ふらつー読者のための松竹梅マナー講座
フランスでのお買い物 〜入門編〜
一般小売店から ブティック攻略法まで
旅行者から、ほかの日本人のマナー違反が気になるとの言。複数きてます。
100%はいえないんですが、まぁこう思ってると 失敗はしにくい、という意味で 主力ラインをかいてみました。
とくに欧州になれない日本人がヤリガチな失敗を書いています(店によるので、絶対ダメということはありません。
なんでもそうですが ”きっちり目”を知っておいて、あとは各自、調整してくださいね)
日本で普段やっていることも まぁ 相当行儀悪いわけですね。
外国にいくと 「日本人は困る」「きらい」 とか 国民レベルで判断されちゃうので、
是非ひとりひとりが 行儀よく、日本人の代表である!と ココロして いってください!!!
ほか日本人旅行者も 困ってるよ! |
日本人の若い女性(特に2,3人のグループ)の態度。
入店時、出る時に挨拶をしない、順番をぬかす、グループで押しかけて傍若無人なふるまいをするなど、かなり目についてしまいました。 例えば、アンジェリーナでは、昼時など、入口で食事かお茶か買い物かを尋ねられるのですが、それを無視して、ショッピングコーナーで商品を手当たりしだいに手にとって、キャッシャーに持って行く(しかも並んでる人の順番を無視して)というグループを何組も見た。
日本人にであうとイヤという人がいますが、どうしてでしょうか。。。。自分がパリを占有できるわけではありません。 お互いにっこり こんにちは、楽しいご旅行を! ぐらい言っておきましょう^^ |
聞きゃいいってもんじゃない、助けは相手が自発的に助けるもの。
デパートや道を歩いている時に、いきなり腕をつかまれて「○○はどこ?」とか 尋ねられたり、通訳させられたり(私はごく簡単なフランス語なら話せますが、会話集を必ず持ち歩き、必要なことは予め紙に書いて見せているレベルです)が 何度もあって、ちょっとまいってしまいました。 困ってる人のためになりたい、とはいつも思っておりますし、 自分でできることなら、なんでもしたいと思いますけど、今回のはなんか違うなぁ・・・・・って感じで。
切り抜けていくのと、聞けば教えてもらえる他力本願とは ちょっと違いますね。少なくとも助けをもとめるときは、ある程度の礼節をもって。 |
ヴィトンの本店にて。
店内へ子連れの日本人女性が入ってきました。 入ってきて早々、ソファに子供(小学1年生くらいの男の子)を座らせ、他で買ってきたらしい大きな数個の紙袋を子供の股の間に挟ませて、「ここで待ってるのよ!」と言い残し、店のスタッフに一言の断りもなしに置き去りにして、一人で買い物へ・・。 またその少年は周囲に目もくれず、持参しているゲームボーイに釘付け。4〜5人のスタッフが呆れた顔でその少年を見つめていました。同じ日本人としてマナーの悪さに恥ずかしく、いたたまれませんでした。
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パリの方達は、ヒトに迷惑をかけることを何より嫌います。買い物袋が体にぶつかってしまうことも嫌います。
ヒトの体になるべく触れない、という基本的なことをもうちょっと知って。 (A様) |
日本人のマナーのなさ。もちろん、きちんとしている人もたくさんいますが、店に入るとき、でるときに、何も言わないとか、マナーを守れない人も多く見かけた。
(P様) |
モンマルトルで会った日本人女性二人組は、モンマルトルの歓楽街で新しいヴィトンのかばんを手にもち、膝をまげてヒールを音たてて歩いていた。横で休憩していた外国人観光客が、おそらく私たちが英語がわからないと思ったのであろう、「また日本人か。ほんと、ブランドもの買いにきてるのかしら。うんざり」と言っていた
日本人女性が集団になるとおそろしかった。特に、なんでも日本語で押し通そうとして、相手がわからないというと怒る。さらに、列で並んでいて、前の外国人観光客がすこし進むのがおくれたら、その人の腕をいきなりつかみ、
ルーヴルで見た25歳くらいの女性3人連れは、有名な絵の前で、ほかの外国からの観光客が絵にみいっているにもかかわらず、日本語で、邪魔です。どいて、といって、その絵の前でフラッシュをたいてポーズをつけて写真撮影。
同じ日本人として恥ずかしく、注意したところ、逆切れされ、反対ににらまれ、さんざんな思いをした。
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挨拶は パスポートと同じぐらい必須 フランス語で | ||||||||||
やるべきこと
まず、入るときは、 すぐ 大きな声で にっこり ぼんじゅー!(昼) ぼんそわー!(夜) といいます。男性店員なら、むっすぃゆー、 女性店員なら まだーん をつけます。 やってはいけない
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基本は ”なにを探しているか” 言えるように。 | ||||||||||||||||||
日本と違う前提条件
日本とちがって、”ほしいものがあるから、買うために入る” あるいは ”買う前提で下見にくる”という大きな考えが、根底にあります。もちろん店にもよるんですが。 見るだけなら、最初に じゃすと・るっきん おけ? (みるだけOK?)と 英語でもなんでも断っておくといいです。準備しておくこと だいたい考えておく、フランス語か英語で 単語をしらべておく。〜をさがしています もっと〜なものがいいです ぐらいは 覚えるか、単語集をみて練習しておく!!! やるべきこと 入店したら、最初に挨拶とともに、「だれに・どんなものを・どういう用途で 探しているか」 を伝えます。応用編 この服にあわせてほしい、 または写真をしめして、この人(母)にあわせたい、など。
やってはいけない 何か おいりよう?等と 話し掛けてこられて、見合わせて無言 ・・・ は 日本人に多い現象ですが、 たいへん よろしくない。型番や写真だけぬっとみせておわり、もよろしくない。なんでもいいから答える。
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店員は対等の立場。ときによっては 客より上。 | ||||||
前提条件
■店員は 専門家。よって 判断によって、ある商品でも売らないといったり、この人に売りたくないと思ったら、売らない人もいます。また似合う人には すごくすすめます。前提条件2 前提条件3 店員が私語をしたり、ながら応対をするのは ごく普通。よく憤る人がいますが、日本とは根本的に違いますから、日本のこうあるべき、を求めるのはやめましょう。やるべきこと ■お願いするときは 必ず 最低限のマナーとして 何でも すぃる・ヴ・ぷれ (please) をつけましょう。 |
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店員は順番・専任制 | ||||
前提条件
やってはいけない ■誰かに応対している店員に、「ちょっとだけ、、、」と思って 横から 声をかけてはいけません。 |
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店員の ”提案”力を たよろう! | ||||||||
やってみよう ケース1 ケース2 ケース3 ということで、この日本にも昔あったショッピング方式を、是非現地でも楽しんでください。 英語でもフランス語(かたことでもまぜるとベター)でも 単語をチェックしていく事が重要です。 一生懸命やると どの店員も 一生懸命きいてくれます。 # 客がすくない、時間?のある支店にいくのも 手です。
次の入荷予定とか、次のをおさえといてあげる、とか はたまた 見本用だけど いいよ、とかいうのも 結構あります。にっこり、は とくに武器なので 忘れずに。 |
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だしてくれたものを、気に入ったか、気に入らないか、即座に答える
→ 店員は新たな対応をとってくれる。 |
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現地の人が 一番 ふしぎで 理解できないのが 日本人の無言・・・・だそうです。
ごしょごしょ自分たちだけで 「いいねぇ」「これする?」「えー」とか言ってると 店員さんも飽きてる。無言では 相手がむすっとして 対応をやめられることもあります。 自分も、食事にいくお店とか友人に提案したとき、友人が 無言だと、、、どう思いますか?
出てきた品物をみて、ちゃんと「これはすばらしい。期待どおりだ」(笑)とか 「こういうポケットはありがたいが、もっと軽いのがいい」ときちんと気に入った・どこが気に入らない・ほかの 要望を伝える と専門店では、おもいっきり 力になってくれます。 だしてもらったものをみたら、 トレ・ビヤン!(すごくいいわ) とか 大きすぎる(グラン)、小さいの(プチ) うーん あんまり、これじゃない。もっと小さいの、黒(ノワール)はない? など きにいったか、気に入らないか、
待ってほしいとき、これもいいけど、ほかも見たい、など どうしたいのか、店員に指示をだします。 気に入ってもいないのに、おせじで 「これ すごくいい」 といいすぎるのも禁物。じゃ なんで買わないのさ となります。 気に入らない、買わないときは 理由もつたえます。高すぎて。やはり色が。大きさが。。。理由は なんでもいいです。もうすこし考えたい。また明日くる、など。 今回はやめる。日本より ビジネスライクなので、断ってもいいですよ! 理由ははっきりね!
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キャッシャー 会計 レジ の方法 | |
テイクアウト(ケーキ、パンなども)百貨店、ブランド店、など キャッシャーが別にあることが多いです。多分 防犯もかねているのでしょうが。ま、そうでない店もあります。
■キャッシャーが 商品棚と 別の場所にあるとき
キャッシャーの場所がわからなくて おたおたするとき
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なお、商品は よく確認してください。
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ラッピング | |
基本的には いきなりスーパーの袋にいれるだけ、が多い。
プレゼントなの! というと きれいにつつんでくれます。が かなり時間がかかります。 壊れ物の場合、「飛行機(アヴィヨン) にのって日本に帰るから、つつんでくれない?」とかいうと、新聞紙でつつんでくれたりします。 言わないとしてくれない店員、言わなくても聞いてくれる店員(概して後者は 日本人観光客になれている) いろいろです。
配布用に沢山 袋がほしい、という場合も 相談してみてください。
ラッピングも小さいものを20数個もかって、全部プレゼント用に、などいうと混雑した店では迷惑になりますよね。 現地でフランス語の新聞をもってかえってくると 包んでわたすときに ちょっとおしゃれ(+安上がり、、)です。
梱包材をスーツケースにいれていくと、帰りがらくです。いらないと捨てて帰ればいいですね。
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帰路は 時によっては タクシーで | ||||
前提条件 基本的にブランド=エレガントでお金持ちのマダムが買うという意識があります。やってはいけない
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頼ることと、甘えすぎないということの区別。 |
頼ってもいいです。多少甘えてもいいです。ホテルや店員、ほか通りすがりの人、、、
みな助けてくれることが多いです。 が! あきらかに 準備不足 なんも考えてないんかアンタ、
「いけばなんとかなる」 と 「なんとかする」 は違います。
自分の意思で 外国旅行にいくのですから、なんとか向こうで乗り切れるよう、かたことなり、ガイド本を読んでいくなり、むりならツアーにするなり、店を調べておくなり、むこうのマナーや習慣をしるというのは 当然のことといって さしつかえないでしょう。
個人旅行、フリーがいっぱいのツアーがいい♪といいながら、 ブランド店で ひとことも英語も仏語も単語もでず あいさつすることも知らず、 なんの準備もせず、ガイド本や会話集も すこしも努力せず、 他の日本人観光客にたよったり、日本語店員がいるから、と頼りすぎる のは どうでしょう。 (しゃべれないのがダメという意味では 決してありません)
失敗して経験する のも大事ですが、しきたりやマナー、単語、、、いまはガイド本も多いので すこしだけでいいから目を通してみてください。 「行けばなんとかなる」、ではなくて、 「なんとかしよう」 で 対策をしてみてください。
パリは日本人観光客が多いです。来る日本人、来る日本人、みな誰もが同じことをやっていると、さすがに辟易し、日本人への態度を硬化させる店員もいます。 けして、しゃべれないとダメ!という意味ではありません。 自由行動があるなら、それなりの準備(ちょっとした単語でも)をして、すこしでもいいので、ガイド本、会話集などめくってみてください。^^ そうすると 買い物、レストラン、道をきく、なんて かたこと単語で 乗り切れるようになってきます。すごく楽しくなってきますよ。 |
フランス語しか通じない、 口でいわないといけない店も 多い | |
とくに、パン、ケーキ、お菓子やさん、チョコ、惣菜やさんでは、店員は 商品ウィンドーの”むこう”にたっていますから、こまったことに、身振り手振りだけでは通じません(きっぱり)
口でいわないといけません。 また、英語通じない店員も多いです。 あまく考えずに、多少フラ単語を仕込んでいくのが最短の道です。
下記のような段取りになります。 日本のように、あれとー えっとー(考え) これとー んっとー というと 「きめてないのに言うの?」的に 非常識に思う店員が 多いようです。 (ま、すいてたらいいんでしょうが、、) チョコなどは 1個単位でなく、gやハコで いれたりします
#だいたい 惣菜でも 200g(どぅ・さん)っていうと丁度なんですけどね。
お札は大きすぎないように。
チーズなどは 残ってるのを、全部! っていったり あとは、ガラスごしに、ら(あれ)、す(これ)だの 指示語はいるかな、って感じです。 オーダーが全部すんだら、せ・とぅ(That's all.これで全部です) って言わないと
応用力がつくと、パンやでは どぅみ(half)といって
すぃる・ヴ・ぷれ と 最後の めるすぃ・おーぼわ(ありがとう じゃ。)はお忘れなく。
混んでいる時間帯に手間がかかることになると(日本の夕方とおなじで)
補足、
・袋をもっていったほうがいい店もあります。 |
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日本とちょっと違う、、、スーパー形式 | |
スーパー形式のところは、それでもちょっと方式がちがいます。
たまに、せまいスーパーでは、通路がせまく、 すすんでいくと、”バックできない”方式とか はたまた、レジをとおらないとイジでも店の外にでられない形式に なっていたりします。(駅のスーパーとかに多い) 買う気もないのに、やたら入ると 恥をかきます。万引きの監視員もいます。うろうろしていると、かばんを開けさせられます! |
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商品はさわってはいけない大原則 | |
前提条件
■ブランド店でも小さい雑貨やさんでも、蚤の市でも、基本的に 商品は、店員の許可をえてから触る、のが 大前提。やってみよう ■文章だめな人は いい? May I? とコクビをかしげて、手をさわるマネをする、やってはいけない ■ブランド店で、商品を勝手にさわったり、持って(キープのつもり?) 店内を歩き回る女性、たまにいますが、これは 最悪です。やめときましょう。ま、買う気がないなら、なおさら触らないほうがいいでしょう。 |
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その店のものを身につけていく | |||
これはブランド店ですが。やはり使っているものがあれば、持っていくと マイナスにはなりません。
こいつ(客)は こういう系がすきなんだな、とか これは持ってるんだな、とか 判ります。(ムリに身に付けていく必要はありません。防犯の意味でも) ただ、手入れしてくれたり、なんらかのサービスがあること”も” たまには あります。
また、店員は その人の服装にあわせて アレンジ、提案をしてきます。ファッショナブルなものを買いたいならそういう格好で、優雅なものを買いたいなら、そういう格好でが ベスト。
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13. 屋外マルシェ(市)、対面販売編 | |||
だいたい日本の商店街と同じ、とおもってください。
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