【宿泊時期】 = 2004年1月
【泊数】 = 5泊
【部屋のカテゴリ】 =
シングルで予約していたがダブルルームにアップグレードしてくれたよう。
旅行会社経由では新館指定になる商品だったが、メールで個人的にリクエストして、本館にしてもらいました。
【部屋の階&立地】 = 本館2階の駐車場側
【部屋について(雰囲気など)】 =
本館はクラシックなホテルらしく、赤い絨毯が引いてある木造階段はギシギシ音がします。
部屋は、ツインでも24平m程度、と広くはないが、窓は大きく天井も高い。
古い家具を大切に使い、落ち着きます。
【部屋の家具・備品】 =
いわゆる最新の設備はないが、古いと思われる洋式3面鏡、座り心地の良い背もたれに白いレースが掛けられた椅子、
大きなドレッサーなど。
ドレッサーの中の引き出しには、浴衣とバスローブ、予備の毛布、紙製の靴磨きと靴べら。
ハンガーは6〜7本。
湯沸しポット(入室時にお湯が沸いている)、氷水の入ったポットもあり。
リクエストで、加湿器とビデオデッキも追加した。
【バスルーム】 =
面積、洗面台共に狭いが、バスタブは深く、肩まで湯につかれます。
トイレはウォシュレット付。
籐の脱衣かごが、部屋の片隅に立て掛けてあった。
入浴時にバスルームで使いました。
アメニティは、ホテルのロゴ入りのミニボトルのシャンプー、リンス(植物物語)
固形の小さな石鹸、クシ、歯ブラシセット、
バスタオル、ハンドタオル、ウォッシュタオル、敷きタオル、滑り止めのゴムマット
【冷蔵庫】 =
あり。
ビール2種類、ジュース、コーラ、ミネラルウォーター、カクテルなど、ドリンクは豊富。
たしかビールは500円、ソフトドリンク類は300円。
自分のもちこみ品も、入れられた。
【エアコン、クーラー】 =
エアコンあり。デロンギみたいな銀色のヒーターあり。(本館のみ)
細かな飾り文様入りとクラシックで、趣はありますが、これがもう無茶苦茶に熱くて、乾燥がひどく感じた。
【部屋について、その他】 =
本館の荒池側の部屋からは、若く山焼きが見える位置。
高い天井に大きな窓、と、パリの古ぼけたプチホテルを思い出すような雰囲気。
新館は、ごくさっぱりしたデザインのシティホテル風。位置は狭い中庭側。
全室にベランダがあり、リゾートホテル風。
味気ないですが、ツインは36平方m、シングルは23平方mと広め。
【パブリックエリア】 =
奈良の高台にある、御殿のような造りの外観に圧倒される。
ロビー正面の、赤い絨毯敷きの階段は、何回上っても気分が良い。
【エレベーター】 = 本館は階段のみ。(2階建て)
新館は3階建て以上か? こちらはエレベータあり。
高台の傾斜地に増築されているので、本館の1階から地下に降りるような形になります。
【レセプション】 =
木製のカウンターでの応対ですが、いわゆるシティホテルのようにカウンターが高くない。
どのスタッフも礼儀正しく、かつフレンドリーな応対で気持ちよい。
【レセプション以外の館内施設】 =
朝食レストランとして使用されるメインダイニング「三笠」は、重厚ですが意外と気軽に食事ができます。(値段は高い)
興福寺方向を臨むティールームは、窓面積が大きく、見晴らしが良い。
ロビー正面の売店は、普通の土産店では置いていないような高級な和菓子あり。
【スタッフ】 = 全てのスタッフが心配りのある対応と気分がほぐれるような挨拶や
会話をしてくれるので、感心。
【宿泊料】 =
正規料金はシングル:14,000円(インターネットでは割引料金で出す日も多い)
今回はJTBのパッケージ3泊とインターネットのクーポン、ホテル独自のお得なプランの各1泊を組み合わせて宿泊。
※JTBの3泊は「万葉の夢、奈良」というプランです。ボランティアガイドと歩く観光付
yahooの旅げーた(JTBのクーポン)ツインのシングルユース料金で2食付:2万円
ただし本来これは受験生プラン(保護者利用可)らしいので注意。
特別にホテルにメールで了承を得て、予約をうけてもらった。
奈良ホテルのマル得プラン
シングル1泊2食付:17000円(休前日2000円増し)
朝食:2,200円、夕食:6,000円からなのでとてもお得なプランです。
オフシーズンの空き状況により、ホームページで出します。
【予約方法】 = 個人で
【予約方法、ホテル側の対応】 = 電話、メール共に丁寧で信頼の出来る応対。
【代理店の対応や手続き】 = JTBを利用。接客態度は感じよいが、小さな確認ミスが多い気がした。
【ホテルが決まった時期、もらえた情報】 =
奈良のボランティアと歩いて回る、奈良公園の社寺のコースがついている。
たまたま自分ひとりだけで、気の良いガイドさんだったのでコースを変更して、じっくりと見所を回った。
昼も、自分の行きつけだという、安くて美味しい店を紹介してもらえた。
すごく得をした気分。
【ホテルへのアクセス】 =
近鉄奈良駅から徒歩15分くらい、バスも奈良ホテル前の停留所あり。
【ホテル周辺の雰囲気】 =
奈良町近くの高台にある。とても静か。
本館駐車場側2階の部屋は、奈良町界隈のささやかな夜景が見られた。若草山側の部屋がうらやましい・・・
新館は小さな中庭ビューだが、たまに鹿が入り込むそうで、1階が割りと人気があります。
【ホテルの選択基準】 = クラシックホテルが好きな事もありますが、奈良には他に泊まりたいホテルがない事も大きい。
正直、京都のようなシティホテルは皆無ですので、つまらない。
【よかったこと】 =
スタッフの暖かなホスピタリティに癒される。
今回は山焼きを、暖かいホテルの2階ロビーや廊下の窓からじっくりと眺められた。
自分には贅沢だけど、奈良ホテルにして良かったと心から思えた。
【困ったこと】 =
ヒーターの熱さと乾燥に困った。
3日目から窓を少し開けたままで眠った。
【朝食】 =
朝粥定職、和定食、洋定食の3種類から選択。※朝粥は前日夜までに予約が必要。
茶粥定食と和定食はご飯が違うのみでおかずは一緒です。和食には海苔がついていた。
野菜煮しめ、煮物、焼き魚(大抵は白身でかたまに鮭)、切干大根、香の物。
洋食は卵料理(オムレツ、目玉焼き、ゆで卵、ポーチドエッグ、スクランブルエッグ)
ハムかベーコンを選択、
オートミールかコーンフレーク(暖かいミルク添え)
サラダとトースト、シナモントースト、フレンチトースト、ホットケーキ(!)からの選択。
ジュースはオレンジ、グレープフルーツ、パイン、トマトですがオレンジはみかんジュースでビックリ。
コーヒー、紅茶、ミルク選択
朝食は全て2,200円ですが、洋食は昭和初期のアメリカンメニューと言う感じでお勧めしません。
茶粥(緑茶粥です)が奈良らしいメニューだし味も一番お勧め。
和食は、なぜか朝も夕食も、ご飯が美味しく感じなかった。
【宿泊客の客層】 = 年配夫婦や家族連れ、自分のような一人旅の男女も見かけました。
全体的に落ち着いた客層。
【支払い方法】 = クレジットカードOK
【車椅子等の対応は?】 = 新館は問題ないと思いますが、本館は階段のみでバスルームも狭いので難しい。
【子供向け?】 = 別にokだと思う
【コストパフォーマンス】 = 個人評価は◆◆◆◆
【他の方へのアドバイス】 = 奈良ホテルの味わいは本館にこそあると思います。
【ホテルでのお楽しみ】 =
5泊と長いので、ビデオデッキを借りて好きな映画のテープを持参した。
残念ながらDVD、CDデッキは用意していないとの事。
(ikufin様 2004年1月)