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管理人Chun3の 2008東地中海紀行
〜今年のクエストは 東地中海で オリンピックして 遺跡を見るのだ〜
3

14 Nov. 2008

 
 

(2008年9月 Chun3)
 
 

1 関空〜アムステルダム KLM
アムステルダム市内クルーズ
アムス〜ヴェネツィア KLM   
ヴェネツィア・メストレ泊
Hotel Bologna
2 朝 ヴェネツィア港 船チェックイン
ヴェネツィア観光
夕刻 乗船、ヴェネツィア出港
MSCムジカ号 泊
バルコニーつきツイン
3 午前 船内

昼前 バーリ入港 (バスでマテーラ観光)
夕刻 出港、  ドリル(避難訓練)

4 午前 船内
昼 オリンピア入港 (バスでオリンピア観光)
夕刻 オリンピア出港 船長パーティ
5 朝 サントリーニ島 入港(バスで フィラとイア観光)
午後 サントリーニ島 出港
夕方 ミコノス島入港、夕食と散策
夜中 出港
6 朝 ピレウス入港(バスで アテネとパルテノン神殿観光)
夕方 出港
7 昼 コルフ島入港(バスで シシィの宮殿と市内観光)
夕方 出港
同 
8 朝 ドブロブニク入港 個人散策
午後 出港
9 朝 ヴェネツィア入港、下船、観光 ヴェネツィア サン・クレメンテ島泊
10 朝 ヴェネツィア〜アムステルダム〜 KLM 機内泊
11
〜関空  
   

 
 
3日目  
船で1泊し、夜があけた。
 

この船は、スタビライザーとかいう横に突き出した部材があるので、揺れはほとんどない。が、航路の関係か、スリムな船体ゆえか、やはりトン数(ボテボテ度)の違いか、すこし うぅーんと 大きいうねりに乗り上げたような感じは、たまに意識された。

内海でもあるので、荒れるような季節の変わり目でもないかぎり、大丈夫だ。

うちは船体でいうと頭から1/5程度のところだったが、構造図と内部をみたところ、ここは中央部が揺れにくいかもな、と思った。廊下やラウンジにいたときの振動の感じでも、同じ感覚をえた。

鉄板が薄いのかなんなのかしらんが、後部は13階食堂でも通常航路においてさえ微振動がけっこうきたので後部船室にしなくて、よかった。

といっても、巨大マンションみたいなのが動いているわけだから、日本のそのへんのカーフェリーの振動とは雲泥である。
 
 
 

船は、イタリアの右側をかすめて南下する。午後、南イタリアのバーリという大きな町に停まり、残りの乗船者を拾う。

2箇所乗船できるせいか、イタリアの大手会社のせいなのか、乗客の6、7割はイタリア人だった。
 

ヴェネツィア沖で寝たのに、朝、目がさめると、そこは南イタリアにむかう海の上。うーん船員さんたちが働いてくれている間に、すぴすぴ寝ているとは、なんて図太いんだろうね! ありがたいね

お金をもらうほうと、払うほうの差だから。
 
 
 

午前 散歩と朝食  
いつもはしないけど、ちょっとシャワーなんか浴びてみて。

目がさめた。

1,200室ほどがシャワーかバスルームって、まぁ贅沢な。どんな貯水タンクなんやろう、とすごく興味がわいた。だって太平洋をずっと何日も寄港しない船だってあるのだから、相当大きいに違いない。

でも貴重な水だから、大事に使おう、とエコな誓いを立てる。
 
 

今日の日本語船内新聞には、日の出日の入り、寄港地の入港時間や出港時間、ツアーごとの集合場所・集合時間もかかれている。
 
 

リゾート地にあるように、ほとんどの人は化粧をほとんどしていない。アイメイク、日焼け止め、グロスをぬるぐらいでいい。

IDカード、カメラ、風除けのショールだけもって、でかける。
 
 

この船はスリムなので、キャビンの廊下はけっこう狭い。二人すれ違うのもやっと。

狭い廊下を延々歩くとおもしろくもないので、何フロアかあるパブリックスペースを歩くことにする。食堂への往復で違う道をとおると、色々なところを探検できるわけだ。
 
 
 
 

朝食のためには、ビュッフェ食堂が開いている。夕食と違い、13階ぐらいの大変眺めのいい、ガラスばりの食堂である。

皿に盛ったあとに 食堂すぐ横にある、プールサイドやデッキに持ち出して、そちらのテーブルで摂ってもよい。ただけっこうデッキのテーブルが埋まりやすい。みなそのまま年配の人が長居する傾向にある。ちなみにガラス板があるので、寒くはない。
 
 
 

アーリーバード、つまり早起きさんには、さらに早く、プールサイド付近でコーヒーなど早く出せるものだけ、提供してくれている。年配の欧州のご夫婦などが、ゆっくりと朝ぼらけの中をコーヒーを飲んで小説を読んでいたりする。

ホテルでよくある、時差ぼけで目のさめちゃったお父さんがゴソゴソしてお母さんに叱られる・・というのは、ここでは心配いらない。

お父さんはIDカードだけ持って、船内に探検にいけば、座るところも眺めるものも、コーヒーも軽食もあるのだから。なんなら朝からデッキで焼いてるビキニのご婦人を眺めてもいいし、フィットネスで走ってもいい。
 
 
 
 
 
 
 
 

パブリックスペースにあった扉の丸窓。
曇天であったが、後ほど晴れ間に出会う。

移動するし、海や港は天候がかわりやすいから、曇天や雨でもそのうち変わる。

食堂は、船後部にUの字型にビュッフェがしつらえてある。Uの字型に3箇所ほどまったく同じ品揃えが展開しているのだが、みな気づかず最初は入り口部分を主に利用するため、船尾が眺めもよく、すいていて、おすすめである。前回で経験していたので、今回も、さっさと後部に向かう。
 

朝食ビュッフェは、アメリカ船と比べるとシリアルが少ない。玉子やパンやペイストリー、ハム、ベーコン、サラミ数種、シロップ漬けフルーツなど。

でも、ぱっとみてあのアメリカ船の品が少なかったのでほっとした。
 
 

甘いパンは、中にはまぁまぁ安い駅中パン屋のぐらいのレベルもあって、ひどくなくて、よかった。日本の年配の人ならペイストリーや柔らかいパンもある。

野菜は例によってないのだが、朝だけは”焼きトマト”がある。トマトはさすがに日本より味が濃くて、船内オーブンで焼いてあるから、こましな味だ。毎朝、欠かさず、2つずつもらった。家だったら、2個で270円とかだもんなぁ・・・。二人ともトマトが大好きなので、せっせとトマトを食べる。
 

食器はプラスチックだし、フリーのドリンクは薄かったり美味しいものではないが、有料で別途ドリンクオーダーすることもできる。
 
 

ちなみに各国語の新聞を有料で配達してもらえるのだが(日本語もある)、不思議と、読んでいる人はほとんどいない。携帯を操作している人もほとんどいない。みな本当に、ゆっくりしに来ている。

夏のバカンスを少しはずしたせいか、子供が少なく、ゆっくりできた。
 
 

ゆっくり  
今日は昼前につくので、午前ゆっくりできる。

知らなかったころは、えー!寄港地に 昼につくなんて損!とか 1日走るなんて損!と思っていたが、店の人がいうとおり、それは逆だった。土日の疲れをいやし、ゆっくりできた。

11日間に2度の週末をぶっつぶして動くわけなので、3週間連続活動ということになる。

気の合った人と船をゆっくりと散歩し、色々話したりできるのは、貴重な時間だ。

何よりパソコンも日本のTVも仕事も、ない。(あ、ベンキョはもってきている)
 
 
 
 

散歩するうちに、胃腸も動いてくるので、いくべきところにいくことになる。

うちは、ホテルや船では、できるだけパブリックのトイレを活用することにしている。

船で一番おすすめは、劇場横のトイレだ。朝から夕方まですいているし、ちょっとだけ豪華。

ただ、この船のトイレは、入り口が本当にスタッフ出入り口みたいで、皆目わからないことが多かった。いきなり壁があくような入り口。

また、先般のアメリカ船と違い、身障者対応のトイレが少なかった。食堂や劇場のあたりのパブリック・トイレでも少なかったし、内部が障害者用でも、表がふつうの扉だったりした。

(先のアメリカ船は 10年前の船でも、ボタンを押すだけで完全に外扉もひらき、バリアフリーだった) 

ここはやはり、付き添いでなんとかしなさい、ということなのか。新しい船なのに、意外に感じたひとつだった。

劇場前トイレのいいところは、待ち合わせにソファスペースがある。うん。これはいい。

この劇場はスカラ座という名前だったので、うちでは スカラ座にいく、がトイレの合言葉になった。(失礼・・・)
 
 


 

朝7時台の散歩。船内のラウンジや、PC室など。いずれも通りすがりに入りやすい設計。

別行動
 
午前は、わたしは1時間ほどベンキョ。バルコニーの横のデスクで、本当に問題集、やってた。なかなか日当たりもよく、景色もよく、気分のよい自習室だった。

ノートに向かっていると、少しだけ ふわんと、かすかな横揺れを感じることがあった。
 
 
 

ハムテルさんも、異国の船にはすっかり慣れたので、一人でふらふらと出かけていった。なにせIDカードをぶらさげて、カメラをポケットにいれるだけ、というラフなお出かけでいい。

日本語新聞で船内の様子もしっかりわかり、楽しそうにでかけては、デジカメの写真を見せてくれた。プールもいってきたようだ。

おやつや飲み物がほしければ、船内でとれるのと同じメニューがルームサービスできる。チョコ系やパフェ系、コーヒーなどのちょっとしたものもある。清算はIDカードを出して、あとはサインするだけ。
 

ホテルで缶詰め、というのを聞いたことがあるが、これ、動くクルーズ船で何でももって来てもらえて・・・気が向いたら下船できて。最高の缶詰めかもしれない。
 

素敵な缶詰風景in東地中海。管理人、試験にむけて復習。
 
 

 

そうこうするうちに、11時前にバーリ入港。

入港は到着時刻の1時間から40分前ぐらいに着き始める。じわじわ接岸していくので、みな外に夢中だ。

港には、クルーズ船のほか、近くの島へのフェリー、貨物のコンテナ船、ヨットなど色々あって、どこの港も見ていると興味深い。後輩指導に使えるので、バースやヤードまで10倍望遠でひきよせて撮っておいた。

昼食
昼食は、朝とおなじビュッフェ会場が開く。寄港地の時間にうまくあわせて開場してくれる。その気になれば船内で昼を食べてから外出できるし、下船しない人もちゃんと食べられるわけだ。

エクスカーションバスの時刻までに、昼をとりに食堂に向かう。

昼は、日本人ならほっとしそうな、ギリシャやイタリアふうの和え物が4、5種だの(デパ地下惣菜に似ていて日本人好みの味)、サラダいろいろ、肉もにこんだのや ビーフストロガノフや、蒸し焼きや・・おかず色々。かなり種類も豊富。

男性には、ハンバーガーを自分で作れるパンとハンバーグ、ピザ、などが人気だった。

この内容なら十分! そのへんのビジネスホテルのランチ・ビュッフェぐらいはある。
 

バーリには11時ごろついて 5、6時間ほど寄港。アルベロベッロにいくか、個人でバーリを散策するか、マテーラにいくか考えたが、かなりマテーラに振れた。最終的に旅慣れた人たちのマテーラコールに背中をおされて、マテーラにした。
 
 

エクスカーション
 
だいたいどこの船でも一緒だが、新聞にかかれた時間に、それぞれの場所、つまりはラウンジや劇場などに集まる。放送や呼びかけは一切ない。

前にスタッフがいるので、受付をする。言語を確認し、いわれた係員のところにいく。

チケットを2枚みせると、数字をかいたシールを2枚くれるので、胸元に貼る。バス番号になっている。
 
 

スタッフはたまに イングリッシュ こっちー!  スパニッシュー!!など声をはりあげるが、静かにしているときもある。別に放送も案内も何もないので、ただ受け身でボーっと座っていたらだめだ。代表だけいけばいいんで、お連れさんは座らせておくとよい。
 

集合時間から15〜30分たつと、無線で下とやりとりをしながら、スタッフが 「イングリッシュの1番バスの人、いくよ〜〜」と 札を掲げて歩き出す。各自ついていく。別に、点呼も人数確認も、何もない。自己責任だ。
 
 
 
 

下船はデッキ4とか5から降りる。ちゃんとツアーについていかないと、似たようなのがいっぱいいるので、注意だ。
 

下船の出口で、IDカードを機械に通される。これで下船したことを記録している。出口には、今日の戻り時間がかかれている。スタッフ用の時間がかかれていることもある、注意だ。この船は30分前が門限だった。
 
 

降りたところで、またスタッフによる撮影大会がある。ただ、アメリカ船に比べ、あまりやる気がなく、ええかんじの手ヌキでよかった。
 
 

下船するともう20mほどのところにバスがたくさん待っている。バスのフロントガラスに、「MSCムジカ様 秋風のマテーラ探訪日帰り」 なんて書いているわけはないので、みなについていくと、あるバスにつく。

分からなくなると、バス付近にいる人に聞く。聞くといっても、胸のバス番号をさして、これ?とクビをかしげるだけでよいから、大丈夫だ。

おお、バスにつくと小さい紙で MUSICA 10 とか書いている。これが ムジカの10号車バスってことだな。乗るときには必ず確認するようにした。
 
 


劇場や、船内にいくつもあるラウンジをうまく集合場所に使う。普段も好きに座っていいし、飲み物やパフェが食べたければ、船員に頼める。

 
みな、ほとんど手ぶらに近い。私も小さいバッグに、寄港地資料と最低限の貴重品、水やクッキー、日焼け止めや、車内での上着、カメラぐらい。

ちなみに、船の門限は厳守であるが、船から頼んだエクスカーションバスが遅延した場合は、絶対 出港を待ってくれる。わたしは万が一に備えて、いちおう次の都市にいけるぐらいのお金、携帯などを持っていたが、エクスカーションバスの日は大変気楽だった。
 
 

水のペットボトルは、冷蔵庫にも入っているが(有料)、エクスカーションにいく人は、集合場所近くのバーカウンターで、特別に冷蔵庫と同じ安い値段で提供してくれる。エクスカーションのチケットを見せ、IDカードを渡すとそこに課金される。

前回のロイヤルカリビアンの船では、氷をいれた大きな台車で売っていたが、こちらは本当にはしょるところは 端折っている。

うちは、日本から2Lの烏龍茶と六甲の水、500mlの烏龍茶などを、5、6本詰めていった。これで11日間で2名分、もったが、バーで買ったこともあった。

バスの中
 
バスの中は、現地で手配したガイド1名と、船からついてくる係員(若い大学生ぐらいに見えるオリエンテーションのおねえさんのようなスタッフ)がいる。

英語ツアーなら、あたりまえだが英語はいける。

現地ガイドが説明をする。あたりはずれは本当に、号車による。うちらは比較的分かりやすい英語で

バ〜リ イィズ、 ワンノブザ モゥスト いんぽーたんと シティ? イン・ジタリー

ってなかんじで、ハムテルさんも わかるわかる!と喜んでいた。

ほんまかいなと思う most も多かったが・・・
 

バーリさんと名づけるこのガイド、ワン・ノブ ザ モゥスト・てぃぴかる・たうん とか 疎の類のワン・ノブ ザ フレーズがやけに好きだった。

帰国後もいまだにハムテルさんは、突然ものまねで、「バ〜リぃ、イズ・ア・・・」と始める始末だが、けっこうセンテンスを まるごとするっと覚えているので、びっくりである。興味のあることは頭にはいる、という好例であろうか。

非常にわかりやすい英語ガイドにあたったので、幸先よいスタートとなった。
 

行った先でついていけるよう、同じ号車の同輩たちを覚えるようにした。紫の服のすごいにぃちゃんは 紫さん、とか名前をつけた。面白いもので、英語ツアーの人はだいたい翌日以降も英語ツアーで出会うので、顔なじみになる。

だんだんと、あの人オクサンかなぁ、とか my設定をつけるようになった。おっとりしたいかにも英国人という顔立ちの40ぐらいの夫婦がいた。とても静かで英国かなぁなど設定していた。

英語ツアーなので、だいたい同じ参加者から、ちょっとカーテン閉めていいか、とか、そこ席あいてるか、とかは英語で話しかけられる。

ただ全般的には、おとなしい参加者が多く、そんなに話しかけたりもしなかった。

行った先では、遅れるとこっちだよ〜!と手を振ってくれたり、だんだんと仲間意識がでてくるのも、面白い。
 

船のつく岸壁に、船から代理店に依頼した バスが2、30台ずらっと並んでいる。壮観。

自分たちで車やツアーを手配してもいいが、遅延があっても時刻をぴたっとあわせてくれるのは、船のエクスカーションならではの利点だ。

いまのところ東西地中海とも、日本語のエクスカーションはない。

マテーラ
 
マテーラにつくと、ガイドはある小学校の名前を連呼し、これだけ覚えてくれ、 ここが集合場所だ 誰かにこのスクールの名前をいえ、と非常に的確かつ簡潔なヒントを、繰り返しあたえた。

日本のように〜でございます お戻りは3時でございます こちらにてお待ちしております とか聞いていない人も多いなか、このガイドが過去を通して、一番要領がよかった。
 

マテーラでは、丁寧だが、非常に展開のよいストーリーが続き、飽きなかった。キリスト教についてやはりさすがに当たり前というか、詳しい。

日本の観光ツアーもきていたが、だいたいの人は興味ないかんじのところ、こちらのツアーはものすごくイコン、フレスコ画などの東西融合について、三位一体について、またマリアの描き方の違いなどについて、熱く、でも分かりやすく語ってくれた。
 

政府と住人の関係のあたりも大変詳しく、また興味深い点(敷地の所有権、居住するにはどうするか、ツボ単価など)をまじえて、でも真剣に語ってくれた。
 

教会の屋根に当たる洞窟の上段にあがったとおもったら、「えー 足元は、墓です」 というので、多くの女性が OH! AH! と飛びのいていた。

教会の”上”に墓があるのはおそらく世界でもココダケ (このときばかりは ONE OF THE ではなく ONLYといっていた)とか。持って行き方や間が絶妙で、面白かった。

一生懸命聞きたい人はガイドのそばに集まる。ちょっとぶらぶらしたい人・あっちの写真を撮りたい人は勝手に離れ、また合流してついていく。いい感じの距離感だった。

最後に、アイスクリームやで手洗いも案内してくれた。土産モン屋でなく、アイス屋っていうのがええなぁ。アイスを食べ終わったら出発するわね、ってなかんじで小気味よかった。
 

そうそう、面白いことに、クルーズ客は、どの人も、みな、日本製デジカメもDVDだった。


足元は、墓です

迷子
さて、うちのバスでは、おっとり夫婦のダンナサンがバスに戻らず、スタッフとオクサンが探しに行っていた。

船エクスカーションの便利なところは、同じ目的地に言語別のツアーバスが何台かいっているため、最悪の場合、スタッフ同士が連絡して、乗り遅れた人をどれかのバスに乗せて戻ってくることができる。・・ほほぅ!てなもんでもある。我々にしても、同じ船マークの人を町でみかけると、まだ大丈夫だ、とこれはけっこう心強いものだった。
 

さて、おっとり夫婦のダンナサンは10分待っても戻らなかった。でも車内は別にみな平然としている。
 

しばらくして、誰かが戻ってきたぞ!といって拍手し、車内にもどってきた瞬間は ヒューヒュー! ワーオ! ヤッタネ!と拍手の嵐。

日本でも拍手はするけど、なんだかあの
”同情30%迷惑30%反省促し30%責め10%ミックス”で
居心地悪いあの拍手とは違い、なんだか明るかった。

おっとりダンナサンはちょっと気恥ずかしそうにしていた。わざわざ彼の肩をたたきに来る人までいて、なんだか和気藹々としていた。
 
 

港まで戻る
 
1時間ほどかけて、また港まで戻る。車窓は乾いた大地とオリーブ畑。延々と続く。

ガイドはだいたい帰りは少しだけ話して、あとは静かにしてくれる。寝ていた人もいた。日本ほど全員が爆睡、といわけではなかった。やはり基礎体力が違うのだろう。

マテーラで1時間ほどぶらぶらしただけなので、ほとんど疲れなかった。
 

車内はカーテンが上手くしめられない位置もあるので、日焼け止めやふちのある帽子があるとよい。わたしは去年でけっこう黒くなったので、もうあまり気にせず、ある程度の対策にとどめた。冷房もきいているので、それなりに対策を。

バスは、また船の真横で停まる。バイバーイといって降りておわりだ。チップも不要だ。

あとは、めいめい船に乗り込み、船室に戻ったり、泳いだり、一杯飲んだり。

だいたい船の埠頭には公衆電話があったので、みつけたら日本にKDDIのプリペイドを使って電話した。携帯ももっていたが、プリペイドのほうがやっぱり安い。

15時や16時にかけると、日本の22時や23時にあたり、家族もつかまるし、日本時間単位の課金、つまり深夜料金適用でだいぶ安く話せた。
 


 
 
夕方  
16時すぎ、予定どおり、船にもどった。今日は 17時から、ドリル(避難訓練)がある。法令で定められているから、サボったりはできない。点呼をとられる。
 
 
 

各部屋にはクローゼットに必ず定員分のオレンジの救命胴衣がある。入室した日に部屋担当から説明を受けることも多い(ま、だいたい英語になるが、日本語船員も説明していた)。

これを各自首からぶらさげて、時刻になったら、集合場所に向かう。別に学校の避難訓練と違い、スタッフは回ってこないが、ホールなどで、あっち、そっち、など誘導している。どこに行くか、というのは、各部屋の扉の裏側に、示されている。

で、間違ったデッキに行こうとすると、即座に呼び止められる。なんで分かるんんだろう、と思うかもしれないが、答えは簡単、各自の救命胴衣には 部屋番号が書かれている。

ロイヤル・カリビアンではちゃんとした点呼(キャビン1234? トゥー? イェース てなぐらい)があったが、MSCはやっぱりラテンだわ、(笑)適当適当。なんか集合場所にいって、座る。いちおう数ヶ国語で、ヒモのきちんとした締め方をおしえてくれて、しばらくしたら、終わり。みなぞろぞろと帰る。
 

船や国民性で遣り方はいくつかあるそうだが、ま、基本は同じらしい。ことばがわからなくても、なんとかなる。
 


 

みなが救命胴衣をクビからつけて、神妙にしている姿はとってもヒョウキンである。みなカメラで撮りあいっこ。

近くの高齢の女性たちがフランス語で撮り合っていた。フランス語で撮りましょうか、はい、ドウゾ、と対応したら、とても喜んでいた。フランス人、少ないもんねぇ。

 
18時前、予定どおり船が動き出した。バーリを静かに離れる。明日はギリシャだ。
夕食  
 
夕食まで間がある。一旦救命胴衣を部屋に戻し、夕食のレストランにいくまでに、デッキをぶらぶら、デートする。

太陽が海に沈んでゆき、夏とはちがった、少しものがなしい、気品のある夕景をみられた。

ゆったりとした時間。
 
 

陸とちがって、たいしたディナーではないけれど、この時間を贅沢に使えるところは、食事つきクルーズの醍醐味だな、と思う。

7月と違い、9月下旬はやはり日が落ちると、肌寒い。暗くなってくるし、夕食はファースト・シーティングにしておいてよかった。
 
 
 

オーシャンビューのホテルをとらなくても、周りは全部、海だ。

レストランや船室へのちょっとした移動でさえも、クルーズ船では、優雅なひとときになる。
 
 

そうそう、今日は、昨日キープしておいたハーフの赤を飲んでしまおう。


9月中旬。バーリ沖 19時。

やはりクルーズは浪漫がある。できれば、パートナーがいるうちに、カップルで乗ってほしい。

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