、3日後に、ここにひょこっとbooking.comであきがででた。予算より高かったが、ド中心で文句なく、アクセスもよいので、こちらにした。祭り価格で、かつ高めの部屋だけ残っていたので、まぁ妥当だとは思う。
次の日からの2泊は一番客が多い日程だったので、どうやってもとれないところが多かった。たまたまチェックイン日程がよかったので今回はとれたようだ。バスタブつきで、ダブルを2泊とれたのが奇跡的だった。
(よかったこと) = 3ヶ月をきって、イベントの街でよいホテルに空室をとれたこと。
ほか3ヶ月前の段階であきがあるところは、ヴァルネミュンデ郊外ちょっと車などのアクセスが必要なホテル、
すこし高額なリゾートホテル、あるいは本当に簡素すぎる宿、ぐらいだった。とにかく「阿波踊り状態」だから、軒並み埋まっていた。町の中心部にあり、2泊3日本当に便利だった。表側は主要広場の1つで、気分もよかった。
でもトラムなどが走っていない広場だし、静かでよく眠れた。広々してすっきりしたインテリア、機能に問題なく、ストレスなく過ごせた。
自分では勇気が無くてできないインテリアなので、体験できてよかった。とがってみえてもどこかほっとするものがあり、参考になった。
(困ったこと) = 2泊目はシーツ交換がなかった。相方は、家でも何日かシーツ一緒やん、かまへん、といって気にしなかったのでよかった。
洗濯に石鹸を使おうとおもっていたら、お遊びタイプの石鹸だった。
bodyにだけ使ってネ♪、みたいな表記があり
(デザインコンセプトなのか、顔には対応していない粗い製品という意味なのか、洗濯には使えないという意味か、不明)
よって、洗濯はメイクおとしの洗顔フォームをあわだてて代用した。(普段の洗濯よりも 男性のシャツ襟よごれがとれたので、びっくりした)
(朝食) = 15ユーロ/人
ビュッフェ。田舎でこの値段だけあって、パリで言う25ユーロぐらいのレベル。かなりがんばった品揃えで、品質もよく、アメリカ系大型チェーンぐらいの水準で楽しめた。
パンは、甘い小さいのから自分で切るハード系まで20種類ぐらい、チーズも10種類ぐらい(塊から切るものもあるし、トロトロのものもある)、ハム・サラミは8種類ぐらいのった皿が x2プレート(さすがドイツ) 切り立てフレッシュで大味ではなく、日本人にとって美味だった。
ヨーグルト、ジャム類も 5、6種類ほどコンポート、ドライフルーツ、など5、6種類。目玉焼き、いり卵、ゆで卵、カリカリベーコン、小さいソーセージなど温かい料理。こまめに補充していた。
カフェ類はマシンもあるが、大型ポットでももってくる。ホテルイチオシらしいトマトジュースの瓶、ジュース4種類、ビールみたいなもの(朝から・・・)水には、柑橘類を切っていれてあった。(レモンではない)
ほかコーンフレーク、ミルクなどもあり。野菜は、ミニトマト、胡瓜(おそらくズッキーニ?)の輪切りがあった。
場所は、館内の広場がみえる側。デザインはモダンとクラシカルがギリギリ混じっており、大学や図書館写真を壁紙にアレンジしながら、臙脂の壁紙、かつナチュラルな木製テーブルに、ばりばり蛍光キミドリの透明椅子、という、インテリアデザイナーってどんな頭してるんやろう、という内容だった。が、ふしぎと違和感はなかった。雑誌でみた、オランダなどにありそうなインテリア。
一人客が食べやすいコーナーと、数人で食べるようなテーブルとうまくコーナーどりしていた。一人客むけのところには壁掛けTV、新聞、あり。
なお、1日目は外で朝の散歩をしてみつけたパン屋のイートインでとった。帆船マークの店。飲み物2、大きな顔ぐらいある丸いサンドイッチ2で、8ユーロ。酸味の利いたドレッシングで、美味しかった。
「ここで、これを、食べたいんだけど」と英語+みぶりできくと、皿にいれてくれた。紅茶は、缶を2つか3つみせて、銘柄を選んでいた。もちろん、貰えるのは三角型ティーバッグとお湯のグラスだけだが、紅茶党の相方は紅茶はお湯を渡される遣り方がものめずらしそうだった。
ホテルの真向かい(広場側)にも1軒、テラスのあるパン屋がある。競合店が少ないせいか、観光客・住人で人気だったが人が多く忙しそうだったので、別の店にした。
またホテルの下のショッピングセンターにも、屋内型カフェがあるしスーパーもある(キッシュや野菜も売っている)ので部屋で食べることも可能。ただし部屋に湯沸しはない。日曜には、市庁舎のある広場で、マルシェがあった。
(宿泊客の客層) = 祭りなので、ドイツの家族連れ、年配リタリア組夫婦、など。
フェリーがあるので、英国の人、北欧なども。(支払い方法) = クレジットカード可
(車椅子等の対応は?) = 部屋、廊下ともひろくいけそう。リフトも広いし、シースルーで、ある意味安全。ボタンも押しやすい位置にあった。ただ、途中ガラス戸をくぐる棟もあるので、リフト近くの部屋をお願いするといいいと思う。
ベッドまわりも広く、バスルームも広く、車椅子とりまわし可。介助があれば、風呂も入れると思う。バスタブに手すりはあるが限定的。いわゆる少しだけ健常者が瞬間的にもつような手すりのみ。
なお、ロストック中央駅は、車椅子・自転車客むけに エレベーター完備。観光客もくる町なので、対応はできている。
(子供連れでも場をこわさないか?) = 別にokだと思う
ただし、館内が8のような形で、ショッピングセンターもあり、
迷子になる可能性はある。(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆
ホテルに大きく2種類の価格帯の部屋があるようだ(値段が倍ことなる)今回はよいほうだと思う。素泊まり2万円と思うと、ちょっと館内設備と部屋設備のバランスは微妙だが、
祭り価格なので仕方ない。立地や日本なみにきれいで不快感がない快適さだったので、ストレスなく2万円でも日本人にしたら出して惜しくない。
オンシーズンは、100〜180ユーロぐらいと 190〜270ユーロぐらいの部屋が2種類あるが、いろいろ諸条件で割引プランもある。土地柄、夏はやはり高いようだ。
(2010年8月 Chun3)