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シャッポシノワ 様 の
フランス語を使って アパルトマンで暮らす
パリとブルージュ紀行  3
updated on 10 Nov.2007
(2006年9月 シャッポシノワ 様)
 
1 (火) 成田〜パリ パリ
アパルトマン泊
2 (水) パリ
左岸植物園、アラブ世界研究所
〜シテ島 〜左岸 サンジェルマン
同上
3 (木) ブルージュ 同上
4 (金) パリ
エッフェル塔 〜リュクサンブール公園 〜買い物
同上
5 (土) パリ
サント・シャペル〜パレ・ド・トーキョー 〜買い物
同上
6 (日) ポンピドゥーセンター 
パリ発〜
機内
7  (月) 〜成田
 

 
3日目 ブルージュへ小旅行
 
この日は日帰りで、ベルギーのブルージュへ。

二人とも色違いのスニーカーを選んで、家を出る。北駅までメトロで向かい、そこからTGV。TGVの乗り場がすんなり見つけられなくて、駅員の制服ではなく、黒いスーツの係員に場所を聞いて、乗り場を目指す。

さまざまな年代、人種。ある人は身軽に、ある人は大荷物で集まっていて、疲れ顔のビジネスマンもいれば、はしゃいでる女性もいたり。プラットホームは本当にドラマティック。

ブリュッセル南駅まで、1時間半。前もって早割で切符をとっていたわたしと、出発直前に購入したNは、違う車両。

定刻に動き出した後も車内はかなり空いていたので、Nがわたしの車両に来て、ふたりで4人席を使いながら風景を楽しむ。牛や馬がたくさん。
 
 

ブリュッセル到着
 
あっという間に、ブリュッセル到着。売り場でブルージュへの切符を2枚買って、出発の時間を聞くと「今だよ、今!ほら、走って!」。

1時間に1本出ているし、そんなに急いでいないので、次の電車にして、コーヒーとパニーニで朝食に。

カリッと焼けたパニーニが好きなんだけど、これは温めただけの柔らかめ。通勤途中と思われるスーツ姿の男女が列をなしていたので、簡易のものかもしれない。

そろそろかな、と掲示板を確認しながらホームに向かう。いまいち分かりにくい。掲示板には時刻と番線と終点の駅名。ブルージュはすぐ隣の駅だけど、終点はどこになるのかなぁ。試しに目星を付けたホームに上がって、ビジネスマン風の男性に聞いてみると、どうやら違うみたい。

どこどこ行きのに乗るんだよ、と終点の駅名を行ってくれたんだけど、スペルもわからない。と思っていたらサッとペンを取り出して、切符にその駅名を書いてくれた。ありがとう! 
 
 

ブルージュ到着
 
乗り込んで程なく、11:30過ぎにブルージュ到着。

駅もこじんまりとしていて、すでに和やか。簡単な地図とガイドを観光案内所で手に入れて駅を出ると、横断歩道の向こうに緑が生い茂っている。わくわくしながら、なんとなくのんびり歩き出す。

てくてくと緑の中を歩きながら、だんだんと小さな家々が立ち並ぶ地区に。もう、なんて可愛らしい街並なのでしょう!

ミニサイズのわたしたちにぴったり!という感じの小さくて愛らしい一軒家が軒を連ねていて、前を向いても後ろを向いても、路地を曲がっても、まるでおとぎ話のような景観。

一つ一つの窓やドアの様子は違って、ステンドグラス風だったり、凝ったタイルを使っていたり、窓辺から人形をのぞかせていたり。


 

ツタがあちこちに絡まる様子も、年配の男性が自転車で往来する様子もすべてが完璧な演出なよう。実際にこんな家に暮らして過ごす人生が存在するなんて、とふたりとも目を輝かせながら、夢心地であちらこちらを歩き続ける。
 

1時間ほど歩くと、人通りが少ない静かな地区に。ギャラリーも見つけたけれど、今は展示をしていないみたい。

にぎやかな通りへ戻ろうかと、Uターン。途中レース屋や文房具屋、チョコレート屋をのぞきながら、中心地へ向かう。
 
 

ちょうどボート乗り場を見つけた。川を遊覧することに。

大柄な外国人観光客が乗り込む度に大きく傾ぐボートにちょっぴり不安になりながらも、出発。

先程の小さな家並みとは違って、重厚な作りの建物を下から見上げる格好で街を眺める。

何度も橋の下をくぐるのを、とても気に入った。街の位置関係を把握してボートを降り、馬車を引く馬たちとすれ違いながらマルクト広場へ。

途中の店で、Nはピアスを、わたしはマドラスチェックのスカーフを購入。ちょっと風を冷たく感じたので、早速首にまく。 

遅めのランチ
 
15:00時少し前、広場に面したカフェで、遅めの昼食。

Nはランチメニューのフライドチキン。結構ボリュームがあったけど、お腹がすいていたNはパクパクおいしそうに口に運ぶ。わたしは、コーヒーとオムレツ。

大きな皿に円形に広がったふわふわのチーズオムレツをつっついていると、暇を持て余していた隣のカフェのギャルソン二人がおしゃべりに来た、一人は年配の男性、もう一人は若いアジア人。中国から来たというきれいな顔立ちの彼は、2ヶ月前からここで働いていると言う。

わたしが身につけていた銀色のネックレス、立体的なリンゴの形をしていて、全面にラインストーンが埋め込まれ、かなりキラキラと光るもので、3cm大でかなりの重量感。実は底面が時計になっている。

それを、自分もつけてみたい、と二人がかわるがわる首に下げる。

勘定はこれと引き換えでいいよ、なんて言ってるところにこのカフェのギャルソンも登場。ネックレスを気に入った隣のカフェの男性が、デザートのケーキをサービスで持って来てくれた。

店名は違うけれど、この一続きの4、5軒のカフェはすべて系列店のようで、ギャルソンはみんな同じ色の制服で働いている。

会計は二人併せて30ユーロ弱。 

ブリュッセルへ
 
広場を抜けてその向こう側へもうしばらく歩く。 だんだんと風が冷たくなって来たので、あの可愛らしい街並をもう一度通って、駅へ向かい、ブリュッセルで少し観光しよういうことに。
 

着いたときとは違う、静かな川沿いの道を歩く。二人の話し声以外には水の流れる音と、鳥の鳴き声が時々聴こえるだけ。こんな現実離れした風景の中でも、二人の会話は東京にいる時とまったく変わらないことに笑いながら、てくてくと。

たくさんの学生達と電車に乗り込んで、ブリュッセルへ。
 
 

ブリュッセルの情報はまったく持っていないので、案内所で地図だけもらって、駅を出て周辺を歩いてみる。あからさまに治安が良くなく雰囲気が悪い。

おそらく観光できるようなところまではここから何らかの交通手段で向かうのだろうけど、肌寒くなって来たのと、ブルージュの穏やかな美しさに満足していたのとで、ブリュッセルで遊ぶのは取りやめに。 
 
 

パリへの列車
 
駅へ戻って、朝食をとったのと同じ店でコーヒーを飲む。わたしが前もって予約した列車は彼女が手配したときはすでに満席だったので、パリへ戻る列車は、Nとは別々。わたしは18:30に発ち、その1時間程後にNがパリへ発つ。

おしゃべりしながら列車の時刻を待つ。
 
 

パリへの車中、検札で印刷した切符を見せると、「あれ?おかしいぞ」

「なになに?」とパスポートを見せると、「君は赤ちゃん?」と聞かれる。

「いいえ、○歳よ」と答えると 「うーん、生後6ヶ月には見えないけど、そうだよね、赤ちゃんじゃなさそうだよね」と。
 

さっぱりなんのことか分からなくて、「なんでわたし赤ちゃんなの?」と聞いてみたら・・・。

webで購入する際、生年月日を入力ミスし、ムッシュに渡したチケットには 2006年4月生まれ と印字されていた。それじゃ、確かにわたしは生後6ヶ月の赤ちゃん。

「本当は大人なんだけど、ダメ?」「大丈夫、問題ないよ」で、一件落着。列車がパリ北駅のホームに滑り込んだ時にはすっかり暗く、夜になっていた。
 
 

夜の北駅はより一層美しくて、しばらくホームに佇んで人々を眺める。ゴージャスな毛皮に身をつつんだ女性を二人の男性が両側から抱えながらホームを後にしたり、到着した恋人に駆け寄ったり、荷物と一緒にカートに乗せられてうたたねしてる小さな子がいたり。


 

Nの列車が到着する頃にまたここに迎えに来よう、と、この辺りの治安が良くないのは分かっているけれど、すこし外の空気が吸いたかったので、一度駅の外へ向かってみる。

出口付近からいろいろ声を掛けられるけれど、面倒なことになると嫌なので、フランス語を分からない振りをしながら、無視。

ほんの5分くらい、外で冷たい風に当たったらすっきりしてきたのと、声をかけて来る人の数が増えて来て、彼らが集まってグループになり始めたので、先程のホームに戻ってNを待つ。

世界一といって良い程の方向音痴の彼女は、ホームに降り立った瞬間、思いがけないところへ行ってしまう可能性がある。できるだけ早くに見つけておきたい。

列車が到着してしばらく後、キョロキョロしながらこちらへ向かって来る彼女を無事にキャッチして、二人で帰宅。 
 
 


 


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