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 OISSU様の 2006年 パリ あっというまの3日間
2

22 Mar.2008

 

( OISSU様 2006年11月)
 
 
 

1 成田〜パリ 全日空 パリ 泊
2 パレ・ロワイヤル、ルーヴル前、チュイルリー庭園、コンコルド広場、シャンゼリゼ、凱旋門。

左岸 アンヴァリッド、ロダン美術館、シャン・ド・マルス公園

オランジュリー美術館、オルセー美術館

3 サント・シャペル、 ノートルダム寺院、 サン・ジェルマン教会、 凱旋門

ギャラリー・ラファイエット、ルーヴル美術館

4 サクレクール寺院、モンマルトル、マドレーヌ

パリ〜 全日空

機中泊
5 〜成田
   

 
 
 
 
 
3日目 シテ島  
少食なので朝食はあまり食べない。昨夜の残りのバゲットやジュースを飲んでから出発した。

今日も天気は雨時々曇りで、傘が必要だった。ピラミッド駅からシャトレ駅までメトロで移動して、シテ島を目指す。

最初の目的地はサント・シャペル。開館時間に合わせて向かったが、着いた時には入り口にすでに数十人の行列ができていた。行入場制限をしている訳ではなくて、セキュリティチェックに時間がかかっているだけで、チェック後はスムーズに進むことができた。

教会内に入り、狭い螺旋階段を上階に上ると礼拝堂になっていた。入り口をくぐり、礼拝堂に広がるステンドグラスを見た瞬間に、あまりの綺麗さに言葉を失った。堂内の照明は蝋燭が数本あるくらいで薄暗く、外は小雨でどんよりしていたが、ステンドグラスからあふれる光を十分受けることができた。むしろ晴れていなかったからこそ、堂内の暗さが引き立って、ステンドグラスの明かりだけの世界になれたのかもしれない。

さすが宝石箱と呼ばれるだけのことはあって、ここだけは別世界のようで、時間を忘れて無心になってただただガラスを見つめていた。
 

惜しみながらもサント・シャペルを後にしてノートルダム寺院へ向かう。

ノートルダム寺院  
ここも何度も写真で見ていて心待ちにしていたスポット。スリに注意するように言われ、カバンの位置を再確認して、神聖な気持ちとスリを警戒する気持ちとをしっかり持ちながら中に入った。

中は、吹き抜けで彫刻やステンドグラスが重厚に造られていて、身が引き締まる気持ちになれた。サント・シャペルのステンドグラスを見た直後bセェ、ノートルダムのバラ窓のステンドグラスもまた違う輝きを持っていて、どちらが良いとか比較できるものではなく、心が洗われた。
 

ほとんどが観光客だが、実際に礼拝に来ている信者の姿も見られ、あまり長居しては失礼な気持ちにもなった。かなり混雑していたので塔に上がるのを諦めて、外に出ることにした。

裏側に回って寺院を後ろから眺めた。同行者は裏側から見るノートルダムが大好きだそうだ。裏側は尖塔がたくさんあり肋骨のようなアーチもあって、ゴシック様式らしさがよく表れていた。私もすっかり見惚れてしまった。

セーヌ川越しにノートルダムの背中をゆっくり眺めて時間がたつのを忘れて眺めていたかった。

ところが、ここで雨が一段と強くなってきてしまい、眺めるのを諦めて仕方なく屋根のあるところへ、避難するように移動したのだった。

オデオン  
モーベール・ムチュアリテ駅から2駅のオデオン駅で降りた。晴れていたら歩ける距離だが仕方ない。昼食はLe Comptoirで食べた。

店に着いたのが開店5分前くらいで、何人か行列していた。身軽な服装をしていた人が多く、たぶん常連なのだろう。食べる前から味が保証されたようなものだ。ワクワクしながら開店を待った。

開店と同時に席に着き、今回も電子手帳と勘をフル稼働してメニューの中からおいしそうなものを選んだ。食事を待っている間にも次々に客が入ってきて、あっという間に室内は満席に。

外のテーブル席なら座ることができたが、屋根があるとはいえ雨が横から入ってくるため、諦めて帰ってしまう人もいた。

それでも何組かは少しくらい濡れるのを覚悟してか外の席についていった。このレストランには熱心なファンがいるということだ。楽しみがどんどん募ってきた。

・モツの包み焼き
・トマトベースの野菜スープ

どちらも個性的で、本当においしい。パリではこんなにおいしい料理が手軽に食べられる。さらにみんな食後のカフェもゆっくりと楽しんでいる。時計を見る人は、誰もいないようだ。

パリにはファストフードがほとんど見当たらない、という話を彼女としていたが、パリの人たちにとってファストフードはナンセンスなのだろう。食事というのは、料理を味わい会話を楽しみながら、のんびりと満喫するものなのだろう。

レストランを出るころには雨が上がっていた。

サン・ジェルマン
次の目的地のサン・ジェルマン・デ・プレ教会には、サン・ジェルマン大通りを散歩しながら向かった。

私たちが教会に入ったときには、観光客がほとんどいなくて礼拝に来ていた信者が数人いるだけだった。この教会はパリでも古いらしく静寂な雰囲気があるが、人が少ない分、なおさら荘厳さが漂っていてしんみりとした気持ちになった。
 
 

凱旋門
 
レストランから教会まで散歩できたので、サン・ジェルマン周辺の散策はもういいかということになり、予定を変更して昨日開館前で中に入れなかった凱旋門に行ってみることにした。

路線図でシャンゼリゼ方面に向かうバスのルートを調べ、バス停に向かうと、そのバス停はシャンゼリゼ方面から来て逆方向に向かう一方通行のバス停で、シャンゼリゼ方面に向かうバス停はここから少し距離があることがわかった。

散歩の続きのつもりでバス停までてくてく歩いたが、レストランから数えればけっこうな距離を歩いたことになり、気づかないうちに疲れが溜まってしまった。

この疲れは、結果として夕方以降に響いてくることになる・・・。

83番バスに乗ってフランクリン・ルーズヴェルト付近で降りた。途中でエルメスに寄りながらシャンゼリゼ通りを歩き、凱旋門に到着。

展望台のチケットを購入し、エレベーターで上がれると思い眺望を期待しながら入り口まで行くと、階段を上がっていかなければいけないことがわかった。それでも深くは気にせずに階段を上り始めた。

階段はカーブがかなりきつい螺旋階段で、初めのうちは意気揚々と上がっていたが、どこまで上がっても螺旋階段が終わらず、だんだんくたくたになってしまった。

そして私のほうが先に根を上げてしまい、彼女に「一休みしよう・・・」と提案して、踊り場のようなスペースで立ち止まって休憩した。トイレや休憩を挟んでやっと展望台まで上がり、景色を眺めると、今までの疲れを忘れてしまうほど素晴らしい景色が、広がっていた。

放射状にまっすぐ伸びる道路、ルーヴル、ノートルダム、モンパルナス、エッフェル塔、新凱旋門、モンマルトルなど、パリの名所をすべて見渡せた。

360度ぐるりと写真を撮り、私はルーヴルを背景に1枚、彼女はエッフェル塔と背比べをしながら1枚、それぞれ記念撮影をした。

眺望が楽しくて、展望台を3周くらいした。1日中いても飽きないのではないだろう。このままではキリがないので決心して次に向かうことにした。

下りも螺旋階段。螺旋階段の上から下を見下ろすと、きれいに渦を巻いていて、アンモナイトのようでこんなところにも芸術を感じた。吸い込まれそうなくらいだ。

途中、私は止まったまま同行者が先に数段下り、螺旋の渦巻きを背景に、写真を撮った。すると、他の観光客は今までは階段を下りることだけを楽しんでいたが、私たちが写真を撮っているのを見て、次々と螺旋を背景に写真を撮り始めたのだ。偶然かもしれないが、私たちが楽しみ方を教えてあげたような気分になり、得意気になりながら、外に出た。

ここまでずっと観光が続いていたので、次はギャラリー・ラファイエットでショッピングをすることにしした。

移動は大好きなバス。凱旋門前から22番に乗って移動した。


 
 
ギャラリー・ラファイエット  
クリスマス前でイルミネーションの電飾が壁一面を覆っていた。まだ夕暮れ時で暗くなっていなかったものの、とてもきれいだった。デジカメを手にしてなんとかきれいに撮ろうとがんばってみたが、タイミングが合わなかったり、手ブレしたりしてなかなかうまくいかない。イルミネーションの撮影は、暗くなってからまたチャレンジすることにして、ギャラリー・ラファイエットに入った。

店内も、クリスマスの装飾が始まっていて、地上階の中央広場には大きなツリーが飾ってあった。店内をどれだけ見られるか考えたときにふと時計を見たら、すでに夕方になっていることがわかった。イルミネーションが始まっているくらいだから当然だ。

でも、私たちには夕方になっている感覚がなくて、せいぜい15時くらいじゃないかという感覚だった。凱旋門の展望台をぐるぐる周って楽しんだのが時間かかったのか。いや、そんな感覚はまったくなく、むしろ早く切り上げたくらいだ。それともバスで移動中の道路が渋滞していたのか。いや、ずっと車窓を眺めていたが、道路は順調だった。

私たちは、二人でいるといつも時間が過ぎるのが早く感じて不思議がっているが、この日も気づいたら夕方になっていて、あっという間すぎてとても不思議な感覚になった。

買物  
1歳になった彼女の姪にオシャレな洋服をプレゼントしようと探し回りた。いろいろあって目移りしてしまう。全部持って帰りたいくらい。ゆっくりと選びたかったところだが、この日はあと1ヶ所、ルーヴル美術館に行きたかったので、残念ながら急がざるをえない。急ぎつつも目移りする中で、ベストな1着を選んだ。
 

この日の夕食は、ギャラリー・ラファイエットで惣菜を買ってホテルで食べようと思い、いわゆるデパ地下に移動して惣菜を探した。
 

一流デパートだけに豊富に揃っているが、私たちはモノプリで美味しくて安価な惣菜を体験してしまっていたため、なかなかピンとくる惣菜が見つからない。そして、歩いているうちに二人ともこの日の疲れがどっと出てきてしまい、急いで選ばなくては、でももう歩きたくない、と葛藤しつつ、意識が朦朧とするのを感じた。

結局、これといったものが見つからず、夕食はルーヴルのあとモノプリで惣菜を買うということにして、ギャラリー・ラファイエットを後にすることにした。

外はすっかり真っ暗になっていて、外壁のイルミネーションがパリの夜空に映えていた。急いでいたし疲れてもいたけど、イルミネーションはしっかり撮影することができた。
 

ギャラリー・ラファイエットからルーヴルに向かう途中、私たちのホテルがあるので、一度ホテルに戻って休憩した。一日中たくさん歩いたので、体はくたくた。気力を振り絞ってルーヴルに出発した。

ルーヴル美術館  
ルーヴル美術館は想像以上に混んでいた。金曜の夜だったので、観光客以外に市民のみなさんもたくさん来ているようだ。

時間が限られているし、疲れも溜まっていたので、作品を厳選して回ることにした。

最初はなんと言っても、モナ・リザ。私は絵画を観るのが好きで、初めてのルーヴル訪問だったので、世界一有名な絵画であるモナ・リザに挨拶しないことには、他の作品を観る気分になれない。
 

モナ・リザまでの順路はドゥノン翼の入り口からずっと矢印で案内標識があったので、まっすぐ向かうことができた。途中にも名画がたくさん展示されている。立ち止まって一つずつじっくり鑑賞したいところだが、今回は仕方ない。

モナ・リザの間に入ると、モナリザの前には人垣ができているものの、順番に並べば十分鑑賞できるほどでそんなに混雑していなかった。だんだん列が流れていき、いよいよ対面だ。

TVや写真では何度も見ているのに、実物は桁違いの魅力を感じた。ダ・ヴィンチが一生をかけて描き続けただけあって、ものすごい力で惹きつけられた。構図やスフマート技法なども素晴らしいが、全面からダ・ヴィンチの気持ちが伝わってきて、心が洗われて、安らかな気持ちになった。
 
 

グランド・ギャラリー
続いてグランド・ギャラリーに行った。ここで同行者の1日の疲れがピークに達してしまい、彼女はソファで休憩することにした。

その間に私はグランド・ギャラリーをぐるりと観ることにした。彼女はすでにぐったり、私も初ルーヴルで気持ちが高ぶっているものの、体は相当疲れていた。

閉館までの残り時間とも相談して、メジャーな作品だけ観ることにして、ゆっくり全体を鑑賞するのは次回のパリ旅行の楽しみにとっておくことにした。
 

カナの婚礼、ナポレオンの戴冠式、グランド・オダリスク、民衆を導く自由の女神、サモトラケのニケ、そしてミロのヴィーナスといったところを鑑賞して、カフェで休憩することにした。館内にはいくつかカフェがあるが、夜間はロビーのカフェしか営業しておらず、ミロのヴィーナスからロビーまでの長い距離を、砂漠の中のオアシスを求めるようにふらふらと移動した。

カフェでやっと座ることができて、カフェオレを飲みながら一休み。その間に私だけミュージアム・ショップへ行って、土産を探したが、品揃えが私にとってはイマイチだった。絵葉書やレプリカといったものはあまりなく、画集のような書籍ばかりだった。

管理人補記

ブックショップとスーベニアは別の店になっており、ここでは、ブックショップのほうを指していると思われます。

カルーゼルのほうに そういう店があります。そちらには絵葉書はかなりの数があります。
 

 

土産にカレンダーを選んでカフェに戻り、彼女と今後の作戦を練った。朝から歩き回ったので体は疲れきっている。

夕食もギャラリー・ラファイエットで買いそびれたのでまだ食べていない。このままモノプリに寄って惣菜を仕入れてホテルに戻りたい気分だったが、せっかくなのでフェルメールとラ・トゥールだけは観ておきたい、ということになり、リシュリュー翼とシュリー翼の二人の作品だけを目指して出発した。

フェルメールを見た後、ルーベンスの間で連作を見ながら休憩し、ラ・トゥールに向かった。写真で見ても透き通るようなラ・トゥールの絵は、実物はさらに明暗がきれい。大工の聖ヨセフのわが子を見つめる父の顔がたまらなくて、いつまでも見ていたかった。
 

ルーヴルを後にして、毎晩寄っているモノプリに。ここで惣菜を仕入れてからホテルに戻り、やっと夕食をとることができ、歩き回った1日が終わった。


 
 



 
 
 
 

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