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B&B (シャンブル・ドット)、農場滞在ほか
            
 24 Dec.2000
31 Oct.2008 経験談追加
注意 
 
・海外旅行、個人旅行初心者には、勧めない。

・英語かなにか欧州の言語1つを、がんばって話せる(テーブルトークや日本について聞かれたら答えられる)

・フランス語をある程度、話せる。

・車がある、あるいは アクセスについて自分である程度チェックしたり、考えられる。

・いろいろ宿について、希望・期待が大きい人にはすすめない。あくまでよその部屋にちょっと泊めてもらうのみ。
贅沢はいえない。ホテルと勘違いしてはいけない。

・マナーを守り、文化による差異を敏感にきずき、協調性がある人のほうがいい。


 
シャンブル・ドットとは
英国でいう Bed & Breakfast (B&B)を、フランスでは シャンブル・ドット(シャンブル・ドート)と呼ぶ。

一般には、非営利あるいは定額で、一般家庭が、空き部屋+朝食を提供するもの。農場の別棟を改装していたり、実際、ほぼ「ホテル化」して、いっちょまえにホテルリストに名があがっているところもある。

ネットが発達した現在では、主な町村の観光局サイトなどからaccomodation (宿泊)等の表記をたどっていくと
たいがいホテル、キャンプ場、などにならんで シャンブル・ドットのページがあり、リストアップされている。

また、個別(独自)のHPをもつところもある。パリなどは、紹介サイトもあるが、英国ほどの充実度ではない。


 
 
 
 
ジット・ド・フランスとは
フランス・ジット協会(連盟) La Maison des Gites France
http://www.gites-de-france.fr/
麦の穂マーク 1〜4 でランク付けしている。WEBから手配可。パンフレット類も発行されている。
パリの事務所もある。

フランス郊外の民家・農家中心に、一種B&Bもふくみ、宿を登録してある。 (全55,000個所)に加盟。

地図のついた小さい本がおもな空港や駅の売店・書店コーナーにある(緑色)。

または、パンフレットも発行されています。子供・ペット・喫煙などの可否、支払い方法も
確認しておきましょう。
 
Self Catering Gites 調理・ベッドなど自分でするものです。滞在型。
Bed & Breakfast (Chambres d'Hotes)   B&B
Children's Gites  (Gites d'Enfants) 子供だけを預ける林間学校のようなもの
Stopover & Holiday Gites
Chalet-Loisirs  シャレー、山小屋のレンタル
Camping on the farm 農場でのキャンプ
Theme Holidays & Breaks  テーマごとの休暇


おもに自分たちの邸の一部を提供するもので、離れなどもある。安く長期滞在ができるので、バカンスなどに多用される。車があることや、周囲に店がないので自分たちで自炊できることが 条件だったりするので、
宿選びは条件をよく確認すること。(条件は宿によります)
 

メーリングリスト にメールと希望項目を選んで登録しておくと、キャンペーン情報、お子さんづれ向け、など 内容を絞ったメールがくる。住所欄があるが、名前とメールだけで申し込みできる。

 
 

 
 
注意点

・アクセス 
よく場所を確認しておく。郊外だったり、車でないといけないことも。必ず主要な駅や広場から 徒歩で(あるいは交通機関で)の距離、地図、送迎を依頼するには時間帯を前もって予約する必要がある。

・支払い
現金がほとんど。あるいはフランスの銀行に送金(海外送金は、手数料が数千円と高いので注意)また大きなお札は迷惑ですから、注意。前払いを要求するところもあります。(クレジットカードでなく、小切手送金をいわれることもある) 慣れない人は、面倒なところは避けたほうがよい。

・食事
近辺にレストランなどないところも。できるだけ食事については確認しておくこと。オーナーのつくった食事を食べられるところもあるが、素人料理の場合もある。

・マナー
基本的にマナーはおわかりでしょう。
が、とくに民宿では、
大声をたてない、部屋で必要以上の飲食をしない、夜半のトイレやシャワーの水をさせない、etc.ホテルより厳しいと思うこと。事前およびチェックイン時に、オーナーに確認しておくと気持ちがよい。

食事時間、チェックインや送迎の時間がきまっていることもある。

ある程度 寝具や風呂場をかたづけておくのもマナー。ホテルではないので十分注意。
 

・備品、設備
ホテルではないので、ないものも多い。よく気をつけて。他の客や家族と共同ということも。借りたら丁寧に戻す。

・観光
観光はしづらい場所も。よく検討しておく。たまにオーナーが積極的に観光をアレンジしてくれる場合もるが、よほどのところだけなので、期待はしないこと。

・コミュニケーション
基本的に 片ことのフランス語ができたほうがいい。英語のできる主人はあまりいないが、できると明記されたところを選ぶほうがよい。食事を家族や他の宿泊客とテーブルを囲んで仲良くとるところもある。日本の写真や本などをもっていっても、会話になるかも。複数客室をもつところではオーナーが旅人との会話を楽しみにしているので、部屋にとじこもらない。

・予約
メールかFAXが多い。なかにはURLをもっているところもある。バカンスや休校期間に1ヶ月ほど連絡がとれなくなることもある。

 
パリではシャンブル・ドットに泊まったが、仲介業者を通してで、予約まではスムーズにいったがその後は見放され、シャンブル・ドットの持ち主と直接連絡をとらねばならず、しかも電話のみ。ちょうどその頃持ち主がヴァカンスで留守で なかなかうまく連絡がとれなかった。
(2003年9月 ハナクロにゃんち様)
セルフでコーヒーを入れて、パブリックスペースでのんびり。他の宿泊客との情報交換ができたのがとても楽しかった。今後もこういった機会を大事にしたいと思う。
( 2008年5月 サブレなmameco 様)
とにかくオーナー夫妻、特に主人が親切で気さく。孫がいるらしく、宿におもちゃが置いてあり、小さな子供用の温水プールもあった。息子がとても楽しんでいた。
ターブル・ドットで、料理もワインもおいしく、とても楽しい時間を過ごせた。
(2006年4月/5月 ぴかるんるん 様)
滞在先のシャンブルドットが家族で問題を抱えていて、毎晩相談されたこと。私にはどうにもならない。問題の発端である 「お嬢さんの彼氏」が、毎晩テーブルについて夕食をともにするので、気まずい雰囲気。
(2004年5月/6月 もがんがちゃん 様)
シャトーホテルだったが、部屋に鍵がなかったのでびっくりした。シャンブル・ドットとして考えると、それが普通なのだろうか?
(2005年8月 azumi@az 様)
お屋敷シャンブル・ドット。一人で1泊ではもったいないほどの間取り。marie claire maison誌にでも出てきそうな女性好みのインテリアで、とても居心地のよいところだった。豊かな暮らしとはこういうことを言うのかなぁ、こんなところでゆっくり滞在してみたい、と心から思った。
(2005年6月 とりcacao 様)

 
 
 
パリの民宿
パリ市観光局HP
 数社連絡先をまとめていますので、ご利用ください。
 http://www.paris-touristoffice.com

パリ以外は、下記のようなB&B専門HPは情報がとぼしいため まず各町村・県の観光HPから検索していくほうが良い。


 
Bed & Breakfast Paris
http://www.2binparis.com/
B&B Roquette
http://www.2binparis.com/en/bb-paris/roquette.html

(宿泊時期) = 2008年5月上旬

(泊数) = 4泊

(部屋のカテゴリ) = ツイン フランス式3階

古い石造りの建物。リフトあり。アパルトマンのダイニングは、円みのある角部屋で、高い天井と窓で日当たりがよい。
観葉樹や窓のプランターの花も映える。

(部屋の家具・備品) = アンティークとモダンの家具の配置が見事。

(バスルーム) = 清潔な洗面と、ユーティリティールームにシャワーあり。ドライヤーはオーナー夫人に借りた。使用はゲスト優先と心得ていた。

(冷蔵庫) = ベッドルームにはない。
オーナー夫人に頼むと、キッチンの冷蔵庫を使わせてくれる。

(エアコン、クーラー) = なし。

(部屋について、その他) = センスがよいのひと言。

(パブリックエリア) = 一度に一組しか滞在できない個人のアパルトマンなので、ダイニングも応接でもゆっくりできる。

(リフト) = あり。
螺旋階段わきに無理をして作ったようで、スーツケース2つと人ひとりのサイズ。

(レセプション) = パリに好印象を持ってもらおうという、オーナー夫人の人柄がよかった。英語可。
訪問前からメールで質問に答えてくれたり、レストランを探してくれたり、予約をしてくれたりした。

(レセプション以外の館内施設) = ホール、廊下、螺旋階段。建物の内観もおもむきがあった。

(スタッフ) = 英語が上手。

(宿泊料) = 41.9euro(朝食付き)

(予約方法) = 個人で
Bed & Breakfast Parisの英語サイトから。地区、空き部屋状況、予約、カード決済とさくさく進んだ。
サイトでは料金設定が3段階あり、ここは真ん中のPrestigeクラス。

(代理店の対応や手続き) = 予約後何度かメールが届き、行き届いたサイトだと思う。

(アクセス) = メトロ9号線Voltaire ヴォルテール駅2番出口から約300m。 ルーヴル、エッフェル塔に行く69番バス停もあり。

(周辺の雰囲気) = 人通りのある安心なところ。

(選択基準) = パリの生活が見てみたい。古いアパルトマンに滞在してみたかった。

(よかったこと) = 予想以上に素敵なアパルトマンだった。価格も、味気のない中級ホテル並に安い。ほんとうにお薦め。

(困ったこと) = 建物の暗証番号を教えてくれたり、鍵を渡してくれたり。出入り自由なのは、わたしたちを信頼してくれたからだと思うが。

(朝食) = パリらしい朝食。タルティーヌ、クロワッサンなど甘いパン、手作りジャム、ジュース、ココア、コーヒー。

(宿泊客の客層) = 一組限定なので不明。

(支払い方法) = クレジットカード使用可。

(車椅子等の対応は?) = リフトはあるが、車椅子は入らない。

(子供連れでも場をこわさないか?) = 子供は場違いだと思う

(コストパフォーマンス) = ◆◆◆◆◆

(他の方へのアドバイス) = パリの人と会話のある滞在は、ホテルにない良さがある。気配りのあるB&Bで良かった。

( 2008年5月上旬 opium えぬ 様)

 


 
mondialoca(モンデアロカ) 
http://www.mondialoca.net/
パリ8区のB&Bを申し込んだ。 60euro 3泊で180ユーロ そのうち40ユーロは仲介業者へ

パリ市観光局のサイトを見ていて、偶然この代理店を見つけ値段も安いし、立地もいいので、
はじめてパリでのシャンブル・ドットにチャレンジ。

仏の業者のHPに、いくつかのシャンブル・ドットが紹介されている。値段と住所と簡単な案内のみが記載されている
(写真付きのもある)

この中で興味があるところの番号を明記して、モンデアロカに直接メール。
空室状況をメールで知らせてくれて、泊まりたい意思があれば、明記されている期限までに、申し込む。

予約が成立した時点で、即手数料をカード決済。キャンセルは一ヶ月前までだったら、予約金は返還される。

その後持ち主の名前と連絡先を教えてくれるので、直接連絡をとって到着時間などを個人で打ち合わせる。
今回は連絡方法は電話のみだった。
 

【place】 パリ8区

【hotel】 chambre d'hote(=B&B)一般家庭の一室をかりる

【date】 2003年9月

【nights】 3泊

【room】 シングルベッド
【floor】 日本式2階

【space】 約10畳
大き目の窓が中庭側に一つのみ
陽は差し込まない。中庭は、木が手入れされていて綺麗
窓にはペチュニアの植木が飾られている
広々として落ち着く

【furniture】 シングルベッド(90センチの細いやつ)×1
テーブル(たたんである部分を広げると丸くなる)×1
コンソールテーブル×1、肘付き椅子×3、タンス×1
クローゼット(布とファスナーの簡易)×1
照明は、テーブルランプ×2、フロワーランプ×2のみ
TV無し、大きな鏡が壁に2つ

【bathroom】 大き目の浴槽(ちょっと使い込まれていて表面は少しザラザラ、でも清潔) シャワーは取り外し可
DOVEのボトルのクリームソープ、シャンプーは無し、ドライヤー有り

お湯は最初なかなか出ないが、しばらくするとOK。湯量もOK
浴室も広さは充分、トイレは別、といっても浴室に付属しているがドアはあり。

【minibar】 なし
【air-conditioner】 なし。扇風機もない。
窓が一つなので夏は暑いかも。

【others】 天井が高く、10畳近くあり(ちゃんと計った)家具も綺麗で、カーペットの床に薄い絨毯がいくつか敷かれている
壁は白で大きな鏡が二つ、天井からの直接照明がないので、薄暗い。

寝室×1、サロン×1、浴室、台所のうちの寝室を、客に貸している。
マダムはサロンのソファベッドに寝ている。

トイレ・バスルームはマダムと共同だが、マダムがとても気を使ってくれて、重なることは一度もなかった。

【public area】 建物の入口はコード番号で開錠
中に入ると美しいタイルの床の大きなギャラリー。
奥のガラスの扉の横に、住居者の名前の書かれたインターフォンがあるので、
ココで名前を告げてガラスの扉の開錠をしてもらう。

【lift】 あり。二人とトランクでいっぱい

【other facilities】 向かいのアパルトマンはトラサルディ・ジーンズのアトリエのようだった。

 
注:フランスではアパルトマンと言うのは建物のことではなく、建物の中の一住戸のことをいう。日本でいえばマンションの○○号室=1アパルトマン。よって建物の中にはいくつかのアパルトマンが存在することになる。


【soft】 部屋の持ち主は退職後のマダム。会話は仏語で行ったが、英語もOKのようだった。一番最初の客は(バブルの頃の)日本の若い女性で、良い人だったらしく、
日本人には好感を持っていた。

【rates】 60euro 3泊で180ユーロ そのうち40ユーロは仲介業者へ

【reservation】 個人で

【how】 mondialoca(モンデアロカ) 
http://www.mondialoca.net/
という 仏の業者のHPに、いくつかのシャンブル・ドットが紹介されている。
値段と住所と簡単な案内のみが記載されている
(写真付きのもある)

この中で興味があるところの番号を明記して、モンデアロカに直接メール。空室状況をメールで知らせてくれて、泊まりたい意思があれば、明記されている期限までに、申し込む。

予約が成立した時点で、即手数料をカード決済。キャンセルは一ヶ月前までだったら、予約金は返還される。

その後持ち主の名前と連絡先を教えてくれるので、直接連絡をとって到着時間などを個人で打ち合わせる。今回は連絡方法は電話のみだった。

最初は返事がなかなかこず、あきらめていたら、「先日送ったメールの内容で気に入り、なおかつ予約の意思があるのなら、至急返事を」とメールがきた。

そんなメールは受け取っていない旨を伝えて、再度詳細のメールを送ってもらった。
それから先は対応も早く、返事もとてもフランスらしい難しい、でもちゃんとした取引内容がきちんと明記された文章できた。念のためか、普通の郵便でも同じ物が届いた。
ビジネスライクだが対応はすばらしい。信用できると思う。

【access】 場所は8区。アルマ・マルソーのバス停も地下鉄も徒歩5分。
セーヌまでも5分で出られ、セーヌ河畔からはエッフェル塔が良く見える家だった。

エールフランスのシャトルバスのエトワールのバス停からタクシーで10分くらい。約6ユーロ(荷物こみ)。

シャンゼリゼ通りまでも徒歩10分以内。ジョルジュサンク通りとモンテーニュ通りの間くらいの位置。

【around】 高級4☆ホテルが周りには沢山。
高級ブティックも近くに沢山。一番近かったのはヴァレンチノだった。
すぐ近くにレストランが密集した通りがあって、安いのから高いのまでさまざま。
しかも、日曜日もあいている店が多く、食には困らない。
治安もよい。観光客が多い。

【policy】 パリ市観光局のサイトを見ていて、偶然この代理店を見つけ
値段も安いし、立地もいいので、
はじめてパリでのシャンブル・ドットにチャレンジ

【yokatta】 マダムはとても親切で、お客さんにも慣れていて(10年近くやっているそうだ)いろいろ気をつかってくれる。
朝も、音を立てないように朝食の準備をしてくれるし、日本人にはとても好意的だと思う。
部屋も広いし、ゆったりできる。

【komatta】 ■一ヶ月以上前に予約したが、マダムに到着時間などを知らせるために
時間があったので手紙を出したが返事がこず、8月の末に電話を入れるも、いつも留守電でつながらない。

もしかして、今年の熱波で入院でも?と思い代理店にメールを入れたら、マダムは今ヴァカンス中でいない、とのこと。(この返事も日曜日にもかかわらずすぐ来た)

結局出発直前に電話をしようと思っていたら、マダムからの返事が郵便できた。

マダムはこのアパルトマンの持ち主ではなく、賃借人で、持ち主が最近売りに出したため、売れたら出て行かねばならないそう。そうしたらもうシャンブル・ドットは出来ない、と悲しそうだった。

夜食事から歩いて戻ってきていたら、デザイナーのコシノジュンコさんとメゾンの男性(だと思う)が歩いているのを見た。

【breakfast】 シャンブル・ドットなので朝食つき
クロワッサン×1、フリュート(バゲットの細いやつ)半分、トーストしたパン×2
バター(プレジデント)、ジャム小ビン4種類くらい、カフェオレ、オレンジジュース
部屋までワゴンで運んでくれる。

【other guest】 原則的に1部屋なので、1〜2人しか泊めないのだが、何故か1日、いつもパリではココを定宿にしているらしい、フランクフルトから来た中国系のモード関係の仕事をしている若い男の子がサロン(居間)に泊まっていた。
(マダムは何処でねたんだろう?)

とても感じのいい人で、毎年2回モードサロンの時期にココへ泊まっているらしい。

リフトやギャラリーでは1、2回しか住人とは出会わなかったが、皆感じが良かった。

【payment】 現金で。
聞いてないが多分クレジットカードは受け付けないと思う。
T/Cは不明。

【disability】 リフトはあるが、小さいし部屋は2階なので難しいと思う。

【point】個人評価は ◆◆◆◆◆

【advice】 上記でも書いたが、この物件は、アパルトマンが売れたらマダムは出て行くので、その後は予約できない。何時になるかはわからないので、モンデアロカのサイトを覗いて、案内が無かったらもうマダムは出て行かれたぁとなんだと思う。

(2003年9月 ハナクロにゃんち様)


 
 
 
B&Bサイトの一例
契約内容については各自で確認ください。おすすめ、というわけではありません。
Paris B&B社 (パリ)
http://www.parisbandb.com/
At Home Accomodation  (パリ、ニースほかあり)
http://www.at-home-accommodation.com/
Paris Lodging
http://www.parislodging.fr/
Bed and Breakfast France
http://www.bed-breakfast-france.com/

 
 
 
予約
サイトが代行する場合、宿が直接行う場合、などある。
しっかりしたところで、質問などにもすぐに詳しい返事がくるところがよい。
ヴァカンスなどで1ヶ月半ほど連絡がとれなくなることもある。
民宿は、いざとなったら自分で交渉・連絡をしなければいけないので、覚悟して。

 
パリではシャンブル・ドットに泊まったが、仲介業者を通してで、予約まではスムーズにいったがその後は見放され、シャンブル・ドットの持ち主と直接連絡をとらねばならず、しかも電話のみ。ちょうどその頃持ち主がヴァカンスで留守で なかなかうまく連絡がとれなかった。
(2003年9月 ハナクロにゃんち様)

 
 
支払い、決済
前払い(海外に銀行送金、小切手の送金)は 厄介なので、初心者にはすすめない。
クレジットカード保証をとるところもある。
現地で現金払い、もある。

 
 
食事
夕食を提供(別料金)するところもあるが、内容や時間など、十分注意。
付近に飲食店がほとんどないか、日、月曜、オフシーズンなどで営業していない場合もある。
パリ以外、田舎の村の場合、雑貨屋が1軒、カフェが2軒、レストランが2軒、なんていうのも普通だから、
なにか店があるだろう、とあてにしないほうがいい。

 
ジット・ド・フランスに2泊3日滞在したが、食事提供なしのところだったので、夕食にちょっとこまった。車があれば買いにいったりできたのだろうが、駅まで迎えに来てもらったので、お互い気をつかうはめになった。
 
初日、ボルドーや駅周辺の店で、食料を購入。しかし、オーナー夫妻といるうち、食べる機会をなくす。オーナーが、自分たちの夕食時、その場に一緒にいてもいいと言った時に、自分の食料を部屋からもってくればよかったのに、そのまま座っていた。
 
もらったケーキ菓子を夕食代わりに食べていた。さすがに彼らが食べているとき、手持ち無沙汰にしているわけにはいかない。部屋に上がった22時ごろ、1人で遅い夕食を食べた。

2日目、サンテミリオンのサエない場末っぽいカフェで取ったサンドイッチの昼食の残りと、前日買っておいたオレンジを夕食として、台所へいった。オーナー夫妻は昨日のことを気にしてか、夕食を分けてくれた。私も気を使わせてしまったことを申し訳なく思いながらも、少し頂くことにした。

1人旅のしかも自動車なしの場合は、食事提供ありのところへ行くべきだとおもう。

1人旅だったので、最初は何をするのもおっかなびっくりだった。カフェに入るのも、躊躇するくらいだった。いろいろ小さな失敗をすることで、フランスの文化や人々の生活を少しずつ知ることができ、嬉しかった。

ジットで2泊3日したが、オーナー夫妻とたくさんフランス語で話ができたことが本当に嬉しかった。ご主人は英語はできるのだが、奥さんができない。ほとんどフランス語で話した。

旅行をしてきて、何とかフランス語で意志を通じさせ、相手の言っていることも何とかわかるようになってきた時だけに、たくさん勉強になった。また、自分でもこんなにできるのかと感動した。
 
文法もかなりいい加減なのだが、オーナー夫妻の勘の鋭さに助けられた。2晩とも、お互いの国の生活、文化、経済、政治について話した。フランス人は難しい話が好きなのだと思う。

(のこのこ様 2002年1月)


 
 
 
連盟加盟の、ブルゴーニュ地方、オータンの 250年前のシャトーを宿泊用に改造した、シャンブル・ドート(B&B)に泊まった。3階建ての塔のあるかわいらしいシャトー。小高い丘の上にあります。

1階がダイニングルーム(暖炉、シャンデリア、シックなレトロ調の壁紙、調度品は、貴族の館にいる気分)、ラウンジ(本やビデオテープがたくさんあり、各自の部屋で見ることもできます)、事務室、テラス。階段を降りると、プール、広い庭園。家族用など大人数向けの別棟。

【soft】 オーナーは、オランダ人夫妻。英語堪能。とてもホスピタリティに溢れる人たちで、1階のテラスで夜に座っていると、ひざ掛けを持ってきてくれたり、オータンのカテドラルのフレスコ画を修復されている、ムッシュ・タカハシという方の記事を見せてくれたりしました。

ディナーの時もそれぞれのテーブルをまわって、いろいろ話し掛けてくれた。

日本人のゲストは私たちで2組目だそう。日本でいえば、ペンションのような感じだ。

【breakfast】 朝食はコンチネンタル。バゲットなどパン数種、マダムお手製のイチゴジャムのほか、
チーズ、ヨーグルト、フレッシュジュース、カフェオレ。お好みで半熟卵やハムなども出してくれます。ムッシュが口笛を吹きながらやってきて、給仕。

ディナーは当日の朝までに予約。マダムが料理。ラムにかかったソースがなんともいえない美味しさ。チーズは私たちには食べきれないので、蜂蜜入りフロマージュ・ブランにしてもらった。美味!

デザートの洋ナシのソルベとタルトもおいしかった。食後のカフェは、テーブルでもいいし、それぞれテラスやラウンジに移って、思い思いにおしゃべりに花を咲かせていた。ドイツ人、オランダ人のカップル、家族が多かった。

【reservation】 個人で
GITES DE FRANCEのサイトから

【policy】 シャトーホテルに泊まってみたかったので。

【yokatta】 何よりもオーナー夫妻のホスピタリティ、温かい人柄。レンタカーでブルゴーニュを回る方、のんびり長期滞在を楽しみたい方などにぴったり。
(tomyuki ce 様  2003年7月)

ブルゴーニュでは、AT車のレンタカーが予約できなかったので、シャンブルドットを予約する際に、
ガイドをお願いして行きたいところに案内してもらった。

宿泊したシャンブルドットのスタッフの運転で、フォントネー修道院、シャブリ、ヴェズレー、オータンなどを訪問。途中、スミュール・アン・オーソワなどにも立ち寄れた。
ワイン畑やロマネスクの建築もゆっくり見られた。

3日間で合計640ユーロ(3人分)だったが、何をしたいのかを伝えると、気軽に応じてくれた。

(2006年11月 fuku1003 様)
 
 
 

(旅の手配でよかったこと、楽だった点は?) = ミディ・ピレネーのロット県は車がなければ訪れることが難しい場所と聞いていたが、宿泊先のシャンブル・ドット(日仏カップルの経営)に相談すると、車での観光案内を引き受けてくれた。おかげで、短い滞在期間内で、この地方の魅力を最大限に味わうことができた。

(2005年4月/5月  冬のサーカス 様)


(旅の手配で困ったことは?) = カルカソンヌ駅で、タクシーが1時間も来なくて困った。

宿泊予定のシャンブル・ドットの夫婦が年寄りで、「迎えにいけない」ということでタクシーで向かうことになっていた。電車が駅に着いたとき、1台もタクシーがなく、すぐにフランス人の友人がタクシー会社に電話したが、20分後だと言われ、待つこと20分。でも1台も来ず、再度電話したら、また20分後だと。再び20分待ってもやっぱり来ず。

3社タクシー会社に電話するも、やはり20分後と。いよいよシャンブル・ドットの予約をキャンセルして、駅前のホテルにでも泊まるか、と思い始めたとき、ようやく1台のタクシーが到着。結局1時間待った。

駅前のハーツでレンタカーを借りようと思ったが、営業所がカルカソンヌ到着10分前に閉まっており、借りられなかった。タクシーでもレンタカーでも、事前に予約をしておけばよかった。
(フランス人の友人も、この点は安易に考えていて、駅前でタクシーがつかまると思っていた。)

(2006年9月 ちゅぴこ2 様)

古い農家を改装したとてもかわいらしいシャンブル・ドット。
ダイニングルームでもあるサロンには、大きな暖炉があり、いかにも
フランスの田舎の家という感じ。オーナー夫婦の結婚式の写真が飾られていたり、
田舎の親戚の家に遊びに来ている気分になる。
 

オーナー夫婦がふたりで至れりつくせりのお世話をしてくれる。マダムが日本人で、客の気持ちを第一に考えてくれるとても心配りのある人。フランス人の旦那様は食事担当で、母から教わったという素晴らしい郷土料理を出してくれた。
 

とにかくオーナー夫婦がいい人たちで、いろいろおしゃべりできた。商売っけがあまりなく、本当に客をもてなすのが好きでシャンブル・ドットをやっているという感じだった。

車の運転ができないので、観光案内をすべて任せられたこともよかった。3泊で、フィジャック、ロカマドゥール、ルブルサック、サン・シル・ラポピー、カオール、モワサックなど、この辺りのおもな観光地をほとんど案内してもらった。1日85euro。観光タクシーを借り切るより断然安い上、日本語で案内してもらえるのが、何より。日本人の好みなどもよくわかっているので、すごくありがたかった。
 

今回はたまたま私たち二人だけだったので、夫婦を独占できたが、何組か同時に宿泊が重なった場合、すべて希望どおりにできるかはわからない。事前によく相談したほうがいい。

とはいうものの、ひとつ注意。大量の観光相談をするだけして、結局宿泊しない客が結構多い、と嘆いていた。同じ日本人だからという甘えのある人も多いよう。失礼のないようにしたい。
(2005年4月 冬のサーカス 様)


 
 
 
 
 
フランスで何度かシャンブル・ドット体験した。
ホストにもよるが、普通のお家の場合、親戚のおばさんの家に泊まる感じ
 
いろいろ気を遣ってくれ、お茶やクッキーをサービスしてくれたり、朝ご飯にはパンはもちろん、
シリアルや、クラッカーやら何やら、いっぱい出してくれます。
 
少しカテゴリーが上の場合、(シックな家やインテリアの、現地のマガジンに載ったような宿や、
お屋敷の一部を提供している宿など)けっこうあっさりしてます。
 
でも冷たいわけではなく、観光の相談とかにもちゃんと親切にのってくれます。
 
ただ、夕食付きの場合、言葉ができないと、結構大変かな。(英語か仏語)
まず夕方7時頃からアペリティフが始まり、8時半頃からようやく前菜が、、、。
その後延々続き、お開きは夏場は0時過ぎになることも。
その上、ホストと一緒にゲストは全員で、一つのテーブルで食事をします。
   ※一緒でないところもあります。
 
よって、その間、延々会話が続きます。会話に入れないと、黙ったままが
(たまに愛想よく笑うことはあっても)ずっと続きます。
 
私はホテルやレストランでの交渉くらいの仏会話はできますが、食事中の普通の会話はちょっと無理。ゲストが自分達だけの場合は、ホストが結構気をつかって(辛抱強く聞いて)くれますが、
何組かのゲストがいると、話題が難しくなって、ついていけなくなります。
 
ちなみに、一緒に行った友人は言葉は全然だめで、最後の方は、船を漕いでいた。
ということで、私たちは最近、夕食のつかない宿を選んでいる。
 
最近はレンタカーで移動しているので、村のレストランに行くか、何かを買って部屋で食べたりしている。
 
でもホテルと比べて、古い家具や、インテリアに凝った宿が多く(しかも部屋が広いことが多い)、
シャンブル・ドットは本当にお勧め。
シャンブル・ドートは町中にないことが多い。特に大きい都市では難しい。

で、一般論としてのシャンブル・ドートのメリットは; 

        ・ダブルではなくツインが多い。トリプルも多い。 
        ・融通が利く場合が多い。 
        ・安い 
        ・ホテルと違って宣伝しないので部屋が空いていることが多い 

です。2番目の「融通が利く場合が多い」は、「子連れ旅行」にも使えます。

初めからベビーベッドを用意 します、と謳っているところもあります。ターブル・ドートといって一般の家庭で夕食も取れるシステムも併設されているなら食事にも困りません(でも子供が 騒いじゃったらムッとされるでしょうけど…)。部屋にキッチン・冷蔵庫がついている場合もあります。 

 これらの細かいことはただ「リストを送ってください」とお願いしても分からないことが多いので、予めこちらの状況を伝えてリストを送ってもらうか、有料になりますが地方別にまとまったカタログ(60フランくらい)を買って(送って)もらうといいでしょう。 

長期の旅行で日程に余裕があるなら現地のツーリスト・オフィスか県庁所在地の大きな本屋さんで買うことも出来ます。 

 大家さんとの相性がよく、連泊して仲良くなれば簡単なフランス語を教えてもらったりベビー・シッターを買ってでてくれたり(!)することもあるそうです。フランス旅行ビギナー向けではありませんが、レンタカーを使って滞在型の旅行をされる方にはオススメ
(nounours様)
 


  

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