トップ > 紀行インデックス > うちゃぎ様の 2005紀行  2

  

 うちゃぎ様の 
2005年 レンタカー紀行
2

 20 Nov.2009

 

(2005年11月 うちゃぎ様)
 
 


 
   
1 21:55 成田〜    
エールフランス夜便
機中泊
2 〜パリ〜ローマ〜サルデーニャ島カリアリ カリアリ
Moderno
3 土  サルデーニャ(中部) オロセイ泊
Su Barchi
4 サルデーニャ島〜 フランス領コルシカ島 ポルト・ヴェッキオ  ポルトヴェッキオ泊
Hotel Belvedere
5 ポルティッチィオ ポルティッチオ泊
Le Maquis
6 アジャクシオ 同上
7 コルシカ島〜サルデーニャ島
ポルト・チェルヴォ(コスタ・ズメラルダ)
ポルト・チェルボ泊
Cervo
8 サルデーニャ北部 同上
9 オリビア〜ミラノ・リナーテ ミラノ泊
Spadari al Duomo
10 ミラノ・マルペンサ18:30→フランス パリ20:00
パリ23:15→
機中泊
11 →成田19:00  
 

 
 
 
 
 
3日目 サ ンタンティオコから島の北部へ  
時差ぼけで夜中に1回、明け方に1回目がさめる。

7時過ぎに目が覚めるがぼんやりとして、8時前に起床。8時30分ごろ朝食へ。

イタリアらしい簡単な甘いクロワッサン(粉糖がかかっているが、軽い口当たりで甘いものがあまり好きではない私でもおいしい)とラスク、ジャム、バター、 カ フェなど。
 
 

10時前にチェックアウトして、サンタンティオコの突端の小さな港へ。天気は雲がちらほらあるので快晴とまではいかず、海 の色も薄い。吹きさらしのところだと海風が少し冷たいが、薄い上着で充分。

今日は北東部への長距離の移動があるので、早々にサンタンティオコを出た。

サルデーニャ島は高速道路ではなく、スーペル・ストラーダと言われる無料のバイパスが続く。高速道路ほどとばせないが、 路 面状況は悪くない。

なだらかなアップダウンをくりかえし、南北にまっすぐな道がないので、島の南北を斜めに逆S字を描くように縦断する感じ。サンタン ティオコからいったん、カリアリ方面へ向かい、オリ スターノ近辺を通過してヌオーロへ向かう。このあたりは異様な岩山の連なりが長々と続く。岩山と岩山の間にバイパスが1本貫いている。道沿いには羊や牛、 馬が放牧されている。

バイパスの途中で休憩。サンドイッチを食べる。

ドライブ中、ヌラーゲと呼ばれる紀元前の石でできた建造物の遺跡のようなものをいくつか見かけた。

ヌオーロを過ぎ、岩山がそそり立つ間を抜けてサルデーニャ島の東側の海岸近くでバイパスを降りる。

今回のサルデーニャは南から北へ移動したが、途中にはもう少し時間があれば、ゆっくりしたい町もあった。

海沿いの道を15分ほど行くと白くてきれいなビーチへ出たのでよってみた。ただ、あまり天気がよくないので、海の青さがいまひとつ。
ただし、海水の透明度はかなり高く、底の白い砂つぶがきれいに見える。

オロセイ  
今夜の宿のある オロセイ Orosei は海沿いの道から少し入ったところ。

小さな町なので、道路沿いあたりにすぐ宿の看板が見つかるだろうとたかをくくっていたところ、意外に手間取る。持参していた宿の地図を印刷したものも大雑把で、いまひとつ。

住所では近いところだが、一方通行の細かな路地に私たちがあっちでもない、こっちでもないと四苦八苦していたところに、ちょ うど目の前で車を停めて話をしていた年配の夫婦が。

ホテルの名前を書いた紙を見せたら、 「うちの車についてこい」と。

一方通行なのでぐるっと周り、ホテルへの入り口に近い大通りのところで車を停め、窓から身を乗り出して 「あそこを入っていってね」
と身振り手振りで。

ありがとう、といいつつお別れをしたが、とりあえず狭い一方通行の路地が多いので、確認のために車を大通りの路肩に停めて、歩いてホテルの位置を確認しにいこうと降りた。すると気になった先ほどの夫婦のうちの夫人がわざわざ降りてきてくれて「ここよ、ここ」と手を引いて案内してくれる。

大通りから小さな路地を入った2軒目にあった。田舎町は、親切でよい人がいるものだ。
 

Su Barchi ス・バルキ 泊。

オロセイ散歩  
宿に荷物を置いてから、町の散歩へ。

小さな町なので、にぎやかなところはちょっとだけ。にぎやかなバールで地元の白ワインや赤のスプマンテをおいしく飲む。

2005年から、イタリアは建物の中でタバコを吸えなくなった。バールでは、喫煙者は中座しては店の外へ出て行き、また戻るの繰り返し。

20時に宿のリストランテへ。

このあたりでは人気の店らしく、土曜日の夜なので、泊り客はほとんどいなくても、リストランテはお客さんが多い。

一家そろって10人くらいでのお食事だったり、家族4人だったり。

山の幸を頼もうと思っていたが、海の幸がおいしそうで海の幸中心に頼んでしまう。
 
 

まずは、サルデーニャのビールで乾杯。イタリアではめずらしくサルデーニャ島ではビールがかなりの割合で飲まれているみたい。

前菜にオットは生牡蠣の盛り合わせ。私はイワシのマリネ。
プリモ(第一の皿)は、オットがスカンピ(手長海老)のうどんのような太さの麺のパスタ(トスカーナのピンチとかピーチという名の麺のよう)。手長海老は大きくて身がぷりぷり。

私が、ボッタルガのパスタ。
 

主菜を頼もうとすると、量があるから、とりあえずこれだけにしておいた方がいいと、店の人からのアドバイス。

パンと一緒に出てくるパーネ・カラサウというクレープのような大きさでパリパリとした食感のものがほどよい塩味で、ビールのお供に最高。ついつい食べ過ぎてしまう。

パスタのお供に、サルデーニャのヴェルメンティーノ種で作られた白ワイン。

ドルチェにはサルデーニャの郷土料理、セアダスをとる。セアダスは簡単に言うとリコッタチーズ入りラビオリ(通常のラビオリよりかなり大きい)をこんがりと揚げて熱々の状態のところに蜂蜜をかけたもの。蜂蜜が ほんのりと甘く てさくさくしておいしかった。

これだけでもかなり満腹になったので、忠告を聞いておいてよかったと思った。

夜半に雷。
雨戸を閉めていても雷の音と雨の音が聞こえる。
晩秋の嵐か。


 
 
4日目  
8時前に目は覚めるが、雨模様なのでベッドの中でぼんやりとする。
9時前に朝食。

イタリアらしい簡単な内容だが、カステラみたいなパンケーキが甘さ控えめで、しっとりとしていておいしい。欧州でこんなにしっとりとしたスポンジのケーキにはほぼお目にかからないのだが、このパンというかケーキはしっとりとしてふわふわして甘すぎず、おいしい。 カステラのようだ。

サルデーニャはスペイン領にもなったことがあるので、このパンケーキも日本に伝わり日本で定着したカステラと由来が同じようなものなのかもしれない。

10時過ぎにチェックアウトするが、そのころには雨がやんでいた。

出発  
空色がどんよりいまひとつだが、かん木の中をなだらかにアップダウンしながら続くドライブコースは快適だ。

途中で、小さなボートが発着するような港と砦、少し灰がかった色合いの砂浜のビーチが広がっていたので一休み。とにかく、海の色が言葉で言い尽くせないくらい青くて透明感がある。

今日はこの後、フランス・コルシカ島へフェリーで移動する。フェリーの発着する港、サンタ・テレーザへ。

スーペル・ストラーダ(バイパス)に乗ってサルデーニャでも1、2番目に大きな町、オリビアを通過。
 

オリビアを過ぎるとバイパスからアップダウンのある一般道に変わる。
 
 

サンタ・テレーザ  
パラウの町を過ぎてサンタ・テレーザには13時過ぎに到着。フェリーのマークを目指して港へ。

日本から調べた時刻表では、次のコルシカ島ボニフェシオへ渡る便は15時30分。

港の窓口は人けがなく、閑散としている。施設内のバールの人に聞くと 「次の便は15時30分。窓口が開くのは14時からだよ」 とのこと。

港周りにはなにもないので、車で3分ほどの町まで戻り、ランチを。

雲丹のパスタと、ボンゴレビアンコのパスタ、烏賊のフリット(いわゆるイカリング)を食べて、14時半ごろ港へ。

港には、すでに人と車がたくさんいる。窓口へいくと4〜5組ほど並んでいた。15分ほどするとようやく私たちの番。

と、片言のイタリア語と英語で乗船券を買おうとすると窓口の係りの女性が険しい顔で

「 Full (満席)!」

日曜のこの日は朝と午後の2便しかない上に、休日だからか利用者多く、予約者がたくさんいて、もうすでに車はいっぱいだからと断られてし まっ た。

予想外で、呆然。

この窓口に並んでいる人々のほとんどは予約済みで、発券してもらっているだけだったらしい。
 
 
 

キャンセル待ち
他にコルシカへ渡るルートはないか、と窓口の女性に聞いたり、フェリー乗り場の他の係員に聞いてみたりするが 「このルート以外はこの時期はないし、この便で今日は終わり!」とのこと。

「だが、たぶん、キャンセルが出るから数台はなんとか乗れるかも」
という係員の言葉に、希望をつなぐ。

とりあえず、再度、窓口に並んでからキャンセル待ち のリストに載せてもらった。 周りにも、キャンセル待ちのイタリア人男性が数組待機。

これに乗れなかったら、コルシカの1泊分の宿をキャンセルしなくてはいけないし、サルデーニャ側で宿を探さないと いけない。

ドキドキしながら落ち着かないが、とりあえず待つ。
 

時折、窓口内に無線連絡が入ると、その待機組がいっせいに窓口の女性のところへ押しかけ、まだか?と詰め寄る。

が、「まだ、だめだめ」 とジェスチャー。
 

するとイタリアかフランスのごっつい男性たちがそのたびに「マンマミーア!」 とでも言うように、大げさに空を仰いで、嘆くゼスチャーをする。なんだかその様子をみていると、大変な状況なのだが、おかしくて楽しい。

ようやく出港20分前に最終連絡があり、5組ほどの待機者全員に
「OK!」

なんとかうちも、滑り込みで乗れた。
 

数年前に乗ったイタリア・トスカーナのピオンビーノからエルバ島へはオフシーズンにもかかわらず、本数が多く、特に予約なしでもよかった。

が、オフシーズンでも本数の少ない船便は、予約ができるようならば予約した方がいいと教訓になった。特に日曜や休日は要注意かも。
 

海峡の上にはどんよりと重い灰色の雲が垂れ込め、少々波が荒い。

夕闇迫る中、サルデーニャの岸壁を離れ、遠く前方にぼんやりと見えていたコルシカ島のボニ フェチオの遠望が異様な形となって徐々に近づいてくる。
 
 

コルシカ着
ボニフェチオに着いたのは、出港から1時間後の16時半過ぎ。あたりは夕暮れ時で、街灯が明るく感じられる時間だ。

天候がいまひとつで、小雨が降っている。風が強いので波が高く、船は少々揺れた。
 

ボニフェチオの港周辺は垂直に切り立った灰色の岩壁で、天然の城塞都市のようになっている。岩壁は積層体のように地層が積み重なっているのがわかる。この岩でできた岸壁は遠目から見ると巨大戦艦とか、空母のようにも見える。

夕闇が深くなり、船を下りるころには真っ暗な上に、風も強く、雨もはげしく降ってきたり弱まったり。

フェリーの事務所で、2日後の戻りの便の予約をする。窓口係へ紙に日付と時間を書いたものを見せながら 「りざーぶ」というと、予約台帳を出してきて、イタリア語で「お名前は?」と聞かれる。

台帳に名前を書いてもらうが、この時代に手書きの台帳ってところが、フランスやイタリアの田舎っぽくて、いい感じ。

こういう場面でへたにオンラインの予約を入れてもらってもエラーしたりして、逆に不安な気分になりそう。

しかし、名前だけで連絡先なども聞かないでOKってのも素朴でいいな。
 
 


 
 
 
 
ポルトヴェッキオへ  
一路、島の東南部分にある、ポルトヴェッキオへ。

ゆるやかなアップダウンはあるものの、まっすぐな道が続く。周りの山の形はサルデーニャとは違い、どちらかというとプロヴァンス地方の灰色の岩が点在する 風景に通じるものがある。

30分ほどでポルトヴェッキオへ入るが、ホテルの詳細な地図を持参するのを忘れてしまい、場所が不明。住所などは控えてあったが。
 

途中で消防署を見つけたので、消防士にホテルの場所を聞くと、手際よく教えてくれる。

フランスやイタリアの町を普通に歩いている人だと、道案内がなかなかできず、話がかみ合わない場合もあるが、さすがに消防士は手馴れている。

ありがとう、といって別れ、道順どおりに進む。

が、真っ暗な道筋と2箇所のロータリーを通過したところで、フランス語とジェスチャーの説明だったこともあり、ちょっとあやふやな記憶になり、不安になる。

雨は本降りになってきた。
 
 

たまたまその次のロータリー手前に、ホテルの案内板一覧があった。

車を右に寄せ、確認のために傘をさして、外へ。

すると、追い越していく通りがかりの車がスピードをゆるめ、窓を開けて「どうしたの?」と声をかけてくれる。

「このホテルを探しているんだけど」 と車に乗っている若い男女にホテル名を見せると、女性が手振りで説明をしようとしたところ、
男性が「車で先導してあげるよ」と、車で着いて来いとジェスチャーで。ありがたいと、こちらも車に戻り、後ろから着いていく。

ロンポワンを過ぎてすぐの角を左に入り、真っ暗な一本道へ。
ここは翌朝通ると海岸沿いの松林の中の道だった。

このころには雨はワイパーが追いつかないくらいの土砂降りで、道端の表示も見えないくらい。

5分ほど走ったところで、駐車場に入り、「ここがホテルの駐車場で、道をはさんで向かいがホテルよ」と。

ホテルは表示もほとんどない一軒家(リゾート地のヴィラのような雰囲気)の外観。しかも外へ向けて外灯が点いていないので、真っ暗。

夜になって暗く、豪雨も降る悪条件が重なっていて、道案内がなかったら、まったく行けてなかったと思うような建物だった。

雨が降る中、車の中から 「ありがとう」をいうだけが精一杯で、彼らには非常に感謝。

異国を旅行していてこんなに親切にしてもらうと、フェリーでのどたばたや暗い雨の道で迷って、、、という状態だったので心からほっとする。
 
 
 

Hotel Belvedere ホテルベルヴェデーレ 泊  
 
ホテルの入り口を入って、レセプションで名前を伝えると温かみのある笑顔で 「Welcome!」

荷物を運んでもらってコテージに案内してもらう。

暗い敷地の所々に大きな水溜りができていたので、革靴に雨がしみこんでしまった。
 
 

夕食の予約は20時。

部屋で熱いシャワーを浴び、リフレッシュしてから食事までの時間をのんびりと過ごす。

21時半ごろバールへ行ってグラスのシャンパーニュと軽いおつまみを食べながら、今日のメニューを見せてもらう。

本日のムニュを選び、ワインはコルシカ島のお勧めを聞いて、赤ワインに決める。

レストランの席について、前菜の前に、オムレツのような卵のおいしい突き出し。

前菜は、フォアグラのソテーにフルーツソース。濃厚な味だがおいしい。

主菜は、牛肉のステーキ。

疲れた私は、フォアグラも牛肉も少しずつ残してしまった。おいしいけど、かなり満腹。

チーズもパスして、デザート。

オットはフランボワーズのアイスクリーム、私はパンナコッタで締めくくり。



 
 
 

  トップ >  紀行インデックス > うちゃぎ様の 2005紀行  2