「オペラまで」と言うと、ドライバーはわざわざ「オペラは二つあるんだよ、どっちに行くんだい?」と。
「ロワシーバスに乗るからそっちだよ」と答えると 「どうせ空港に行くんだから、このままドゴール空港まで乗って行けばいいじゃないか!」
「いいよ、バスで。行きも、そうしたし」
「この時間は空いてるからタクシーの方が楽で安いのに、一体なんでわざわざバスに乗り換えるんだ」
「だってチケットもう買っちゃったの」 (うそだけど)
「馬鹿だなぁ、日本人は頭いいってきいてたけど、ありゃうそだな。ちょっと考えれば分かるだろ、このまま空港まで行けるんだ、タクシーが一番いいに決まってるよ」
こんなやりとりをしているうちに、オペラへ到着。
バスに揺られて空港まで、パリを抜けるまでの風景がまだ明るい夕方の光でなんだかきらきらして、本当にきれいだった。
公園で鳩が一斉に飛び立つ様子とか、はがれかけたポスターとか、なぜか、この車窓の景色が、とても印象に残っている。
帰りは、Nは都合で名古屋で一泊して乗り換え、私は成田へ直行と、別の便で帰国。
1週間の短い旅程での旅は初めてだったけど、こんなに気軽に来れるものなんだな、と実感。
また休みが取れたら、お金が貯まったら、パリに遊びに来よう。