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管理人Chun3の 2008東地中海紀行
〜今年のクエストは 東地中海で オリンピックして 遺跡を見るのだ〜
2

7 Nov. 2008

 
 

(2008年9月 Chun3)
 
 

  そもそも 無粋な0編 は こちら
 
1 関空〜アムステルダム KLM
アムステルダム市内クルーズ
アムス〜ヴェネツィア KLM   
ヴェネツィア・メストレ泊
Hotel Bologna
2 朝 ヴェネツィア港にて船チェックイン
ヴェネツィア観光
夕刻 乗船、ヴェネツィア出港
MSCムジカ号 泊
バルコニーつきツイン
3 午前 船内
昼 バーリ入港
(エクスカーションバスでマテーラ観光)
夕刻 出港、  
ドリル(避難訓練)
4 午前 船内
昼 オリンピア入港
(エクスカーションバスでオリンピア観光)
夕刻 オリンピア出港 船長パーティ
5 朝 サントリーニ島 入港
(エクスカーションバスで フィラとイア観光)
午後 サントリーニ島 出港

夕方 ミコノス島入港、夕食と散策
夜中 出港

6 朝 ピレウス入港
(エクスカーションバスで アテネとパルテノン神殿観光)
夕方 出港
7 昼 コルフ島入港
(エクスカーションバスで シシィの宮殿と市内観光)
夕方 出港
同 
8 朝 ドブロブニク入港
個人散策
午後 出港
9 朝 ヴェネツィア入港、下船、観光 ヴェネツィア サン・クレメンテ島泊
10 朝 ヴェネツィア〜アムステルダム〜 KLM 機内泊
11
〜関空  
   

 
 
 
2日目  
 
あぁ曇天。予報どおり。ま、ヴェネツィアは曇天や細い雨、冬のつっキーンとした空気が似合う町だから、よしとする。

朝食を食べに行くと、けっこう広いレストランのようなところで、大勢の欧米、アジア人が食べていた。クルーズにいくような人もいる。
 

日本でいえばワシントンホテルか東急ホテルぐらいの雰囲気。課長さん以上、ってかんじか。
 

うちの「DFV接待作戦」のため、男性にはビュッフェ朝食でなければならない。

ハムテルさんはサラミや甘いパンがたくさんあって、嬉しそう。ワタシも好きなシロップ漬けフルーツやカリカリベーコンも見つけて、ちょっとニヤケる。

スタッフは忙しそうで補充もなかなかだったが、こんなんメクジラ立てるほどちゃうって。仕事って大変やねんから。うんうん。待ったらええねん。

あとで補充も一斉になされた。
 
 

乗継したあとなので、体調をうかがうが、パンとサラミをおかわりにいってるぐらいだから、大丈夫なようだ。うん。

ゆっくりと朝食をとった。
 

今日の予定を考える。  
 
雨もふりだしたし、肌寒い。8時にはりきってヴェネツィア本島にいってもまだ店がはじまっていないし。あとで1泊するから、あせる必要はない。サン・マルコ広場だけ見せればいい。
 
 
B) ゆっくりして 11時ぐらいに ホテルからタクシーで港へ、チェックイン 
→ 港からサン・マルコ広場への水上バスにのって観光
→夕方乗船。


にする。Bパターンは、交通費も時間も無駄にならない。
 
 

ホテルのちょっとした裏庭、といってもコンクリ詰めで建物に囲まれたところだが、うろうろと散策してみる。

母もだが、ハムテル氏も、「ちょっとみていかへん?」と、こーゆーのがやたら好きだ。至福を感じるらしい。ものめずらしげに、色々と撮影している。
 

荷物は、船に預ける用と観光用手荷物に詰めなおし、いずれも船用のシールタグをつけた。
 

タクシーを呼んでもらうが、なかなか来ない。一応もしかして、と確認にいくと、前で停車していた。港 --- Stazione Marittima まで呼んだん あたし、と片言イタリア語で言うと、その車だった。

よくあるように、ホテルまでドライバーが入ってきて、やぁ!ってやるのかと思っていたが、待ってくれていたようだ。
 

教訓 おかしいと思う前に、おかしいと気づけ!by 無茶いう課長
 

 
メストレからヴェネツィア本島の西にある港までは、タクシーで15分ほど。近い。ただ、観光バスが朝10時ローマ広場をめざしているため、橋上から本島にむけてじゅずつなぎになっていた。一部の観光バスは、ローマ広場までいくのを断念したのか、橋の上で客をおろしていた。
 
 

橋の上から併走する列車をみたり、港に入港しているでっかいクルーズ船をみたり、別に困ることはなかった。というか、大阪の渋滞にくらべたら、ヘでもない。
 

途中で、港に右折するところで抜け出せた。

だいたい港までのせてもらうと、ドライバーはみな、遣り方をしっているので、船名を聞いてくる。荷物を預ける倉庫の前でおろしてくれた。少し渋滞しちゃったから、と まけてくれた。まいど!予想通り、25euro程度。
 
 
 

港湾のHPで、クルーズ船がつくバースの番号と場所、 チェックインするクルーズ・ターミナルは 4つほど候補が分かっていた。

当日でないと確定されないので、掲示板などをみて、判断する。
 
 

この港は電光掲示板が頭上わかりづらいところに、いわばフォルクスの店表の高い看板ぐらいの位置にあったので、気づかない人も多かった。

船の近くまでいって困っている人もいたが、船まで行っても意味がないのだ。

ただいま新しいクルーズターミナルを建設中だそうで、できあがったら、わかりやすくなるだろう。
 


 

荷物を預ける
 
船会社の旗があるところで、荷物を預ける。預けるといってもスタッフジャンパーをきた人たちが、シールタグをみて、ハイハイ、2つねー じゃぁね! というかんじ。控えも何もくれない。あっさり。

チップなど不要(アメリカではチップをとると書いている船会社もある)

チェックインするターミナルを探す。港では、無駄に動いても意味がないので、スタッフジャンパーをきた人に、チェックイン・ターミナルはあっちか? と指差してみる。ハイハイといわれて、すすむ。

倉庫のような建物の途中に、小さいながらチェックインはこっち、というプレートがあり、107/108という番号を見ておいたので、場所がわかった。

港湾HPからダウンロードした地図も手に持っておく。分からなくなったら、ペンを差し出して、これに○をつけてもらうのが手っ取り早い。

チェックイン
スタッフジャンパーをきた人が、うん、こっちだよーということで、指さしてくれ、エスカレーターに乗る。

上階に、チェックインができるカウンターをしつらえた、だだっぴろい倉庫があった。
 

同日に出る コスタセレーナ(最初に予約していた、イスタンブールにいく船だ)とMSCムジカは、船もチェックインも隣どうし。
 

地中海クルーズの盛り上がりにより、いま各地の主要港で 客船むけターミナルの整備が続いている。ヴェネツィアも次にきたら、新しいきれいなターミナルになっていることだろう。
 
 

チェックインカウンターは11時ごろとあって、まだ人もまばら。まず総合案内デスクのような人に、書類をみせ、あっちといわれて、そのカウンターにいく。手前のほうは車椅子の人がチェックインしていたから、優先ラインなのだろう。


 

簡単に写真を撮影、 パスポート提出、 登録するクレジットカード提出、 船のバウチャー(ただのA4の紙!)を提出。

2007年のロイヤル・カリビアンのときのように、ネット・チェックインをしていないので、凄く時間がかかるかと危惧したが、けっこうさっさと終わった。朝イチバンザイ!
 

クルーズ・カードをもらう。クルーズカードは、会社のIDカードぐらいの大きさで、名前や船室名がすべて印字され、バーコードがある。
船内で支払いに使う。寄港地ではこれが入国者のIDになる(パスポートは船に預けるため持ち歩かない)。船室のキーにもなる。

何時ごろ乗れるか、とか レストランの席配置を相談したい(乗船当日だけ最終調整できる)ので時間は、など確認する。
 

チェックイン開始は10:30ぐらいだったようだが、もう11:00からの乗船をまっている人もいる。

ちなみにチェックイン開始時刻については、調べると13:00だの12:00だの5種類ぐらいの情報があり、総代理店でも違ったことをいっていた。最終はもらったバウチャーの10:30があっていた。あほらしいが、とりあえず日本で手にはいる情報はけっこう間違っていることが多いので、がんばって調べたほうがいい。
 
 



 

見回すと、簡単な椅子、フリードリンク(薄いブリックみたいなもの)、クッキーなどが置かれている。
 

ドリンクのおとくクーポンセットとか、寄港地エクスカーション(オプショナルツアー)の申し込みデスクがある。

MSC社では、ロイヤル・カリビアンのようにオンラインや船室のTVモニターから申しこめない。また、このエーゲ海コースは みなが行きたい場所がほぼ固まるのと、船内の申し込みデスクで並ぶため、乗船時にさっさと申し込んだほうがいい、と情報を得ていた。

Webから詳細を得て、4つほど選択してあったので、紙にかいて4つ申し込む。にこやかに親切な係員が教えてくれる。船室番号(キャビン・ナンバー)とか書いて、コースにチェックして、終わり。券は、あとで部屋に配達される。レセプションデスクに並ぶより楽だ。
 

前回の教訓をもとに、1日コースは申し込まない(適当な団体メシ屋はまずい)。半日コースにする。支払いは下船時に請求をきられるカード払いだ。4つ申し込んだので、イベントの日に抽選をやるから、1個タダになるかもよ、と女性が言う。半券をもらった。
 

参考までに、ロイヤル・カリビアンのエクスカーションUSD建てだったが、こちらはイタリアの会社なので、ユーロ建て。でもよく計算したら、RC社のUSD建ては最初からちょっと割高にしてあったので、為替のウマミはないとわかった。

2日前から急に天候がすずしくなったので、一部の寄港地ではビーチにいくツアーがなくなり、さしかえられていた。
 
 

ドリンクセットもあるが、これはそう飲まないので、パスする。
 


 
 
 
 
ヴェネツィア観光へ  
 
みると、ヴェネツィアの観光案内デスクもあった。地図もいちおうもらっておく。珍しいことに、この港湾からの船もかかれた地図があった。
 

ここ 港 Stazione Maritima から観光にいくには

 
A) 港〜ローマ広場へ クルーズ客むけの無料バス(所要5分、30分に一本程度)

これだと またヴァポレットに、のたのた乗らないといけない。急行にのっても、時間もかかる。帰りの時間もよめないし、バスも各社乗客が乗るので混むこともある。
 

B) 港の中央〜サン・マルコ広場前にいく Alilaguna の船 (乗り放題券などは使えない)  Blu 線。片道6euro 往復11euro 荷物3euro。


初めてのハムテル氏には、正面サン・マルコから つけてあげるほうが、楽しいし、時間も労力も効果もいいので、Bにする。Bの船がどこから出るのか、事前に調べたがどうもイマイチはっきりしなかった。

埠頭の地図をみせて、○をしてもらう。すぐそばだった。
 

Alilaguna
 
雨がやみ、曇天からたまに晴れ間がでるようになった。

Alilagunaの切符売り場があったので、買う。今日の船の時刻を紙で貼りだしている。

片道にしてローマ広場から戻ってくるか考えたが、多分そう派手に動かないだろうと考え、同じ路線で戻ってくることにする。往復を買う。

長々と相談している人もいて、列はあまり進まない。始発を逃すと20分後・・・  でも、始発は無理そう、とおもったら、始発の時間になっても船はでなかった。なんか適当で・・・イイ。

日本にいると分刻みで、待たされた、とか 20分も、とかおもっちゃうが、ゆったり行こうね! ここで切り替えた。

なんだかんだいって、船をみたりしているうちに Blu線が発車。
 
 

筋力がない病気なのか、かなり大きな車椅子にのった10歳ぐらいの男児が両親と乗っていた。どうやらクルーズ一家のようだった。

普段日本では車椅子での観光や町歩きは難しいと思うが、もし車椅子や不自由な点があったら、ぜひクルーズにいってほしい。いくらでも観光やリゾートができるから。寄港地でも船内でも、みなが助けてくれる。
 

Blu線水上バスから、クルーズ船MSCムジカの横をとおって。

15分ほどでジュデッカ島の前をかすめて、サン・マルコ広場南西手前に着岸。いい眺めで、みな乗客はご機嫌だった。

ハムテルさんは、初めてみる海に浮かぶようなヴェネツィアの風景に、かなりワクワクしていた。カメラをむけっぱなし。やっぱりヴェネツィアにつれてきてあげて、よかった!と嬉しくなった。
 


 
 

よく母が、「コドモやおとーさんが喜ぶようにしてあげたい」 「家族が喜んでくれたらそれでいいのよ」 というのが、昔はよく分からなかった。けれども、今はなんだかとてもよくわかる。ちょっとは大人になれたのかもしれない。

何度も来た町だけど、ハムテルさんがすごく喜んでいるのをみて、なんだか、とても嬉しい。
 

母娘や友達どうし、一人旅のほうが気楽よ!というのも、よくわかるけれど、この「家族が喜ぶ場所につれていってあげたい、それが自分も嬉しい」ってのは、自分の家族をもたないとわからない気持ちなんだな、と思った。
 
 
 


 
 

水上バスはサン・マルコ広場南側の、コンモリした緑の庭園の前に着く。

帰りの乗り場(つまり同じところだが)を確認する。MSCに乗る人は、16時までに乗れ、と大書されている。
 
 

初めてのヴェネツィア上陸に、見た目はソノママに見えるハムテルさんも、実は相当大興奮(と、ワタシにはわかる。話しかけても返事がない・・・) みやげ物屋の仮面にも足をとめていた。
 
 

そんな土産モン屋より(失礼)、先にサン・マルコ寺院を見せてあげたくて、先をせかすが、本人はすごくこの初めてみるスタンドや仮面が面白かったらしい。そうだよな、わたしも20歳で来たとき、わくわく血が沸騰するぐらいだった。

角をまがって、サン・マルコ寺院が見えた。
 
 

サン・マルコ寺院
 
イロイロなもので見知っていたヴェネツィアで 実物をみたハムテルさんは、いたく感銘をうけているようで、寺院前から長いこと動こうとしなかった。

時間はありあまるほどあるので、穴もあかないから、好きなだけ、眺める時間をとった。
 


 

寺院は日曜午前はあかない。先に寺院の上テラスにのぼる。

左側の列に並んでいると、リュックも持ち込み不可といわれ、路地のほうのクロークに預けて来いという。直前になってから一人ずつに言うのが、なんとなく、手作業ぽくてイイ。日本だったらマイクで言ってまわるか、たて看板するだろう。

路地奥のクロークは、あまり沢山は入らないところだった。これなら全員言わないのもちょっとわかる気がする。指示がわからなくて、入場をあきらめていた日本人もいた。

上にあがるのは20段ほどだけ。いくつかの遺物や資料などをみて、寺院内を上からみたり、テラスから広場を眺める。わたしものぼったのは初めてだったので、一緒に楽しんだ。

降りる途中、寺院1階内部をたまたま閲覧できるようになっていた。午後オープンはまだのはずだが、先に見学できて助かった。
 


 
 

広場に戻る。曇天であったのが、昼をまわるころには、青空になってきた。かさも結局使わずに過ごせている。

うちのポーターさんは、手ぶら状態がよほど心地よかったらしい。使うもんナイよね?ということで、そのままクロークに預けたままにする。

ブランド街を通り、アカデミア橋へ抜ける。いい眺めの部分に一部工事があり、あれぇと苦笑はしたが、それもまた一興。


 
 
 
 

船好きさんのために
船好きさんのために、唯一のこるゴンドラ造船所をみせにいく。

晴れ間がでて、暑いぐらいだ。重ね着していたものを脱ぐ。河岸などをブラブラし、少しゆったりとした午どきの裏道を楽しむ。
 
 
 
 
 

とちゅう、3月22日通りに帆船をモチーフにしたホテル・レストラン Hotel Saturnia があった。次はここもいいね、サンマルコ広場から平地でこれるね、となぜか次回のスリコミ。
 
 
 
 

アカデミア付近
アカデミア〜グッゲンハイム付近をぶらぶらと楽しむ。このあたりはしっとりしていて、来る観光客も美術館が好きな人だったりするので、ちょっと服装が違うように思う。
 
 
 
 
 
 
港に戻る
 
なんだか昼を食べそこね、船に乗ると昼食も夕食もあるので、そのまま歩きつづける。朝、ビュッフェで沢山食べておいてよかった。
 
 

往復切符を買っておいたから、さきほどの乗り場から、乗る。沢山の路線がとおるので、船をよく確認した。

多分ならぶはず、と予想し、早めに船に戻ることにする。15:30

ベタベタとMSCの人はどう、COSTAの人はどう、とイタリア語で書いてある。あれ、裏にも書いてある、とおもったら、単なる裏紙だった。
 
 
 


 
 
 
 
乗船  
チェックインがすんでいるので、先ほどのチェックインフロアに戻り、その端っこから、船にいく通路に案内される。

手前に、飛行機と同じ荷物検査、身体検査がある。持ち込みアルコールはできない。預けることになる。
 

さっそくもらった、キャビンカードを、見せる。二人とも、それぞれ会社のID名札ケースを持ってきた。首からつるすやつだ。滑り落ちないストッパーがついているので、安心。
 

小さい子が、人形をだいて検査のドアをくぐろうとした。親が人形をとろうとするが、むずかる。

係員は慣れたもので、まず人形ごと子供にドアをくぐらせ、
「ちょっと おにーさんにも見せてねー」 といってとりあげ、スキャンを通していた。ごめんねー ありがとねー かわいいねー と男性係員がやさしく返していた。
 

長い通路をとおって、船にむかう。

乗り込む前のサービス撮影などは、アメリカの船に比べると、ノリはちょっと適当だった。まぁよろし。

これらの写真はあとで気に入ったら有償で買うシステムだ。だいたいスタッフと一緒にとるから、美女2人に囲まれてデレデレ写真も撮れる。ノリノリで にかっと歯をだして笑ったりポーズをとるほうがよい。

ちなみに、私とハムテルさんは、昨年の屈辱(?)をはらすべく、
1年にわたって、マンションのエレベーターなどで、猛特訓をつんできた! アメリカ人のようにせーので 歯をだして、口をぎゅぅぅっと上につりあげて、にか!と笑う。

クルーズにいく人は ぜひ練習を。本当に地味な日本人の顔(うちだけかもしれませんが)が、全然違うので。
 
 
 
 

船室に入る  
 

2006年7月就航の船だから、我々にとっては 「新しい!」 

やっぱ新造船にしなくてよかった。新造船なんか乗っちゃったら、
あとがきついよね〜 老後だよね。 (まだいく気)

 

カテゴリー6の部屋   8階
15平方Mなのでちょっと手狭だが、まぁ不便ない程度。

これで、いわゆる「早割料金」だと、一人7泊3食おやつ+移動つきで 18万円ぐらい。1日、一人25,000円ぐらいか。

高いと考えるか安いと考えるか。宿泊1万円、食費5千円、移動1万円 というふうに考えたら、納得できた。いろいろなエンターテイメントや施設利用料も含まれる。
 
 
 
 
 
 

この船は、最近の傾向で、中級のカテゴリーをとりあえずたくさんつくった、庶民にぴったり♪な船である。

つまり、部屋は狭いけど部屋数が多く、角部屋の多い、ちょっと安いけどがんばった分譲マンションみたいなもんだ。

1室は狭めで、ただし、バルコニーつきが多い。また均等に同じレベルの部屋が8割を占める。ゴージャスな部屋は「ない」。単価も安くなっている。

http://www.msccruises.jp/musica/deck.shtml

うなぎの寝床みたいだが、まぁ欧州の普通のホテルなどに比べたら遜色ない。


ベッドから寝転んでの眺め。
 

・バルコニーつきスィート 22平方M、単に上の写真の部屋がもうあと2畳分ぐらい広いだけ。ソファ部分が3名がけになり 60cmほど広がる。あとはバスタブがついている。

・バルコニーつき海側 L  部屋はスィートと同じで、シャワー。
ソファ部分が2名がけぐらい

・バルコニーつき海側 写真の部屋。ソファが1名がけ シャワー。

・普通の船は、これに 窓のみ(バルコニーなし)のキャビンがあるのだが、ここはない。

・窓なし内側 シャワー。
 

4人部屋や、車椅子のための部屋(数室ある)、コネクティング、8人まで泊れる部屋もある。ファミリープランといって大人2名の場合、18歳未満の子供2名は無料になる。トリプルになると、およそ0.5人分を加算。
 
 
 
 
 
 
 
 


 

階層  
 
あとは、階層や場所で値段が違ってくる。

階層といっても高ければ一番利得があるわけではなく、いろいろ穴場なフロア、穴場な場所もある。
 
 

動きやすい場所、揺れる場所、前にボートがあってよく見えない場所、などある。安いのにおとくな場所、などある。

ちなみに、予約時に船室番号指定で予約する。添乗員つきツアーの場合は、一部を予約してあるため、カテゴリーが決まっている。船室番号は選べないが、聞いてみるとだいたいの場所がわかる。
 

一般には 高層階(テッペンから1階下)中央、がよいとされる。パブリックフロアの真下は、振動があるので避けたほうがよい。

この船は構造上一番よい部屋が先頭になっているが、見てきたところでは、揺れと遊戯フロアの微妙な振動・歓声、音楽、マイク音が気になるかもしれない。また最上の部屋の上がテニスコートになっていた。ここはサッカーしたりドッジボールしたりするところでもある。うーん。響かないか?
 

フロア移動は多いので、1、2階ぐらいの差だときれいな階段を使って簡単に移動できる。

先に近いほうは、波にのりあげるので、上下のゆれがある(幅が細い船ほど)。後ろはエンジンの重低音というか、振動がある。また食堂などあがるので、リフトなどは混む傾向にある。

下船は、船の前後両方から下りられる。港や下船方法による。また岸ごとのツアーによって配分されるので、どちらになるかは分からないと思っておくといい。ただ、主な寄港地では、
日本人がいくようなツアーはだいたい後ろから下船した。
 

リフトに近いと、うごきやすい。

後ろのほうでリフトあたりの部屋は、みながしゃべったり リフトに走りこむ少年がいたりして、ちょっと賑やかだろうなと思った。

左舷、右舷も検討すべきである。寄港地の湾の図や就航ルートをよくみる。わからなければ、左を接岸することがスタンダードなので、(違う場合もある)左をすすめる。寄港地の陸がよく見えるのだ。


食堂からの眺め。

窓際席がヤマホドある。もちろん景色は勝手に動く。朝日や夕日も。

そして、入港時も飲み食いしながら、ゆったりと船は岸につけていく。

荷開き
 
チェックイン時にもらう資料がやけに少なかったと思ったら、ベッドの上に沢山並べてあった。

この船、このコース、この出発日は 日本人船員が乗船する日なので、日本語パンフレットや日本語船内説明会もある。ハムテルさんは、今年は日本語や!とえらく喜んでいた。

朝、預けたスーツケースも、もう部屋の前に置かれていた。

7泊するから、全部、クローゼットや引き出しにほうりこむ。とにかく周遊旅行なのに、毎日荷造りしなくていいのは、究極の楽である。

あいたスーツケースは、がんばればクローゼットに2つ入れられた。狭くはあるが、”がんばった中級マンション”なので仕方ない。2人分の荷物なら、きれいに部屋じゅうに収まった。
 

今日の船内予定を見る。
 
今日の船内予定を見る。夕方までビュッフェで食べられるし、もうプールサイドで焼いている人もいる(18度だが)

講座やゲームもある。カジノは出港後の営業だ。この船は、店舗の営業時間がけっこう短いとわかった。
 

めずらしくドリル(非難訓練)は明日だそうだ。明日別のところからも客をのせるので、そっちを拾ってから、合同で開くらしい。なんでも、ドリルは法律で出港後24時間以内、という規定だそうで、なんとか翌日夕方、つまり出港後23時間ぐらいで行う、きわどい予定だ。

貴重品は金庫にしまう。
 

パスポートを、夕方までに船内レセプションにもってこいとある。船やコースによるが、このコースの場合は、ドブロブニク(クロアチア)以外はシェンゲンとかで、船内で客の入国手続きを代行してくれるらしい。だもんで、下船時にもパスポートが要らない。クルーズカードが身分証明書となる。
 

腹ごなしになにか食べに、ビュッフェにいくか。

首からIDカードをさげ、カメラとパスポート、船内資料だけもって、部屋をでる。カバン、イリマセーン!


 
 
 
散歩  
 
2度目とはいえ、やはり知らない船はとても楽しい。散歩だ散歩。探検探検♪  どの客も、みな初めてとあって、カメラ片手に撮影や、探検。
 

たまに通り過ぎるスタッフは、ほとんど無言で挨拶しない。あれ? だいぶ前の船(ハ〜イ!)と違うねぇ。

これなら返事のバラエティが少ないハムテルさんも、楽かもしれない。ほっといてくれて、楽かもしれない。

日本人  
通りすがり〜と思ったら、パブリックフロアの、椅子がたくさんある、オープンバーの一角から、日本語が聞こえてきた。

あれ?日本語説明会、かいてあったのと場所が違うやん。なんか小会議室みたいな場所を、別のグループにとられて、移動したらしい。あ、そうですか。

ついでなので、ちょっと聞いていく。

客層は、この日は JTBの添乗員つきツアーが居る。

(前回、日本語が話せるハーフの少女との会話を唯一の生きがいにしていたハムテルさんのために、いちおう日本人ツアーがいることを確認した)
 

お仲間  
 
JTBかなぁ、それらしき60、70代のご夫婦が多い。副本部長や常務ぐらい、あるいはそういうクラスを経て、定年退職された方に見える。

カナシキ現役会社員の習性で、なんか落ち着かない。絶対、話しかけられたら ハ!〜デス!、 エレベータでは絶対手で押さえて、どうぞ! ってやってしまうだろう。

あとは若い新婚さん風、母と娘さん、多分ツアーの添乗員だろう、やけにフンイキの違う、一人の男性。

・・・うちみたいな30代は、ちょっと居ない。
 
 
 

日本人船員が居る人気コースなので、個人参加型商品、つまり代理店にエアとホテル、船を予約してもらう個人客も何組かいた。これは持ち物に、JTBではなく、別の代理店の名前があったので、あぁ あそこのあの商品だな、とわかった。
 

客はざっと2,500名、うち日本人の乗船が20数名で、説明会には20名弱。いいかんじ。説明会にくるのは自由なので、全員ではない。うちも通りすがりだ。
 

説明会は、プリントの通り、読んでいく。ただ、ショーはどれがおもしろいとか、レストランのメニューはこれがマシで、これはちょいと不人気です、とか教えてくれたので助かった。質問にも答えてくれる。あと、日本人船員の顔がわかる。もし時間があえば、最初に参加しておくとよいものだな、と思った。
 
 

JTBのクルーズ商品は、(パンフにもよるが)だいたいちょっと高めなので、客層はいい。その後あちこちでみたが、ミナサン控えめで、そんな顰蹙をかうような人はいなかった。
 
 



 
 

さて説明会はすぐ終わり、日本人のための特別ケアも、ここで日本人船員さんに申し出ると全部やってくれる。

パスポートは代行で集めますだの、ベッドはくっつけたいか離したいかだの、氷を要る人だの希望を集める。

全部の船室が ハリウッドツイン(シングルベッドが2つくっついたもの)で、もとはダブル仕様になっていて、希望者だけツインにするらしい。が、日本人はあまりにツイン希望が多いため、デフォルトがツインで、希望者だけダブルにするんです、との説明。

そりゃそうよねぇ いまさらねぇ ほほほ みたいに頷く、60代オクサマたち、 何いってんだおまえ・・こっちだって こんなオバサン・・とごにょごにょと ちょいムクれるオジサマたちの前で、

”うち ダブルがいいです” (ねっころがれるからです!)というのは こっぱずかしいのだが、ハムテルさんは恥ずかしいってなんで?といっていた。よくわからん人だ
 

日本人船員がレセプションに居る時間は、船内新聞に書いてある。また、困ったら電話で呼んでくれるし、通訳もしてくれる。一部エステやフィットネス講座なども事前に頼んでおけば、時間にあわせて通訳にきてくれるそうだ。
 
 

へんなはなしだが、日本人船員がこれほどやってくれると思わなかったので、言葉が不案内な人も、添乗員つきツアーにしなくても、これなら十分船内で頼れるなぁと思った。



 
 

「あのツアーの人って、添乗員がついてるけど、やっぱ高いのかな」

今日のったはるJTBの人は うちらの同じ部屋のクラスやと 寄港地エクスカーションこみで一人90万。
 

ハムテル氏は固まった。 「一人?!」
 

保険とか空港までの交通費とか含まないけどそういうの入れたら、全部で100万やろね。でもあのツアーはとくに寄港地エクスカーションは専用バスで、日本語通訳してくれるから、一番タチのいい、良品ツアーやね。

出発日も連休がらみでいいし、部屋も悪くないところ押さえて、JALのミラノ便やったよ。昨日は成田から直行便で、ミラノで1泊して、朝から3時間走ってきた。宿もけっこういい。
 

ちなみに うちらは  ありとあらゆる費用をいれて、電話代から関空へのバス、保険、寄港地での雑費やあんたのアイスクリーム代までいれて ”二人で”100万。

うちは添乗員いらんから 実費ですむもんねぇと 笑い飛ばすと、でもその分オクサンまるまる一人分の費用が・・・ といわれた。
あはは
 
 
 

添乗員つきツアーがちょっと高い理由は、エクスカーションが入っていることと、それからやっぱり添乗員の航空券と船・宿代、人件費、でしょう。

ただクルーズ自体がまだ開発途上商品で、日本でも、ツアー自体はまだまだ催行が少ない。一部連休や休みの時期しか催行しない(集客できない)ものが多いから、集客力のあるツアーにしたほうがいい。

また、10〜14名ぐらいと小規模なので、ツアーといっても逆に、そうえげつないものではないが、空港送迎バスにしろ、少人数なので若干割高であるのだろう。

エクスカーションなしで、寄港地では個人散策したいカップルとか、いくつか適当に選びたい人なら、最初からパッケージ型にしてもいいかもしれない。

ちなみにJTBのこのツアーは、寄港地では自分たち専用のマイクロバスで、日本語ガイドつき(多分現地ガイドに添乗員が日本語オーディオで通訳)というので値段がはねあがっている。

添乗員つきツアーでも、安い会社は、エクスカーションは別づけ(別料金)なので、そういったものにしてもいいかもしれない。
 
 
 
 

探検
船のデッキなどを探検。やはり一番陽の長い7月と違って、プールの利用時間は短いな、と感じた。わかってはいたが。

船のデッキから。18時ごろ停泊中のMSCムジカ。むこうは、同じく停泊中の別のクルーズ船。

出港
予定どおり18時出港。わたしは部屋から、ハムテルさんは、どこか最上階まで見に行った。

この船は、前の太っちょボイジャーに比べると、ちょっとデッキの面積が狭くて、しかも黒っぽい色ガラスが入っている個所が多い。撮影できるような個所は意外と少なかった。人が集まっていた。早めにキープしたほうがよい。

もちろん見ものは左舷だ。ヴェネツィアどまんなかを抜けて、サン・マルコ前を通るからだ。船が傾かないか、心配だ。
 
 
 

全長約300m、幅32mの船は、港を出るまでは、小さいタグボートに引かれ、いまから教習所のクランクのような道をとおって、ヴェネツィアを発つ。
 


出港。後ろはコスタ・セレーナ。ほぼ似たルートなので、旅の7割で出くわす。

20分ぐらいあとに出る。コスタセレーナも前をタグボートに引っ張られていて、なんだか面白い。


 
 
 
 
ヴェネツィアを通る。  
出港後、船はゆっくりと進むが、それはゆったりと、また、のんびりと楽しいもので、ほとんどの人が視線は外に向けられたままだろう。

寄港地ごとに入港出港を繰り返すのだが、本当に、けして飽きることがない。

サン・マルコ広場のまん前を通る。
 
 
 

地上も、カメラの砲列がこちらを狙っている。
 

すぐ後ろからも巨船コスタ・セレーナがついてきている。
 
 

こちらは船室バルコニーからみた眺め。左舷だと、自室から見られる。

19時  
小腹もすいたので、夕食にいく。夕食はメインレストランが2つ、百貨店のきれいな大食堂の大きいものに似ている。一つはやや高級らしく見える内装、もう一つはカジュアルな内装。部屋カテゴリーやツアーなどで、分けている模様。料理は同じだ。

レストランは両方とも内装はたいしたことがないが、まぁこじんまりとうまくまとまっている。前はタイタニックそのものなクラシカルな内装だったが、今度はふつうの現代デザインだ。
 
 

夕食は2回転。予約時に 18:45のファーストシーティングか、21時台のセカンドシーティングかを予約する。ただし早く埋まるので、予定通りならないこともある。

夕食の席は指定席で、実は、7日間変えられない。6人テーブルや10人テーブルなどもあるので、相席である。みたところ、この船は6人テーブルが多かった。よくみるとデッキプランにテーブルの図まで書き込まれている。
 

席はもらったIDカードにかいてある。が、実際レストランにいってみないと場所も大きさもわからない。最終の変更交渉は可能であるが、英語ではあるし、ロイヤル・カリビアンでもMSCでも、15時だの15時半だので打ち切ったりしていた。本格的に交渉したい場合は、早く船にのったほうがいいだろう。
 

前回遊びほうけるためにセカンドシーティングにしたところ、何か食べてしまったり、眠かったので、今回はファーストシーティングにしてみた。ツアーがいる場合、ツアーは必ずファーストなので、最悪でも日本人同士のテーブルになると考えた。
 

服装は3段階、フォーマル、インフォーマル、カジュアルで決まっている、とのことだったが、乗ってみたら、二段階だった。なーんだ。今日はカジュアル。といっても二度目で要領もえたので、服装はすごく少なく組んである。

カジュアルといってもTシャツなどはだめで、衿つき。

着席  
 
前回に比べると、うやうやしさのカケラもなく、あっちーと 適当にいわれ、 席の案内もけっこう適当で苦笑しながら、席を指差されたら、陰になっている席だが、あらまぁ二名テーブルになっていた。

まぁ! 

実は、前回以降、調べると、お見合いばりに、希望の相手の言語、年代などいろいろリクエストができるのだとわかり、また前回スペースをいかして、絶対に2名席があるとわかっていたので、スモール・テーブルをダメモトで、リクエストしておいた。

後ろも二名席で夫婦。横は6名テーブルがいくつか。
 
 

前回は、外国人としゃべってみたい、ということで、外国人との相席をつかのま喜んだハムテル氏だったが、「現実はそんな甘いもんじゃなかった」といっておこう。

ビジネスやホームステイの相手とちがって、親日なわけでもなく、ときには明らかな蔑視や失望の視線もある。年代もあわないこともある。

話題も普通に展開されるし、相手によっては、まったくこちらに合わせずに話す人もいる。

相手も自分たちのバカンスを楽しみにきているのだから、ホストファミリーじゃないのだから、ムリはいえない。

また、自分たちのうち一人しか英語を話せない場合、6人卓だと、4人の通訳をしなければいけないので、食べながらは、なかなか至難の業である。4人が英語でしゃべり、自分もしゃべり、同行者には流れを訳し・・・ 。

相手4人がしゃべるうちに、こちら極東アジア人に気をつかって、話しを振ってくれているのがわかったりして、居心地悪かったこともあった。また7日間となるとけっこう観光でくたびれて帰ってきて、また夜から外国語のテーブルトークというのは、なかなかよっぽど普段営業で外国人との会食になれていないと、苦悩にいたることもある。
 
 

それに比べると、これは楽チン! 気兼ねなし! デートというか日ごろの家での食卓そのままやん!(しかもうちも円卓) 
 
 
 

スタッフがメニューをもってきた。インドネシアの人で、担当の名前や国がテーブルにかいてある。なんか見た目、親近感あるなぁとおもったら高槻の課長に似ているではないか。

そうか課長はインドネシア系・・とか思っているうちに、日本語メニューをわたされた。勿論こっちは値段が高い・・とかはない。なぜならすべて船賃に含まれているからだ。
 

ドリンクは別料金であるが、ハーフでボトル17euro程度があった。ワインが比較的多いのはやはりイタリア船だから、だろうか。ワインは翌日まではボトルキープできるといわれ、あまり飲まない二人は、じゃぁといってハーフにした。
 

勿論、高い船になると、食事時間自由、テーブル自由、アルコールも含まれている、というものもある。そういうのは船だけで一人130万だのかかるわけだ。ご随意に選択されたし。
 
 

メニューは日本語なので、ハムテル氏はこれまたえらく喜んでいた。前回も、海外でのレストランどこでもそうだが、メニューがわからない、同行者に聞くしかない、というのは意外と大きなストレスになるようだ。

しかも番号がふってあるので、自分で担当に「ナンバー1、ナンバー15」「1and15?」「イエース」と片言で十分通用する。日本語対応シップとは ここまで便利なのか、と内心舌を巻いた。
 

わるいけど、添乗員・・・要らんやん。
 
 

料理
皿数は何品頼んでもいい。失敗したら、別のを頼んでもいい。
 
 

盛り付けも内容も、はっきりいうが、ディナーとおもって意気込んでいた人は、失望することだろう。
 

だが、よく状況を考えてみてほしい。

2,500人に毎日 船の狭い厨房をつかって、冷凍食材で(寿司でさえすべて腐敗防止のため、冷凍である) 食事をだすのだから、決まりきった出来合いにきまっている。

しかも結婚式披露宴なみに、大量につくって保管やぬくめる程度であることは、想像に難くない。

メニューが選択式であることから、当日の急なオーダーに対応するため、簡単に仕上げだけ施して、即座になんとか出来合い調理しているのも、間違った想像ではないと思う。

スープもソースもなんらかの出来合いであることは当たり前だ。
 

私は朝と昼をメインにしたので、夜は最小限しかたべなかったが、ハムテル氏はパンも野菜も大好き、日本のスーパーのよりはおいしいハムがいくらでも食べられるとあって、毎晩 食事が楽しみだなぁ といっていた。ちなみに彼はほとんど食事にこだわらない人だから、参考にならないと思う。
 

実際のところ、ロイヤル・カリビアンの船よりははるかにマシであった。日本でいえばガストなどの安いファミレスをもうすこし大味にしたような感じだ。味つけもべったりしているが、まぁ食べられない味ではない。

ただ、これは最初にまずいアメリカ船を経験しておいたから言えるせりふだろう。
 

はっきりいってこのメインレストランの食事に 気持ちも服装も意気込んだとしても、無駄に感じる。
 

パスタのスープは塩辛いどうみても粉をとかしたコンソメに、ちょうちょパスタが1個だけぽけっと浮かんでいたり、かなりひどいから、本当にファミレスのひどいのを想像しておくとよい。

まぁ無料なもんだから、これだけ形が整っていたらマシかな、という程度におもってもらいたい。

お金をもっとだせば、けっこうおいしい船もあるそうだ。

ただ、どうしても、円換算したり、すきなものが食べられなかったり、ケチってしまったり。。。が続く欧州旅行において、毎日いやというほど、そこそこ平板な料理が、お金を気にせずに自由に食べられる、というのは かなり大きな利点である。

おいしいものは、陸で、昼間に食べればよいのだから。

まぁ昼の街角弁当ぐらいの味で、死なない程度に、野菜とスープ、ちょっとのパスタぐらい食べられたらよいと、わたしは考えた。
 
 
 

スタッフは人数が足りないようで、てんてこまい、サービスもくそもあったもんじゃない、走るようにやってきて置いてダッシュで帰る、というような人だった。

欧米人に話しかけながら悠長にやっている人もいたが、担当テーブルの数によっては、大変なようだった。

我々はほっといてほしかったので、まぁちょうどよかった。その課長にそっくりなスタッフは、きまじめで一生懸命かけずりまわっていた。顔が似ていると、勤務振りも似ている。
 

デザートやコーヒーがおわったら、食後、最後に有償ドリンクの清算をする。これも例のIDカードを出すだけである。
 

食卓に二人なもんだから、会話もまぁ毎日とかわるわけもなく、さっさと食べて、部屋に戻る。

えらく回転の速い我々だった。盛り上がるテーブルだとやはり2時間ぎりぎりはかかる。相席でないのは少しさみしい気もするが、よく考えたら、友達を作りにクルーズに来ているわけではなく、物見遊山とゆっくりぶらぶらするためなので、これでよしと考えた。

クルーズを考える人は、自分たちの目的や過ごし方をよく考えて、選ぶといいと思う。
 
 

帰ると、ベッドサイドの明かりがついて、ターンダウンがしてあった。

ちなみに部屋のキーも 例のIDカードで、明かりをつけるのも例のカードである。1枚で何役もこなす。えらい。
 

そういえば夕食前にシャワーを浴びてあったのが、タオルもきちんと換えられていた。
 
 

部屋のTVでは、いろいろな船の情報や、明日の寄港地のこと、操舵室からの眺め、など放映されている。ただ全般に船内の催しやそういった放映内容、ショーも含め、エンターテイメント系は確実にロイヤル・カリビアンに劣っていた(比較でいうと、55%だった) けれども、あまりそう派手に参加しないなら、十分事足りる範囲である。

シャワーは若干狭く、わたしはシャワーカーテンが風ですぐ肌につくので、ひやひやしたが、後ろをむくなど工夫をした。お湯は潤沢に熱いものがふんだんに出た。

洗面台は奥行きが狭いものだが、ビジネスホテルよりはましな部類で、船のなかでこれだけなら十分満足であった。
 

疲れがでるか心配であったが、熱いお湯をかかり、持参した洗面器で足湯をしてみたり、温タオルを肩にかけたりすれば、ほとんど疲れはとれた。寄港地では半日以下しか出歩かなかったので、疲れもほとんどなく、疲れにくい靴を持参したので、恒例の足シップを使わないですんだぐらいだった。

また初秋のような気候で、汗だくでない。炎天でないから疲れにくい季節だったのも、あるかもしれない。
 

持っていった洗面器は、これは、足湯にも かかり湯にも、また洗面台を二層に使う(上で水をためて、下で排水)のにも、洗濯をするにも、大助かりだった。
 

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