・・・川、ですねぇ。思いっきり小川。
幅は2メートルもないんじゃなかろうか。それも土手に草が茂って水面が見えない。どっちが上流かもわからないじゃん。
とりあえず水面が見える方向に川を辿っていくと、歩いてきたのと反対側が上流だった。方向転換して川沿いに歩いていく。
ちょっと大きな道を渡って教会の塔が見えるほうへ向かう。イタリアの小さな田舎の街。日曜日というのもあるのか、教会の前でネクタイを締めたおじいちゃんたちが立ち話をしている。教会の前の広場には移動遊園地が来ている。
みーっけ!!
ルビコン川。 この場所では川幅5メートルくらいにはなっていた。橋が架かり、橋の袂にカエサルの銅像が建っている。ここ、ここ。
いそいそと鞄からブツを取り出し、ダンナに渡す。
今回の旅最大のイベント。
それは「ルビコン川でサイコロを持って写真を撮る」という実にくだらないイベント。
わざわざ日本で10センチ四方のぬいぐるみのようなサイコロを買って、スーツケースにつめてきたのだ。
お互いにサイコロを持って、はいチーズ。 「この東洋人、何やってるんだ?」という町の人の視線にもめげずに。橋を何度も渡って行ったりきたり。満足満足。
とりあえず、この街の教会も見ておこう。教会の扉を開けてみると、ミサの真っ最中。ぎっしり街の人が入っている。聖歌隊も、街の子供たちなんだろうな。しばらく見せてもらって、そっと出る。
近くにあったちょっとモダンなバールに入る。
店の陽気なお嬢さんは英語使えるみたい。コーラを注いでもらっている間、「どこからきたの?お休みで?」なんて話をして、「何でこの街に来たの?」と聞かれた。
「ルビコン川が見たくって」といったら、「そうね、自然が一杯だし・・・」といいながら大爆笑。どうみても、ただの小川だもんね。
今回はこのバールが、ベストバール賞。
静かな日曜日の住宅街を抜けて、駅に戻る。