| 4日目 |
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10時前、少しゆっくり目に家を出て、Du pain et des ideesに朝食の調達に行く。が、この日は定休日。サンマルタン運河を散歩しながら今日の予定を考える。
お腹がすいて来たのでモンパルナスにあるクレープの店 Ty Breizへ向かうことに。メトロで向かい、てくてくと店を目指す。
昼前に着いたので、まだ空いている店内でゆっくりメニューを眺めて、私はほうれん草と卵、Nはラタトゥイユのガレットにふたりでシードルをシェア。右手に厨房、左手はテラスという席だったので、日差しが気持ちよく、シェフの手際の良さも眺められてワクワクしながらガレットを待つ。
かわいらしい女性スタッフが「bon appetit!」と持って来たガレット・・・大きい!大きな器から四隅がはみだしちゃうくらいに大きい!お互いのガレットも少しずつ味わいながら食べるが、なかなか減らない。
ほうれん草の味がギュッと濃くて、素材の味が生かされているクレープに大満足で店を後にする頃には、ランチを取りに来た地元の客でほぼ満席。
帰り際にキャラメルが5つとショップカードの入ったギフトをもらって大喜び。
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| バス移動 |
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ずっとメトロでの移動だったので、ここからバスでリュクサンブール公園に向かうことに。バス停が集中しているモンパルナスで、目当てのバス停がなかなか見つからない。
ターミナル中央のオフィスに行ってみると、スタッフとおしゃべりしていた男性が「何かお探し?」と声をかけてくれたので、「この近くの82番のバス停を探しているの」と答えると「あの赤い看板のある建物の下だよ」と即答。
そこへ向かうと、ちょうどバスが到着。なんとなく乗ったのが反対方面へ向かうバスだったので、ついでにエッフェル塔に行くことに。
車内最後部の一続きの座席は賑やかに英語を話す観光客が7人で埋まっていて、彼らと向かい合う形で座った。よく見ると、彼らの真ん中に、フランス人の高齢の女性がひとり紛れている。記念写真を撮ろうとする彼らに「わたしが撮ってあげる」と席をたつ。
7人がギュっと寄ってポーズをとり、女性はバスの揺れと格闘しながらシャッターを押し、デジカメの画面をみんなで確認して、大満足。
7人は盛大にお礼を言いながら、またおばあちゃんの席を空ける。わざわざその真ん中のスペースに戻るおばあちゃん。
言葉は通じてないんだけど、楽しそうな8人と、バスからの景色を眺めつつ、午後の暖かい日差しと揺れに気持ちよくうつらうつらしながら、バスは進む。

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| エッフェル塔 |
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エッフェル塔到着。下をくぐって公園へ。平日の昼間だというのに、たくさんの人が芝生に寝そべって気持ちよさそう。
クレープリーでもらったキャラメルをなめながら、わたしたちも芝生でひなたぼっこ。おみやげ屋さんをひやかして、セルフタイマーでいろいろな写真を撮ってひとしきり遊んだ後、リュクサンブール公園へ行くためにふたたびバス停へ。塔の脚から続く大きなアーチ、この部分が一番すき。

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| リュクサンブール公園 |
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リュクサンブール公園着。ゆっくり散歩しながら一周して、緑のイガイガのマロニエの実を目にあてて、遊ぶ。意外と自然にフィットして、まるで異星人のようなお互いの表情に笑いながら、たくさん写真を撮る。何の前置きもなく、その場で日本の家族や友人に写メールしたところ、みんなびっくりの返信が次々と。
噴水前で、セルフタイマーでNがシャッターを押してわたしの横へ走ってきてポースをとる遊びをしていたら、家族で遊びに来ていた一家のパパが、「走らなくても良いよ!」と写真を撮ってくれた。
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| 買物へ |
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14時くらいで、いよいよあたたかい。Nのこの旅の目的の一つ、「かわいい食器を買う」を果たすべく、レンヌ通りの食器屋へ歩いて向かう。
途中メゾン・デュ・ショコラを通りかかり、エクレアを買って、近くの小さな公園でおやつに。こんな小さな公園でも、芝生では若い男女が楽しそうにおしゃべり。パリではどの公園もきちんと機能している。
エクレアで元気を回復して、レンヌ通りへぐんぐん歩く。食器屋さんは地元のマダムがたくさんいて、活気に溢れていた。かわいい食器もちらほらあるけれど、かなり実用的な感じ。Nの好みのものは見つからなかった。
どう使うのかしらという台所用品もあってなかなか楽しかった。歩きながら気になった食器屋に寄りながら、サンジェルマンへ。
そうだ、まだマカロン食べてなかったね!と、わくわくしながらラデュレへ。扉をあけると、きれいなマカロンと客の行列。あれもおいしそうだし、あの箱もかわいい、と興奮しながら列に並んで、6個入りの箱を選ぶ。
日本人女性スタッフがいて、わたしの前に並んでいた日本人客が20個入りくらいの箱で3つ分のオーダーをしていて、マカロンがどんどん箱にしまわれていく様子はなんだか圧巻だった。と同時に、わたしのマカロン足りるかな・・・とそわそわ。
店を出ると夕方で、うっすら暗くなり始めていた。
ファルマシー、CITI PHARMAへ。
本当に安い!びっくり。日本で買う半額くらいでスキンケア用品が買える。以前から試したかった美容液と目元ケアの品、おみやげ用に紙のお香を。一枚ずつ切り離せるノート状になっているもので、使う度に火をつけて燃やすもの。
どうして薬局に売ってるのかなと思ったら、喉にいいらしくて、風邪の時におすすめと書いてあった。納得。
モノプリへ行って、食料の買い出し。それぞれでカートを押して、ふらふら歩いていると、偶然友達に邂逅。。
気に入っているレトルトの魚のスープとパン、そして大好きなサンタギュールチーズを買って帰る。
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| 夕べのおしゃべり |
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家に帰り、温めたスープで食事にしながら、モデルの同居人と3人でテレビ、スターアカデミーを観る。以前jースに一ヶ月滞在した頃に良く見た番組。今でも人気で、街中の雑誌の広告にも、番組で人気の女性たちが良く載っていた。
わたしたちが街中で「ステキ!」と思う透き通るような肌に無造作な髪、凛とした佇まいの女性達も、あんな感じの日焼けしてツヤのある肌をした暗い髪色のセクシーな感じの同世代の女性を「ステキ!」と思って、そうなりたいと願ったりしているのかな。
食後、買って来たマカロンを2つだけ食べる。あとは明日のお楽しみ。今日本当はレオンでムール貝を食べる予定だったんだーと話すとモデルの彼女も食べたい!ということで、明日の夕食は3人で家のすぐ近くのレオンに決まり!
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| 5日目 サント・シャペル |
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今日は午前中、別行動。Nはヴァンヴの蚤の市、わたしはサント・シャペルへ行く予定。昼にパレ・ド・トーキョーで待ち合わせ。
素足にフラットシューズ、ピンクのエナメルのスカートで出掛けたけど、比較的早い時間に出たから少し冷える。まさかあんなに行列してるなんて思いも寄らなくて、入り口近くをうろうろしながら、真向かいのアパルトマンから出て来た初老の男性に尋ねると、「ほら、あれだよ。みんな並んでるだろう?あそこなんだよ」と。急いで列に加わる。
前に日本人の親子連れ2人組が並んでいて、途絶えることのない彼女達の会話とともに順番を待つ。なんだか、関西弁を聞きながらこの風景の中にいるのが妙におかしくて何度も顔がにやけるのをぐっとこらえつつ、やっと入場。
ドキドキしながら、サント・シャペルへ、そして階段を2階へと。・・・あ、こういうことだったのね!「一面のステンドグラス」っていう表現が、横方向を示すとは思っていなくて、縦方向ならば、大きな教会はどこもそんな感じだし、何が特別なんだろう、とずっと思っていた。
そうか、こういうことだったんだ!ひゃー、とものすごく興奮して走り出したい気分を抑えつつ、ゆっくりゆっくり歩を進める。
晴れた朝でよかった。
上も右も左も、どこもキラキラと眩しくて、ここで祈りを捧げるような落ち着きは、わたしには到底身に付かない、Nも一緒に来れたらよかったなぁ、と思いながら、壁際の椅子に座る。
みんな違う角度でも観てみたくて、あちこちの椅子に移るから、無言の椅子とりゲームみたいで、その光景もおもしろい。
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| ベルティヨンのアイスクリーム |
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いくら眺めてもキリがないと1時間程で教会を出て、ベルティヨンのアイスクリームを食べに行く。てくてくと歩きながら、ようやく少し体が暖まって来た。
小さな店に入って、スタッフに「いっぱいあって選べないから、あなたが選んで」と頼むと 「わかったわ、じゃわたしのお気に入りにする」とピスタチオにナッツのはいったアイスを選んでくれた。ありがとう!と受け取ったら、「待って、ここで一口食べて感想を聞かせて」と。
一口食べたら、もう、こんなにおいしいアイスクリームがあるなんて! 「本当においしい」 「よかった、良い一日を」
アイスクリームを食べながら待ち合わせ場所へ向かう。ちょっと遅れそうで、30分遅れるメールをNに。
結局 当初の予定通りに着けたので、美術館前に立っていた市を覗く。おいしそうなシュケットを買って、つまみながら食材を眺める。アイスクリームにシュケットの朝食なんて、虫歯と体重を気にしなくていいなら毎日そうしたい。
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| 友人と合流 |
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少し重たそうな袋を手に提げたN到着。蚤の市で、かわいい皿を手に入れて来たらしい。安くしてと頼んだら、この皿はこれこれこういう歴史があって、というような話を一通りされて、それが終わったところで、また「安くして」と言ったら、「だーかーらー!」と売り手も呆れ気味だったみたい。結局ちょっとおまけしてもらえたと。
Nはフランス語はまったくできないが、本能みたいなもので自分のやりたいように乗り切れる。危険な場面やピンチを切り抜ける時、いつも解決のきっかけを作るのは、英語がそれほど話せないNだった。
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| パレ・ド・トーキョーでランチ |
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合流して、まずはランチ。パレ・ド・トーキョーのレストランへ行ってみる。わたしはそれ程お腹が空いていないので、サラダ。Nは魚のプレート。
パレ・ド・トーキョーの展示は好みの素敵な作品が多くて、大満足。他の客と感想を話し合ったりしながら、館内をあちらこちらへ走り回った。一瞬で価値観をひっくり返すようなインスタレーションが一つあって、日本にもこの作品の展示が来ればいいなぁと心から思った。
美大を卒業して社会人となった今、美術と何の接点も持たずに暮らす人々がこれ程までにたくさんいるということに散々ショックを受けたけれど、パリを初めヨーロッパは人と芸術が日本よりずっとずっと身近だなと訪れる度に痛感する。
隣の市立近代美術館も少しだけ覗く。こちらにもとっても素敵なインスタレーションがあって、立ち寄ってよかったーとうれしくなる。
美術館を後にして、凱旋門を眺めにシャンゼリゼへ。
5日目にして、絵に描いたようなパリの景色に、また胸が躍る。凱旋門があまりにそれらしくて、どうしても(芝居の大道具の)書割りにしか見えなくて、笑いが止まらない。
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| 買物 |
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そこからH&Mへ買物に。ふたりとも次々に気に入りを見つけて両手がふさがる。試着室は長蛇の列なので、地元の人たちはその場で服の上から試着していたり。下着売り場でも、服の上から試着していておもしろい光景。
明日帰国なので、おみやげを買おうと再びサンジェルマンへ。
歩きながら、少し雲行きが怪しい。サンジェルマンに着き、ふと通りかかった靴屋にかわいいバレエシューズを見つけ、店内でふたりで色違いを試着していると、突然バケツをひっくり返したような雨が!
急に真っ暗になって、雷まで。軒先は雨宿りの人達でいっぱいに。
バレエシューズを買って、濡らせないスェードの靴を履いていたわたしは、早速購入したバレエシューズに履き替えて、やっとうっすら小降りになりかけたところを二人で走り出した。
ロクシタンに駆け込んで、練り香水をいくつか買った。、モノプリへ最後の買い出しに。モノプリの安い子供服を山ほど試着して、気に入ったものと、クレール・フォンテーヌのノートを購入。
Nは大きなカゴバッグと最後のダメ押しでカラフルな皿も。あとはマスタードや紅茶や、お菓子、そして大好きな栗のクリーム。
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| 夕食はレオンで |
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さて、19時近くになり、お腹も減って来たのでいよいよレオンでムール貝!
モデルの彼女に電話すると、待ちきれなくて家で食べたとのことで、ふたりでレオンへ。
まだパリでは、喫煙者のほうが良い席に案内されることが多い。、禁煙席を指定したので、今回も隅の席に。2007年2月からレストランも全面禁煙になるというから、そうしたらこのやりとりもなくなっちゃうのか。
Nはムール貝とビール、フリットのセット。わたしはムール貝とオレンジジュース。窓際で夜のパリを眺めながら、お喋りしながら、パクパク食べていたらいつの間にか鍋が空っぽ。すごい勢いで完食してしまって、Nはまだ3分の1残っている。
おなかいっぱい大満足で家に帰り、明日の為の荷造り・・・だけど今日買ったものを見せびらかしたり、試着したりでなかなかお風呂にも入れず。
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