つい最近、禁止になったんですね。全館で禁止なのではなく、見学者が多い場所が今回の禁止の対象ですが、上記のURLにその詳細が書かれています。落ち着いた静かな空間で作品を鑑賞してもらうため、というのが理由のようです。また、教育や研究目的のための撮影は特例として認められるようです。
いいことじゃないですか。先日聞き知ったのですが、ルーブル美術館は(その支配下にあるオルセーも同様に)絵画はガラスの保護をせずに空気に晒すのがポリシー。ただ、寄贈者や学術的な理由で外部から要請されたものはガラスの保護を施す。唯一の例外はモナリザ。これだけはルーブルの意思でガラスケースに入れている、と言うことだそうです。
> いいことじゃないですか。私もいいことだと思います。絵のためにも。8月中旬に行ったのでぎりぎり最後くらいだったんですね。8月という時期のせいもあると思いますが、モナリザの前に大挙して押し寄せた観光客が、手を思いっきり伸ばして写真をばしばし。しかも、フラッシュもお構いなし。アジア系欧米系問わずです。正直悲しくなりました。あの人たちは貴重な絵画を何だと思っているんでしょうか?時期が違うのでたまたまかもしれませんが、8年ほど前に訪れた時は写真をとっているのはアジア系(主に日本人?)がほとんどという印象があるのですが、最近変わったのかな?ともあれ、あまりのマナーの悪さにいずれ撮影禁止になるかと思っていましたが、思ったより早く現実になってしまいました。寂しいです。
絵画の前での記念撮影も本当はやめて欲しい。フラッシュを焚くのはもってのほかだが、たとえば、モナリザの前で記念撮影などということは、本当にやめて欲しいのです。美術館は絵、彫刻を見に行くところであって、絵や彫刻にお尻を向けるところでは本来ありません。とくに、混雑するところでこれをやられると・・・。ゆっくり、鑑賞しようとしている私のようなものにとっては迷惑以外の何者でもありません。記念撮影というのがまたまた時間を取るものなのですね。美術ファンからのお願いです。
仰る通りです。ミロのビーナスですと、彼女のお尻(背中、と書いたほうがいいかな)越しに、前からバシバシ撮っている人たちを観察できるんです。みんなちゃんと観てないんですよね。撮ることが目的で。尤も、全体の雰囲気や子供たちを記録するため、私も美術館で写真撮影をすることがあります。ただ、暗い部屋でも夜景モードにしてフラッシュは絶対に焚かない、撮影禁止のところでは絶対に撮影しない、を励行しています。展示物を記憶にとどめるのは難しいので、気に入ったものは絵葉書を買うとか、最近は特別展なら必ず、そうでなくともできるだけ、画集を買って帰ります。昔、ロダン美術館でカミーユ・クローデル展があったとき買わずに帰り、今でも後悔しているので・・・あの規模の展示会はもうないでしょうから。
> 悲しくなりました。あの人たちは貴重な絵画を何だと思っているんでし> ょうか?昔のカメラのフラッシュは焚いたときに金属粉が飛ぶことがあったため、フラッシュは概ね禁止になって、(日本などでは)そのままになってる。と思っていたのですが、現在のカメラで絵画にフラッシュを焚くとまずいのでしょうか? 絵が焼けるから? でしたら欧州等でも昔からずっと禁止であってもいいような気がしますがそうではありません。 周りの鑑賞者が迷惑するというのは同感ですし、私は、写真をとることはないだろうし、美術はよくわかりませんので、そのあたりの状況を教えていただければ勉強になります。
今でもフラッシュはあまりよくないと言われています。適当にぐぐったらこんなのが出てきました。http://www.union-net.or.jp/cu-cap/flush.htmどのていど悪いかまではさだかではないですが、あれだけ強い光を当てられて影響がないとは思えません。欧州では、写真撮影可、フラッシュ不可というところが多いと思います。以前行った、イタリアの美術館では、フラッシュをたいている人がいると「No flash」と強い口調で制止されていました。それと、先に書いたモナリザのケースでは、端から見ていて、「モナリザの記者会見」て感じで、とても絵を鑑賞する雰囲気ではなかったです。(そもそも、絵に近づけませんし)あまりのすさまじさに、「モナリザの写真を取っている人たち」を記念に写真の収めてしまいました。このスレッドでも、記念撮影は迷惑という話が多く出ていますが、「絵を鑑賞する」自分としては迷惑ですが、「思い出に残したい」自分としては、やっぱり残しておきたいという分裂状態です。(^^;記憶はどうしても薄れてしまいますので、自分が写った写真は記憶を補完するのにとても役立ちますから。ですから、私の場合は、(2人以上の旅の場合は)1人が絵を鑑賞している間に、相方が遠巻きで写真をとるというやり方で、絵も鑑賞しつつなるべく、絵を見ている人に迷惑がかからないように心がけています。(そのせいで、背中か横顔の写真ばかりですが...)こういった形で撮った写真は、きれいには取れませんので、思い出に残った絵は、別途、絵葉書もしくは画集(もしくは、鑑賞ガイド)を買って帰るようにしています。
返信ありがとうございます。>あれだけ強い光を当てられて影響がないとは思えません。やはり、フラッシュにより絵がやけるのでしょうか?ご存知であればご解説をお願いできればうれしいです。引用リンク先ですが、>フラッシュの強い光に含まれる紫外線を受けるととなっておりますが、確かに絵画を劣化させる原因は紫外線にあると思います。ところで、フラッシュの閃光に紫外線がふくまれいるのでしょうか?そうだとすれば、絵等の劣化を防ぐために、世界中全ての美術館、博物館でのフラッシュ使用を即座に中止させる必要があるわけですが・・・
> > となっておりますが、確かに絵画を劣化させる原因は> 紫外線にあると思います。ところで、フラッシュの> 閃光に紫外線がふくまれいるのでしょうか?検索すると あっさり同様のQ&Aがありました。1つ目が比較的説得力がありました。http://maishaken.cool.ne.jp/cgi-bin/faq/patio.cgi?mode=view&no=25http://www.hatena.ne.jp/1115324309http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=357710また、フラッシュでなく「ストロボ」などの語で検索すると けっこうカメラ系の人の詳しいHPがひっかかります。もっと 正確なとこどないやねん!と行き着くなら本読むかカメラの会社にきいてみるか・・・↓ こうなります・・・・・ がんばりましょう。http://www.dango.ne.jp/anfowld/Lights.html
先のURLには、紫外線が原因と断定的にかかれていましたが、劣化に関しては紫外線を取り除けば全て解決というほど単純でもないと思います。もちろん、紫外線が(もっと言えば、さらに波長の短いX線とかガンマ線とかね(被爆しますが^^;))物質に与える影響が特に大きいのは確かなので、光の中でも特に気をつける必要があるのは確かです。でも、紫外線より波長の長い可視光線や赤外線が影響がないかといえば、そんなこともないと思います。(紫色と紫外線の境界は人間が見える・見えない程度の話ですしね。)少なくとも、絵画はさまざまな色をもっているわけですから、その色成分(主に顔料か染料)は特定の波長の光を吸収するわけです。光を吸収するということは、エネルギーを与えることになりますから、結果として何の影響もないとは思えません。こんなことを書いているページもありました。http://www.humi.keio.ac.jp/japan/docs_j/report/annual/1999/3_5_text.html管理人さんの示してくれたURLの先にも、紫外線量について多少かかれていたみたいですが、フラッシュ(ストロボの方がよいかな)内には、紫外線が一定量は含まれているようですね。フィルムなどで特定周波数を吸収しない限り、光源にまったく紫外線がないということは考えにくいですけどね。ただ、議論がフィルム写真に依存している箇所も結構あったりで、最近主流のデジタルカメラ(CCDかCMOSセンサ)にそのまま当てはまるのかもよく分からないです。正確なところは、管理人さんではないですが、「カメラの会社にきいてみるか」ですかね。多分、カメラ毎に異なるのではないですかね。あと、光の強さについてですが、数字ではぴんと来ないのでもう少し感覚で書くと。最近のデジカメはフラッシュ時の感度がISO50 - 100 位のものがほとんどです。絞り・シャッタ速度にもよりますが、これらの感度は通常日中の屋外で使う感度です。てことは、フラッシュの光の強さは(少なくとも可視光線の範囲では)屋外の強さとさほど変わらないかより強い(照射距離にもよりますが)ともいえます。どれもこれも不正確かつあまり裏付けのない話で申し訳ありませんが、絵画や彫刻などは、一度劣化すると二度と元には戻りませんので、なるべく影響の「ありそうな」行為は避けて、「孫の世代」(それ以降もですが)まで良い状態で残したいですね。#こうやって書いていると、絵に照明を当てること自体がまずいような気もしてきましたが... #それでは絵が見られない(;;